わたしはかもめ2005年鴎の便り(4月)

便

4月3日

千葉ロッテ5−2福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ロッテが逆転勝ちし、このカードの勝ち越しを決めた。ロッテは、2点をリードされた3回に今江の適時打で1点を返すと、その後、相手のエラーで同点とし、さらに福浦の勝ち越し2点適時打など、この回打者一巡の猛攻で一挙5点を取りそのまま逃げ切った。ロッテ先発の小林宏は1回に2点を先制されるが、その後は2回から7回までランナーを1人も許さないなど8回途中まで投げ、今シーズン初勝利を挙げた。ダイエーは、1回に松中の安打などで2点を先制したが、その後が続かなかった。

123456789R
福岡ソフトバンク2000000002
千葉ロッテ00500000x5
小林宏
「低めを丁寧にと意識した。立ち上がり、大村選手に打たれたことも、いいところにボールはいっていたので、立ち上がりが悪いという意識はないです。2回以降は、ボールを長く持って前で離そうと意識しました。後は、里崎捕手のリードのおかげですね。先発で僕だけ勝っていなかったので、ものすごくプレッシャーになっていました。今日も清水直投手から言われました。良かったボールはスライダー。フォークは今1つでしたね。押さえ込み過ぎてワンバウンドになっていました。打線援護はかなり楽になりました。相手も相手だったので、かなりほっとしました(笑)。」
バレンタイン監督
「今日は小林宏のピッチングに尽きる。初回に2点を与えて、いい出来とは思えなかったが、粘り強いピッチングを見せてくれ、ゲームの流れを引き寄せてくれた。」
「自分がヒットを打ったことは嬉しいが、それよりもチームが勝ったことが全てです。大事なところでヒットを打てたことも嬉しいし、監督から褒めて頂けたことも嬉しいです。これからもチャンスで打席に立つことは多いと思いますが、勝利に結びつくバッティンができるように頑張ります。(反省点は)3球三振をしたこと。相手バッテリーの攻めを読めなかったことは反省です。次はこれを活かしたいです。とにかく、去年のような成績にならないように、頑張るだけです。」
福浦
「(タイムリーは)チャンスで回ってきたので、何とか打ちたかったし、勢いをも止めたくなかったので、打つことができて良かったですよ。スライダーを引っ掛けずに打ち返すことができました。猛打賞はたまたま。この前も猛打賞の後、続かなかったので、明日から続けていきたいですね。チームもいい調子なので、このまま勝ち越していきたいです。」
藤田
「徐々に本調子に近づいています。腕はしっかり振れているし、下半身を使って投げることができています。問題ないです。これから暖かくなれば、もっと良くなってくると思います。」

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小林宏初勝利

小林宏が立ち直って今季初勝利を挙げた。初回にいきなり2失点も、その後は球を低めに集め、四球もなく2〜7回は完璧に抑えた。これで渡辺俊、セラフィニ、小野、清水に続き、先発五本柱が早々と勝ち星を挙げた。「ホッとした」と笑顔を見せた。

福浦
「いい流れだったので勢いを止めたくなかった。」(勝ち越し2点適時打)
バレンタイン監督
「小林宏は流れを引き寄せた。李はいい状態だったので1軍に上げた。いい打者が揃い、いい攻撃ができた。」
バレンタイン監督
「小林宏は流れを引き寄せた。李はいい状態だったので1軍に上げた。いい打者が揃い、いい攻撃ができた。」

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ロッテ勝った、李刈った!気合の三塁打[ニッカン]

丸刈りのロッテ李が、疾走した。4点を奪った3回2死一塁、ダイエー馬原の外角低め直球をとらえた。打球は逆風をついて高々と舞い上がり、左翼フェンスを直撃。迷わず三塁へと滑り込んだ。値千金の5点目となる適時三塁打。「大事なところで打てて良かった。今日は1本打つことを目標にした」。ベンチに戻ると、チームメートから頭を触られて祝福を受けた。

オープン戦は20打数1安打、打率は1割にも満たず5分と極度の不振で開幕2軍。それでも腐らず、「気持ちをリセットして、落ち着いた」という。3月26日のイースタン初戦で2発を放つなど、5戦で16打数8安打の打率5割、4本塁打と復調。この日、1軍に昇格したばかりだった。1月に髪を金色に染めて来日。だが前日2日の2軍戦後に「気を引き締めて臨もうと思った」と自ら4年ぶりに髪を短く刈った。

打線もいい雰囲気で李につなげた。3回の攻撃も里崎の二塁打を足掛かりに大塚のバント安打、今江の適時打、小坂の犠打野選、福浦の適時打など機動力も発揮。打者10人の猛攻で、そのまま逃げ切り。首位ソフトバンクに2勝1敗と勝ち越した。李は「ヒットも嬉しいがチームの勝利が全て」と喜んだ。

