わたしはかもめ2005年鴎の便り(3月)

便

3月18日

黒木、開幕1軍断念[報知]

◇214日ぶり登板も体力面に不安…

昨年10月の右ひじ手術からの復活を目指す黒木知宏投手が18日、千葉マリンで行われた紅白戦形式の練習で先発マウンドに立った。昨年8月16日の西武戦(インボイス西武)以来、214日ぶりの実戦登板は3回、41球を投げて被安打3、1失点。内容はまずまずだが、首脳陣は体力面の不安を理由に20日からのファーム再合流を明言した。

15日に1軍合流したばかりの黒木だったが「3回から体が気持ちに追いつかなくなってきた」と振り返る。失点こそ2回の先頭・塀内のソロ本塁打のみだが、井上投手コーチは「体はしっかりできているが、肩とひじはまだまだ」と指摘。これまでかたくなに「開幕1軍」を公言していた黒木も「これから、教育リーグもありますから」と断念を示唆した。

だが、悲観ばかりではない。1発に関しては「カチンときた。抑えてやりたいという気持ちが出てきた」と闘争心復活を強調。直球はMAX137キロにとどまったが、カーブ、チェンジアップの切れは抜群で「コントロールが素晴らしかった」とバレンタイン監督も及第点を与えている。

この日は内野席を無料開放したこともあり、黒木見たさに約500人のファンが集結した。「今年はたくさんの笑顔をお客さんに見せたい」心から笑えるその日が来るまで、ジョニーは右腕を振り続ける。

◇中国球団と業務提携

ロッテは18日、中国プロ野球「チャイナホープスターズ」(本拠地・北京)との業務提携の締結を発表した。23日、両チームは中国・北京首都体育学院で調印式を行う。ロッテは既に韓国プロ野球「ロッテジャイアンツ」(本拠地・釜山)とも提携関係にあり、3チームによる業務提携を結ぶことになった。今後はスタッフの派遣、研修生の受け入れ、情報交換などを行い、本格的なアジア進出を狙っていく。

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黒木が帰ってきた!実戦練習にファン500人殺到[サンスポ]

ジョニーがマリンに帰ってきた!!黒木知宏投手が千葉マリンで行われた実戦形式の練習で登板し、打者11人に41球を投げ、3安打2三振と好投。昨年9月16日のイースタン西武戦以来、183日ぶりの実戦マウンド。詰めかけた約500人のロッテファンに完全復活をアピールした。

握りしめたボールをジッと見つめながらマウンドに向かう。久し振りの『ピッチャー・黒木』のコールにスタンドから大きな拍手が起こった。

黒木
「やっぱりマリンはいいですね。実戦になると力が入る。抑えたい気持ちが出てきますね。」

昨年10月に右ひじを手術。これまでは2軍で調整を続けてきた黒木だが、15日に1軍に合流。バレンタイン監督が捕手の後方で見守る中、41球を投げ込んだ。

当初は非公開の予定だったこの日の実戦練習。しかし、ニュースなどで黒木の登板を知ったファンからの電話が球団に約50本あり、急遽内野席を無料開放した。訪れた黒木ファンの男性も「かっこよかったです」と興奮気味だ。

「平日の昼間からたくさんのファンが来てくれてありがたい」と黒木。今後は2軍で試合に登板し、早い時期での1軍入りを目指す。ジョニーが千葉マリンの大観衆の前に再び帰ってくる日は近い。

◇ファンブック販売

ロッテは、19〜21日の千葉マリンの試合終了後、グラウンド内でファンブック(税込み1260円)を販売。それぞれ先着1500人には選手がサイン。参加選手は10人で、当日、球場で発表される。

◇チャイナホープスターズと業務提携

ロッテは中国野球リーグ(CBL)に新規参入するチャイナホープスターズ(北京)と業務提携すると発表した。23日に重光昭夫オーナー代行らが出席し、調印式を行う。ロッテは韓国ロッテとも提携しており、日本初の3チームによる業務提携となる。

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交流戦勝率1位は賞金5000万円[スポニチ]

今季から実施されるセ・パ交流戦の開催要項が18日、東京・港区の新高輪プリンスホテルで発表された。日本生命保険相互会社が冠スポンサーとなり公式タイトルは「日本生命セ・パ交流戦」として5月6日から6月16日まで全216試合が行われる。

