わたしはかもめ2005年鴎の便り(3月)

便

3月24日

ボビーと楽天キーナートGMが舌戦[スポニチ]

3・26開幕戦(千葉マリン)で激突するロッテのボビー・バレンタイン監督と楽天のマーティ・キーナートGMが24日、東京・千代田区有楽町の日本外国特派員協会で会見。歴史的一戦を前に、大リーグを騒がせているステロイド(筋肉増強剤)問題などについて意見が割れるなど、早くも“舌戦”が展開された。

“舌戦”のゴングが鳴ったのは、大リーグの薬物汚染に関する話題になった時だった。ステロイド使用を「スポーツ全体の問題」と断固反対の姿勢を貫くキーナートGMに対して、バレンタイン監督が噛みついた。

バレンタイン監督
「何が悪いんだ。法律に違反してなくて選手のパフォーマンスが上がるならそれでいいじゃないか。ウチの奥さん(メアリー夫人)なんか美容の錠剤を飲んで、50歳なのに25歳に見えるぞ。みんなだってバイアグラを使っているだろ?」

約100人で埋まった会場は大爆笑だったが、隣に座っているキーナートGMの表情はピクリとも動かなかった。

キーナートGM
「生命に関する問題なのに…。薬をサプリメントと勘違いしているんじゃないの?おかしいよ。」

今季から新規参入した楽天。キーナートGMはテレビ中継の放映料のコミッショナー管理やサラリーキャップ制の導入で球界の共存共栄を訴えたが、バレンタイン監督はレストラン経営に例えて「私がオーナーなら、皿洗いに時給50ドルを支払おうと勝手だ。採算の悪い店から文句は言われたくない」とバッサリだ。

実は会見前から戦いは始まっていた。時間通りに会場へ到着したキーナートGMに対し、バレンタイン監督は車の渋滞に巻き込まれ30分遅刻。前日は選手と決起集会を行い、深夜まで痛飲していたという。「ボビーと意見は合わないようだな」とキーナートGMは“対決色”を鮮明に打ち出したが、開幕戦へ懸ける熱い思いは同じだ。

「うち清水が投げる。楽天もパで1番いい投手(岩隈)。スペシャルな試合になる」とボビーが言えば、「エキサイティングなゲームになるだろう」とキーナートGM。バトルの第2ラウンドは3・26開幕戦。戦いはさらにヒートアップする。

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薬物容認?バレンタイン監督とキーナートGMが場外戦[サンスポ]

ロッテのボビー・バレンタイン監督と楽天のマーティ・キーナートGMが24日、都内の日本外国人特派員協会で講演。26日の開幕戦を前に舌戦が繰り広げられたほか、バレンタイン監督から薬物使用容認とも受け取られる“問題発言”も飛び出した。

サラリーキャップ制導入などで「球界は共存共栄を目指すべき」というキーナートGMの意見に対し、バレンタイン監督は「ボクがレストランのオーナーなら皿洗いに時給50ドル払おうが勝手」と真っ向から反論。

さらに話題が現在、米国で問題になっているステロイド(筋肉増強剤)使用に及ぶと同監督は声を荒げ「問題になっていることが理解できない。ステロイドとサプリメントは何が違うんだ?」

キーナートGMがすぐさま「サプリメントは自然のものだし、合法」と答えると、同監督は「バイアグラはどうだ?合法だろ」とさらに一言。

米下院が公聴会を開くなど大リーグのみならず米スポーツ界全体を揺るがす問題。日米の球界で指揮をとったボビーの“薬物容認”発言に、会場に詰め掛けた外国人記者も一様にビックリ。キーナートGMは帰り際「ロッテの監督はちょっとおかしいよ」。開幕戦を前に火花バチバチだ!?

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ロッテVS楽天の遺恨勃発[報知]

ロッテ・楽天戦が遺恨カードになる可能性が浮上した。26日に開幕を戦うロッテのボビー・バレンタイン監督と楽天のマーティ・キーナートGMが24日、都内で開かれた日本外国特派員協会主催の講演で対面。シーズンでの戦いを前に、一足早く激しい舌戦を繰り広げた。

普段は「挨拶を交わす程度の仲」(キーナートGM)という2人。しかし、両者の持論はことごとくが真っ向から対立するものだった。まずは年俸抑制について。

キーナートGM
「サラリーキャップ制の導入などで選手年俸を抑えるシステムを作らなくては、同じチームばかりが勝つことになる。」
バレンタイン監督
「金を使うことはいいこと。僕がレストランのオーナーで皿洗いの人間に時給50ドルを払ったとしても、それをほかの店から『高すぎる』と言われる筋合いはない。」

薬物問題にもキーナートGMが「薬をのんでいて、死んだ選手のリストもある。基準をしっかり作るべき」と根絶を訴えると、バレンタイン監督は「サプリメントとドラッグの線引きが分からない。バイアグラはどうだ?死んだ選手のリストなんてものはない」と冷や水をあびせた。

「ホームでファンの応援もある。とても特別な日になる」。1995年、自らの手で2位に引き上げた翌年以来となる、本拠地・千葉で迎える開幕戦にバレンタイン監督が意気込みを見せれば、キーナートGMも「とても興奮する。仙台からもファンが来るだろう」と胸を高ぶらせた。近鉄の消滅でパ・リーグ最古の老舗球団となったロッテと、半世紀ぶりに誕生した新球団・楽天の戦いは、グラウンド外でもヒートアップしそうだ。

