今季初めて実施された交流戦は18日、雨天中止分の2試合が行われ、西武、横浜が勝利を飾り、全日程を終了した。両リーグの対戦成績はパが105勝104敗7分けで勝ち越しを決めた。中断期間を挟みセ・パ両リーグ戦は21日から再開される。
交流戦勝敗表 | |||||||||||||
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順位 | チーム名 | 試 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 | 得点 | 失点 | 本塁 | 盗塁 | 打率 | 防御 |
1 | 千葉ロッテ | 36 | 24 | 11 | 1 | .686 | - | 198 | 116 | 43 | 22 | .281 | 2.66 |
2 | 福岡ソフトバンク | 36 | 23 | 12 | 1 | .657 | 1 | 182 | 115 | 47 | 22 | .281 | 2.92 |
3 | 阪神 | 36 | 21 | 13 | 2 | .618 | 1.5 | 183 | 138 | 33 | 23 | .268 | 3.40 |
4 | 巨人 | 36 | 18 | 14 | 4 | .563 | 2 | 176 | 169 | 53 | 12 | .270 | 4.13 |
5 | ヤクルト | 36 | 20 | 16 | 0 | .556 | 0 | 144 | 138 | 30 | 23 | .281 | 3.73 |
6 | 横浜 | 36 | 19 | 17 | 0 | .528 | 1 | 159 | 154 | 38 | 16 | .260 | 3.93 |
7 | オリックス | 36 | 17 | 16 | 3 | .515 | 0.5 | 152 | 154 | 25 | 6 | .252 | 3.72 |
8 | 西武 | 36 | 18 | 18 | 0 | .500 | 0.5 | 147 | 159 | 44 | 13 | .265 | 4.22 |
9 | 中日 | 36 | 15 | 21 | 0 | .417 | 3 | 135 | 171 | 18 | 27 | .254 | 4.74 |
10 | 北海道日本ハム | 36 | 12 | 22 | 2 | .353 | 2 | 143 | 187 | 39 | 10 | .240 | 4.62 |
11 | 広島 | 36 | 11 | 24 | 1 | .314 | 1.5 | 134 | 175 | 36 | 17 | .267 | 4.47 |
12 | 東北楽天 | 36 | 11 | 25 | 0 | .306 | 0.5 | 123 | 200 | 27 | 7 | .241 | 5.28 |
労組プロ野球選手会の古田敦也会長(ヤクルト)は18日、全日程を終えた交流戦に大きな手応えを強調した。「いいか悪いかはファンの皆さんが決めること」と前置きしながら「1つはっきりしたのは、同じ試合をずっとやってりゃいいんだという時代は終わったということ」と、交流戦で実現した新たなカードがファンの評価を得たことを強調。昨年の球界再編成騒動の産物の1つが交流戦だが「もっと色々なことができると思う」とさらなる改革の必要性も訴えた。
セ、パ両リーグは18日、交流戦の観客動員数を発表し、計216試合で506万5028人を集め、1試合平均は2万3449人となった。交流戦前のリーグ戦平均2万2793人から約3%増にとどまった。パは平均1万8376人から2万1163人と約15%増え、6球団全て増加。セは平均2万5735人で、約8%減少で増加は巨人と広島のみ。球団別最多は阪神の74万7867人(1試合平均4万1548人)で2位は巨人の74万5800人(同4万1433人)。3位はソフトバンク。最下位は横浜の21万3457人(同1万1859人)。
