4月16日4月16日ソフトバンクが中軸の三者連続弾で今季9度目の逆転勝ちを収め、首位に浮上した。ソフトバンクは1点を追う4回、松中の2号ソロ、城島の4号ソロ、ズレータの7号ソロの三者連続本塁打で逆転に成功。投げては先発新垣が7回を被安打6、2失点で今季初勝利。8回途中から救援した三瀬が8セーブ目。一方、ロッテはベニーの2点適時打で先制し、8回にもベニーが両リーグトップの20打点目となる適時打を放ったが1点及ばなかった。先発の清水直は4失点完投負け。ロッテは今季初の連敗で貯金を5に減らして2位に転落。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
| 福岡ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
ベニーが全3得点を叩き出す活躍などで1点差まで詰め寄ったが、2連敗で8日ぶりに首位から滑り落ちた。連敗、同一カード負け越しとも今季初。それでも、バレンタイン監督は「シーズンは長いし、連敗はこれからもある。今日も試合内容は良かった」と強気に話した。3連発を浴びた清水についても「最初から最後まで良い投球をした。ただ5分間（3発被弾の4回）だけ、悪い球が行った」。エースを責めなかった。
3者連続本塁打を浴び2敗目を喫した清水は「ハーッ」と、大きな溜息をつきながらベンチを後にした。3連発を食らったのは野球人生で初。「甘く行ったらやられるということ。何しろ世界一を狙っている打線（ソフトバンク）ですからね」。
3者連続本塁打を浴びた清水はショックを隠せなかった。「甘くいったらやられる打線ということ。世界一を目指している球団ですから」と、皮肉を交えて悪夢の4回を振り返った。5回以降は無失点だっただけに、バレンタイン監督は「素晴らしい投球をしてくれたが、5分間だけ失投が続いた」と悔やんだ。清水も「また研究し直します」と雪辱を誓った。
3者連続本塁打を浴びたロッテ清水はショックを隠せなかった。「甘くいったらやられる打線ということ。世界一を目指している球団ですから」と、皮肉を交えて悪夢の4回を振り返った。
5回以降は無失点だっただけに、バレンタイン監督は「素晴らしい投球をしてくれたが、5分間だけ失投が続いた」と悔やんだ。清水も「また研究し直します」と雪辱を誓っていた。
ロッテはソフトバンクとの首位攻防戦で今季初の連敗を喫し、8日から守り続けた首位の座を明け渡した。悪夢は4回だ。エース清水が松中、城島、ズレータにまさかの3連発を被弾。「甘い球はやられる。世界一を狙っているチームですから」。人生初の出来事に表情はゆがんだ。それでも「粘るしかない。負ける訳にはいかない」と7回で新垣がマウンドを降りたのに対し、ロッテの18番は最後までマウンドを守り続けた。
バレンタイン監督も「最初から最後まで清水はいい投球だった。5分間、失投が続いただけ」と完投した右腕をねぎらい、最後は「シーズンはまだ長い」と気持ちを切り替えていた。
まさかの3連発で今季初の連敗。ロッテが8日間座り続けた首位のイスから転がり落ちた。
エースがエアポケットにはまった。「3連発食らったらダメ。甘く行ったらやられる打線なのに」。初回に2点の援護をもらいながら辛抱できなかった清水は試合後、申し訳なさそうに声を絞り出した。前回1日の対戦では完封勝利。その自信も敵地の大声援にそっくりのみ込まれていた。
「清水は最初から最後まで素晴らしかった。ただ、5分間ほど失投が続いた時間があった」と悔やんだバレンタイン監督。「初の連敗？長いシーズン、これが最後ではないと思う。いい試合をやってきている。このままいい形の野球を続けていきたい」と気持ちをすぐに切り替えた。昨年の春先も4連勝後、10連敗を喫しただけに、ここが正念場だ。