わたしはかもめ2005年鴎の便り(3月)

便

3月21日

千葉ロッテ10−1巨人(千葉マリン)

ロッテは小林宏が6回無失点。伸びのある直球を軸に無四球、毎回の7奪三振と万全の状態に仕上がった。対照的に巨人の工藤は5回途中10失点でKO。切れのない変化球を狙われ、阿部も5盗塁を許した。

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千葉ロッテ21205000x10
バレンタイン監督
「今日はここまで練習してきたことをすべて出せたゲームだった。小林宏も練習してきた球種を全て使いこなしていた。攻撃も長打が出て、走塁も全てが得点に絡むことができた。守備もしっかりできている。開幕の準備は整っている。」
小林宏
「巨人相手ということも、特別意識はしなかったです。すごいバッターが多いので楽しみました。清原選手に対してもボールが浮かないように、低めに集めようと意識しました。今日はストレートも走ったし、変化球もキレてくれました。ただ、ストレートのスピードが最初は良かったけれど、中盤はちょっと。でも、オープン戦最後ということで、シーズンに向けて自信になりましたね。今日、こういうピッチングが出来たので、次は今日と同じように出来ると思います。とにかく、1年間、ローテーションを崩さずにやっていきたい。そうすれば結果もついてくると思っています。」
代田
「バットはもちろんだけれど、先の塁に進むことを求められていますから。初球から走ることは勇気がいるけれど、躊躇していると自分の価値がなくなります。監督から早いカウントから走って欲しいと言われていますし。早いカウントから行くことが自分の役目。遅いカウントだとバッターにも申し訳ないですから。全てノーサインです。好きな時に行っていいと言われています。」
「結果を残せなかったが、開幕までには立ち直る。」

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ボビー、春RUN漫[ニッカン]

手応えあり、誤算あり−。26日開幕のパ・リーグのうちロッテ、楽天、日本ハム、西武がオープン戦を終えた。ロッテは最終戦で巨人工藤を攻略。5盗塁をからめて10点を奪い、5回途中でKOした。チーム盗塁数24は12球団トップの機動力だ。

◇14試合で24個

巨人に10−1の大勝でオープン戦を締めくくったバレンタイン監督は、地元ファンに向かって叫んだ。オープン戦終了の挨拶。マイクを掴むなり「皆さんの支援で最後を飾れ、シーズンへ向けての準備は整った。必ずやチャンピオンシップを掴んでみせます」。今季目指す「走って、つないで、勝つ」お祭り野球が、最後の、しかも巨人相手に実現した。

お祭り野球は初回から全開した。火を付けたのはオープン戦3度目の1番に座った20歳の若武者・西岡だ。巨人工藤の初球をいきなり叩き、右前打で出塁。すかさず二盗を決めた。「トップが出ればチームは盛り上がる。あとは積極的に次の塁を盗む。それがボビーの狙いですから」。この積極さが福浦、ベニーの連打を呼び2点を先行した。

2回にも今江の二盗を絡めて1点を追加したが、5回の機動攻撃はもっとすごかった。無死から死球出塁の福浦に代わる代走・代田が初球に二盗、2球目に三盗を決めた。この回から一塁ベースコーチも、ランペン・コーチから元盗塁王の高橋コーチに代わっていた。代田は左ひざの故障で1度退団しながら、今季復帰した足のスペシャリスト。いつもベンチで高橋コーチのアドバイスを受けながら、投手のクセ盗みに余念がない。「工藤さんの足の上げ方などを見ていて走れる感覚があった。初球から行くのは勇気がいるけど、それが僕の役目ですから」。チームトップ7盗塁の代田の活躍で、工藤をマウンドから引きずり降ろした。

この試合までチーム打率2割1分4厘と不振にあえいでいた打線が、積極走塁でよみがえり11安打10点。総盗塁も「24」まで伸び、12球団トップを維持した。この日はホーム用の2着目のユニホームを初採用。お祭り用のハッピに似たデザインのユニホームを掴みながら、指揮官は「ユニホームで勝った訳ではない。意識して練習してきた成果が出たんだ」と胸を張った。

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小林宏、G打線寄せ付けず[ニッカン]

ロッテは小林宏が巨人打線を寄せ付けず、最終戦を完勝した。「低めに丁寧に、自分の投球をすることを意識した」という小林宏は鋭い腕の振りから直球とチェンジアップでカウントを整え、フォークボールも冴えた。6回を4安打無失点で切り抜けた。6回2死一、三塁では清原を外角直球で見逃し三振。無四球、7奪三振の快投に「自信が持てた」と笑顔を見せた。

打線は11安打に5盗塁を絡め10得点。バレンタイン監督は「優勝への長い道のりが始まる。準備は整った」と、26日の開幕を見据えていた。

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ロッテ、工藤攻略10点圧勝[スポニチ]

ボビーがお祭り野球でオープン戦最終戦を締めくくった。通算201勝左腕の巨人・工藤に11安打、5盗塁とやりたい放題の猛攻で10−1と圧勝。初お披露目となった新ユニホーム「誠」を身にまとったバレンタイン監督は試合後、ロッテ党で埋まる右翼席に向かって、昨年わずか0.5差で逃したプレーオフ進出を誓った。

