わたしはかもめ2005年鴎の便り(5月)

便

5月30日

7・1千葉マリンに「SW」が来襲![ニッカン]

スターウォーズが7月1日に千葉マリン球場を来襲する。交流戦でも首位を走るロッテはイベント企画も活発だ。同日の西武戦をハリウッドデーとして「スターウォーズ エピソード3」と合体。エピソード2でジャンゴフェット役のテムエラ・モリソン氏と、ボバフェット役のダニエル・ローガン氏が訪れ、始球式などを行う。野球好きの両氏がバレンタイン監督率いるロッテの快進撃を知り、同9日封切りの映画プロモーションも兼ね、来訪が実現した。球場スクリーンでエピソード3の予告VTRを放映するなど、千葉マリンが「劇場」にもなる。また仮装した観客には先行上映会のチケットが抽選で当たる企画も検討中。「普段とは一味違った雰囲気のマリンスタジアムを演出したい」と荒木企画広報部長は語った。

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千葉マリンでスター・ウォーズ[報知]

◇7・1ML戦 エピソード2出演俳優が来る

あのスター・ウォーズが千葉マリンに来襲する。映画「スター・ウォーズ」シリーズの出演俳優2人が、7月1日、西武戦が行われる千葉マリン球場を電撃訪問することになった。全米ではシリーズ最終作「エピソード3/シスの復讐」が人気沸騰中。ロッテはこの日を「ハリウッド・デー」として、スタジアムをスター・ウォーズ一色に染め上げる。

今回、来場するのは「エピソード2」で賞金稼ぎのジャンゴ・フェット、ボバ・フェット親子を演じたテムエラ・モリソン(43)とダニエル・ローガン(17)。元々野球好きの2人はメジャーでも“名将”と言われたバレンタイン監督を訪問することを熱望し、実現した。当日は球場で“仮装大会”も実施。球団は日本先行上映会(7月2日)のプレミアチケットを2組4人に用意。米国の試写会では、登場キャラに扮して映画館を訪れる客も多く、荒木企画広報部長は「最も素晴らしい仮装をした方にプレゼントすることも検討している」と話した。

全国ロードショーに先駆け“スター・ウォーズ来襲”。セ、パの域を超え、ハリウッドをも巻き込み、ロッテが破竹の勢いを全世界に知らしめる。

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日本合意なしでも米国W杯強行発表[ニッカン]

来年3月に開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関し、MLB(大リーグ機構)ジャパンが開催に理解を求めるため日本報道陣との懇談会を開いた。30日、東京・内幸町の事務所でジム・スモール・マネージング・ディレクターが対応。4月末に各国へ招待状と開催概要を送付したが、日本プロ野球組織(NPB)は米国主導の開催方法に疑問を持ち、参加を決めかねている。

スモール氏は「昨年11月に開催の基本合意に達しているのに、なぜ今反対するのか」と困惑。米国主導については「各国代表の約60%は大リーガー。また利益の70〜80%は米国から出てくる。招待試合としてリーダーシップをとるが決して独裁ではない」と説明した。

NPBの見解では昨年11月の基本合意は、詳細については各国で話し合うという条件付き。その機会もなく不利な詳細が決まったことに不信感を募らせている。長谷川コミッショナー事務局長は「近日中に12球団の意見を集約した文書を出す」と語った。

なお、日本の最終決定が出ずとも米国時間7月11日に詳細発表を行う。また、スモール氏は「出てくれると信じているが、日本が出なくとも大会は行われる」と話した。

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日本不参加でも「W杯やる」[報知]

◇MLBジャパン代表明言

米大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が来年3月の開催を発表したプロ野球W杯「第1回ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)について、MLBジャパンのジム・スモール代表が30日、東京・内幸町の事務所で大会の進捗状況を説明し、日本が不参加の場合、他国で代替する考えを示した。

日本プロ野球組織(NPB)は昨年11月に参加について基本合意したものの、運営面などに関して、12球団から不満が噴出している。MLBの決定によれば、大会の収益は日本で行う1次リーグも含めてWBCインク(運営会社)が一括管理、分配する。

