わたしはかもめ2005年鴎の便り(3月)

便

3月23日

ボビー開幕朝は幕張で出陣式[報知]

ボビー・バレンタイン監督が、開幕戦(26日・千葉マリン)の朝に幕張で出陣式を敢行する。同監督は31年ぶりの優勝が実現した場合、幕張ベイタウンでの優勝パレードを極秘公約していることも分かった。

高い志を胸に、ボビーが勝負の年をスタートさせる。指揮官が住居を構える千葉市の幕張ベイタウン。同地区のプロジェクトチームが中心となり、出陣式の開催が決定した。担当者は「1000人くらいの住民で大々的に監督を送り出したい」と意気込む。当日はお立ち台でバレンタイン監督が今季の優勝を宣言。地元住民の拍手喝采を受けて、決戦の地・千葉マリンへ乗り込む段取りだ。

“超地域密着”のイベントだが、関係者によると、幕張に強い愛着を持っている同監督は「優勝したら幕張ベイタウンでパレードをやりたい」と、既に優勝パレードの開催も公約しているという。地元住民に後押しされ、新シーズンに船出する人気監督。ボビーの2005年は、幕張で始まり、幕張で終わる。

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ロッテが中国球団と提携[ニッカン]

千葉ロッテマリーンズと韓国のロッテジャイアンツは23日、北京市内で中国野球リーグの新チーム、北京チャイナホープスターズとの提携契約に調印した。

中国チームが日本の球団と提携するのは5球団目だが、韓国を加えた3ヶ国での提携は初めてとなる。今後、コーチの派遣や研修生の受け入れを予定している。

記者会見した重光昭夫オーナー代行は「野球はアジア人に受けるスポーツで、中国市場は非常に大きいと思っている。ホープスターズは08年の北京五輪を目指す若者で構成されており、夢の実現に貢献したい」と抱負を語った。

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ロッテが中国チームと提携…韓国加え3ヶ国は初[サンスポ]

ロッテと韓国のロッテジャイアンツは23日、北京市内で中国野球リーグの新チーム、北京チャイナホープスターズとの提携契約に調印した。

中国の野球リーグは4月からチャイナホープスターズなど2チームを加え6球団制になる。中国チームが日本の球団と提携するのは5球団目だが、韓国を加えた3ヶ国での提携は初めて。今後、コーチの派遣や研修生の受け入れを予定している。

記者会見した重光昭夫オーナー代行は「野球はアジア人に受けるスポーツで、中国市場は非常に大きいと思っている。ホープスターズは2008年の北京五輪を目指す若者で構成されており、夢の実現に貢献したい」と抱負を語った。

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楽天「本拠地開幕」ピンチ![報知]

◇球場にダメ出し…改善しなければ開催返上も

楽天ナインが23日、フルキャストスタジアム宮城で本拠地初練習を行った。降雨による一時中止の後、午後5時すぎに無事、ナイター練習を行ったが、視察に訪れたパ・リーグ前川芳男審判部長が球場について6箇所の問題点を指摘。特にバックスクリーンは幅を広げる改修が必要で、改善されなければ4月1日のホーム開幕戦(西武戦)でプレーボールがかからないピンチに立たされ、球団は再び突貫態勢に入った。

めでたいはずの初練習に暗雲が覆った。20日に完成式を終え、この日、チームが初使用。エース岩隈がマウンドに立って守備練習を行うなど、4月1日を待つばかりとなったはずだったが、パ・リーグから思わぬダメ出し。村田繁事務局長と前川審判部長が視察し、6つの問題点を指摘した。

