横浜が今季初先発・吉見の好投でロッテの連勝を6で止め、4位に浮上した。同点で迎えた8回、横浜は佐伯のレフトへの4号ソロで勝ち越しに成功。その裏、李承Yの11号ソロで同点されるが9回、3人目・薮田から村田の8号2ランで勝ち越すと続く石井の1号ソロ、この日3打点目となる佐伯の適時三塁打で一挙4点を挙げる。投げては今季初先発の吉見が、8回を被安打2四球1、失点2で、昨年10月14日以来の勝ち星を挙げた。ロッテは、9回に横浜2人目のクルーンから1点を取るが千葉マリンでの連勝は3でストップ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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横浜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 6 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 |
連勝が6で止まったバレンタイン監督は「9回は最後まで諦めずに反撃した。いい試合だった」。負けても、貯金を22も抱えるだけに余裕の口ぶりだった。救援した薮田が3本塁打を浴びる乱調にも、降板後にタオルで顔を覆った右腕を気遣ってか、「これまでいい投球をしてくれている。たまたまヒットゾーンに投げただけ」と事もなげに話した。
セットアッパー薮田が横浜につかまり連勝は6で止まった。バレンタイン監督は「ずっといい投球だったが、今日はヒットゾーンに行ったようだ。しかし、打った打者を褒めるべきだ」と話した。それでも最後まで諦めず、9回裏には快速ストッパーのクルーンから1点を奪った。「追いすがろうと一生懸命プレーした。いい試合だった」。連勝ストップを悔やむことはなかった。
李のバットから5試合ぶりの本塁打が飛び出した。1点差をつけられた直後の8回裏、一時同点とする11号ソロ。「狙っていた変化球(スライダー)が来たので自分のスイングができた」。1発は実らず連勝は6で止まったが「シーズンは長いんで、ケガしないよう、気を緩めないようにしていきたい」と前向きに話した。
ロッテの瀬戸山代表と宮田編成部長が30日からオーストラリアと、中国・上海を訪れる。オーストラリアでは来春のキャンプ地候補に挙がっているジーロン市で条件面の交渉予定で、上海ではプロ野球リーグの視察を行う。6月4日に帰国する。
中継ぎエースの思わぬ乱調で、連勝は6でストップした。同点の8回から登板したセットアッパーの薮田が、1死から佐伯に1発を浴びて勝ち越しを許すと、同点に追いついた直後の9回には村田、石井に2発を献上して降板。結局、1回1/3を計3被弾、4失点で今季3敗目を喫した。それでも交流戦首位を堅持しているだけに、バレンタイン監督は「今年ここまでは、いい投球を続けていた。(打った)バッターを褒めるべきだ」と中継ぎ右腕をかばう余裕を見せた。
ロッテが来春キャンプの有力候補地にオーストラリアのジーロン市を挙げていることが28日、分かった。30日に瀬戸山球団代表と宮田編成部長が成田空港を出発。31日に同市と条件面などについて協議を行う。順調に交渉が進めば来春キャンプの前半をジーロン市で、後半を従来の鹿児島で行うことになる。ジーロン市は2月の降水量も少なく、球団関係者は「まだ、正式決定はしないが、6月中には決めたい」と話した。その後、瀬戸山代表と宮田部長は中国の上海に移動して中国プロ野球の試合を視察し、来月4日に帰国する。
2ケタ安打は23試合、チーム打率は.294。6連勝中には巨人・上原も工藤も、横浜・三浦も打ちのめしたロッテ打線が横浜の先発・吉見の前に、8回でわずか2安打と沈黙した。
「130キロ台?でも差し込まれた。キレもあったし、緩急もあったし…パ・リーグにはあまりいないタイプです」。ミートには定評のある小坂も脱帽する。
140キロに届かない直球とチェンジアップ、カーブという緩急のコンビネーション。ただ抑えられたのはそれだけではないかも。バレンタイン監督はこう振り返る。「吉見はとてもいい内容だったけど、我々ももっと強い気持ちで打っていくべきだった」。
連勝が6でストップしたのは大きいが、パ1位通過からプレーオフ制覇を目論む首位ロッテには、足元を見つめ直すいいきっかけになった。
これまで抜群の安定感を見せていたセットアッパーの薮田が乱調。同点の8回からリリーフすると、2イニングで佐伯、村田、石井から3本塁打を浴び、無念の降板となった。バレンタイン監督は「これまでずっといい投球をしていた。ヒットゾーンを逃さずとらえた打者をホメるべき」と中継ぎエースを擁護した。
ロッテは30日から瀬戸山球団代表らを来春のキャンプ候補地である豪州・ジーロン市に派遣。条件面などを協議する。交渉が順調に進めば、来春は前半をジーロン市、後半を従来の鹿児島市で行うことになる。同代表はその後は上海に移動、業務提携している中国野球リーグの北京チャイナホープスターズの試合を観戦する。
李のホームランを捕ろうと、虫取り網が並ぶ ロッテの進撃は“遅球”に止められた。横浜・吉見の操るカーブ、チェンジアップの前に打線が沈黙。勢いを逆手に取られた形で、8回2安打と凡打の山を築いた。連勝は6でストップ。「吉見はいい内容だった。タイミングが合っていなかった」とバレンタイン監督は淡々と敗戦を受け入れた。
ロッテ側は横浜の先発を土肥と予想。吉見は不意打ちだったが、最大限の抵抗は見せた。2回に1安打で1点を先行すると、1点ビハインドの8回には李が同点の11号ソロ。9回には、吉見より20キロ以上速いクルーンを攻め、1発が出れば同点の状況まで追いつめた。
誤算は不動のセットアッパー・薮田。8、9回に3被弾を喫し、勝利を明け渡した。「薮田はいつもいい投球をしている。今日は横浜の打者を褒めるべき」とバレンタイン監督は右腕を気遣った。6連勝後の1敗。試合後もファンとの写真撮影を行うなど、指揮官の表情は敗戦のダメージとは無縁だった。
ロッテは28日、瀬戸山球団代表と宮田編成部長が30日から来春のキャンプ候補地であるオーストラリア・ジーロン市を訪問し、条件面などを協議すると発表した。交渉が順調に進めば、来春は前半をジーロン市、後半を従来の鹿児島市で行うことになる。瀬戸山球団代表らは6月2日に上海に移動、業務提携している中国野球リーグの北京チャイナホープスターズの試合を観戦する。4日に帰国予定。