ボビーコールがこだまする右翼席へ向かったバレンタイン監督がマイクを握って思い切り叫んだ。「ここから皆さんと一緒に夢をつくりあげていきましょう」。総仕上げのオープン戦は最高の形となった。

初回、プロ3年目の西岡が工藤に痛烈な先制パンチを浴びせた。「1番打者は初回が勝負。初球を打つとベンチもスタンドも盛り上がる」。いきなり右前打を放つと1死後、福浦の2球目に盗塁成功。この“足攻”が猛攻の合図だ。福浦の左前適時打などで2点を先制すると2、3回にも加点。そして球場内のボルテージが最高潮に達したのは5回だった。福浦が死球で出塁すると代走に代田を指名。昨年のトライアウトでロッテに13ヶ月ぶりに“再復帰”した50メートル5秒6のスペシャリストが2球で二、三盗を決めた。「“早いカウントから行け”と言われている。これが自分の持ち味ですから」。動揺した百戦錬磨の左腕に長短5安打、5得点を奪う猛攻。20日までチーム打率.214の貧打がウソのような集中打だった。

この日は新ユニホーム「誠」を着ての初出陣。さらにファンをベンチ入りの25人に続く戦力として、26番を欠番に決定した。「一緒に戦おう」という願いを込め、試合中は“26の誠”を指揮官の指定席であるベンチ左端上に飾った。「これ以上のものは望めない」。ファンと一体になってボビーの2年目が幕を開ける。

◇小林宏、毎回三振

開幕2カード目のオリックス戦の初戦(28日、大阪ドーム)先発が濃厚な小林宏が、6回4安打無失点。「直球も変化球も低めに集められた。2ストライクになったらフォークで空振りを狙った」と清原からの2三振を含む毎回の7奪三振に笑顔。今季は2年ぶりの2けた勝利を狙い「開幕からローテーションを崩さなければ結果は出る」と意気込んでいた。

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小林宏6回7奪三振…バレンタイン監督も大満足[サンスポ]

重量打線相手に、小林宏が6回で毎回の7奪三振。「すごいバッターばかりなので、楽しみました。三振?もちろん狙ってました」。MAX146キロの直球と得意のフォークが冴えた。清水、渡辺俊と共に先発三本柱を担う小林宏の好投に、バレンタイン監督も「練習してきた球種をこなしていた。非常によかった」と大満足。

◇右翼に舞う欠番「26」

ファンのために欠番にした背番号「26」のユニホームが、試合前にバレンタイン監督と選手全員の手で右翼席の応援団に掲げられた。また、試合後は一般に公募していた新ユニホームの名前を発表。この日お披露目されたホーム用の白のものを『誠』、そのユニホームのズボンが黒のものを『侍』、また、これまで着られていたストライプ柄が『戦』にそれぞれ決まった。

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ロッテ開幕戦へ“ランラン”[報知]

◇断トツ24盗塁

上原に次ぐ先発の柱と期待されている工藤が5回を持たずに10失点。球が走らないだけでなく、5盗塁を許すなど走者を置いてからの投球に課題を残した。ロッテは先発・3番手が確実な小林宏が6回を無失点に抑え、順調な仕上がりを見せた。

走って勢いを呼び込む、05年式・ボビー野球が爆発した。5回までに11安打5盗塁とやりたい放題。オープン戦最多の2ケタ10点。工藤をKO、最高の形でオープン戦を終えた。 圧巻は5回。先頭の福浦が死球で出塁すると、すかさず代走・代田を起用。続くベニーの初球に二盗、2球目に三盗を決め、死球が“三塁打”に変貌した。「足の上げ方で、牽制と投球の違いが分かった」と代田。4回まで首脳陣と工藤のフォームを研究し、クセを見破っていた。

ロッテ打線はこの回、3盗塁5安打で一挙5点。5回途中で工藤をKO。バレンタイン監督は「これ以上のものは望めないよ」と口元を緩ませた。初回の先制点も西岡の盗塁から生まれた。昨年ロッテはリーグ5位の49盗塁だが、今季オープン戦では12球団ぶっちぎりの24盗塁。「出塁が多ければ、盗塁につながるよ」と指揮官。昨年とは一味違うスピード野球を見せる。

◇新ユニホーム「誠」「侍」「戦」

ロッテの新ユニホームが21日の巨人戦(千葉マリン)でファンに初披露された。ホーム用は3種類で、公募の結果、ネーミングが決定。

(1)
白のユニホームは「誠(まこと)」
(2)
黒ジャージータイプは「侍(さむらい)」
(3)
ストライプは「戦(いくさ)」

と発表された。シーズン中は先発投手が着用するユニホームを決定する。

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小林宏、清原から連続K

開幕3試合目(28日、対オリックス)に先発予定の小林宏が最高の仕上がりを見せた。毎回の7奪三振で6回を無失点。「強いオーラを感じた」という清原には初打席こそ二塁打を許したが、2打席目にはフォークで空振り、3打席目は142キロ速球で見逃し三振に仕留めた。小林宏は「これで自信を持ってシーズンに臨めます」。

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