わたしはかもめ2005年鴎の便り(6月)

便

6月27日

ロッテ首位攻防2連戦を「全席1500円」[ニッカン]

◇ビールも300円です

ロッテが28日からの首位攻防2連戦を「全席1500円」にしてソフトバンクを包囲する。勝率わずか1分差の注目のカード。これを選手、球団、千葉マリン球場が一体となって盛り上げる。同カードは韓国開催する予定だったが、開幕前に営業面の問題で断念。それを逆手に取り、年間席の問題もなくなったため、球界で例を見ない均一料金が実現した。通常、バックネット裏のSS席は5200円、最も安い外野自由席でも1600円。これを1500円均一にし、どこから見てもOKにする。「色々な角度から見て野球を楽しんで欲しい」と荒木企画広報部長は語った。

さらにビール1杯300円にして「360度ビアスタジアム」と銘打つ。今季リーグ戦の平日最多観客数は21日の日本ハム戦の1万5632人。これを超える最多のファンを集め、ソフトバンクを迎え撃つ。

杉内とは今季初対戦だが、エース清水が登板する。「首位は明け渡したくない」とこの日、ランニングなどで汗を流し「料金もリーズナブルだし、多くの人に見に来て欲しい」と呼び掛けていた。右ヒジ違和感で登録抹消中の渡辺俊も、早ければ、7月1日からの西武戦で復帰する見込み。リーグ戦再開直後は足踏みしたが、再び勢いに乗るつもりだ。

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清水、ソフトB打線封じの3ヶ条[スポニチ]

ロッテはソフトバンクと28日から首位攻防2連戦。初戦に先発する清水はリーグ最多の97発を誇るホークス打線封じに

(1)
低めを突く
(2)
三振にこだわらない
(3)
四球を出さない

の3ヶ条を挙げた。「当然1発の怖さはある。松中さんの調子も上がってきた。でもうちの内野は鉄壁。余計な走者を出さずに、低めに球を集めて打たせていく」。この2試合は「360度ビアスタジアム」と銘打ち、全席自由席でビール1杯を300円で販売するが、エースは投球で酔わせる。

◇杉内、悪夢払拭だ

首位攻防第1ラウンドに先発するソフトバンク・杉内が悪夢払拭を誓った。ロッテ戦登板は04年6月1日が最後で、2回を投げ7安打7失点。自らへの怒りでベンチを殴り、両手小指を骨折した試合だ。「あの骨折があったから今年は絶対に頑張らないといけないと思った」。プロ入り2年間で挙げた12勝のうち、7勝がロッテから。03年には2試合連続完封もしたかつての「ロッテキラー」だ。敵地での1戦にも「風がやっかいだけど、直球が伸びるので投手有利」と前向きにとらえていた。

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千葉マリンがビアガーデンに!鷹との2連戦でビール半額[サンスポ]

ビアガーデンで鷹を追い払え!ロッテは28日から千葉マリンで、ゲーム差なしの2位に迫ってきたソフトバンクと首位攻防戦を行うが、この2連戦を全席自由席の「360度ビアスタジアム」とし、格安の入場料&格安ビールで大集客作戦を繰り広げる。ヤフードームでは超満員のホークスファンに囲まれ、辛い戦いを強いられてきたが、今回ばかりは立場が逆転。いつもより陽気で威勢のいいロッテファンが大援軍となる。

ソフトバンクとの天王山。ロッテが千葉マリンをビアガーデンにして大集客をかける。

神聖(?)な球場をビアガーデンにするなんて球界初。「とにかく前例がないんで…でも目標は2万人です」と球団関係者は期待する。

通常外野自由席でも1600円する入場料金がバックネット裏だろうがどこだろうが一律1500円(子供500円)の大安売り。しかも試合中、どこに移動しても自由で、ネット裏から交流戦で有名になった右翼席の応援に参加して大合唱も可能。5回の攻撃前に打ち上げられる花火に合わせてフラフラ、酔っ払ってフラフラ…どこで観戦してもOKなのだ。

ビール一杯300円という値段も通常の半額。デパートの屋上のビアガーデンだってこの値段じゃ飲めない?

ファンのパワーには定評のあるロッテだが、平日の観客動員数の最高は21日(日本ハム戦)の1万5632人。一方のソフトバンクはといえば、37試合で平均3万530人の集客能力を誇る。福岡では常に肩身の狭い思いをしてきたロッテナインだが、今回ばかりは立場が逆転だ。

「うちはやるべきことができているから勝てるんだ」が口癖のバレンタイン監督も日米通算1300勝に王手をかけて気合十分。ソフトバンクを倒した直後にはスタンドの各所で一足早いビールかけまで見られるかも。

