ロッテが45年ぶりの12連勝。また、本拠地10連勝の球団新記録で貯金も今季最多の17。ロッテは1回フランコの適時打で1点を先制。7回、福浦の適時打、サブローの2点適時二塁打などで5点を追加。8回にも李の猛打賞となる適時打など5連打で4点を奪い、今季7度目の2ケタ得点。投げては先発ルーキー久保が5回を投げ、その後、高木、藤田、山アの完封リレーで2勝目。楽天は今季初先発の山村が6回を1失点に抑えるが、今季5度目の完封負けで今季4度目の4連敗。借金も今季最多の20。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4 | x | 10 |
新人の勢いも、ロッテの快進撃に欠かせない。ルーキーの久保康友投手(24)が「ゼロ行進」を続け、12連勝を飾った。プロ2度目の先発で5回2/3を無失点の好投。前回初先発完封に続く2勝目を挙げた。「松坂世代最後の大物」と呼ばれる男は多彩な球種で頭脳的な投球を見せた。これで12連勝全て先発投手が勝利。完封リレーに打線も終盤爆発し、本拠地で球団新記録の10連勝を飾った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 4 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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インボイス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 3 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | x | 9 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4 | x | 10 |
捕手橋本の目前で、何度も土煙が舞った。久保は「何とか低めに球を集めようとした」とワンバウンドの投球を続けた。中堅から本塁へ9メートルの強風が吹く。制球が定まらない。「調子は良くなかったし風がすごかった」と千葉マリン名物の強風に苦しんだ。緊迫した試合で5回以外は走者を許す展開。それでも最速146キロの直球に加え、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク、シュートと変化球で要所を締めた。
6回途中1−0のまま降板、先発の役割を果たした。「クイックにしたり、直球の握りを変えたり…。まともに行ったらやられていた」と冷静に自分の状態を分析。関大一(大阪)時代は成績優秀で、文武両道を貫いた。「松坂世代最後の大物」と呼ばれて入団したが、頭脳派の真価を発揮して同年代通算236勝目だ。4月24日の楽天戦では球団49年ぶりの新人初先発完封を達成。25日の西武戦前の練習で松坂から「すごいじゃん」と祝福された。
ネット裏では父雅俊さん(58)母裕子さん(53)らが見守った。「心配したけど、チームに助けてもらった」と雅俊さんは喜んだ。完封勝利のウイニングボールは奈良の実家に送った。子供の頃から炭酸ジュースを避けて牛乳を飲み続けた努力家。試合に負けた時でも、涙は1度も見せなかったほどしんは強い。
これで3試合計15回を無失点。ファームでも2試合計10回を無失点と、まだ点を与えていない。久保の粘投で12連勝全て先発投手が白星を飾った。バレンタイン監督は「前回は打者を圧倒したが、今日は状況が違った。持ち球を使って良い投球をした」と肩を抱いて喜んだ。次回登板は交流戦。「セの松坂世代と対戦?チームの勝利が第1。でも勝ちたい」と静かにライバル意識を燃やした。3年春のセンバツでは決勝で松坂と投げ合い敗れた。「いい経験ができた。まず優勝、そして新人王を目指したい」としっかりした口調で語った。