2軍落ちで「地元では韓国復帰の報道があったが、帰るつもりは全くない。ロッテファンの期待に応えることだけ考えている」と言い切った。試合後は練習場に直行、朝から昨年の倍にあたる1000スイングをこなした。「今日が自分にとっての開幕戦」と今年はアジアの大砲が復活する。

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丸刈りの李が復活の一撃[スポニチ]

開幕2軍スタートだったロッテの李承Yが1軍に昇格し、いきなり5番・DHで先発出場した。3回、4点を奪った後の2死一塁では、左翼フェンスを直撃する三塁打。三塁へのスライディングで左ひざをすりむいたが「前の打席で3球三振したので、何としても打ちたかった」と4打数1安打1打点の結果に笑顔がこぼれた。

キャンプ最終日に左手親指を痛めた影響で、オープン戦は20打数1安打。まさかの2軍スタートに韓国メディアは「韓国球界復帰」と騒いだ。それでも「そんな気持ちは一切ない。チャンスは来ると思ったし、心をリセットできた」と連日1000スイングの猛練習。イースタン戦5試合で4本塁打を含む16打数8安打と結果を残し1軍切符を勝ち取った。自ら頭を丸刈りにして心機一転。試合後も1人黙々と打ち込みを行うなど、不振だった昨季への雪辱に燃えていた。

◇小林宏踏ん張った

先発・小林宏が7回2/3を6安打2失点で今季初勝利。「立ち上がりはバタバタしたが、2回からは我慢強く投げられた」と話した。初回こそ4安打を集中されて2点を失ったが、2回から7回までは1人も走者を許さない完璧な内容。バレンタイン監督も「初回以降はいつものタフな投手に戻ってくれた」とねぎらっていた。

◇ミスで自滅

ソフトバンクの先発・馬原が自らのミスで崩れた。3回無死一、二塁から小坂のバントを処理すると慌てて三塁へ送球。「何とか三塁で刺したかった」というがバティスタとの連係が乱れ悪送球に。これで気落ちしたのか、この回計5失点で逆転を許した。「外国人だから、は関係ない。キャンプから投内連係には時間を割いてきたが。責任は僕にある」と森脇内野守備・走塁コーチ。王監督も「向こうにミスが出ればウチが勝つが、今日はウチに出てしまった」と厳しい表情だった。

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ボビーも絶賛!小林宏が6安打2失点と好投[サンスポ]

小林宏が8回途中まで2失点と好投、ソフトバンクとの3連戦の勝ち越しに貢献した。1回に先行を許したが、2回から7回までは低めに変化球を集め1人の走者も許さなかった。「先発陣でボクだけ勝ってなかったのでプレッシャーがあった」と嬉しそう。バレンタイン監督も「今日は小林宏に尽きる。流れを引き寄せてくれた」と褒めていた。

「前の打席で簡単に三振していたので、何としてもチャンスで打ちたかった。」(この日1軍昇格、第2打席でタイムリー三塁打)

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李決意の丸刈り[報知]

◇1軍合流即タイムリー三塁打

2点を先制されたロッテは3回、福浦の勝ち越し2点適時打など5長短打で一挙5点。先発の小林宏が、2回以降は8回途中まで無失点に抑え初勝利。小林雅が3セーブ目を挙げた。ソフトバンクの先発・馬原は4回以降立ち直ったが、打線の援護がなかった。

さらけ出した“富士額”が強固な意志の証明だった。ロッテの李承Yは開幕2軍スタートの屈辱を力に変えた。3回2死一塁。内角直球をパワーで押し込み、左翼フェンス直撃の適時三塁打を放った。「必ずチャンスが来ると信じていた」この日1軍に合流した李が、自身の開幕戦を飾った。

3月22日。アジア屈指の大砲に開幕2軍が通告された。キャンプ終盤に左手親指を負傷。オープン戦で打率0割5分と出遅れたが、「(2軍で)気持ちをリセットできた。不安はなかった」と振り返る。「去年の倍はやっている」という豊富な練習量が自信の根拠だった。ファームでは打率5割4本塁打。早期復帰を勝ち取り、前日に自らバリカンで頭を丸めた。この日も結果に慢心せず、試合後は打撃練習に没頭。スイング数は試合当日にもかかわらず1000を超えた。

李の活躍などで3回に一挙5点。チームは26得点を奪った27日の楽天戦に続き、ハッピ型の新ユニホームでビッグイニングを生んだ。「今年は期待に応えたい。去年のような成績は残さない」。大砲の復権でロッテがさらに活気づいてきた。

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李が昇格即5番で3回に適時打[ニッカン]

オープン戦の不振で開幕は2軍スタートだったロッテ李が、1軍に今季初昇格。いきなり「5番・指名打者」で先発出場し、第2打席で貴重な適時打を放った。3回、4点を奪った後の2死一塁で、馬原の甘い直球を左越え三塁打。「前の打席で簡単に三振していたので、何としてもこのチャンスで打ちたかった」と、ほっとした表情をみせた。ファームでは4本塁打を放つなど調子は上向いている。試合後も打ち込みをするなど、不振だった昨季の雪辱に燃えている様子だった。

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