スモール代表は「MLBの金儲けではない。ヤンキースと楽天がもらう金額は同じ。大会が赤字になったら負債を負うのはヤンキース(MLB)だけ。組織委員会の会合はスケジュール調整が難しくて開けなかった。NPBとの対話が不足しているとは思っていない」と主張。日本が不参加の場合は「他の国が参加したいと言っているので、そこになる」と話した。

これに対し、NPBの長谷川事務局長は12球団から意見、質問、提案などを集めたことを明かした。近くまとめてバド・セリグMLBコミッショナーとドン・フィアー選手会専務理事宛てに手紙を出し、対応を待って実行委員会で検討する。

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参加に難色示す日本側にMLBが反論[サンスポ]

MLBジャパンのマネージングディレクター、ジム・スモール氏が30日、都内で取材に応じ、来年3月開催の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」について、日本側が参加に難色を示している点について反論した。

大会がMLBとMLB選手会主催である点に、

(1)
各国は実現可能なプランを提示していない
(2)
出場選手の60%以上はMLB所属で収益の70〜80%は米国内で生まれる

ことを挙げ、「運営委員会を設けて日本に2席を用意し、発言権を確保している」と最大限の配慮を強調した。

WBCの主催にあたっては既に株式会社を設立。全収益を吸い上げ、経費を差し引いた分を各国に分配するという。「ヤンキースも楽天も受け取る金額は全く同額」とスモール氏は強調したが、一方でMLB球団は市場開拓費を供出するという。しかし、リスクを負うMLB球団が日本球団と同じ分配金とは考えにくい。

日本側は11月4日の基本合意後に1度も運営面での話し合いがもたれないことに不信感を抱いている。「何の話し合いもなく細かい提案書がきた。12球団の意見が集まったので、早急に質問や意見を含んだ文書を米国に出す」と、コミッショナー事務局の長谷川一雄事務局長。参加の最終決定は7月19日のオーナー会議の予定だ。

「主催といっても独裁ではない。日本の意見を尊重して懸案を解消したい」と話したスモール氏だが、「7月11日には(MLB球宴開催地の)デトロイトで参加チームを発表する。日本の参加に関係なく大会は開催するし、成功すると思う」とキッパリ。夢の世界一決定戦実現へ。限られた時間でのギリギリの折衝が始まる。

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渡辺前オーナー、球界復帰へ[スポニチ]

読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長(78=前巨人オーナー)の球界復帰が濃厚となった。6月7日に行われる読売の決算役員会および同23日の株主総会で渡辺会長の読売巨人軍(資本金4億5000万円、本社=東京・大手町)の代表取締役会長就任が決まる見通しだ。

渡辺会長は昨年8月13日、巨人スカウトによる明大・一場(現楽天)への不正スカウト問題の責任をとり球団オーナーを辞任し、球界と距離を置いてきた。渡辺氏の球団会長就任について巨人・滝鼻オーナーは30日、本紙の取材に対し「聞いてないな」と述べたが、既に複数の球界および読売関係者がこの動きを確認している。

渡辺会長は読売新聞社長当時の96年12月、巨人オーナーに就任。球界の中心的存在としてドラフト改革、FA制度導入などに辣腕を発揮、球界に強い影響力を発揮した。球団会長就任となればオーナー辞任からわずか10ヶ月のスピード復帰となる。渡辺会長は5月9日、週刊誌を相手に損害賠償などを求めた訴訟の本人尋問(東京地裁)で一場問題について「私には罪の意識はない。社会的責任はないとはっきりいえる」と述べ、政財界の親しい知人には「球界復帰」をほのめかしていた。「巨人会長」という肩書で開幕から低迷が続くチーム再建に直接、かかわる意向と伝えられている。

ただ、渡辺氏が球団会長に就任した場合、滝鼻オーナーとの役割分担など、微妙な部分もあることなどから就任に首をかしげる向きもある。

巨人は29日現在、5連敗で借金8。首位から7ゲーム差の最下位に低迷する非常事態に直面している。それだけに巨人関係の人事を含めた読売新聞社決算役員会の成り行きが注目される。