千葉マリン場外の特設ステージに、新人の久保が初登場した。その試合のヒーローだけが立つことができる舞台。本来なら、4月24日の楽天戦でプロ初先発発完封勝利をマークしたときも文句なしの立役者だったのだが、敵地・仙台での試合で当然ステージはなし。この日も快投を演じ、本拠地のファンに初お目見えとなった。大勢のファンから声援を受けた久保は「これからも頑張ります」と緊張気味。マウンドでの度胸の良さとは裏腹に、舞台ではテレまくっていた。
80年4月2日〜81年4月1日生まれで、投手として入団したのは44人いる。既に退団した選手や寺本(ロッテ)牧谷(ヤクルト)ら野手へ転向した選手もいるが、44人のうち23人が白星を挙げ、松坂世代は合計で236勝193敗。最多は松坂(西武)の78勝で、和田27勝、新垣21勝、杉内19勝のソフトバンク勢が松坂に続いている。
松坂世代の通算成績 | ||
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選手名(所属) | 入団 | 勝敗 |
松坂大輔(西) | 99 | 78−49 |
和田毅(ソ) | 03 | 27−14 |
新垣渚(ソ) | 03 | 21−17 |
杉内俊哉(ソ) | 02 | 19−13 |
木佐貫洋(巨) | 03 | 17−15 |
久保裕也(巨) | 03 | 14−14 |
石堂克利(ヤ) | 99 | 10−10 |
久保田智之(神) | 03 | 10−11 |
長田秀一郎(西) | 03 | 7−10 |
永川勝浩(広) | 03 | 6−8 |
藤川球児(神) | 99 | 5−6 |
加藤大輔(オ) | 03 | 5−4 |
杉山直久(神) | 03 | 3−5 |
光原逸裕(オ) | 05 | 3−1 |
小野寺力(西) | 03 | 2−1 |
久保康友(ロ) | 05 | 2−0 |
酒井順也(巨) | 99 | 1−3 |
酒井大輔(広) | 99 | 1−1 |
藤崎紘範(楽) | 99 | 1−5 |
館山昌平(ヤ) | 03 | 1−4 |
伊代野貴照(神) | 03 | 1−1 |
堤内健(横) | 03 | 1−1 |
橋本健太郎(神) | 05 | 1−0 |
矢口哲朗(中) | 99 | 0−0 |
安原政俊(巨) | 99 | 0−0 |
高橋一正(ヤ) | 99 | 0−1 |
矢野修平(広) | 99 | 0−0 |
小椋真介(ソ) | 99 | 0−1 |
松本拓也(近) | 99 | 0−0 |
寺本四郎(ロ) | 99 | 0−0 |
石川政実(巨) | 02 | 0−0 |
江草仁貴(神) | 03 | 0−0 |
龍太郎(横) | 03 | 0−1 |
栗田雄介(オ) | 04 | 0−0 |
川井進(中) | 05 | 0−0 |
川添将大(中) | 99 | 登板なし |
牧谷宇佐美(ヤ) | 99 | 登板なし |
丹野祐樹(ヤ) | 99 | 登板なし |
福井強(西) | 01 | 登板なし |
富樫和大(日) | 02 | 登板なし |
小森孝憲(ヤ) | 03 | 登板なし |
植大輔(中) | 03 | 登板なし |
小林正人(中) | 03 | 登板なし |
杉山春樹(西) | 04 | 登板なし |
計 | 236−193 |
ロッテが連勝を12に伸ばした。12連勝は、91年6月にヤクルト、同8〜9月に西武が記録して以来、14年ぶり。ロッテでは50年15連勝、59年12連勝、60年18連勝に次いで4度目になる。千葉マリンでは4月3日ソフトバンク戦から10連勝となり、ロッテが本拠地で2ケタ連勝は初めてだ。この日も勝利投手は先発の久保。パ・リーグで12連勝以上は17度目になるが、今回のロッテのように引き分けを挟まないで先発投手が12試合連続勝利はリーグ史上初めてになる。
ロッテが強い。強すぎる!楽天に10−0と圧勝して、連勝を「12」に伸ばした。千葉マリンでは10連勝で、本拠地連勝の球団新記録を樹立。打っては2ケタ得点、投げては先発・久保から4投手が完封リレーだ。この連勝中、相手にリードを許したのは、わずか1イニングだけ。31試合終了時点での勝率7割7分4厘はパ・リーグ最高勝率タイ記録。もはやロッテを止めるものはない?