指摘(1)
バックスクリーン。縦11メートル幅21メートルでは、幅が狭すぎて、捕手から見ると横手投げの投手の腕がスクリーンからはみ出る恐れがあり、ボールが非常に見にくい。さらにボールとの識別がしにくくなる白色の部分が多い。左翼寄りのカメラマン席、オーロラビジョン下についている「TOSHIBA」の文字、名物の外野芝生席「楽天山」の芝生も夏ごろまで青くならず、白っぽいままだ。
指摘(2)
両翼のポール。高さ15メートルでは低すぎて、ポールの上空を越える打球が頻発し、審判にとって本塁打かファウルかの判定がしづらい。幻、疑惑の本塁打が続出する可能性もある。
指摘(3)
外野フェンス。ラバーとその上部にあるフェンスとのすき間にボールが挟まりやすい。挟まった場合はエンタイトル二塁打に。
指摘(4)
名物「砂かぶり席」。観客が白い服を着て観戦すると、野手や塁審がボールが見えなくなってしまう。アナウンス室とグラウンドの間にあり、主審が選手交代などの球場アナウンサーに伝達しにくい。

数え上げればキリがなさそうだが、前川審判部長は「時間がないし、とにかくバックスクリーンだけは改善してもらわないと困る」と説明。ここが改善されなければ4月1日の「本拠地開幕」が危うくなる。米田純球団代表は「ある程度の想定内でしたから、何とかします」と話し、早急に対応することを約束した。

建設を請け負っている大手ゼネコン・鹿島では「できないことはない」と話し、セメント板でバックスクリーンを4.5メートルを継ぎ足す予定という。外野フェンスの隙間を埋めることも決めた。ホーム開幕まで1週間。楽天は突貫工事で晴れの舞台をつくる。

◇その他に指摘された改修ポイント

指摘(5)
照明。旧球場のまま据え置かれ、グラウンドの位置が変わっているだけに、不具合が生じる可能性あり。
指摘(6)
バットケース。ベンチの前面にあるが位置が高く、主審からベンチの中が見えにくい。ちなみに合計132本分収納できるサイズで明らかに不必要。

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楽天新球場に7つの問題点[スポニチ]

楽天の本拠地・フルキャストスタジアム宮城に23日“施設改善命令”が下された。初のナイター練習を前に同球場を視察したパ・リーグの村田繁事務局長、前川芳男審判部長からバックスクリーンの横幅が狭いことなど、計7項目の問題点を指摘された。4・1本拠地開幕戦まで、球団は改善可能な個所に対し突貫工事を施すことになった。

一難去ってまた一難。20日に完成式を終えたばかりのフルキャストスタジアム宮城に、新たな問題点が噴出した。この日、パ・リーグの村田事務局長らと初めて視察に訪れた前川審判部長が、合計7つのプレー上での不備を指摘した。

まず、最初に挙がったのが打者に不利な

(1)
バックスクリーンの横幅が狭く、横手投げ投手の投球が打者から見にくい。
(2)
バックスクリーン上方の広告看板の白い文字が投球と重なり打者から見にくい。

の2点。特に(1)は横手、下手の投手の手先がバックスクリーンからはみ出て、投球時のボールが観客席と重なる恐れがある。前川部長が「(ロッテの)渡辺俊が投げたら完全試合をするかも」と驚くほどだった。

また、

(3)
両翼ポールの長さが12メートルと短く、高い打球のフェア、ファウルの判断が難しい。
(4)
一、三塁側内野席の照明が25メートルと低く、外野手から見て打球が照明と重なることがある。

さらに、

(5)
一、三塁側の砂かぶり席は、観客の服装が白っぽい場合に打球が見えにくくなり、二塁手、遊撃手はゴロの捕球に支障をきたす。
(6)
ベンチの前方には設計ミスで横一列に132本も収納できる鉄製のバットケースが並び、ベンチ際のファウルボールを追った選手に危険が生じる。
(7)
外野フェンス上の金網フェンスがスタンド寄りにズレて設置されているため、打球が段差で止まる可能性がある。

などの部分が指摘された。

改修工事着工から4ヶ月余り。急仕上げの代償が思わぬ“欠陥”を生み出した訳だが、前川部長は「1試合もオープン戦をやっていないから分からなかった。早い段階で相談でもあれば教えることができた」と悔やむばかり。球団側は即座に対応を検討し、約100万円の費用をかけて緊急工事を行うことを決めた。

