わたしはかもめ2005年鴎の便り(3月)

便

3月28日

オリックス5−2千葉ロッテ(大阪ドーム)

オリックスが今季初の2ケタ安打で逆転勝ちし、新生オリックスとして初勝利を挙げた。初回に2点を先制されたオリックスは、北川の右前適時打で1点を返すと、2回に村松の犠飛、ガルシアの来日初適時打などで3−2と逆転。7回北川の適時二塁打、8回大西の自身2本目となる1号代打ソロホームランで点差を広げた。投げてはパーラが、日本では99年巨人在籍時以来となる6年ぶりの白星を挙げ、仰木監督は2001年の最終戦以来の白星を挙げた。ロッテは、初回の2点のみに抑えられ連勝できなかった。

123456789R
千葉ロッテ2000000002
オリックス12000011x5
小林宏
「ちょっと力んでいましたね。勝負球も甘くなりました。今年最初の登板ということもあったと思います。調子自体は悪くなかったですが…。とにかく、3回以降は粘り強く投げることができたと思います。次につながる内容だったと思います。」
山ア
「天敵にやられました。北川選手は抑えた記憶がないくらいやられています。阪神時代からやられっ放しなんですよね。自分の状態は悪くない。ボールも行っていると思います。気持ちを切り替えるしかないですね。」

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敗戦にボビー「昨日と今日は違う日」[ニッカン]

ロッテは1回に2点を先制したものの、元気がよかったのはこの回だけだった。楽天に26−0で大勝した勢いも、一夜明けたら失速。「昨日と今日は違う日なんだよ。ピッチャーも違うしね」とバレンタイン監督。意外とあっさりした口調で、悔しさを感じさせない。腰に手を当て「明日はまた、いいスイングをしてくれると期待しているよ」と余裕のポーズだった。

◇また歴史的1勝献上

前日の24安打26点が嘘のように、散発5安打で合併球団に初勝利を与えてしまった。開幕戦でも新球団の楽天に白星を与えており、ロッテは「歴史的1勝」をプレゼントするのがお得意?バレンタイン監督は「昨日(楽天戦)とは相手が違うし、投手も違う。初回のベニーの当たり(中犠飛)が抜けていれば…。いい当たりが正面にいった」とアンラッキーを嘆いた。

◇西岡奮闘、2安打初盗塁

西岡が孤軍奮闘した。初回無死一塁から右中間へ先制適時三塁打し、犠飛で2点目のホームを踏んだ。初回の先制三塁打は2試合連続。内野安打で出塁した5回には初盗塁も決めた。1回は無死一塁なのに打てのサイン。ストレートだけを待ち強く叩いた」と西岡。それでも逆転負けに「負けるのは嫌い」と唇を噛んだ。

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一夜明けたら[スポニチ]

逆転負けにバレンタイン監督は「鋭い打球は多かったが…。アンラッキーだった」と悔しそうに話した。27日の楽天戦で球団新記録の26得点を挙げた打線が、一夜明けたらまさかの散発5安打。初回こそ2点を先制したが、その後はゼロ行進。「相手も投手も違う。楽天との試合も開幕戦は負けたが、次の日は勝っただろ?」。余裕の口ぶりにもイライラは隠しきれなかった。

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打ち疲れ?前日26得点のロッテ打線が2得点と沈黙[サンスポ]

もしかして打ち疲れ?前日27日の楽天戦(千葉マリン)で24安打26得点した打線がこの日は開店休業。5安打2得点と沈黙した。1回に2点を先制したが、その後はシュン。「昨日と今日では相手が違うし、ピッチャーも違う」とバレンタイン監督。前日に2本塁打を放ったパスクチも4タコで「こういう日もある。仕方ない」と肩を落とした。

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ロッテまた“アシスト”[報知]

ロッテが再び引き立て役となってしまった。新球団の楽天に続き、合併球団にも歴史的初白星を献上。リーグ最年長球団は、図らずもパ復興を“アシスト”する結果となった。

前日、球団新の26得点をマークした打線の勢いが持続しない。初回こそ西岡の適時三塁打などで2点を奪ったが、2回以降は散発4安打と尻すぼみだった。

先発の小林宏も安定感を欠いた。オリックス戦は昨年4試合に先発し、勝ち星なしの2敗と相性は最悪。合併したことでジンクス打破を狙ったものの、昨季の外国人選手を除くスタメン7人に対する被打率は何と4割3分。バレンタイン監督が「小林宏は強い直球は投げていたが、変化球が本来のものではなかった」と分析するように、序盤に3失点。中盤は粘りの投球を見せたが、苦手克服はならなかった。

しかし“プレゼント”ばかりがロッテの役目であるはずはない。楽天に初白星を献上した翌日には、球団新の26得点で圧勝。勢いに乗せることはさせず、完膚なきまでに叩きのめした。ボビーは「楽天との開幕戦と同じように、いいスイングはあった。明日は期待できる」と猛打の“再現”を予言。第2戦で今一度、百倍返しのリベンジを果たす。

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