◇7月3日はアメリカンデー

ビアガーデンの次はバーベキュー。7月3日の西武戦は翌日の米国独立記念日にちなみ、『アメリカンデー』と名づけられ、パレードや球場前の広場でバーベキューが行われる。始球式にはベニーと親交のあるタレントのKONISHIKI氏が登場。またバレンタイン監督がレンジャーズの監督時代、球団社長を務めていたトーマス・シーファー駐日大使も来場する。

◇重光オーナー代行がメジャー視察

ロッテの重光昭夫オーナー代行(50)がニューヨークで行われたヤンキース−メッツ戦を視察した。

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ロッテ党360度総動員[報知]

◇全席1500円、移動自由ネット裏OK

ロッテが首位攻防ソフトバンク2連戦で、スタジアムをジャックする。28、29日、千葉マリンの“価格破壊”を断行。全席1500円の激安価格で販売し、12球団一熱いロッテ党の総動員を図ることになった。

前代未聞の“大安売り”が実現した。同カードは韓国開催を予定していたが、興行面の不安から中止。千葉マリンでの開催に変更になったが、この2連戦に限っては年間予約席も適用外のため、全席1500円のサービスが可能に。席移動も自由で、ネット裏の観戦もOK。年間28万円もする特等席を、187分の1の値段で体験できる。

1500円の激安価格なら、3万人の超満員も夢ではない。狭間営業部長は「ソフトバンクのファンも多いが、甲子園のように360度をロッテ・ファンが埋め尽くして欲しい」と意欲を語った。ビールも通常の半額となる300円に値下げ。ピーナツや、ロッテのチョコも無料配布する。

チームはリーグ戦再開後、1勝3敗とスロースタート。だが、本拠地のソフトバンク戦は昨年から9勝5敗と圧倒する。28日に先発予定の清水は「間違いなく大切な試合。リーズナブルですし、ビールを飲んでストレスを発散して欲しいですね」と集結を呼びかけた。タカ撃退の最大の秘策となる総動員作戦。熱烈なファンの力を借りて、ソフトバンクを“完全アウエー”に追い込む。

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球界発展のためのドラフト改革を[サンスポ]

12球団のスカウト・編成代表者会議が27日、都内のホテルで開かれた。20日の実行委員会で12球団が署名した、スカウト活動のための「倫理行動宣言」と「実行委員会申し合わせ」を現場責任者に説明し、各スカウトに周知徹底を求めた。

各球団が定めるスカウト活動のガイドラインなど接待の範囲は「社会常識の範囲」で判断する。一部からは「基準を各球団統一して欲しい」との声も挙がったが、自主的に判断することが浄化への道とした。昨年、裏金問題で渡辺オーナーが辞任(球団会長に復帰)し、改革のきっかけを作った巨人・末次編成部長は「球団で基準は話し合い、一般常識の範囲内でスカウト活動をする」と再発防止を誓った。

「これでスカウトも落ち着いて仕事できる。あとはドラフトの方法を決めてもらうだけ」と出席者は話す。この日も「ドラフトはどうなるのか?」と質問が出たが、「7月19日のオーナー会議で大枠がまとまると思う」と抽象的な回答だったという。 ドラフト改革は13日の12球団代表者会議で本格議論されるが、「本当なら契約金をガチッと決めれば、妙な裏の金は出なくなる。だが中身は議論されていない。ワーキンググループが全部握っている。経過が分からない」と阪神・野崎球団取締役は議論の行方をいぶかしむ。「経過が分からない」とは怠慢のそしりを免れないが、『何のためのドラフト改革か』が見えないのは事実だ。

米国式の完全ウエーバーの欠陥(意中外なら海外流出など)はこれまで本欄でも指摘している。「楽していい選手を獲る」という発想は通用しない。いくら裏金の防止策を作っても「〇年後にポスティングでメジャー」など別条件での裏約束の疑念は晴れない。日本球界の発展のために何が必要か。「選手のメジャー流出を避けて、国内野球の品質維持を図っていい商品をファンに提供する」。その視点に立った議論をする必要がある。

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ヤクルトも交流戦試合数削減申し出へ[報知]

ヤクルトが来季の交流戦試合数について、削減を訴える可能性があることが、27日、分かった。

ヤクルトは交流戦主催試合の平均観客動員が1万5350人で、交流戦前のリーグ戦と比べて5000人近く減少。この日、多菊善和球団社長は「(減収幅は)とんでもなく大きい。来年以降の試合数?これからオーナーと相談して(球団の方針を)決めたい」と近日中に堀澄也オーナーとトップ会談を行う意向を明かした。

これまで、同社長は「1年限りの結果で判断できない」と試合数の変更には慎重な姿勢を見せていたが、赤字額が予想以上に大きかったことが判明。昨年からヤクルト本社の資金援助を受けていることもあり、親会社の判断を仰ぐことになった。セ・リーグでは既に横浜が7月4日の実行委員会で試合数削減の申し出を行う考えを明らかにしており、ヤクルトがこれに同調することも考えられる。

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