わたしはかもめ2005年鴎の便り(6月)

便

6月4日

阪神3−4千葉ロッテ(甲子園)

ロッテが貯金を今季最多タイの24戻し、交流戦で単独首位に浮上した。ロッテは1回サブローの2点適時打で先制、その裏今岡の適時打などで同点にされる。3回ベニーの10号ソロでリードするもその裏金本の適時打で追いつかれるが4回フランコが2試合連続12号ソロを2人目・江草から放ち勝ち越し。川井、薮田、小林雅の継投で逃げ切った。先発セラフィニは5回を被安打3、3失点、4月30日以来の今季4勝目。小林雅はリーグトップの17セーブ目。阪神は今季最多タイの13三振と打線が繋がらずリーグ3位に後退。

123456789R
千葉ロッテ2011000004
阪神2010000003
フランコ
「きれるかどうかは走っていたので、ボールを見ていないので分からなかった。昨日は初回に5点を取られて追いついたけど、結果として勝てなかった。今日も打った時は勝利打点になるとは思わなかったけどピッチャーがいい仕事をしてくれたね。疲れはないよ。自分でコントロールしてコンディションを整えているよ。」
セラフィニ
「今日のピッチングは不甲斐なく、自分では納得していないよ。自分に白星がついて良かったけれど、あとを投げてくれた、川井投手、薮田投手、小林雅投手のリリーフ陣が頑張ってくれたお陰。甲子園の大観衆の中で投げて、チームも勝って良かったよ。」
薮田
「(マウンドについて)ブルペンのほうが柔らかい。マウンドは硬いのでちょっと戸惑いました。フォアボール2つは慎重にいきすぎました。満塁の時は井上コーチに『自信を持っていけ』と言われました。(前々回の救援失敗をふまえて)ああいう時もあるので、気にしないで気持ちを切り替えてやっています。甲子園は360度阪神ファンだけど、レフトスタンドにマリーンズのファンもいてくれて声援に勇気づけられました。」
今江
「今日のエラーは言い訳できないですね。ヒットは打ちましたけれど、点につながっていれば取り返したと胸を晴れるけれど…。正直、もう甲子園でゲームはやりたくない。甲子園には魔物が住んでいますよ。グランドは下が硬く、表面は柔らかいですね。あまり経験はないです。高校時代はショートだったし、打球の勢いも全く違いますから…。とにかく、明日はしかっり守ります。」
バレンタイン監督
「非常に1点のリードを取ることに苦労したが、リリーフがいい仕事をしてくれた。川井、薮田もいいピッチングをしてくれたし、小林雅も最高の出来で締めくくってくれた。これだけの雰囲気の中で1点差を守ったことは、チャンピオンらしいと言ってもいいのではないか。我々のファンもたくさん来てくれていたし、彼らを誇りに思っている。」

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バレンタイン監督、再三抗議実る

審判に再三抗議したバレンタイン監督の執念が実った。先発セラフィニは不安定なマウンドを気にしていたが、バレンタイン監督が即座に整備を要求。4回のフランコの左翼ポール直撃弾は、最初はホームランでなくフェアの判定だけだったが、真っ先にベンチを飛び出して本塁打をアピールした。さらに阪神江草の投球で左足が浮くことに「違反投球ではないかと思ったので注意した」と説明、相手に重圧をかけた。

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ロッテ再浮上、交流戦首位![報知]

◇貯金最多タイ24!!

ロッテは阪神相手に自慢の救援陣が踏ん張って、交流戦の首位に返り咲いた。セットアッパーの薮田がいつもより1イニング早い7回から登板し、2回をピシャリ。最後は守護神・小林雅が締めて、貯金は最多タイの24に。バレンタイン監督の口からは「チャンピオンらしい戦い方」と王者を自負する発言も飛び出すなど、圧倒的な自信を身につけ、快進撃は止まりそうにない。

取ったら取られるシーソーゲーム。その嫌なムードを断ち切ったのが、好調を維持する中継ぎ陣だった。バレンタイン監督はセラフィニを5回で諦めると、6回から川井にスイッチ。左腕が下位打線を3人で封じると、7回からは通常8回1イニングを任される薮田を投入した。右腕は2死満塁のピンチを招いたが、スペンサーを145キロの外角直球で見逃し三振に仕留めると、8回も続投。ピシャリと締めて小林雅にバトンを託し、守護神も完璧なリリーフをみせた。

貯金は今季最多タイの24。交流戦順位でも首位に返り咲いた。バレンタイン監督の口からは「チャンピオンチームらしい戦い方ができた」と、思わず「チャンピオン」という言葉も飛び出した。

