わたしはかもめ2005年鴎の便り(5月)

便

5月1日

福岡ソフトバンク3−15千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテはソフトバンクに3連勝で20年ぶりの10連勝となり、貯金を今季最多15とした。ロッテは同点に追いつかれた後の3回、フランコの2試合連続となる5号2ランで勝ち越し、その後も、ベニーが5号3ラン、6号3ランを放つなど15得点で快勝した。先発の渡辺俊は8回を無四球3失点でリーグ単独トップとなる5勝目を挙げた。ソフトバンクは、柴原が史上229人目の1000本安打を達成し、松中が10号、11号ソロを放ち7年連続2ケタ本塁打を記録したが、投手陣が踏ん張れず首位ロッテとのゲーム差は3.5となった。

123456789R
千葉ロッテ02300421315
福岡ソフトバンク0200010003
フランコ
「敵地での3連戦だったからね。2勝すればOKと思っていたけれど、3連勝はナイスだね。同点でのホームランはいいところで上手く打てたね。チームの勝利に結びついて嬉しいよ。本当にタフなチームになっているよ。みんな自分の仕事をキッチリやっている。10連勝の経験?初めてだよ。」
ベニー
「(6打点は)それが自分の仕事だから。今までできなかったけど、今日はしっかりできた。いい仕事ができたね。三瀬から打ったホームランはスライダー。打てる球が来たので、しっかり打ち返したよ。三瀬がパーフェクトというのは知らなかった。いいピッチャーから打てて良かったね。足の状態は、だいぶ良くなってる。毎日しっかり治療をしている。全力でプレーするだけだよ。」
渡辺俊
「フランコのホームランが大きかったですね。野手のみんなが良く打ってくれて、守ってくれました。みんなで勝利したゲームだったと思います。連勝のプレッシャーというほどのものではないですが、連勝を止めたくないという気持ちはありました。でも、負けている時の方がプレッシャーはありますね。松中選手はかなり意識したしたんですが…。とにかく、松中選手の前にランナーを出さないように気をつけました。5連勝でハーラートップ?まだ5月ですよ(笑)。(打線は)とにかく、リズムには気をつけています。」

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フランコ&ベニーで9点

フランコ、ベニーの2人が計3発9打点の活躍で大量得点をもたらした。3番フランコは同点の3回、右翼ポール直撃の5号勝ち越し2ランを放ち、6回にも適時打。4番ベニーも6回と9回にそれぞれ豪快な3ラン。「打てる球を打った。いい仕事をしたと思うよ」と笑顔。

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日本一の強さだ!ロッテ10連勝[ニッカン]

好調ロッテが連勝を10に伸ばし、貯金を日本一74年以来の15にふくらませた。サブマリン渡辺俊が、またも好投。ソフトバンク打線に12安打を浴びるも無四球の制球力で8回3失点と踏ん張り、ハーラートップの5勝目を挙げた。同投手先発時に爆発する打線は、この日も15得点と大量援護。月は変わっても、勢いはそのまま。さあ、5月は31年ぶりのV、そして日本一へ、早くも首位固めだ。

10連勝が決まると、ベンチに戻った選手は自然と歓喜の輪をつくった。バレンタイン監督を中心に、力強いハイタッチをかわす。無傷の5勝でハーラー単独トップに立った渡辺俊も「よく打って、よく守ってもらった。みんなで勝った試合」と笑顔でその輪に加わった。貯金は、ついに日本一に輝いた74年後期以来の15まで増えた。もはや勢いだけではない強さを印象づける圧勝だった。

サブマリンの渡辺俊は打たれながら、チームにリズムをつくろうと粘りの投球を続けた。12安打を浴びたが、致命傷には至らない。128キロのシンカーと80キロ台のスローカーブで丹念にコーナーをつきながら、四球はゼロ。松中にソロ2発を許したが、8回を3失点で食い止めた。