交流戦期間中の勝率1位チームには賞金5000万円が、1位チームから1選手がMVPに選出され、200万円が贈呈される。日米野球を除くプロ野球イベントでは99、00年オープン戦期間中に開催され、セパがホーム&ビジターで1試合ずつを戦った「サントリー・カップ」で1位チームに賞金1000万円が贈られた例はあるが、5000万円は史上最高額。発表会見にゲストとして招かれたソフトバンクの王監督は「36試合でそんなにもらっていいのかな。やる以上は1位を狙います」。また5月6日交流戦開幕でソフトバンクと対戦するヤクルト・若松監督も「うちの選手はそういうのは好きですから気合が入るでしょう」と大歓迎だ。なお勝率1位チームが複数だった場合には賞金は等分される。交流戦期間中の首位打者など個人タイトルの表彰は行われない。

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セ・パ交流戦に日本生命が協賛…勝率1位に5000万円[サンスポ]

日本プロ野球組織(NPB)は18日、都内のホテルで会見を開き、公式戦史上初のセ・パ交流戦に日本生命が協賛すると発表した。

交流戦は5月6日から6月16日まで各チーム36試合を戦うが、勝率1位チームには同社が賞金5000万円、またMVPの選手(1人)に賞金200万円が贈られる。賞金導入について長谷川事務局長は「最後の試合まで、関心をもっていただくため」と説明した。

会見に出席したソフトバンク・王監督は「パ・リーグのチームにとって、交流戦は念願だった。何とか6つ貯金ができれば」と、セ相手に自信。ヤクルト・若松監督は「お金のことは初めて知ったけど、うちの選手はそういうのが好きですから」と期待した。

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交流戦期間1位に賞金5000万円[報知]

◇名称「日本生命セ・パ交流戦」発表

日本プロ野球組織(NPB)は18日、都内のホテルで今季から導入されるセ、パ両リーグ交流戦のスポンサーを日本生命保険相互会社が務め、名称を「日本生命セ・パ交流戦」として開催することを発表した。

交流戦は5月6日から6月16日まで計216試合が行われ、期間中の勝率1位チームに賞金5000万円(同率チームが存在した場合は折半)、そのチームから選ばれたMVP1人に賞金200万円が贈られる。さらに全12チームから選出された選手に「日本生命賞」が贈られる(詳細未定)ことになった。根来泰周コミッショナーは「2リーグ分裂後、セ、パを見てきて、どちらが強いのかと思っていた。今回1つの解答が出ると楽しみにしている」と期待感を高めていた。

また、試合に関する取り決め事項として

(1)
サスペンデッドゲームは採用しない
(2)
予告先発は採用しない
(3)
指名打者(DH)制はパ球団の主催試合のみに採用
(4)
ベンチ入り人員は監督、コーチ7人、選手25人、マネジャー、トレーナー、通訳、スコアラー、広報各1人(2か国語の通訳が必要な場合は通訳を2人にできる)

を確認した。

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西武の身売り本格検討へ…売却額は40億円を見込む[サンスポ]

西武グループの経営改革委員会(委員長・諸井虔太平洋セメント相談役)が策定中の再建案に、今シーズン終了後に西武ライオンズの売却を本格検討する方針を盛り込んだことが18日、明らかになった。

改革委は同日、緊急会合を都内のホテルで開催。25日の最終報告に向け協議した。再建案の中で、必要な損失処理額3700億円の財源として、レジャー施設や球団の売却収入を組み込んでおり、財務健全化のためには「シーズン末以降の具体策の検討が不可避」と指摘。年間20億円とされる赤字やグループ各社の球団に対する協賛金負担が、無視できない水準になっていることが背景にある。売却額は40億円を見込んでいる。

ただライオンズの扱いについては、選手の年俸圧縮を含めた球団の合理化策や鉄道、レジャーなど他事業との相乗効果を高める方策が見つかれば、保有を続ける可能性もありそうだ。

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西武、今オフ売却を本格検討[スポニチ]

西武グループの経営改革委員会(委員長・諸井虔太平洋セメント相談役)が検討している再建案に、今シーズン終了後にライオンズ球団の売却を本格検討する方針を盛り込んだことが18日、明らかになった。売却額は40億円を見込んでいる。今後、具体的な売却先探しが本格化するのは必至の情勢で、2軍や本拠地球場の命名権を獲得したインボイスなどが候補となりそうだ。