マット・フランコ(MATT FRANCO)
1969年8月19日、米カリフォルニア州生まれ。35歳。ウェストレイク高から87年、カブス入り。メッツ、ブレーブスを経て04年、ロッテに入団。2年目となる今季は53試合に出場して打率3割3分、12本塁打、打点45。186センチ、95キロ。右投左打。

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ロッテ救援陣が奮投!2番手以降3投手が4回無失点[サンスポ]

最近3カードで喫した3敗は、全て救援陣が乱れていたが、この日は2番手以降が無得点に抑え、継投で勝利をものにした。川井、薮田、小林雅はいずれも高校時代に甲子園出場の経験がないだけに気合十分。9回の小林雅は1四球こそ許したが、3奪三振で試合を締め、バレンタイン監督も「グレート。マサ(小林雅)は最高の出来だった」と手放しの褒めようだった。

◇フランコが決勝弾に上機嫌

決勝点となったのは同点の4回にフランコが放った勝ち越し弾。外角の抜けた球をとらえた一打は左翼ポールを直撃する本塁打となったが、本人は「あれが決勝打になるとは思わなかった」。前日は7回に放った同点2ランが、直後の失点で報われなかっただけに「運が味方してくれたね」と上機嫌だった。

セラフィニ
「自分の投球には納得がいかないが、救援陣が頑張ってくれた。」(6四死球も5回3失点で4勝目)
ベニー
「日本人にとって特別な場所と言われる甲子園で打てて嬉しい。」(10号ソロ)

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ボビー、必勝パターン崩して再奪首[スポニチ]

交流戦の王者に返り咲いたバレンタイン監督は「ブルペンがいい仕事をしてくれた。甲子園の雰囲気の中で1点差を守り切ったのは王者らしい戦いぶりだ」と話した。

1点リードの7回に薮田を投入。今季18試合目で初めて7回の頭から登板した薮田は2死満塁のピンチも「左翼席のロッテファンに勇気をもらった」とスペンサーを見逃し三振。続く8回を3者凡退に仕留めた。前日は7回に金本敬遠を指示し、今岡に決勝3ランを浴びただけに、指揮官は必勝パターンを崩してまでも勝利にこだわった。

2回にはセラフィニが軟らかいマウンドに苦しんでいると審判団に整備を要求。4回はフランコの左翼ポール直撃の打球をインプレーと判定され、抗議の末に本塁打に覆した。「選手に負けないように監督も一生懸命やっている」。指揮官は満足そうに締めくくった。

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ロッテ“大阪勢”活躍で甲子園初勝利[ニッカン]

◇サブロー、川井、薮田、大阪勢活躍

ロッテが“大阪出身”選手の奮闘で甲子園初勝利を飾り、交流戦首位に返り咲いた。まずはPL学園出のサブローだ。初回2死満塁から中前へ先制2点適時打を放ち、チームを勢いに乗せた。初球を積極的に狙った。94年センバツで4強入りし、同年のドラフト1位でロッテに入団した。「昨日は同点に追いついて負けたから、今日はどうしても勝ちたかった」と話した。

阪神相手にスンナリとは勝てない。1、3回とリードしながら同点にされ、4回にフランコの連日の12号ソロで勝ち越し。1点をリリーフ陣が無失点継投で守った。2番手で6回を3人で片付けた川井は住吉生まれで大阪桐蔭出身だ。5月29日に1軍登録され、これで3度の登板で3回1/3を無失点。「こんな大観衆でやることは滅多にないので楽しんでやろうと思った」と語った。

3番手の中継ぎエース薮田も、巨人清原と同じ岸和田生まれで上宮出身。7回2死満塁の危機もスペンサーを見逃し三振にきって取った。「360度阪神ファンだったが、レフトのロッテの声援に勇気づけられた」と燃えた。バレンタイン監督も「こういう雰囲気の中で、1点差勝ちはチャンピオンらしい戦い」と胸を張った。

小林雅
「初の甲子園。投げる夢が叶った。」

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ロッテ救援陣が1点リード守った![ニッカン]

ロッテは不振だった救援陣が1点のリードを守った。最近3カードで喫した3敗は、全て救援陣が乱れていた。この日は2番手以降が無得点に抑え、久々に継投での勝利をものにした。先発からマウンドを託されたのは川井、続いて薮田、小林雅。3人は高校時代に甲子園でプレーした経験がないだけに、夢の舞台に立てるこのカードへの意気込みが違った。6回の川井は3者凡退の完璧な投球。続く薮田は7回2死満塁のピンチを三振で切り抜け、9回の小林雅は1四球こそ許したが、3奪三振で試合を締めくくった。

3投手の気迫あふれる投球に、バレンタイン監督は「川井、薮田はグレート。マサ(小林雅)は最高の出来だった」と手放しに褒めた。念願のマウンドを踏んだ小林雅は「夢が叶った。とにかく抑えられてよかった」と笑顔だった。

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