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21試合で20通りのオーダー、ボビー流幻惑術

ロッテはペナントと交流戦を通じて変幻自在のオーダーで首位を走っている。交流戦では相手左腕投手が続いた25、26日の巨人戦を除き、全て先発オーダーが変わった。21試合を戦い、実に20通りのオーダー。ボビー流の起用が的中している。バレンタイン監督は「先発を決めるというのは監督に任された仕事。様々な要素が絡み、吟味して決めている。試合の前から戦いは始まっている。毎日同じメンバーだったら、誰が監督をやってもいい。もしも、各球団がオーダーを完全固定して毎日同じ名前が連なると、つまらない戦いになる」と語る。不動の4番や先発メンバーを固定したがる傾向にある日本の野球に、一石を投じる采配をしている。

85年から92年まで大リーグ、レンジャーズで指揮を執った。暑いテキサスで選手を休ませて起用した経験から来ている。変幻自在のオーダーも「それだけが理由じゃない。無理に変えようと思って買えている訳ではない」と選手層の厚さを強調した。ラインナップも「連なっているという意味」と説明。さらに「1番打者といっても、確実に先頭打者になるのは1回だけ」ととらえている。

打順やその変更は他の選手とのつながりを考慮しており、結果として集中打が多い「マリンガン打線」となっている。パのデータが少ないセの球団には、まさに“難敵”となった。

◇ロッテ今季53試合の打順と回数

1番
西岡28、小坂24、代田1
2番
堀31、西岡14、大塚7、李1
3番
福浦49、フランコ3、李1
4番
ベニー42、フランコ8、李2、里崎1
5番
フランコ17、里崎13、李10、ベニー6、サブロー5、パスクチ2
6番
李15、フランコ11、大塚8、里崎7、パスクチ5、サブロー4、橋本2、垣内1
7番
橋本15、大塚8、今江6、里崎6、フランコ6、サブロー5、李5、初芝2
8番
今江22、大塚10、橋本7、サブロー7、井上3、フランコ1、渡辺正1、里崎1、小坂1
9番
今江23、小坂8、代田4、諸積3、平下1、橋本1、渡辺正1、サブロー1、大塚1、井上1、投手9

◇DHなし、ロッテ断然

交流戦首位のロッテは、DHの使えない9人制での黒星は、サヨナラ負けした交流戦初戦の6日横浜戦しかなく、9人制では現在8連勝中だ。逆に、なれない9人制で苦戦したのが日本ハム。こちらは25日広島戦で白星を挙げるまで7連敗。DH制の首位は7勝2敗のヤクルト。鈴木、ユウイチ、リグスがDHに入り、3人合わせて打率3割2分4厘を記録している。

交流戦9人制勝敗表
球団勝率
1ロッテ810.889
2阪神621.750
3ソフトバンク630.667
4巨人531.625
5ヤクルト650.545
6西武560.455
7横浜450.444
8オリックス342.429
9広島570.417
10楽天360.333
11日本ハム270.222
12中日150.167

交流戦DH制勝敗表
球団勝率
1ヤクルト720.778
2オリックス831.727
3西武630.667
4阪神750.583
5日本ハム660.500
5ロッテ660.500
7ソフトバンク561.455
7巨人561.455
7横浜560.455
10広島351.375
11中日5100.333
12楽天380.273

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観客数セ減少パ増加

パ・リーグ6球団は交流戦に入ってから観客数が増えている。6球団のうち5球団が10%以上増え、西武は1試合平均の観客数が交流戦前の1万4033人から交流戦は1万9286人と37.4%も増えた。逆にセ・リーグは広島を除いた5球団が観客減。ヤクルトは30%も減るなど、リーグ全体でも交流戦前に比べ14.9%減少している。観客が減っているセ・リーグの中で人気カードとなっているのが楽天戦。14日甲子園での阪神−楽天戦は交流戦最多の4万7267人を記録し、楽天戦3試合は全て4万7000人以上動員。広島も交流戦の平均が1万3998人に対し、楽天戦3試合の平均は1万8393人となっている。

平均観客数比較
球団交流戦前交流戦増減(%)
ソフトバンク2814832088+14.0
オリックス1953421740+11.3
ロッテ1871020259+8.3
日本ハム1666319501+17.0
西武1403319286+37.4
楽天1295415105+16.6
パ・リーグ2279322556−1.0
阪神4396637134−15.5
巨人4114539501−4.0
中日3250031733−2.4
ヤクルト2094914671−30.0
横浜1477713853−6.3
広島1312313998+6.7
セ・リーグ2799723824−14.9

[注]数字は30日現在

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