わたしはかもめ2005年鴎の便り(6月)

便

6月28日

千葉ロッテ2−6福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ソフトバンクが首位攻防戦を制し4月23日以来の首位に浮上した。2−2の同点で迎えた6回、ソフトバンクはバティスタとズレータの2本の適時二塁打などで3点を挙げ勝ち越すと、9回にはバティスタの16号ソロで追加点を挙げた。先発杉内は6回途中まで投げ被安打6、2失点で自己最多の11勝目をマーク。ソフトバンクは今季初の9連勝で貯金を今季最多の28とした。ロッテは2度追いつくも、先発清水が今季最多の11安打を浴び今季ワーストタイの5失点。終盤ソフトバンクの継投にかわされ首位を陥落した。

123456789R
福岡ソフトバンク0101030016
千葉ロッテ0011000002
清水直
「ピッチングの基本である、先に点を与えないということができなかったですね。点を取られても取ってくれて同点に追いついてくれているのに…。1番不甲斐ない内容でした。粘ることが出来ませんでした。首位攻防という意識はありませんでした。8月に3連戦が2度あるし、今日負けたけれど全てが決まる訳ではないですから。次回の対戦では汚名返上できるようにしたいですね。」
小林雅
「間隔が空いたことは関係ないです。ブルペンでしっかり投げていたし。いつも通りでした。ピシャリと抑えなければいけないですね。」
バレンタイン監督
「多分、5回の中断が長引いて、清水直はリズムを失ってしまったと思う。それが失点につながったのではないか。」

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エース清水5失点、ロッテ2位転落[ニッカン]

ロッテは65日間守り続けた首位の座を明け渡した。4月23日以来の2位転落。もっともバレンタイン監督に落胆の表情はなかった。「シーズン中のトロフィーは1つだけ。それはウチがもらっている」。交流戦は勝った。次はシーズン終了後の首位、今の2位は関係ないという言い方をした。

リーグ戦が再開されて1勝4敗。先手を取り防御率2点台の投手陣で逃げ切るロッテの野球ができない。5試合中4度まで先手を許し、それがそのまま勝敗になっている。この日のエース清水も粘れなかった。計5失点。「先に点をやらない投球の基本ができなかった。点をもらってもそれを繰り返した」。ズレータと城島にソロ本塁打され、通算の被本塁打14本はリーグワーストだ。

29日もソフトバンク戦が続く。清水が「この2連戦で決まる訳じゃない。8月にもあるし、次は汚名返上したい」といえばバレンタイン監督も「まだ戦う機会はある。1つずつ戦っていくだけ」と、まだ先にあるだろう決戦を見据えていた。

◇低額2万5千人

この日の千葉マリンはウイークデーでは異例の入場者、2万5012人を記録した。実は、全席自由席で一律1500円。この2連戦は当初韓国で開催予定で、営業面の問題から千葉に変更された。そこで年間シートも関係なく、内野指定SS席(5200円)も1500円で売り出された。

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ロッテついに陥落、雨中断に水差された?[スポニチ]

4月24日から守り続けてきた首位の座をついに明け渡した。バレンタイン監督は3点ビハインドの9回、逆転への望みをかけて小林雅を投入。しかしその守護神がバティスタに16号ソロを左翼席に運ばれ、トドメを刺された。それでも指揮官は「シーズン中にもらえるトロフィーは(交流戦優勝の)1つだけ。それは既にもらっている。シーズンは長い。今の順位は関係ない」と笑みを浮かべながら、悔しさをしまい込んだ。

誤算は先発の清水。2回にズレータ、4回に城島に1発を浴びると6回には5安打を集中された。「(4回途中の)雨の中断でリズムを崩した」と指揮官はかばうが、気合が空回りした右腕は「粘れなかったし、1番不甲斐ない投球だった」と一言。6回途中で降板した杉内よりも長くマウンドにいたことだけが唯一の意地だった。

