わたしはかもめ2005年鴎の便り(3月)

便

3月29日

オリックス3−4千葉ロッテ(大阪ドーム)

ロッテは今江の3打点を挙げる活躍などで逆転勝ち、接戦を制した。ロッテは2回、今江が1号ソロを放ち先制。その後4回に逆転を許すも1点を追う6回、2死満塁から今江がセンター前2点適時打、続く代打大塚がピッチャー強襲の適時内野安打を放ち逆転に成功。投げてはセラフィニが8回を投げ、被安打2、失点3で初勝利、2人目の小林雅が初セーブをマークした。一方、オリックスは4回ブランボーの適時二塁打で同点に追いつき相手投手のワイルドピッチで勝ち越しに成功するが、リードを守りきれなかった。

123456789R
千葉ロッテ0100030004
オリックス0002001003
今江
「6回のチャンスは、何が何でもランナーを還したかった。思わずガッツポーズも出てしまいました。西岡も打っていますからね。クリーンアップの調子が今一つなので、2人で引っ張っていかないと…。有藤さんからは27日に頑張れと声をかけてもらいました。まだまだですよ。キャンプでも練習内容について厳しい言葉を頂きました。もっとやらないといけないですね。」
セラフィニ
「今日はバックに助けられたね。橋本、大塚、みんなのおかげだよ。初登板で勝てて本当に嬉しい。」
小林雅
「とにかく、結果として抑えられたんだから良かったです。状態は悪くなかったし、ボールもいっていましたからね。今日は1発が怖かったので、スライダーは投げていません。ストレートとシュートだけでした。初めてとしては、まずまずでしょう。」
西岡
「意識してはいなかったが、惜しい当たりがあった。チクショー。」(3試合連続三塁打のリーグタイ記録ならず)

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背番「8」今江が先制弾&逆転打[ニッカン]

ロッテ4年目の今江が先制ソロ、逆転適時打と1人で3打点と大活躍だ。2回、オリックス・ケビンのカーブを「完璧に打ち返せた」と左中間席へ今季1号。1度逆転された6回2死満塁ではギラギラ燃えた。「昨日も今日も投手が頑張っている。何が何でも打ってやらにゃ」。中前に落とす、執念の2点逆転タイムリー。高校球児のようにガッツポーズをつくった。

そう、名門PL学園を卒業してまだ間がない21歳。同じ関西育ちで1つ下の西岡(大阪桐蔭)は3年目の今季、先兵役で大暴れしている。意識して当然だが、今江にはさらなる発奮材料があった。昨秋、幸子夫人と結婚。おなかに3ヶ月目の赤ちゃんが育っている。「ヨメから『子供のためにも頑張って』なんて、メールをもらっちゃった。こんなの初めてなんすよ」。嬉しそうに愛妻物語を披露した。結婚を機に背番号25からミスターロッテ有藤通世氏の「8」に昇格した。開幕2戦目のイベントで74年ロッテ優勝時のメンバーが集結。有藤氏から激励された。「鳥肌が立った。西岡と2人でこれからのロッテを背負いたい」と胸を張った。

◇小林雅、冷や汗の初S

守護神小林雅が開幕4試合目で巡ってきた今季初登板で冷や汗をかいた。1点リードの9回、先頭ガルシアに二塁打されると、1死三塁のピンチ。だが後続を打ち取り、初セーブを挙げた。通算150セーブにあと12ともなり「結果的に抑えられてよかった。初登板だから、よしとするか」。

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今江3打点、ミスターロッテ継承だ[スポニチ]

今季からミスターロッテこと有藤通世氏(本紙評論家)の背番号8を受け継いだ今江が大暴れだ。2回に左中間へ先制1号ソロを放つと、6回2死満塁では中前へ逆転2点適時打。見逃せばボールの外角高めのスライダーを「絶対に勝ちたい」という気持ちで叩いた。

27日の楽天との開幕2戦目。セレモニーで74年の日本一メンバーが集結した。「有藤さんと一緒に三塁の守備についた時、トリ肌が立ったんです」。それまで知らなかった伝統と栄光に感激し、新たなパワーとした。

刺激は1歳年下の西岡からも受けている。PL学園出身の今江に対し、大阪桐蔭出身の後輩も今季は大活躍。「親も見に来ていたので、いいところを見せようと思った」。そんな今江にバレンタイン監督も「本塁打より、2死満塁での打席に価値がある。今はまだミスターロッテジュニアぐらいだな」とジョークを飛ばしていた。