渡辺俊が投げれば打線は打つ。4月の流れは、5月に入っても続いた。「他の投手から『いいなあ』と言われます」と、思わずほくそ笑みたくもなる17安打15得点の援護を受けた。これで今季6試合に登板し、1試合平均13安打、11得点の大量援護。かねて「みんなが守備につくタイミングをはかって投げている」という配慮も大きい。

また、サブマリンは「四球を出したら大量点につながってしまうからね」と傷口は広げなかったが、逆に味方打線はこの日、7四球も選んで大量点につなげた。2回は李、大塚、橋本の3連続四球で満塁とし、サブローが先制の2点二塁打。3回には今江が押し出し四球を選んだ。6、7回は先頭打者の小坂、サブローが四球で出塁、ダメ押し点につなげた。5戦連続2ケタ安打の数字が目立つが、総四球数もリーグトップの110個。「つなぎ」の意識と大技が噛み合っている。

3月27日の開幕2戦目の試合前イベントで、74年の栄光のVメンバーがグラウンドに立った。金田監督、村田、有藤…。31年ぶりの優勝を、の雰囲気はいやが上にも盛り上がる。それにもバレンタイン監督は「『連勝』と皆さんはいうが、次の試合のことだけを考えている」と冷静。5月白星発進に「気分はいいね」と、本拠地に戻る3日からの楽天戦で連勝をさらに伸ばすつもりだ。

渡辺俊が投げれば打線爆発
1勝千葉マリン9回、1安打0失点26-024安打
勝敗なし千葉マリン5回2/3、6安打4失点4-58安打
2勝千葉マリン7回、3安打1失点10-218安打
3勝福岡ドーム8回2/3、8安打1失点4-14安打
4勝西千葉マリン8回、7安打1失点8-29安打
5勝福岡ドーム8回、12安打3失点15-317安打

ロッテの2ケタ連勝
連勝年月日&相手
18(1)60-06-05近鉄〜06-29近鉄
1550-05-12西鉄〜06-04阪急
1259-08-04南海〜08-23南海
10(1)71-05-15阪急〜06-02近鉄
1073-04-20阪急〜04-29南海
10(1)84-07-29南海〜08-12西武
1085-10-02日本ハム〜10-13西武
1005-04-19日本ハム〜05-01ソフトバンク

[注]( )内数字は連勝中の引き分け

サブロー
「いい形でマリン球場に帰ることができる。」(2安打3打点)
「中堅芳香の打撃?それは結果。意識せず自分の打撃を心がけている。」(3安打で好機を広げる)

◇満塁打率5割超

ロッテの2ケタ連勝は85年10月以来、20年ぶり8度目。貯金15は2シーズン制だった74年後期(最終38勝23敗4分け)に記録して以来になる。この日は17安打を放ち、1試合15安打以上は早くも7度目だ。ロッテのチーム打率は現在リーグ1位の3割7厘だが、塁上の走者数別に出すと、走者なし.272→一塁.311→得点圏.365→満塁.531。この日、サブローが先制打を放った満塁機は5割を超えている。ロッテが自慢の投手力とチャンスに強い打撃で連勝を伸ばしている。

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ロッテ10連勝、31年ぶり貯金15[スポニチ]

ロッテの連勝が「10」に伸びた。首位ロッテは1日、2位ソフトバンクを相手に打線が爆発。17安打で15点を奪い、投げても渡辺俊介投手が8回3失点の好投で開幕から無傷の5連勝。日本一になった74年以来31年ぶりに貯金を15とした。3日からは最下位の楽天3連戦、そして6日からは交流戦の横浜戦3連戦。一体、連勝記録はどこまで伸びる?