勝ち方を楽しんでいた。勝利という結果だけでは、もう満足できなかった。「満員のファンに楽しんでもらえて喜ばしいよ」心地よい浜風と大歓声のシャワーを浴びて、バレンタイン監督はチームの成長に目を細めた。
今季最多の2万8874人を動員した千葉マリン。スタジアムが緊迫した試合展開にしびれを切らそうとした時、祭りが始まった。1−0で迎えた7回。西岡の左中間二塁打を合図に、3割打線が火を噴いた。5安打で5点。8回にも5連打で4点を奪い、瞬く間に2ケタ得点。「ウチは爆発力がある。本来の姿を見せられたよ」とボビー。まるで試合のクライマックスを出し惜しみしていたかのように、大フィーバーを巻き起こした。
先行逃げ切りの必勝パターンは、先発のルーキー・久保が作った。12連勝の108イニング中、リードされたのは、わずか1イニング。「先に点をやらないことだけ考えました」直球の勢い、制球力も欠く苦しい中、粘りで5回2/3を無失点。「風が強いから、握りを変えたりして、普通の真っすぐを投げなかった」とベテラン顔負けの投球を展開だ。これでデビューから16イニング無失点。“ミスターゼロ”からバトンを受けた救援陣も完封リレー。3番手で1回2/3を零封した藤田はこれで400試合連続救援登板のプロ5位タイの快挙達成。「嬉しい。自分の仕事ができている」個々の力の結集も、連勝の原動力だ。
「あの日」を境に、ロッテは無敵になった。球団記録の26点を奪った、楽天との開幕第2戦。「やっぱり26点の試合が大きかった」と里崎。若手の今江も「あの試合で勢いがついた」という。ナインが自らの力を確信した圧勝劇だった。
終わりの見えない12連勝。「選手が自信を持っていれば、結果はついてくる」と指揮官は連勝持続を予感した。31試合終了時点の勝率は、65年南海と並びパ・リーグ最高。「最強」の称号を手にしたロッテ。その歩みを妨げるものは見当たらない。
千葉マリン名物の強風にのってスコアボード上の鯉のぼりが、休むことなく泳ぎ続ける。予定されていた花火が中止されるほどの最大風速9メートル。その風の勢いのように休み知らずのロッテ打線。6回までは1−0と接戦だった試合も7、8回には打線が爆発。終わってみれば今季15試合目の2ケタ安打で12連勝だ。
「選手達が自信をもっていいプレーをしている。個人だけでなくチームとしても成長し続けている」とバレンタイン監督。これで本拠地では10連勝。平成7年の9連勝を上回り、いとも簡単に球団新記録の誕生だ。
負けを忘れた?ロッテにファンも興奮気味。チケットを求めて連日球場に殺到している。今季最多の2万8874人を集めたこの日は、3月26日の開幕戦、前日3日の試合に続き、今季3度目のチケット完売。くしくも相手は全て楽天というから、勝ち星だけでなく、収益でも“お得意さま”になっている。
昨季の完売は2度だけだった。5月に入ったばかりで、既に昨年を上回る状況に「この勢いはすごいですね」と営業担当者もすっかり笑いが止まらない。
勝っているから応援する。応援があるから勝つ、というまさに相乗効果。日本記録の18連勝に向けて、ロッテに不安材料は見当たらない。
自由枠ルーキーの久保(松下電器)が5回2/3を5安打無失点で2勝目を挙げた。「連勝を止めたくないというプレッシャーはありましたが、ゲームをつくることができてよかったです」。3試合目でいまだ防御率は0.00。バレンタイン監督も「持ち球をすべて使って投げていた。よく集中していた」と目を細めた。
バンザ〜イ、バンザ〜イ!選手とともに戦う応援団の熱き思いが伝わってきた。今季最多2万8874人観衆で埋まった球場は興奮に包まれていた。本紙ロッテ番記者が千葉マリンスタジアムの右翼席に潜入、日本一と言われる熱狂応援団と共に歓喜した。連勝を12に伸ばした快勝劇を右翼席からルポ、ファンの心でつづった。
黒と白。無数の旗のすき間から手を振るボビーが見えた。恒例の勝利の挨拶に胸が熱くなった。監督も選手も皆こちらを向いている。スタンドとグラウンドがつながっている気がした。
お立ち台から下りた久保が目の前まで駆け寄ってきた。取材で対話する普段より距離を置いて眺めたルーキーはクボコールにポーカーフェースを崩して照れていた。
観衆は今季最多の2万8874人。昨年20回以上足を運んだという千葉市の鈴木藍さん(27)が「左翼席に座るのは初めて」といつもの右翼席を追われた。そしてロッテファンは左翼席も占拠した。
試合直前、ファンに与えられた永久欠番、背番号26のビッグフラッグを手に持った。応援歌が流れた。戦闘態勢に入った緊張感に身震いがした。
