わたしはかもめ2005年鴎の便り(6月)

便

6月15日

ヤクルト4−1千葉ロッテ(神宮)

ヤクルトがロッテ戦の勝ち越しを決めた。ヤクルトは、先制された直後の1回、ラミレスの適時打で同点に追いつくと、3回には岩村の11号2ランで勝ち越しに成功。7回には宮本の2ヶ月ぶりとなる4号ソロで1点を追加した。先発の藤井は、7回を投げ10奪三振、1失点で4勝目、奪三振数でリーグトップに踊り出た。ロッテは、1回に里崎の適時打で挙げた1点のみで、3回を除く毎回の12三振を喫した。先発小野の連勝は4でストップ、交流戦単独首位を決めることはできなかった。

123456789R
千葉ロッテ1000000001
ヤクルト10200010x4
小野
「失点が2死からだったので…。それが悔しいです。立ち上がり、マウンドの感覚とか、今一つ感じがつかめなかったですね。岩村選手のホームランはカットボール。少し抜けてしまいました。打った瞬間は上がったなと思ったけど…。でも、入ってしまえばホームランですから。交流戦最後の登板だったけど、最後に負けたら悔しい思いしか残らないです。」
「やはりセ・リーグナンバーワンのピッチャーだからね。いいピッチャーですよ。コントロールが1番良かったと思います。自分はチェンジアップを待っていて、しっかり捕らえることができましたね。でも2安打しても負けては…。」

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ボビー、ユニークな交流戦改革提案[ニッカン]

交流戦優勝を決めたバレンタイン監督が、来季交流戦へ向けてパ・リーグの球場で投手が打席に立ち、セ・リーグの球場でDHを採用する「逆DH制」など、ユニークな提言をした。「パのファンはセの野球が、セのファンはパの野球が見られる。面白いだろう」と自信たっぷり。予告先発の徹底や、試合後に移動した方が選手の疲れが少ないためデーゲームを増やす、などの案も示した。

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負けてもボビーにやり[スポニチ]

交流戦の単独優勝が持ち越しとなったバレンタイン監督だが、表情は余裕そのもの。「重圧?フッフッフッ…。今、言えることは、ここまでいい試合をしてきた。あとは全力で戦うことだけ」とニヤリ。優勝賞金は5000万円。同率1位だと取り分は2500万円になるだけに16日は負けられない。先発はここまで6勝のルーキー久保。井上投手コーチは「元々心の強い投手。大丈夫。やってくれるでしょう」と期待していた。

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ロッテの交流戦単独首位はお預け…久保が16日先発[サンスポ]

先発の小野が6回9安打3失点と、今一つの内容で打線もつながらない。ヤクルトに敗れ、交流戦の単独首位はお預けとなった。バレンタイン監督は「今言えることは、ここまでいい試合をやってきていて、また明日試合があるということ」と一言。ロッテが敗れて、ソフトバンクが勝てば同率首位になるため、優勝賞金は半分の2500万円。“大金”をかけて、16日、ルーキーの久保が先発する。

小野
「(岩村の)ホームランは、カットボールが抜けてしまった。2アウトからの失点だったので、悔しいです…。」
井上投手コーチ
「持ち味のシュートが今1つよくなかった。」

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ロッテ交流戦単独Vお預け[報知]

5000万円への重圧なのか。好調の打線がヤクルト・藤井の前に沈黙し、10三振を喫した。交流戦の単独V決定はお預け。16日にソフトバンクが勝ち、ロッテが敗れた場合は両軍の同率優勝となるため、ロッテは目の前の賞金が半額となる危機を迎えた。

快進撃を支えてきた実力と強運が発揮されなかった。3回2死、小野が宮本を打ち取りながら、内野安打となり生かすと、岩村に決勝2ランを献上。バレンタイン監督は「弱い当たりの後の本塁打。内容は悪くない」と不運を強調した。

交流戦の優勝賞金は球団と現場で等分され、球団側はイベントなど、何らかの形でファンに還元する考えだ。16日に先発予定の久保に対し、井上投手コーチは「心が強い投手だし、プレッシャーはかからないでしょう」と期待を寄せた。ファンへの“恵み”は多いほどいい。賞金5000万円は、推定年俸1500万円のルーキーに託された。

