わたしはかもめ2005年鴎の便り(6月)

便

6月1日

千葉ロッテ7−2広島(千葉マリン)

ロッテが今季4度目の先発全員安打となる14安打で7点を挙げ、貯金を再び今季最多タイの23とした。ロッテは2回、李の13号ソロで先制。3回にはベニーの9号3ラン、橋本の適時打で4点を追加。6回にも、ベニーの適時打で2点を加えた。先発・小野は今季2度目の完投勝利で6勝目をマーク。チームは開幕から続く水曜日の連勝を9とした。2位ソフトバンクとのゲーム差は変わらず4。広島は、石原の犠飛と新井の11号ソロで2点を返すのみで借金は4。先発・佐々岡は昨シーズンから7連敗。

123456789R
広島0000100012
千葉ロッテ01400200x7

◇小野104球完投で6勝目

ロッテ小野は104球と余力を残しての完投で6勝目を挙げた。「いつも助けてもらっていた救援陣を休ませることができてよかった」と、チームメートを気遣う余裕も見せた。交流戦3勝無敗だが、小野は「セ・リーグにシュート投手が少ないからでしょう」と淡々としたもの。6回1死一、三塁のピンチも、新井をシュートで詰まらせて併殺に打ち取り「今日も要所で決まったね」と笑みをこぼした。

小野
「5回は野村選手のところでボールにしてもいいところを痛打されて、少し動揺してしまいました。球数が少なかったことは途中で意識しました。いつもリリーフ陣に助けてもらっているので、行けるところまで行こうという気持ちでした。監督からは7点目が入ったところで『9回までいけるか』と聞かれました。足は投げている時は問題ないです。押したりすると痛みはあるけれど、プレーには関係ないです。小林宏投手には申し訳なかったが、1日伸びて楽になりました。規定投球回には、到達したい気持ちはあるけれど、まずは自分の仕事。ゲームを作ってチームの勝利に貢献したいですね。」
ベニー
「チャンスの場面では走者を返すことだけを心掛けているので、おのずとコンパクトなスイングなっている。あまり気持ちを高ぶらせることなく、落ち着いて自分のストライクゾーンに来たボールを振っているよ。出られるものなら出たいね。光栄なことだから。マリーンズの代表として出られたら最高だよ。ただ、出られなくても、シーズンで最高の成績さえ残せればいいけどね。」
「今はオールスター戦のことよりも、目先のチームの勝利のことしか気にしていません。今日もホームランを打って、チームの勝利に貢献できたことが嬉しいです。でも、オールスター戦に出られたら、本当に光栄です。中間発表ですが、1位になったことは素直に嬉しいですね。」
サブロー
「誕生日は1つ歳をとるだけですよ(笑)。(5回の好捕は)今日のベストプレーでしょうね。ライナーの打球が伸びる風だったので、そのへんは頭に入れていたので上手くいきました。カンですよ。バッティングはヒット1本打って急に良くなりました。今日はいいプレーも出たし、ヒットも2本打ったし、いい1日でしたね。いい誕生日になったね。バットでも守備でもアピールしていかないといけないですから。」

◇キャンペーン

ロッテ今江敏晃内野手がJR海浜幕張駅前で行われた路上喫煙禁止キャンペーンに参加した。

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李12戦8発

◇“満塁男”ベニー5打点

ロッテが、球宴ファン投票での大躍進御礼の猛打ショーだ。まずはDH1位の李だ。2回に右中間へ先制13号ソロ。最近12試合で8発と量産態勢に入った。交流戦9号はトップタイだ。

吉報に発奮した。実は、昨年も同じように第1回発表は1位。だが、その後に成績が下降し、球宴出場を逃している。中間発表1位に「目先の試合の方が大事」と表情を引き締め、「球宴に出ることは光栄なこと。1位?素直に嬉しい」と話した。

もう1人、発奮した助っ人がいた。3回に9号3ランを放ち、6回2死満塁から中前へ2点適時打を放ち5打点の活躍をみせた4番ベニーだ。今季満塁で9打数5安打、16打点の強さを発揮した。

中軸に刺激され、チームは先発全員安打で今季24度目の2ケタ安打。5月15日に4連敗して以来の連敗も阻止した。バレンタイン監督は「ファンがいい選手と認めている証拠。値する活躍をしている」と喜んだ。

小野
「セにはシュート投手が少ないので、自分の持ち球を生かせればと。リリーフ陣を休ませることができて良かった。」(完投で4年ぶりの6勝目)

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球宴ファン投票中間発表始まる

◇パは好調ロッテが4人トップ

プロ野球のサンヨーオールスターゲーム(第1戦=7月22日・西武ドーム、第2戦=同23日・甲子園)ファン投票の中間発表が1日から始まり、第1回発表でセ・リーグは先発投手を除いて阪神勢が独占した。外野手部門で赤星がセ最多の7万4123票を集めたのをはじめズラリと並んだ。最も票を集めたのは捕手部門のソフトバンク城島で7万9052票。今季から最多得票選手は表彰される。

パ・リーグでは好調ロッテが中継ぎの薮田、抑えの小林雅、二塁の西岡、指名打者の李と4人がトップ。また売り出し中の西武中村は投票用紙に名前がないにもかかわらず、三塁で5位、指名打者でも4位に入った。中間発表は土、日を除いて27日まで行われ、7月7日にファン選出、翌8日に監督推薦が発表され、全出場選手が出揃う。なお、チケットは6日から9日まで先行発売され、19日から一般発売される。