再建を目指す西武グループが、その象徴的存在とも言える球団売却の方針をついに固めた。改革委員会の諸井委員長は10日、民放の番組に出演し「チームはグループの広告塔。現時点では手放すことは考えていない」と発言。また西武鉄道の次期社長就任が内定している後藤高志特別顧問(前みずほコーポレート銀行副頭取)も「売るとか売らないとかの話は根も葉もないこと」と売却を否定していたが、水面下では球団売却が本格的に検討されていた。

改革委員会の再建策では球団売却について「シーズン末以降の具体策の検討が不可避」と指摘。選手の年俸圧縮などが成功した場合、継続保有の可能性も残されてはいるが、年間20億円とされる赤字やグループ各社の球団に対する協賛金負担が、無視できない水準になっている。松坂の入団1年目の99年に183万4000人だった観客動員は減少の一途。具体的な増収の道筋は見えていない。こうした現状を受け、昨年、IT企業のライブドアなど数社に200億円の価格設定で、売却を持ちかけたが金額が折り合わず破談となった。しかし今回は40億円と大幅な「値下げ」に踏み切ったことから実現に至る可能性は高い。

既にインボイスの木村育生社長は本紙の取材に対し「西武さんに言われたら買います。私なりのビジネスアイデアもある」と踏み込んだ発言も行った。今後、同社を軸とした新オーナー企業候補と具体的な交渉に入るのは必至の情勢だ。

25日に行われる改革委員会では再建策の最終報告が行われる予定。まとまれば来年1月にも実施する考えだが、同日はパ・リーグ開幕前日。球団にとっては大きな意味を持つ1日となる。

◇53施設撤退も

再建案では、3年以内をめどにホテルなど国内と海外約170のレジャー施設のうち53施設を売却、撤退することを検討。球団の春季キャンプで使用した「日南海岸南郷」や「横浜」など5つのプリンスホテルなどを対象とした。こうした資産売却で1兆4000億円に上るグループの有利子負債を1兆円以下に削減することを目指す。今後は首都圏や軽井沢、箱根などの重点地域のホテル、リゾート事業への投資を強化する方針だ。

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黒木が実戦投球も、開幕は2軍で[ニッカン]

右ひじ痛からの復活を目指すロッテ黒木知宏投手が18日、千葉マリンスタジアムで行った実戦形式の練習に登板した。最速は137キロで打者11人と対戦、3安打、2三振、1失点だった。キャンプから2軍調整が続いており、バレンタイン監督は「今日は回復具合を見るだけ。自然な形で戦列に復帰してくれればいい」。当面はファームで実戦を重ねる予定で、井上投手コーチは「(開幕に)慌てさせることはしない」と語った。

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ロッテが豪州視察、来春キャンプ地候補[ニッカン]

ロッテは18日、宮田編成部長らが来春のキャンプ候補地視察のため、オーストラリア・ジーロン市に向かったと発表した。長年、春季キャンプを実施している鹿児島市について、同編成部長は「今年の天候不順や利便性を考えると、横並びの選択肢の1つ」と語り、キャンプ地を「6月までには決めたい」と話した。

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ロッテ、中国新球団と業務提携[ニッカン]

ロッテは18日、中国野球リーグの新球団、北京チャイナホープスターズとの業務提携を発表した。韓国野球のロッテを含めた3者で23日に北京で調印式を行う。業務提携でアジア進出にさらに力を入れるほか、中国スタッフの研修受け入れやコーチを派遣しての技術指導などが検討されている。

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黒木に復活予感

昨年10月の右ひじ手術から復帰を目指す黒木知宏投手が7ヶ月ぶりに実戦形式のマウンドに上がった。18日、千葉マリンで特別ルールの紅白戦に先発。3回まで41球を投げ、3安打1失点。直球は最速137キロだったが、カーブで里崎を空振り三振に仕留めるなど復活を予感させた。昨年8月16日西武戦以来となる実戦登板で、大きな一歩を踏み出した。

登板後は満足げな表情を見せた。「塀内くんに(本塁打を)打たれた後はカチンという気になりました」と闘争本能も燃え始めていた。13日に打撃投手を務めていたが「いい張りが出ていました。ダメージの場所を把握して練習していきたい」と説明。握力は60%の回復というが、バレンタイン監督は「どこまで戻ってきているかを見るのが目的だった。いい状態になっている」とうなずいた。20日から再び2軍で調整を行い、復帰プランを歩んでいく。