ロッテは18日、サンケイスポーツ既報通り自社製品の「グリーンガム」のCMに、ボビー・バレンタイン監督(55)と11選手が出演すると発表した。
昨年はバレンタイン監督が「フリーゾーンガム」のCMに出演していたが、チームとしては初めて。守護神の小林雅英投手(31)、エース・清水直行投手(29)、サブマリン・渡辺俊介投手(28)ら豪華な顔ぶれが登場する。
交流戦の初代王座に輝くなど、快進撃を続けるロッテ。今やグループのシンボル的な存在になっているチームを、本社がさっそく起用した。19日に千葉マリンで撮影が行われる。
ロッテは、22日の日本ハム戦(千葉マリン)で南カリフォルニア大のマーチングバンドが演奏すると発表。全米屈指の同バンドは、愛知万博などでの演奏のために来日。ボビー・バレンタイン監督(55)の出身校ということもあり、出演が実現した。
ロッテのプレーオフ進出時のテレビ放映権を巡り、テレビの民放各局で争奪戦が勃発していることが18日、分かった。球団関係者は中継実績を重視する方針を示した。
レギュラーシーズン1位の場合は最大5試合、2位は最大3試合の主催試合が可能。ロッテは3位・西武に17差をつけており、2位以内は確実だろう。球団と各局は先を見据え、放映権の交渉を開始している。
今季の中継実績は日本テレビ、TBS、テレビ朝日がここまで各1度、テレビ東京が3度。球団はこの4局と交渉を持つ方針だが、関係者の間ではプレーオフ放送に意欲的なテレビ朝日が有力、と言われている。一方で「これまでのお付き合いも考慮したい」と話す関係者も。伝統的にロッテと友好関係のあるテレビ東京も名乗りをあげるとみられ、両局の“一騎打ち”となる可能性が高い。
放映権の相場は2000万円から4000万円と言われている。プレーオフを勝ち抜けば、1974年以来の優勝となる。31年ぶりの貴重な瞬間を巡り、裏舞台でも激しいバトルが繰り広げられている。
31年ぶりの優勝を目指すロッテを激励に、バレンタイン監督の母校・南カリフォルニア大「トロージャン・マーチングバンド」が22日の日本ハム戦(千葉マリン)の試合前に公演する。ロス五輪、ベルリンの壁崩壊イベントなどで公演した世界的な学生プロバンドで、主砲ベニーも「エキサイティングなニュース。ボビーも喜ぶだろう」と感激。招聘に尽力した千葉・幕張の支援団体「ベイタウンマリーンズ・クラブ」の鈴木勝彦事務局長(65)は「優勝に向けて盛り上がれば」と語った。
バレンタイン監督に強力な援軍がやって来る。22日の日本ハム戦で母校、南カリフォルニア大学のマーチングバンド「Trojan Marching Band」が千葉マリンで応援公演する。過去にロサンゼルス五輪、ベルリンの壁崩壊記念イベントなどでも公演し、世界的に高い評価を受けているマーチングバンド。チームは18日休養日で19日から練習を再開する。
交流戦は18日、雨天中止分の2試合を行い、両リーグの対戦成績はパが105勝104敗7分けと勝ち越して全日程を終了した。ロッテが24勝11敗1分けで優勝、ソフトバンクが23勝12敗1分けで2位。個人成績では最多勝が6勝の西口(西武)、防御率1位は1.73の渡辺俊(ロッテ)、打率1位は4割の石井義(西武)、本塁打トップは多村(横浜)李承Y(ロッテ)中村(西武)小久保(巨人)が12本で並んだ。21日から同一リーグの対決が再開する。
セ、パ両リーグは交流戦全日程を終えた18日、観客動員数を発表、計216試合で入場者は506万5028人となった。1試合平均は2万3449人で交流戦前の2万2793人から約3%増となった。パは1試合平均2万1163人でリーグ内公式戦から15%増。セは平均2万5735人でリーグ内公式戦から8%の減少となった。球団別平均でみるとパは全球団で増加。セは巨人、広島は微増だが阪神、中日、ヤクルト、横浜で減少。特にヤクルトは平均約5600人の減少となった。
球団別合計は74万7867人(平均4万1548人)を集めた阪神が巨人をしのぎ最多。最少は横浜で21万3457人(同1万1859人)。
