西武が小関の自身3本目のサヨナラ安打で、今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。西武は3回、フェルナンデスがセンターへ2号ソロを放ち、1点を先制。試合は1−0のまま9回を迎えるが、ロッテは抑えの豊田を攻め、一旦は同点に追いつく。しかし、その裏、西武はロッテ3人目の薮田から2死一、二塁のチャンスを作ると、小関がライトへサヨナラ打を放ち決着をつけた。西武・先発帆足は白星こそつかなかったが、自己最多の10三振を奪い、7回を無失点に抑える好投。西武は2連勝で貯金1としてロッテと並び2位タイに浮上した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 2x |
9回2死から追い付く粘りを見せたが、今季初のサヨナラ負けを喫した。バレンタイン監督は「9回だけでなく、随所でよく粘った。ただ、チャンスでボール球に手を出しすぎていた」と13三振を奪われた打者を反省。サヨナラ打された薮田や先発のセラフィニら投手陣には「本当によく投げた」とねぎらい「薮田も、木大への四球は審判がしっかり判定していれば三振だった」と審判を皮肉った。
9回に追いつきながら、その裏、代わったばかりの薮田が打たれて今季初のサヨナラ負け。バレンタイン監督は「9回だけでなく、よく粘った。ただ、得点圏でボール球に手を出すところがあった」と、8回までの拙攻を悔やんでいた。
ロッテは9回に代打・西岡の中前打で同点に追いついたが、その裏に3番手・薮田が2死一、二塁から小関に右翼線へはじき返されてサヨナラ負け。バレンタイン監督は「薮田は2度も三振に取っているのに、なぜか四球だった」と納得がいかない様子。9回2死二塁で代打・木大の場面。カウント2−2からのハーフスイングを「あれは空振り」。ボールと判定された6球目のフォークは「真ん中だ」と怒りをぶちまけていた。
ロッテは9回2死一、二塁から代打西岡の中前適時打で同点としたが、その裏、代わったばかりの薮田が打たれて今季初のサヨナラ負けを喫した。8回までの拙攻が痛かった。相手を上回る9安打を放ちながら好機であと1本が出ず、好投セラフィニを援護できなかった。バレンタイン監督も「9回だけでなく、よく粘った。ただ、得点圏でボール球に手を出すところがあった」と残念がった。