わたしはかもめ2005年鴎の便り(4月)

便

4月2日

千葉ロッテ4−5ソフトバンク(千葉マリン)

ソフトバンクが接戦を制し首位を守った。ソフトバンクは1点を追う3回、無死満塁から川アの2点適時打と松中の犠飛で3点を奪い逆転、4回にはカブレラが来日第1号ソロを放った。ロッテは7回、先発新垣から諸積と適時打と小坂の犠飛で同点とするが、8回にソフトバンクはカブレラが適時二塁打で勝ち越しに成功。投げては新垣の後を受けた4人の投手陣が無失点に抑え、3番手の4年目神内がプロ入り初勝利。ロッテの連勝は3でストップ、ルーキー久保が3番手でプロ初登板、打者1人・城島をレフトフライに打ち取った。

123456789R
福岡ソフトバンク0031000105
千葉ロッテ0100003004
渡辺俊
「今日はカーブの調子が悪く、ピッチングの組み立てが難しかったです。先に点を取ってもらったのに、次の回に逆転されてしまい、野手の人に申し訳ないです。何とか最少失点に抑えたかったのですが、3失点は駄目ですね。調子が悪くても悪いなりにもう少し粘らなくていけないですね。次回この借りは返したいです。」
橋本
「左バッターに打たれましたが、あれだけ並べられると、そういうこともあります。やろうとしたことはできていました。上手いこと打たれたということ。 渡辺俊投手は責められないですよ。でも、いつもより変化球のコントロールが悪かった部分はありますね。カーブがストライクゾーンに入らなかったので苦しくなりました。風も渡辺俊投手向きではなかったですね。」
薮田
「2イニング目からは落ち着いて自分のピッチングができたのですが…。次はしっかり投げられると思います。」
諸積
「なかなか出場のチャンスが無かったが、今日はスタメンだったので、何とかチームに貢献したいと思っていました。チームが勝てなくて残念だけれど、自分としては結果を出せて良かったです。これで首の皮1枚つながりました(笑)。第1打席は、当たりは良くなかったけれど、いいところに落ちてくれましたね。初打席でヒットが出て気が楽になりました。第2打席は、上手く叩くことができました。ベンチでみんな騒いでいたので、思わず右手を突き上げていました。」

◇連勝ストップ

連勝が3でストップした。前回登板で楽天を1安打完封した渡辺俊が先発したが、3回に左打者に4連打を許すなどして3失点。4回には1発を浴びた。「カーブの調子が悪く、ピッチングの組み立てが難しかったです。次回この借りは返したい」と振り返った。7回に諸積の三塁打などで同点としたが、8回に今季初登板の薮田が勝ち越し点を与えてしまった。バレンタイン監督は「勝ってたら首位?それはシーズン終わりに気にすること」と冷静に語っていた。

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久保「力んだ」暴投デビュー

自由獲得枠ルーキー久保がデビューした。3点差の7回2死一塁、城島の場面で登板。初球がいきなり背中の後ろを通過する暴投で「力んで抜けてしまった」。その後は落ち着き、左飛に打ち取った。「腕が振れていた。もっと投げたかったが、積み重ねていきたい」と語った。アマ時代は松坂世代最後の大物と呼ばれたが「同年代に負けないという気持ちでやりたい」と向上心を見せた。

久保
「初球は力んじゃいました。オープン戦で抑えていたので、今日もと気持ちが空回りしました。特に舞い上がったということはなかったです。抑えてやろうという色気がありました。次は普通に投げられると思います。ただ、あの初球で力んでることに気がついたし、腕も振れていることが分かりました。打たれ時も、腕は振れていたし、ずれていたので、フェンスまでは届かないと思いました。でも、プロ初球が暴投っていないですよね(笑)。(初勝利は)そんなに甘くない。自分でしっかり投げて勝ちをもらいます。」
バレンタイン監督
「久保は登板の機会がなかったが、今日は1人だけだったが、良く抑えてくれた。」

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渡辺俊炎上[スポニチ]

渡辺俊が5回2/3を6安打4失点。3月27日の楽天戦(千葉マリン)では打者27人を1安打完封したが「カーブが悪くて組み立てが難しかった」と元気がない。3回には宮地からの左打者に4連打。左打者には昨季、打率.299と打ち込まれており、課題は解消されていない。勝てば昨年4月10日以来の首位となったが、バレンタイン監督は「それはシーズンが終わってからのこと」と言葉少なだった。

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サブマリン“沈没”渡辺俊が痛恨の4失点KO[サンスポ]

渡辺俊が5回2/3で6安打4失点KO。変化球の制球が定まらず、3回には左打者に4連打された。「カーブの調子が悪く投球の組み立てが難しかった。悪いなりにもう少し粘らなくては」。前回登板では楽天を1安打完封していただけに、痛恨の黒星。バレンタイン監督は「緩い球が効果的でなかったが、次回は修正してくれるだろう」とサブマリン右腕をかばった。

◇諸積1000試合出場の表彰式

1000試合出場を果たした諸積兼司外野手の表彰式が、ソフトバンク戦(千葉マリン)前に行われた。昨年9月14日の近鉄戦(千葉マリン)で達成していた。

久保
「力んじゃいました。初球が暴投、(他に)いないですよね。」(プロ初登板で、初球が城島の背中の後ろを通る暴投)

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“神風”が吹かず…渡辺俊4失点KO[報知]

ロッテがあと1歩のところで首位浮上を逃した。勝てばソフトバンクと同率で並ぶ試合に、前回登板で1安打完封劇を演じた先発・渡辺俊は6回持たず4失点降板。終盤、打線が同点に追いつく粘りを見せたものの、中継ぎが踏ん張れず1点差に泣いた。

普段よりも微風で、逆に変化球の制球に苦しんだ渡辺俊は「先に点を取ってもらったのに、次の回に逆転されて野手に申し訳ない」と猛省。「カーブの調子が悪くて、投球の組み立てが難しかった。でも、悪いなりにもう少し粘らなくてはいけない」と唇をかんだ。

バレンタイン監督は「1位であるかどうかは最後に意味を持つことで、全く関係ない。いい試合ができたと思っている」と連勝が3で止まったことにもサバサバ。大詰めに来て先頭打者を四球で簡単に歩かせ、決勝点を与えた薮田に対しても「素晴らしい投手であることに変わりはない」と精一杯かばう言葉をかけたが、こういう試合を勝ちきれないところに、常勝球団との差をのぞかせた。

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