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小野、序盤の3失点でリズム乗れず[ニッカン]

交流戦の防御率が1.57でトップだったロッテ小野が序盤に3点を失った。「(1、3回の失点共に)2死からでしょ。もったいない」と、何度も首をひねった。「マウンドの感じとか、いまいちつかめなかった」と、立ち上がりからリズムに乗れなかったという。外野飛球に打ち取ったと思った3回の岩村の1打も、狭い神宮球場の左翼席ぎりぎりに入り2ランに。交流戦単独優勝という試合を任されながら勝てず「今日負けたら悔しい思いしかない」と肩を落とした。

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NPB、W杯参加巡り協議[報知]

プロ野球のW杯「第1回ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)=来年3月、米国などで開催=への参加を巡り、日本プロ野球組織(NPB)が16日に都内で会議を開き、米大リーグ機構(MLB)の回答について協議することが15日、分かった。

まず12球団の代表者で協議会を開き、さらに国際関係委員会(委員長=日本ハム・小嶋武士オーナー代行)を構成する6球団を中心に小委員会で議論する。これまではMLBジャパンのジム・スモール代表が窓口になっていたが、今回は国際担当部門のポール・アーチー副代表が来日し、会議に加わる模様だ。

WBCは大リーグ機構などが主催する16ヶ国・地域の国別対抗戦。招待状と大会要項を受け取ったNPBは組織委員会の設立や利益配分の方法に不公平感を訴え、12球団の意見、提案、要望などをまとめ、MLBに意見書を送付。13日にMLBからの回答書を受け取り、12球団で個別に内容を検討し、20日の実行委員会で議論する。

◇プロ野球有識者会議 強い権限持つポスト設置提言

球界の諸問題を検討する「プロ野球有識者会議」(梶原拓座長=71、前全国知事会会長)の第2回会合が都内のホテルで開かれ、野球機構トップへの権限集中を提言することで合意した。今後、コミッショナー事務局、セ・パ両リーグから供出した職員でプロジェクトチームをつくり、具体案がまとめられる。

梶原座長は「機構の責任体制を明確にしなくてはならない。決定権を持つポジションをつくらなければいけない」と話し、強い権限を持ったポスト設置の必要性を訴えた。次回の会合では会議の意見を集約し、公表することにしている。

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球界に最高の決定権を持つ責任者が必要[サンスポ]

根来泰周コミッショナー(72)がシンクタンク的な機関として設置した、「プロ野球有識者会議」の第2回会合が15日、都内のホテルで開かれた。約2時間にわたり、熱心な議論が交わされた。

議論の中心になったのは、権限や責任の所在の明確化だった。コミッショナーに球界を運営する権限が委ねられていないことを各委員は疑問視した。「球界に最高の決定権を持つポジションを作らなければいけない。CEO(最高経営責任者)のような役割が必要だ」と、梶原拓座長(71)=前岐阜県知事。

会議の意見の実現性を確認するため、この日はコミッショナー事務局とセ、パ両連盟からスタッフを集めたプロジェクトチームを作ることが決定。まとまった意見に基づいて、チームが具体案を作成する。「随時意見を公表して、オーナー会議や実行委員会でご検討いただきたい」と同座長。改革への実効性を高める狙いのようだ。

また、平成7年6月にプロ野球制度改革本部・諮問委員会が当時の吉国一郎コミッショナーに提出した答申についても点検する。当時の答申は十分に実現されたものとはいえなかった。その点でも有識者会議は答申したら終わり、とならぬように根来コミッショナーのシンクタンクとしての役割を期待されている。

また梶原座長は個人的に、地元の岐阜で「プロ野球を考える会」を発足させるプランを明かした。地元アマ球界の関係者らをメンバーに、ファンの意見を集めるもの。「昨年の球界再編で球団のほかに、選手会という2つめの当事者が生まれた。だが選手会にも問題はある。ファンが声を上げて第3の当事者になり、三位一体で改革を実現すべきだ」とやる気満々。次回は8月に予定されている。

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有識者会議

球界問題を検討する球界外部の識者による第2回会合が都内ホテルで行われ、プロ野球組織の中での権限集中化を中心テーマとしていく方針を固めた。また梶原拓座長(前全国知事会会長)は市民レベルに「プロ野球を考える会」が必要という考えを明かした。