◇過去最多の期待

昨年はファン投票1位がいなかったロッテが、今年は現時点で4人と大躍進だ。二塁手1位の西岡は「嬉しいです。球宴はお祭りみたいなもの。出ることに意義がある」と喜んだ。守護神の小林雅は「これからも恥ずかしくない結果を残していきたい」。中継ぎの薮田は「本当ですか?選ばれるように頑張ります」と語った。加古にファン投票1位最多は有藤通世、山ア裕之らが選ばれた74年などの4人。先発投手部門で渡辺俊が西武松坂に次ぐ2位に入るなど、チームの好調が反映され、過去最多人数の期待も膨らむ。

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李12戦8発!満塁男ベニー5打点[ニッカン]

ロッテが、球宴ファン投票での大躍進御礼の猛打ショーだ。まずはDH1位の李だ。2回に右中間へ先制13号ソロ。最近12試合で8発と量産態勢に入った。交流戦9号はトップタイだ。

吉報に発奮した。実は、昨年も同じように第1回発表は1位。だが、その後に成績が下降し、球宴出場を逃している。中間発表1位に「目先の試合の方が大事」と表情を引き締め、「球宴に出ることは光栄なこと。1位?素直に嬉しい」と話した。

もう1人、発奮した助っ人がいた。3回に9号3ランを放ち、6回2死満塁から中前へ2点適時打を放ち5打点の活躍をみせた4番ベニーだ。今季満塁で9打数5安打、16打点の強さを発揮。ベニーは球宴外野部門では「次点」の4位で、「マリーンズの代表として球宴に出られたら最高」と狙うつもりだ。

中軸に刺激され、チームは先発全員安打で今季24度目の2ケタ安打。5月15日に4連敗して以来の連敗も阻止した。バレンタイン監督は「ファンがいい選手と認めている証拠。値する活躍をしている」と喜んだ。6月も白星発進で、球宴、そしてプレーオフへファンをひき付ける戦いを続ける。

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李ファン御礼弾、水曜日負けなし続く[スポニチ]

ロッテの李承Yが2回に13号ソロ。「タイミングよくジャストミートできた」と話したが、交流戦に入り9発目は先発全員の14安打7得点を呼び込む“ファン御礼弾”となった。球宴ファン投票の第1回中間発表では西岡、小林雅、薮田と共に指名打者部門で1位選出。「中間発表とはいえ、素直に嬉しい」と話せば、西岡も第2打席で右前打。「これからも恥ずかしくない結果を出していきたい」。開幕から水曜日は負けなしの9連勝とあって笑顔が絶えなかった。

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ロッテ水曜9勝0敗!“水”を得た快進撃で広島圧倒[サンスポ]

水曜日は負ける気がしなーい!!というか、負けていない。6月に入ったが、水曜日は今季負けなしの9勝0敗。前日の5月31日は火曜日初黒星を喫したが“ウェンズデー伝説”は継続中だ。

この日は打線が爆発し、先発全員安打をマーク。主役はベニーだ。3回に9号3ラン、6回にも満塁でダメ押しの2点適時中前打で5打点の大活躍。「チャンスの場面では走者を還すことだけを考えている」。実は相撲好き。小錦を尊敬し、5月場所には足を運んだ。日本伝統の“勝負”を見て、勝利への感覚を研ぎ澄ましている。

バレンタイン監督も「打線が活発だった。ベニーは良い状態」と絶賛。12連勝、26得点と記録ずくめの今季のロッテに新伝説。マリーンズ(水兵)は、やっぱり水(曜日)に強い。

「タイミングよくジャストミートすることができた。」(2回に13号先制ソロ)
ロッテの曜日別勝敗
(1日現在)
勝率
4130.250
9810.889
99001.000
4220.500
9540.556
10550.500
10910.900
5539160.709

◇小野が完投6勝目

小野が8安打2失点完投で6勝目。「いつもリリーフ陣に助けてもらっているので、完投できて嬉しい」。前回登板の5月24日の巨人戦(長野)で打球が右すねに直撃。小林宏とローテの順番が変更された。「ちょっとジンジンします」とアイシングしながらも、笑顔だった。

◇今江が「路上喫煙禁止キャンペーン」に参加

今江敏晃内野手がJR海浜幕張駅周辺で行われた「路上喫煙禁止キャンペーン」に参加した。

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「プロ」が小学生ジャパン計画

◇12球団の本拠地代表チーム結成、全国大会から選抜

日本プロ野球組織(NPB)が、小学生のジャパンチーム結成を計画していることが1日、分かった。野球の裾野拡大を目指す一環として考えられている。計画では、全日本軟式野球連盟の協力を得て各地でNPB主催の野球教室を行い、参加選手から選抜して12球団の本拠地代表チームを結成。その代表チームによる全国大会を行い、最終的にジャパンチーム結成までを検討している。「ジャパン養成塾」というコンセプトで計画を進めている。

サッカーと違い、野球はそれぞれの組織がバラバラで一貫した育成ができていない。だが、プロアマ関係は雪解けに向かっている。昨年、日本高等学校野球連盟(高野連)と覚書を交わし、今オフからはプロ選手が母校で練習でき、高校生とキャッチボールなどができる方向で話が進んでいる。各組織の枠を超えて、野球界の将来のため、裾野拡大が必要という認識は共通のものとなっている。

これまでも各球団や選手会、OB会などが個々に野球教室を行ってきた。だが、NPBが主催することで、12球団の統一した動きにつながる。将来的には、Jリーグのユースチームのように、各地の代表チームが各球団の下部組織となる可能性もある。既に全日本軟式野球連盟ではNPBの提案を受け、5月の理事会で討議し「子供の夢につながる」として協力の方針を固めた。NPBは20日の実行委員会で議題とし、各球団の見解を求める。

野球の裾野拡大は、長期的にみて球界改革の軸となる。NPBが音頭をとるという意味でも、意義ある企画になりそうだ。

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