わたしはかもめ2005年鴎の便り(4月)

便

4月12日

全員とサイン会

◇雨の中300人…急遽

雨模様の中、午後5時半まで粘って様子を見たが、2日連続の雨天中止となった。選手がベンチに出てきた矢先に決定。チームは5連勝中で、水を差された格好だ。チケット売り場には雨の中、300人のファンが並んでいた。急遽、福浦と西岡が球場正面のブースで全員とサイン会を行った。福浦は「待ってくれたファンには申し訳なかった。チームが好調なので、気持ちを切り替えて明日に臨みたい」とファンサービスに努めていた。

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右打線スライド

2日連続スライドのセラフィニに13日、右打者中心の打線で対抗する。「今日(12日)の対戦に備えて、びっくりするような打線を(コーチが)組んでいた」と仰木監督が明かしたのは、村松、ガルシアと左の主力抜きの打線。前回3月29日の対戦でセラフィニから奪った安打は8イニングで2本。そのうちの1本でソロを放った下山を、村松に代えて1番に入れる。「明日(13日)もこの打線で行きます」と“スライト打線”でセラフィニを打ち砕く。

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好調ロッテに雨も連勝継続後押し[報知]

ボビーの神通力は通じなかったが、連勝継続に光が差した。5連勝中のロッテは2日連続の雨天中止。13日はセラフィニが再スライド登板することなり、バレンタイン監督は「天候はどうにもできない」と複雑な表情を浮かべた。だが“裏ローテ”の2試合が流れたことは、ロッテにとってマイナスではない。15日からのソフトバンクとの首位攻防戦はエース級の登板が濃厚で、逆に連勝持続の期待が膨らむ形となった。

14時ごろから降り出した雨は次第に勢いを増した。「夕方から天気が回復する」という予報に望みを託したが、雨はやまず、17時半に中止を決定した。予備日は8月26日で夏休みの金曜ナイター。営業的には、低温雨天の平日より集客は見込めるが、担当者も「今の勢いを止めたくない」と開催を願ったほどだった。

だが、バレンタイン監督は中止を残念がりつつも、雨を“恵み”ととらえた。首位攻防戦の初戦は、開幕2連勝の小野が中8日と休養十分で登板。エース・清水、渡辺俊が続く。10日の日本ハム戦では、千葉マリンの“風のいたずら”を機に逆転勝利を飾るなど、天はロッテの味方。自然の恩恵を授かり、連勝街道をひた走る。

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福浦、西岡がファン300人にサイン&記念撮影会[サンスポ]

ロッテの福浦と西岡が12日、雨中即席サービス。オリックス戦が中止になると、球場に残っていたファン約300人に対し、サイン&記念撮影会を開いた。福浦は「中止になってファンは残念がっているので、こういうことができてよかった」。気温8度のなか45分間、笑顔のオンパレードだった。

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仰木流“右8人打線”またスライド[報知]

オリックス・仰木彬監督が12日、雨天中止となった11日のロッテ戦(千葉マリン)で、ロッテの先発左腕・セラフィニ対策として、右打者8人を並べる秘策を用意していたことを明かした。ロッテが13日へ2日連続のスライド登板を決めたことで、指揮官も“スライド打線”を明言。徹底した“右攻撃”で、首位ロッテを叩きのめす。

2日連続の雨。振ることのできなかった采配の一端を仰木監督がもらした。「(練習の)スイングを参考に組んだんやが…。1番は下山やったかいな」。提出するはずのメンバー表には、村松もガルシアの名前もなかった。セラフィニに対し、昨年5打数4安打1本塁打と大当たりだった平野以外は、ズラリと右打者が並んでいた。

セラフィニには3月29日のこのカード(大阪ドーム)で、8回3失点に抑えられ白星を献上。「明日こそ仕切り直しであって欲しい。あと1つやが、全勝で帰りたいな」。マジシャンの容赦ない“右攻撃”で、オリックスが一戦必勝の“勝ち逃げ”を狙う。

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仰木監督もビックリ?新井マジックでセラフィニ対策[サンスポ]

老将もビックリ仰天?オリックスは12日、ロッテ戦が2日続けて雨天中止。試合前のこと。新井チーフ打撃コーチからスタメン表を手渡された仰木監督は「この前の内容を見て、判断したんやろうけど、びっくりしたわ」。3月29日の試合(大阪ドーム)で8回3得点に抑えられ、白星を献上した左腕・セラフィニ対策として、無安打だった左の村松、ガルシアを外し、右の下山と大西を起用。前回の対戦でソロを放った下山を1番に抜擢していた。13日もセラフィニがスライド先発する。新井マジック(?)が施された打線も“スライド”して難敵を攻略する。

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小林至さんから球界改革意見[報知]

プロ野球構造改革のためのワーキングチームが12日、東京・内幸町のコミッショナー事務局に元ロッテ投手でソフトバンク球団取締役を務める小林至さん(江戸川大助教授)を招き、意見を聞いた。

東大卒で米大リーグにも詳しい小林さんは「日本野球のライバルはディズニーランドや(家での)ごろ寝。興味が拡散しているのだから、巨人戦の視聴率が20%あることが不思議だと考えて改革案を組み立てるべき」と助言。ドラフト制度は「法律との整合性を問われる」と基本的人権の尊重の観点から、自由競争の導入を主張した。

さらに「野球のブランド価値が落ちている。もう5000円の価値がないのかもしれない。対価に見合った価値を取り戻さないで、ファンサービスだけしていていいのか。日本のプロ野球はメジャーのファームになっている」と指摘。ブランド力を高めるため、ソフトバンクの孫オーナーが提唱した「クラブチーム世界一決定戦」の実現を後押しした。ただ方法論は多少異なり、「Wシリーズがあるから『世界一』は難しい」とホーム&アウエー方式のカップ戦を提案した。

ワーキングチームは今月中旬にMLBを視察し、世界一戦や国際レンタル制度の可能性について意見交換する。

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元ロッテ小林氏、プロ野球の価値低落指摘[ニッカン]

プロ野球の諸問題を検討するワーキンググループ(作業部会)が12日、ソフトバンクの小林至球団取締役から球界についての意見を聞いた。

東大からロッテに入団し、現在は江戸川大の助教授を務めている小林取締役はプロ野球のブランド価値が落ちていることを指摘し、価値の向上や普及の重要性を主張。ソフトバンクの孫正義オーナーが提案する「クラブ世界一決定戦構想」を説明し、ドラフト制度や、自治体との関係などについても話した。

ワーキンググループはこれまでサッカーJリーグなどからも意見を聞いており、4月中旬には大リーグ機構を訪問する予定。

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