福岡に乗り込んで、眼下の敵に3連勝。大型連勝はついに「10」だ。試合後のバレンタイン監督の晴れやかな表情も、もうおなじみとなった。

バレンタイン監督
「強敵相手に3連勝で千葉に戻れるのは気分がいい。これからもよい野球をやっていく。」

強打が自慢のソフトバンクのお株を奪う17安打15得点。5番から3番に打順が上がったフランコが指揮官の期待に応えた。同点に追いつかれた直後の3回に右翼ポール直撃の5号2ラン。6回にも左前適時打を放ち、あと三塁打が飛び出せばサイクル安打という4安打の大暴れだ。

「取られても取り返すタフなチームになった。全ての歯車がうまくいっている」と胸を張った。フランコに負けじと、4番のベニーも3安打6打点。6、9回に2打席連続で3ランを放ち、通算30打点でリーグトップに立った。

過去、10連勝した年は、全てが3位以内に入っており、昨年0.5ゲーム差で逃したプレーオフも“当確”だ。さらに、貯金15は、日本一に輝いた74年以来となる31年ぶりと、20年ぶりの10連勝には吉兆データが次から次に出てくる。85年に10連勝を経験している西村ヘッドコーチも「プロ4年目だったので無我夢中だったが、あの頃は負ける気がしなかった。ベンチの雰囲気がいいというのは、今も昔も一緒だよね」と前回の勢いとだぶらせる。

「連勝のことを考えているのは(報道陣の)皆さん。私が考えているのは次の試合のことだけ」と指揮官。でも、3日からは最下位の楽天3連戦、そして6日からは交流戦・横浜戦が控える。45年ぶりの11連勝はもちろん、さらなる快進撃に期待は膨らむばかりだ。

◇渡辺俊、5勝目

渡辺俊が8回を12安打3失点でハーラー単独トップの5勝目を飾った。「連勝を止めるのは嫌だったけど、連敗を止める重圧に比べれば大丈夫。みんなの勝利です」と汗をぬぐった。

毎回のように走者を背負った。それでも女房役の橋本は「結構打たれたけど、粘りのある真骨頂の投球だった」と称えた。2、6回と松中にソロを浴びながら「松中さんの前に走者を出さないようにすること。そして打たれたら、後ろの打者を注意する」と話した通り、前後のバティスタ、城島の計8打席を無安打に封じ込めた。10連勝は全て先発が勝利投手となる盤石ぶり。2年連続2ケタ勝利を目指す渡辺俊も、貪欲に勝ち星を重ねていく。

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5月も続くMの快進撃!ロッテ10連勝で貯金『15』[サンスポ]

バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!! ヤフードームで万歳をしているのは、博多のタカ大応援団ではない。千葉の甘党…ロッテの小応援団だった。

そろそろ、負けると思っていた?この勢い、簡単には止まらない。打線は依然好調で17安打、15得点。ソフトバンクを3タテして、そう大台到達。10連勝だ。

首位攻防戦。マウンドで仁王立ちしたのが、ハーラートップの5勝目を挙げた渡辺俊だった。 「アンビリーバボー・ラッキー(信じられないほどツイている、の意味らしい)。よく打って、よく守ってもらいました。みんなで勝った試合です」。

好調ではなかった。8回3失点ながら、被安打は12。粘投だった。我慢のピッチングだった。2失点は松中のソロ2本。ランナーを背負っても得点を許さない。これがサブマリンの真骨頂だ。

下手投げの“母”は畳だ。栃木・都賀町立都賀中2年のとき、「同期にエースがいて同じ投げ方では勝てない」と転向した。実は父方の実家が畳店。良質の国産イグサを織った畳は軟らかく弾力性に富む。子供の頃から畳の上で寝転び、シャドーピッチングをしていた。以前、「畳に囲まれた生活がよかったのかも」と渡辺は話している。

サブマリンはバランスが命。今でもバランスを崩さないよう、片方の足でスクワットを行うなど、人とは違ったトレーニングも取り入れている。日本一低い場所から繰り出される投法の裏には、努力がある。

千葉マリンに戻った3日、勝てば45年ぶりの11連勝。相手は4連勝中のお得意さま、楽天。ロッテファンの方も、そうでない方も、歴史的瞬間に立ちあえること間違いなし。さあ、みんなでマリンにどうぞ!!