交流戦は18日、雨天中止分の2試合を行い、両リーグの対戦成績はパが105勝104敗7分けと勝ち越して全日程を終了した。期間中の順位はロッテが24勝11敗1分けで優勝、ソフトバンクが23勝12敗1分けで2位と「パ2強」の強さが目立った。3位は阪神、4位は巨人だった。楽天は最終戦に敗れ、11勝25敗で最下位に終わった。個人成績では最多勝が6勝の西口(西武)、防御率1位は1.73の渡辺俊(ロッテ)、打率1位は4割の石井義(西武)、本塁打トップは多村(横浜)李(ロッテ)中村(西武)小久保(巨人)が12本で並んだ。
リーグ戦は21日から再開される。
セ、パ両リーグは18日、交流戦の観客動員数を別表の通りに発表した。合計216試合で506万5028人。1試合平均は2万3449人となった。交流戦前のリーグ戦平均2万2793人から約3%の増加にとどまった。パは6球団全てがリーグ戦よりアップ。セは平均2万5735人で交流戦前より約8%減。球団別でも増加したのは巨人と広島だけだった。集客トップは阪神の74万7867人(1試合平均4万1548人)。次いで巨人、ソフトバンク、最下位は横浜だった。
セ、パ両リーグは18日、交流戦の観客動員数を発表し、計216試合で506万5028人を集め、1試合平均は2万3449人となった。交流戦前のリーグ戦平均2万2793人から約3%増にとどまった。パ・リーグは交流戦前の平均1万8376人から2万1163人に約15%増え、6球団全てがアップした。だが、セは平均2万5735人で、交流戦前より約8%減少、球団別でも増加したのは巨人と広島だけだった。球団別では阪神が74万7867人(1試合平均4万1548人)で、巨人の74万5800人(同4万1433人)を上回りトップ。3位はソフトバンクで56万8593人(同3万1589人)。最下位は横浜で21万3457人(同1万1859人)だった。
ソフトバンク・王貞治GM兼監督(65)は18日、交流戦の興行的な成功を踏まえて、今後は1リーグ制移行の議論を積極的に行うべきと主張した。福岡市内で取材に応じ、阪神・岡田彰布監督(47)が16日に示した「1リーグ制移行推進」の意見に賛同したもので、日本シリーズ開催方法に関しても具体的な私案を披露した。
王監督が、さらなる球界改革を提案した。岡田監督の「1リーグの方が盛り上がる」の発言に敏感に反応。「対戦が11カードになればファンにとっては楽しみなカードが増える。中には1回ぐらいしか当たらない投手も出て来るんじゃないか」と新鮮味が増すことで、野球人気の回復につながると12球団による1リーグ制を支持した。また、日本シリーズの方法に関しても前、後期の覇者で争う方式、韓国プロ野球を模倣した1〜4位までのタスキ掛け方式のプレーオフ、東西の首位チーム同士で戦う方式などの案も提示した。
ただ、早期実現は現実的に難しいとも認識している。そのため「実行委員会とか監督会議ですぐに決めるのも無理だから、色々話をして詰めていくべき」と、1リーグ制問題を話し合うための小委員会設置の必要性を訴えた。
球団の取締役副社長を兼任する王監督は、今後、孫オーナーや角田球団代表とも意見のすり合わせを行う予定。球界活性化へグラウンド外でもその手腕を発揮していきそうだ。
ソフトバンク王貞治監督が18日、私案ながら、1リーグ制での「交流戦改革案」を披露した。初代王者を逃したが、「交流戦は盛り上がったし、成功だったと思うよ」と始終笑顔。「これからそういう案(1リーグ制)も含め、色々検討していく必要があるだろう」と開催方法についても示した。
阪神岡田監督が12球団総当りの“1リーグ容認”発言を行ったが、王監督も球界活性化へ交流戦を発展させたい考えのようだ。もちろん縮小化の1リーグ制ではない。「すぐには決まらないだろうし、これからの実行委員会とか監督会議でも色々話は出るだろう。もっと話し合った方がいい」と球界内での議論の必要性も訴えた。「(対戦)カードが増えることでファンの楽しみも増える」。魅力ある球界再構築へ、王監督も現場から提案する姿勢だ。