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有藤2世だ!今江が先制弾&逆転2点タイムリー[サンスポ]

若き“ミスター・ロッテ”今江がチームを引っ張る。2回に先制弾。6回2死満塁では逆転の中前2点タイムリー。4年目の21歳、若武者がイッキに主役に躍り出た。

「今はクリーンアップの調子が悪いし、チームを引っ張っていかないといけない」。今季、背番号を『25』から『8』に変更した。同じ三塁手でかつて“ミスター・ロッテ”と呼ばれた有藤通世元監督がかつてつけていた特別な番号だった。

楽天との開幕2戦目のセレモニーに出席した有藤氏から「頑張れよ」と直接声を掛けられた際には、思わず鳥肌が立ったという。今江は「重みは感じます」と責任感を胸に試合に臨んでいる。

今江の姿にバレンタイン監督も「ミスター・ロッテになれる選手。今はまだキャリアが浅いからミスター・ロッテ・ジュニアぐらいかな」。シーズン後の10月には夫人が出産予定。大ブレークの予感が漂ってきた。

セラフィニ
「4回以外は自分の投球ができた。今季初登板で勝ててよかった。チーム一丸の勝利。」
小林雅
「ピンチをつくったけど、抑えられてよかった。かなり本気でいきました。」

◇スカウト会議

ロッテが大阪市内のホテルで編成会議を開き、投手では福井商・林啓介、柳ケ浦・山口俊、駒大苫小牧・松橋拓也、野手では愛工大名電・柴田亮輔、市和歌山商・川端信吾と、選抜に出場している高校生5選手をリストアップした。1月の編成会議では大阪桐蔭高・辻内崇伸投手、平田良介外野手、亜大・松田宣浩内野手を挙げており、この8選手から絞り込んでいく。

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今江大暴れ!先制1号&V打[報知]

ロッテは2回、今江の1号で先制。先発のセラフィニが、4回に2点を失い一時は逆転されたが、6回に再び今江が2死満塁から逆転の中前2点適時打を放ち、先発・ケビンをKO。さらに代打・大塚の適時打で加点し、勝率を5割に戻した。

野性味あふれる顔つきが、塁上で緩んだ。「絶対打ってやろう、絶対勝ちたい」今江の熱いハートが逆転劇を呼んだ。6回2死満塁からケビンの外角高めスライダーを中前へ2点適時打。先制弾に加え、2安打3打点の大仕事だ。一塁ベースを踏みしめ、ベンチに向かって両手を振りかざした。

愛称「ゴリ」の猛打ショーは2回に幕を開けた。「昨日の悔しい思いをボールにぶつけた」と、2回2死まで無安打のチームを鼓舞するようにバットを一閃。深く腰を沈め、低めのカーブを低い弾道で左翼席へ。1発で感触をつかんだ今江は、6回の好機でも値千金の適時打を放った。

ライバルの活躍が刺激になった。昨年、同時に1軍に昇格した西岡が開幕から好調。今江が「僕らでチームを引っ張っていかないといけない」と自覚する関西出身の若武者コンビ。PL学園出身で、この日は両親も観戦した地元・大阪でのゲーム。チームにとっても「孝行息子」になった。

今季から背番号を「ミスター・ロッテ」有藤通世氏(野球評論家)がつけていた「8」に変更。キャンプでは、甘い練習内容を同氏から一喝され、必死でバットを振り込んだ。首から下げたお守りは、今季にかける決意の表れでもあった。

バレンタイン監督は「まだ経験が浅い分、今江はミスター・ロッテ・ジュニアくらいだね」と笑う。無類の勝負強さを見せた背番号8。19年ぶりの「ミスター・ロッテ」誕生へ。その歩みは止まらない。

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背番「8」今江が地元で大活躍[ニッカン]

PL学園出身のロッテ4年目今江が地元大阪で大暴れした。「親も見に来ていたので、いいところを見せようと思った」との言葉通り、2回には甘くなったケビンの変化球を強振し、左中間席に運ぶ1号ソロ。6回には2死満塁から中前にはじき返す逆転適時打を放った。今季から背番号をミスターロッテこと有藤氏がつけていた「8」に変更。期待の成長株の活躍に、バレンタイン監督の口からも「まだミスターロッテジュニアくらいだが、着実に成長して欲しいね」と軽いジョークも飛び出した。

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