渡辺俊介(わたなべ・しゅんすけ)
昭和51年8月27日、栃木県生まれ、28歳。国学院栃木高から国学院大、新日鉄君津を経て平成13年ドラフト4位でロッテ入団。社会人時代は日本代表としてシドニー五輪出場。4年目の昨季は最多の12勝(6敗)を挙げ、防御率3.59。今季は6試合に登板、5勝0敗、防御率1.94。1メートル77、70キロ。右投げ右打ち。年俸6100万円。既婚。背番号31。

◇“渡辺俊介シート”次回は22日

今季から千葉マリンに“渡辺俊介シート”が誕生。月に1度、背番号にちなんで31人のファンを招待している。一塁側内野S指定席で、生ビールが1人1杯無料。特製オリジナルストラップ(非売品)もプレゼントされる。その第2回が5月22日の中日戦に決定。詳細は球団ホームページまで。

◇助っ人パワーが大爆発

助っ人のバットが炸裂。まずフランコが3回、2戦連発の勝ち越し5号2ランを放ち「追加点が欲しいところで1本打てて嬉しい」。6回にはベニーがダメ押しの5号3ランを右翼へ運び「前の打席にチャンスで凡退していたから、絶対に走者を還したかった」。ベニーは9回にも6号3ランを放ち、通算30打点でリーグトップに立った。

バレンタイン監督
「タフなチームになっている。みんなが自分の仕事をきっちりできている。連勝を考えているのは皆さん(報道陣)達。私は次の試合のことしか考えていない。」
サブロー
「チャンスで打つことができてよかった。3つ勝って千葉に戻りたかったから。」(2回に先制二塁打)

◇データBOX

(1)
ロッテの10連勝は昭和60年10月2日(日本ハム戦=後楽園)から同13日(西武戦=川崎)でマークして以来、20年ぶり。11連勝となると大毎時代の昭和35年以来となり、このときは球団記録の18連勝をマークした。
(2)
チームは今季2度目の5試合連続2ケタ安打。通算14度目で、内訳は楽天、西武戦で各4度、日本ハム、ソフトバンク戦で各3。オリックス戦だけまだ記録していない。2ケタ安打試合は14戦14勝で、黒星がついていないのはロッテだけ。
(3)
渡辺俊は開幕から無傷の5連勝。チームでは平成15年の清水直以来、2年ぶり。ちなみに、開幕6連勝は同13年の黒木(9連勝)が球団としては最後だが、渡辺の次回登板はどうか。

◇番記者は見た!

“見てはいけないもの”を見てしまったのかもしれません。試合終了3時間後。あまりにも原稿を書くのが遅く、球場の記者席で1人残って仕事をしていると…。バーン!!突然、ヤフードームの天井付近で爆発音。「な、何だ…」。実は勝利のために用意していた花火が、まさかの3連敗で披露できず。誰もいなくなったドームで処理される寂しい瞬間を目撃してしまったのです。花火さん、ごめんネ。君達の分は3日、きっと千葉マリンで気持ちよく打ち上げてもらうから。

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ボビー優勝だ!74年日本一以来貯金15[報知]

31年ぶりの優勝は夢じゃない。打線は17安打で15点、投げては先発・渡辺俊が8回を3失点で開幕5連勝。投打に圧倒的な力を発揮したロッテが20年ぶりの10連勝を達成した。これで貯金は日本一に輝いた1974年後期(前、後期制)以来の15。ソフトバンクとのゲーム差は3.5と広がり、いよいよ独走態勢に入った。

地平線から放たれる球筋が、今のロッテを象徴していた。深く体を沈め、地上数センチから浮き上がる渡辺俊のストレート。サブマリンが描く白球の軌跡は「万年Bクラス」と言われてきたロッテの逆襲を表していた。

勝利への執着心が恐怖心を消し去った。MAX128キロ。度胸と粘りで常勝軍団に立ち向かう。「連勝を止めるのは嫌でしたから」打たれても視線は落とさない。12安打を許しながら無四球で8回3失点。松中に二発を浴びたが、共にソロ。「走者なしで4番を迎える」という意識の徹底が、失点を3にとどめた。