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ボビーvsキーナート、対戦前に舌戦[ニッカン]

パ・リーグ開幕戦で対戦するロッテのボビー・バレンタイン監督と楽天のマーティ・キーナートGMが24日、東京都内の日本外国特派員協会で舌戦を繰り広げた。

キーナートGMはサラリーキャップ制の導入などで「共存共栄を目指すべきだ」と持論を展開。だが、バレンタイン監督は「僕がレストランのオーナーなら、皿洗いに時給50ドル(約5500円)を支払おうが勝手だ。採算の悪い店から文句は言われたくない」と独立採算制を強調した。また、薬物検査導入に賛同するキーナートGMに対し、バレンタイン監督は「薬とサプリメントの区別は不明確。(性的不能の治療薬の)バイアグラはどうだ?」と意見は食い違ったままだった。26日の本番を前に、早くもヒートアップしていた。

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スローガンは「LOVE BASEBALL」[ニッカン]

今季のプロ野球選手会のキャンペーンスローガンは「LOVE BASEBALL」に決まった。同会が24日、発表した。野球を愛する気持ちを原点に、野球を取り巻く人々との関係づくりをしていきたいという思いが込められ、古田敦也選手会長(ヤクルト)は「選手会として、球界、球場を盛り上げていきたい」と抱負を話した。また今季から導入される交流試合を盛り上げるため「交流戦ライバル宣言」と題した企画を展開する。公式ホームページ上などで対戦する他のリーグ6チームから投手は打者、打者は投手を各1人ずつ指名し、その理由を紹介する。

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ボビーとキーナートGM薬物激論

◇外国人特派員協会

26日からの開幕カードで激突するロッテのボビー・バレンタイン監督と、楽天マーティ・キーナートGMが、早くも舌戦を交えた。24日、東京・有楽町の外国人特派員協会で行われた昼食会に参加した2人の語気が強まったのは、薬物問題に話題が及んだ時。「アジアと米国で世界一を争うなら、日本も薬物検査を行うべきか」と問われ、「何が薬物なのか。バイアグラは能力を高めるが合法」とバレンタイン監督。キーナートGMは「検査すべき。栄養補助食品はハーブなど自然から作られるもの。薬物は薬物。ドラッグとバイアグラを一緒にするな」と反論。また戦力均衡化のためサラリーキャップ制を主張する同GMに「NFLでは、毎年ペイトリオッツとか同じチームが勝っている」と同監督。場外対決の決着はグラウンドに持ち越された。

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新人6選手が1軍

26日のパ・リーグ開幕戦を控え、24日、ベンチ入り可能な出場選手登録名簿が同リーグから公示された。新人では西武のドラフト1巡目涌井(横浜)ら6選手が登録された。自由枠ではロッテの久保(松下電器)だけが選ばれ、昨季米大リーグ、ブルージェイズでプレーしたマイケル中村(日本ハム)も開幕メンバー入り。楽天の一場(明大)は2軍スタート。両肩を痛めている松中(ソフトバンク)は登録されたが、右肩に違和感を抱える斉藤(ソフトバンク)、オープン戦不調だった李承Y(ロッテ)は登録メンバーから外れた。

◇開幕1軍選手

投手捕手内野手外野手
神田義英
藤田宗一
小宮山悟
山北茂利
久保康友
清水直行
薮田安彦
小林雅英
山ア健
高木晃次
里崎智也
橋本将
小坂誠
フランコ
堀幸一
初芝清
西岡剛
今江敏晃
福浦和也
渡辺正人
代田建紀
諸積兼司
サブロー
大塚明
平下晃司
パスクチ
井上純
ベニー

◇収穫

バレンタイン監督
「ディフェンス面の強化と走塁面の進歩。特に投手陣は清水、渡辺俊、小林宏の3本柱を中心に計算通りに仕上がった。シーズンを戦い抜く準備は整った。」

◇誤算

バレンタイン監督
「やり残した課題はない。相変わらず打てない?たまたま結果が出なかっただけ。うちは力のある打者が揃っているし、シーズンインすれば大丈夫だ。」

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選手会イベント

日本プロ野球選手会は都内でイベントを行い、今年度のファンコミュニケーションプランの発表、古田敦也会長ら7選手のトークショーを行った。キャンペーンスローガンに「LOVE BASEBALL」を採用。また「交流戦ライバル宣言」と題した企画も公式ホームページ上で展開する。

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大学野球と意見交換

球界改革などについて検討するワーキングチーム(作業部会)が24日、大学関係者と意見交換した報告書をコミッショナー事務局と12球団に配布した。巨人清武代表らが19日に、全日本大学野球連盟の南原副会長や東洋大・高橋監督らと意見を交換した。内容は、

(1)
大学野球の現況。
(2)
ドラフトについて。
(3)
プロアマ交流。
(4)
プロ野球への要望。

ドラフトについては「ルールに従った企業努力、自由競争があってもいい」「できれば希望通りに行かせてあげたい」という意見が出たという。巨人清武代表は「大学野球の人気が上がれば、プロ野球の人気にもつながる。今後も意見交換の場を持って意思疎通をしたい」と話していた。25日には甲子園を訪れ、日本高野連と懇談する。

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