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ボビーまだまだ!“ビアガーデン”千葉マリン大好評[サンスポ]

勢いの差を見せつけられた。交流戦では初代王者として独走気配を漂わせたロッテだが、リーグ戦再開後は1勝4敗。3点を追う9回には守護神の小林雅を投入、勝利にこだわったが、あと一歩及ばず、4月23日以来の首位陥落となった。

「シーズン中にもらえるトロフィーは(交流戦の)1つだけ。それは我々が持っている。今の順位は関係ない」とバレンタイン監督は淡々と話した。

『360度ビアスタジアム』と題されたこの2連戦。ビールが通常価格1杯600円のところ半額の300円。チケットも全席自由席で一律1500円で、この日は2万5012人の観衆を集めた。今季パ・リーグ相手の平日ナイターは21日の日本ハム戦の1万5632人が最高だったが、これを大幅に塗り替えた。

首位攻防戦の第1戦には完敗し「これだけ(の観客に)来ていただいたので、勝利をお見せしたかったですね」は荒木企画広報部長。とはいえ試合内容、集客面共に十分に合格点の内容だ。

29日も全席1500円、勝てば再び首位に浮上する。ボビーに悲壮感はない、あるのは希望のみ。ビール片手に応援するファンと、29日こそ祝杯をあげる。

◇雨に泣いた清水…7回5失点で5敗目

先発の清水は7回11安打5失点で5敗目。「点を取ってもらっても、すぐに取られてしまった。不甲斐ない。粘れなかった」と肩を落とした。ズレータ、城島に1発を浴び、被本塁打はパ・リーグワーストの14。バレンタイン監督は「中断でリズムを崩したのだろう」と18分間の雨天中断を悔やんだ。

西岡
「どんな形でもいいから点を取りたかった。当たりはよくなかったが、いいところに落ちた。」(3回に適時打)

◇バレンタイン監督がWBCに否定的な見解

ロッテのボビー・バレンタイン監督は27日、AP通信のインタビューに答え、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、「監督としては選手を開幕直前の時期に参加させたくない」と否定的な見解を示した。

◇ビール発売

ロッテは、7月27日から千葉県限定で、サッポロ生ビール黒ラベル・オリジナルデザイン缶『ボビール』が発売されると発表。ボビー・バレンタイン監督の顔のイラストが入っている。チャリティー企画の一環で、売り上げの一部から地元の少年野球チームに野球道具などを寄贈する。

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ロッテ不運の風雨、66日ぶり陥落[報知]

敗戦後の一塁ベンチに、ロッテ党の悲鳴が降り注いだ。4月24日から守ってきた首位の座を明け渡し、66日ぶりの2位陥落。それでもバレンタイン監督は強気な姿勢を崩さなかった。「シーズン中にもらえるトロフィーは1つだけ。それ(交流戦優勝のトロフィーは)は、もうウチがもらってるんだ」途中経過には意味がない−。指揮官は順位に無関心を装った。

風も雨も、ロッテの敵だった。4回裏途中に激しい雨のため、18分間の中断。打線は4回までに2度のビハインドを追いついたが、エース・清水が6回に捕まった。連続二塁打で勝ち越しを許すと、ズレータの二塁後方への飛球は風に流され二塁打に。結局、この回5安打3失点。バレンタイン監督は「雨の中断で清水はリズムを失った」と突然の豪雨を悔やんだ。首位快走中は幾度となくロッテに幸運を運んだ浜風もまた、決定的な3点差を生む要因となった。

9回には小林雅を投入し、勝利への執念は見せた。29日の第2ラウンドに勝利すれば、再び首位に浮上する。試合後には、誰もいない球場で西岡が黙々と打撃練習にふけっていた。「これで終わっていない。明日もその先も戦う機会はあるんだ」と雪辱を誓ったバレンタイン監督。駆け抜けた65日間を無駄にしないために、ボビー・ロッテの戦いは続く。