1回裏。この日も先制した。2死三塁でフランコのライナーが自分達の右翼席へ近づいてくる。「ウオーッ」。言葉にならない絶叫のなか先制二塁打が生まれていた。
2回以降沈黙していた打線は7回に5安打5点、8回も5連打4点。10点目が入ると儀式としてタオルを回すと初めて知った。韓国人気グループ・コヨーテの「純情」に合わせ、スタンドが揺れた。朝6時に家を出たという東京・葛飾区の小学6年、梅澤幸太くん(11)が「10点以上取って欲しいな」と目を輝かせていた意味が分かった。
連勝は12に、ここ千葉での連勝は新記録の10に伸びた。「ファンに選手が応えてくれる。そのファンも一体になっているところが他チームと違う」と江藤瞳さん(24)。「サッカーのようだ」と評される応援スタイルはバレンタイン監督が前回就任当時から培われてきたという。オリオンズ時代を知る栃木県在住の松浦宏泰さん(46)は「95年からメガホンをやめようと声を掛けて回った。後は声を出すしかない。自然とこういう形になるんです」と説明する。
歌って、はねて、叫んで−。声がかれた。汗をかいた。でもどこか胸は熱く、心地いい。これが一体感だろうか。少しだけマリーンズサポーターに近づけた気がする。ボビーのお祭り野球を支え、盛り上げていたのはこの熱狂、熱気だった。
ルーキー久保が6回途中まで無失点と踏ん張り、2勝目を挙げた。本拠地では初の先発も名物の強風を「利用しようと思った」と握りを変えた“動く速球”で4月24日の完封に続き、3試合計15イニング無失点を継続中だ。お立ち台では「新人王を狙う」と宣言。この日は奈良の実家から駆け付けた両親がスタンドで初観戦。母・裕子さん(53)は「小さい頃から泣いたところを見たことがない」と声を詰まらせていた。
ロッテ新人の久保康友投手(24=松下電器)が6回途中まで無失点で2勝目。楽天からは4月24日に初先発初完封勝利を挙げたが「チームが連勝していて、正直、前回よりプレッシャーがあった」と振り返った。
「制球が悪く、ごまかしながら投げた」と言うが、新人とは思えない頭脳的な投球だった。球場特有の強風を生かすために変化球を多投。速球にはシュート回転を掛け、打者の胸元を突いた右腕は「(中盤まで)1点差の勝負でいい経験になった」と収穫を口にした。
5回を除いて毎回走者は出しながら、本塁を踏ませなかった。ロッテ投手陣が粘り強い完封リレーで12連勝を呼び込んだ。
連勝中、先発投手が全ての勝ち星を挙げているが、完投はわずか2試合。救援陣の奮闘も見逃せない。この日は高木、藤田の活躍が光った。
新人久保をリリーフした高木の出番は1点リードの6回2死一、二塁。代打山崎に徹底して内角を攻め、最後は内角カーブで三ゴロに。4球団を渡り歩いたプロ19年目の左腕は「この興奮は今まで味わったことがない。今は投げるのが本当に楽しい」と充実感を噛み締めた。
7回1死一塁で登板した藤田は関川を内角スライダーで三振、盗塁失敗の併殺でピンチを切り抜けた。「最後は三振を狙って取った」。この日が入団から400試合連続救援登板だったスペシャリストは胸を張った。
打線の奮起を待ち続けた投手陣の粘りに、バレンタイン監督は「本当に素晴らしかった」と称賛の言葉を贈った。
ロッテで臨時コーチを務めたこともあるトム・ハウス氏(58=元ブレーブス)が自らの薬物使用歴を告白した。3日付のサンフランシスコ・クロニクル紙のインタビューで「直球のスピードを上げるためにヒト成長ホルモンやステロイドを使用した。疲労回復には効果があったが、球速は上がらなかった」とし、長期的には大変危険であると使用に警鐘を鳴らした。また、既に70年代から各球団6〜7人の投手が薬物を使用していたとし、調査の必要性を訴えた。同氏はレンジャーズ投手コーチ時代には奪三振王ライアンらを指導。独自の野球理論は日本球界でも信奉者が多い。
サブローが2安打4打点と活躍した。「6回にエラー。何とか我慢して結果を」と第4、5打席で固め打ち。ケガで出遅れ。しかし1軍合流後は9試合連続安打。これまた我慢を見事にバネにしている。連勝スタート直後の4月21日に第二子の長男が誕生。その名も「チームの勝利を祈願して」、勝星(しょうせい)ちゃん。「親孝行な息子です」とこぼれた笑みにパパの自信が漲っていた。
中継ぎ左腕の藤田が、400試合連続救援登板を、またも無失点で花を添えた。今季9戦で計8回2/3を無失点だ。「400試合?嬉しいですね。まだまだいきたいね」と頼もしかった。