わたしはかもめ2005年鴎の便り(5月)

便

5月31日

千葉ロッテ1−4広島(千葉マリン)

広島が黒田の昨年4月以来の2試合連続完投勝利で対ロッテ戦初勝利を挙げた。1回嶋の適時打で先制した広島は、その裏フランコの適時打で同点にされるが8回、前田の13号ソロ、倉のスクイズ、森笠の適時打で3点を勝ち越す。黒田は今季4度目の完投勝利の7勝目でハーラー単独トップ、奪三振も65でリーグトップ。防御率を2.60にし、2位に浮上。ロッテは交流戦2位に転落し、ソフトバンクとのゲーム差は4。また、開幕以来負けなしの火曜日の連勝は8でストップした。藤田は昨年8月4日対ダイエー以来の負け。

123456789R
広島1000000304
千葉ロッテ1000000001
藤田
「7回は上手く抑えることができたけれど、8回は前田選手を追い込みながらスライダーが抜けてしまいました。あの1球が全てです。あの1球で向こうに勢いをつけてしまいました。とにかく、次は気持ちを切り替えて頑張ります。」
バレンタイン監督
「小野が前回打球を受けたので、1日多く休ませようと思った。小林宏は中5日の影響もなく、とてもいい内容だった。」

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藤田まさか、今季初被弾&初黒星[ニッカン]

ロッテの左腕セットアッパー、藤田がまさかの1発を浴びた。7回1死一塁で1失点と好投した小林宏をリリーフ。広島浅井、嶋と打ち取ったが、8回先頭の前田にスライダーを右中間に運ばれた。今季16度目の登板で初被弾、初黒星を喫した。「スライダーが抜けてしまった。あの1球が全て。1発で相手に勢いをつけてしまった」と悔やんだ。これまで12回1/3を投げて失点わずか1。前回登板で打球を右ヒザに受けた小野と順番を入れ替えて先発した小林宏が好投しただけに、誤算だった。

ロッテは交流戦首位から陥落し、広島に初黒星。火曜日の試合も9戦目で初めて負けた。バレンタイン監督は「藤田は打てる高さに球が行ってしまった。(小林宏は)問題なくいい投球だった」と話した。好守も随所に出たが、打線が初回の1点に終わった。「黒田はとてもいい投手。チャンスがあったが点に結び付かなかった」と淡々と振り返った。

小林宏
「調子はあまり良くなかったが、守りに助けられて何とかゲームはつくることができたと思います。もう少しいい形で次の投手につなぎたかったが、次また頑張ります。」(中5日で7回途中まで1失点と好投)

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火曜日不敗神話崩れた[スポニチ]

ロッテの不敗神話が崩れた。開幕から火曜日は8戦全勝と勝率10割を誇ってきたが、中継ぎエースの藤田が8回に「スライダーが抜けてしまった」と前田に痛恨の1発を浴びてついに初黒星。同時に交流戦の首位からも陥落した。それでも5月を17勝9敗で乗り切ったバレンタイン監督は余裕の表情。水曜日も開幕から8戦全勝とあり、1日の広島戦を前に「明日が何曜日であろうと、負けた次の試合だから勝ちたいよ」と笑顔さえのぞかせていた。

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ロッテ火曜日初黒星…交流戦首位から陥落[サンスポ]

ここまで8勝0敗と負け知らずだった火曜日に今季初黒星。中継ぎエースの藤田が8回、前田に今季初被弾。その後も加点された。「いいバッターを2ストライクまで追い込みながら、高めにいってしまった」とバレンタイン監督。藤田も「あの1球が全て」と肩を落とした。この1敗で交流戦首位から陥落したものの、実は水曜日も8勝0敗。気持ちを切り替え、1日にリベンジに臨む。

小林宏
「調子自体はよくなかったが、何とかゲームを作ることができた。もう少しいい形で次のピッチャーにつなぎたかった。」

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ロッテ交流戦首位陥落[報知]

右翼席に飛び込んだ白球を藤田はぼう然と見送った。同点の8回、先頭・前田へのカウント2−2からのスライダーは高めへ。ここまで15試合に登板して被安打わずかに3。防御率0.73とチーム一の安定感を誇った左腕は、今季初被弾、初の敗戦投手に「追い込んでからのスライダーが抜けてしまった。あの1球が全て」とがっくり。

後を受けた山ア、川井も踏ん張りきれず、この回計3失点。開幕から8戦全勝の火曜日に初黒星が刻まれ、交流戦首位もヤクルトに明け渡した。「あれで向こうに勢いをつけてしまった」背番号12は再び悔しさを滲ませた。

それでも6勝16敗1分けと散々だった昨年の5月から一転、今年は17勝9敗。この日も、小坂らが超美技を演じて、レフトの広島ファンからも喝采を浴びた。「守備力の高さがに表れたね。今年はいい野球ができている」と指揮官は敗戦も涼しげに振り返った。

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