(1)、(2)、(6)、(7)に関しては4・1本拠地開幕戦までに突貫工事で対応する。新球団の売り物の(5)は「(球団カラーの)Tシャツを配るなどして、色々工夫していきます」と米田球団代表。ただ、(3)と(4)は今季中の改善は難しく、来年以降の検討課題とされた。

球場の完成で三木谷オーナーの丸刈りは回避したものの、またしても試練に直面した楽天。「1度来た人はもう1度来たくなる」(田尾監督)という触れ込み通りに仕上がるかどうか−。

◇ナイターが不安

初めてナイター練習を行ったナインは不安がありあり。左翼でノックを受けた関川は「1度だけじゃ分からない。ホームとはいえ、ビジターと変わらない」。照明を気にする選手が多く、山崎は「高い飛球が見づらい。昔のナゴヤ球場みたい」と話し、酒井は「光が(人工芝に反射して)目に入ってくる感じ」と指摘。岩隈も「(マウンドの)土が軟らかかったので硬くして欲しいとお願いしました」と話した。

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李はアウト

李の開幕2軍スタートが決まった。李はキャンプ終盤にいためた左手親指の故障などもあってオープン戦は打率1割にも満たない不振に陥り、再調整することになった。バレンタイン監督は「全てを自然に任せるしかない。(2軍は)1日かも知れないし、もっとになるかも」と話した。李は25日2軍に合流する。

◇決起集会

ロッテは千葉市内のホテルで決起集会を開いた。バレンタイン監督以下1軍全選手が参加して、優勝への決意を確認し合った。

◇出陣式

ロッテのボビー・バレンタイン監督を地元ファンが送り出す出陣式が26日午前7時30分から千葉マリンスタジアムに近いベイタウン内の広場で行われる。約200人が激励する予定。

◇調印

ロッテ重光昭夫オーナー代行と宮田隆編成部長が北京市で、中国野球リーグ新規参入チーム、北京チャイナホープスターズとの提携契約に調印した。韓国ロッテも加わっての、初の日中韓3ヶ国提携がスタートした。

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宮城球場はトッカン工事

◇「投球見にくい」

楽天が改修した本拠地フルキャストスタジアム宮城で23日、待望の初練習を行った。集まった1軍メンバーが投手と野手に別れ、ナイター練習も行った。人工芝や照明具合などを確認し、新球場の感触を味わった。

「暗い」「見えない」の声も上がったが、カクテル光線を浴びた選手は一様に嬉しそうだ。4月1日の本拠地開幕戦はナイター。雨で練習できず「ぶっつけ本番」の不安もあっただけに貴重な初体験となった。左翼の関川は照明と打球が重なって苦戦しながらノック打球を捕球。一、三塁後方の「張り出し席」など、球場が独特の形状のため、クッション処理も難しい。「慣れ」が大事だった。

ただ、球場視察したパ・リーグ前川審判部長が新球場の問題点も指摘した。

(1)
バックスクリーンの左右幅が狭く打者や審判は球がみにくい
(2)
両翼ポールが短い
(3)
外野フェンスとラバーの間にボールが挟まる
(4)
ベンチ前のバット置き(122個)が雨天時に濡れてバットを置けない

など。米田代表は「開幕までにほとんど対処できる」と話し、最後の突貫工事を行って、開幕を迎える。

◇最悪なら5度前後

楽天が4月のナイターは「なるべく温かい格好で見に来て」と呼び掛けている。本拠地仙台市の今年4月の気温は「平年並み」で、最悪の場合ナイターは5度前後と東京の真冬並みになる恐れがある。昨年4月の仙台ナイター時間帯は3日と4日に5度前後を記録。楽天は毛布100枚、座布団200枚を用意、各1枚300円で貸し出すほか、売店でカイロ入りの座布団も販売する。

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