渡辺俊は「連勝より負けている時の方がプレッシャーはある」と言った。昨年から6度も連敗を止めてきた。暗いムードを1人で消し去ってきた強心臓右腕は、チームの勢いに身を委ねた。開幕から無傷の5連勝でハーラートップ。チーム同様、自身も昨年からの連勝を「10」に伸ばした。

“俊介神話”が生きていた。「今日のホークスは渡辺をよく打っていたから、いつも以上の援護が必要だったんだよ」とバレンタイン監督。今季、渡辺俊の先発試合では平均11得点。俊介が投げれば、打線が爆発する。また、昨年から、攻撃陣が5点以上奪った試合では16連勝中。「アンビリーバブル、ラッキー!」と渡辺俊は強運に感謝した。

周囲と比べ、明らかに見劣りする177センチ、70キロの華奢な肉体。だが、そんな男のプロ入りを後押ししたスラッガーがいた。巨人・清原だ。社会人時代に参加した巨人・宮崎キャンプ。清原から「君とはいずれ対戦するだろうから、頑張れよ」とゲキを受けた。「あの言葉でプロでやる自信がついた」と振り返る。

サブマリンの粘投で10連勝。日本一に輝いた1974年後期以来、31年ぶりに貯金15に到達。サブマリンは「まだ5月ですから」と無関心を装った。ソフトバンクとのゲーム差は3.5。伝説の74年に肩を並べた今、目標は1つに定まった。

1974年のロッテ
前、後期の2シーズン制だったが、金田正一監督はシーズン初め、日拓(現日本ハム)のエースだった実弟・留広投手を獲得して木樽、成田、村田、八木沢と強力投手陣が完成。打線は主砲・アルトマンがシーズン途中に癌を患っていることが発覚。戦線離脱を余儀なくされたが、有藤、山崎、弘田、得津らが引っ張り、少ない得点を投手陣で守り切る野球を見せた。前期は2位、後期は優勝で阪急とのプレーオフに臨み、3連勝でリーグ制覇を決めた。巨人のV10を阻止した中日との日本シリーズも4勝2敗で制して、24年ぶり2度目の日本一となった。東京・銀座での優勝パレードに推定200万人が集まった。

◇助っ人ベニー弾弾、フランコ弾

「大型連休」とは無縁のロッテ打線が怒涛の攻撃を繰り広げた。同点で迎えた3回。前夜の主役・フランコが右翼ポール直撃の2ラン。あっさり勝ち越すと、あとはもうお祭り状態。敵地でのソフトバンク3タテは96年以来だ。「ウチは取られたら取り返すタフなチームになっているんだ」フランコの言葉に、もう1人の助っ人も牙をむく。4番のベニーは6回と9回に3ランを放ち、ソフトバンクの息の根を止めた。

得意の集中打が火を噴き、7人の投手から17安打15点の猛攻撃。バレンタイン監督は「連勝して千葉に帰れるのは気分がいいよ」と10連勝に上機嫌でバスに乗り込んだ。

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ロッテ10連勝、フランコが勝ち越し弾[ニッカン]

絶好調の首位ロッテが2位ソフトバンクから17安打で15点を奪い、敵地福岡で3連勝を飾り、20年ぶりの大型連勝は10まで伸びた。

勝利の立役者は5番から3番に打順の上がったフランコだった。同点にされた直後の3回、右翼ポール直撃の勝ち越し2ラン。5−2の6回には貴重な6点目の適時打。4安打の活躍に「点を取られたらすぐ取り返せるタフなチームになっている。みんなが自分の仕事をきっちりできている」と笑顔を見せた。10連勝は全て先発が勝利投手となっており、投打の歯車ががっちりと噛み合い3試合を残しパの首位として交流戦に臨むことを決めた。3日の楽天戦で、45年ぶりの11連勝を狙う。バレンタイン監督は「連勝を考えているのは皆さん達。私は次の試合のことしか考えていない」と目前の1勝に執着する姿勢を示した。

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