◇視察

ロッテは来春キャンプ候補地の視察のため、宮田編成部長と平井光親調査担当がオーストラリア・ジーロン市に出発。球場面数の多さや、日本との時差が少ない利点がある同地の調査に入る。

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西武40億円売却

◇グループ経営改革委が本格検討

西武グループの経営改革委員会(委員長・諸井虔太平洋セメント相談役)が策定中の再建案に、今シーズン終了後に西武ライオンズ球団の売却を本格検討する方針を盛り込んだことが18日、明らかになった。再建案は「シーズン末以降の具体策の検討が不可避」と指摘。売却額は「40億円」を見込んでいる。ただ、年俸圧縮を含めた球団の合理化策などが見つかれば、保有を続ける可能性も残され、今後も流動的な状態は続きそうだ。

改革委はこの日、緊急会合を都内のホテルで開催し、25日の再建策最終報告に向け協議した。再建策がまとまれば、西武鉄道やコクドは9月下旬に臨時株主総会を開催、グループ再編に必要な合併の決議などを行い、来年1月初旬にも実施する考えだ。

再建案では、3年以内をめどにホテルなど国内と海外約170のレジャー施設のうち53施設を売却、撤退することを検討。球団売却についても「シーズン末以降の具体策の検討が不可避」と指摘。年間20億円とされる赤字などが無視できない水準になっていることも背景にある。ただ選手の年俸圧縮を含めた球団の合理化策や鉄道、レジャーなど他事業との相乗効果を高める方策が見つかれば、保有を続ける可能性もある。

球団関係者は身売りを否定したが、予断の許さない状況は続いていた。諸井委員長は1月末「優良な買い手が現れるかどうかなどを見ながら、来季以降を決めていく。具体策の検討は今シーズン末以降」と語り、売却の可能性を否定していない。

昨秋、ライブドアなどへの売却話が浮上した際、西武ドームなどを含んだ身売り額が200億円といわれ、その高額さで折り合いがつかず、継続保有となっていた。今回の40億円は、本拠地・西武ドーム(埼玉・所沢市)などを含まず、球団のみの価格と思われる。ダイエーが球団株をソフトバンクに売却した際の価格は約50億円。球場や興行権などを含めて買収額は200億円になった。

西武ドームは鉄道と連動する球場だけに相乗効果が期待できれば、球団保有の可能性は残るとされているだけに、球団売却には本拠地使用が必須となる。現在、西武2軍と球場の命名権を獲得した通信関連サービスのインボイスが仮定の話としながら、買収に積極的な発言をしており、今後、こうした企業の動向も注目される。

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新タオル、ファンのため[朝日新聞・千葉]

千葉マリンスタジアム内にある会議室。そこに姿を現したエース・清水直行投手(29)は、手渡された白いタオルを嬉しそうに広げた。何度もうなずくとグッズ開発担当者と握手。3月26日、楽天との開幕戦(千葉マリン)に備えた応援グッズが完成した瞬間だった。「きっとファンは喜んでくれると思う。みんながこれを振り回してオレを応援してくれる姿を早く見たくなったなあ」。

この応援グッズがこれまでの他のグッズと違う点。それは清水自身が企画に携わっていることだ。昨年12月。清水は登板する際にタオルを回しながら登場することを口にした。「出来るならばその際はファンも一緒にタオルを回して欲しい」。清水のアイデアに球団も早速動き出した。

通常のグッズ開発ならこの後、選手はノータッチ。グッズが完成してから手渡される程度だ。しかし清水は違った。キャンプ前の1月。試作品を渡されると首をかしげてデザインの変更を要求したのだ。「最初に頂いたのはオレの名前が真ん中にプリントされているタオル。それは違うと思った。だから作り直してもらった」。

キャンプ地に商品開発担当者が足を運ぶなど何度となく意見を交わし合ってようやく完成したのは3月8日。右翼席で応援するファンがプリントされたタオルで、「26 Marines Supporter」と記されている。「26」は25人のベンチメンバーの次はファンという意味だ。 「これはファンのためのタオル。いつも声を枯らして応援してくれるファンに恩返しがしたかった」と清水は嬉しそうに話す。

キャンプ中に、すでに開幕投手をバレンタイン監督から言い渡されている清水。開幕の日、スタンドを埋め尽くすであろうマリーンズファンがこの白いタオルを手にしている姿を見るのをロッテのエースは今から楽しみにしている。

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