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エースで敗戦、ロッテ首位明け渡す[ニッカン]

ロッテは首位攻防の初戦に清水を立てたが敗れ、4月24日以来、ほぼ2ヶ月間守り続けた首位の座をついに明け渡した。

「このカードは(順位の変動が)あるかもしれない。頑張らないと」と話していた清水の気合が空回りした。5回までの2本塁打は共に高めの甘い球。6回は5長短打を浴びて3点の勝ち越しを許した。高めに抜ける球が、ソフトバンクの各打者にことごとく狙われた。

清水は「先に点を与えてはいけないという投球の基本ができなかった。1番不甲斐ない内容」と肩を落とす。

バレンタイン監督には「(順位は)関係ない。まだ戦う機会はあるんだから」と強気の姿勢を見せるが、快進撃の象徴的存在だった投手陣、それもエースが打ち込まれて首位から転落は、単なる1敗には済みそうにない。

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バレンタイン監督、3月野球W杯に反対![報知]

◇趣旨賛同も「シーズン後にすべき」

ロッテのボビー・バレンタイン監督が28日、来年3月に米国で開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に対して反対論を示した。

WBCは米大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が主催する初のトップレベルの選手が集う世界大会。バレンタイン監督は「世界的な野球大会を開催することには賛成だ」と趣旨には賛同しているものの「MLBだけをプロモート(推進)するような大会は良くない。開催時期も3月はシーズン前だし、シーズン後にすべき。いいアイデアではないね。北米とアジアの優勝チームで行う本当の意味のワールドシリーズをやるべきだろう」と切り捨てた。

日本野球機構(NPB)は今月20日の実行委員会で参加を決議した。労組・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は開催時期に異論を唱えているが、現場サイドで声高に発言したのは初めて。同監督は「この件について監督会議で発言する気はない。オーナー会議や選手会で決めるべきだ」としているが、大リーグのレンジャーズ、メッツで監督を歴任、米国内の知名度も高い。この発言はAP通信を通じて世界中に配信されており、波紋を呼びそうだ。

◇若松&岡田&田尾監督慎重、王監督は「1度やってみて」

「WBC」について各球団の監督は3月という開催時期を巡り、バレンタイン監督同様、慎重論が多い。日本代表コーチ経験のある楽天・田尾監督は「3月では選手はシーズン前ということで、ケガをしないようにという気持ちでプレーしてしまう。11月にはできないものか」と言う。ヤクルト・若松監督も「(3月では)実戦が足りない中で試合をすることになる」と選手の調整を心配した。「オープン戦と重なる時期。キャンプにも影響が出てくる。現場の方が問題は多いのでは」とは阪神・岡田監督。

ただ、ソフトバンク・王監督は「時期的なものや運営方法に関しては、最初だから1度やってみて、直す所は次回に直せば良い。キャンプインの時期を早めることを選手会と検討する必要がある」と理解を示している。

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ボビーW杯に反論

◇開幕前開催を断固拒否

ロッテのボビー・バレンタイン監督が28日、来春3月開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の参加に否定的な見解を示した。AP通信のインタビューに答えたもので、運営内容の不備を非難。「野球の国際化に貢献できるものには、喜んで協力したい」と前置きしながら「だが、この大会の考え方は誤っている。監督として、自分の選手を参加させることは容認できない」と、日本側に参加辞退を求めた。

メジャー2球団で監督を務めた同監督だが、立場は日本側のスタンスに立ったもの。同選手会オーザ最高運営責任者が「(参加可否の)返答は6月30日まで」と要求していることに、「そんな最後通告を日本人に突き付けるなんて無礼だ。利益配分は60〜70%もメジャー側が受け取るらしいじゃないか」と非難した。またWBCに代わるものとして、ワールドシリーズ優勝球団とアジア代表球団が覇を競う「真の世界一決定戦」開催を求めた。

◇チャリティー

ロッテのチャリティー企画として7月27日にサッポロビールから「ボビービール」が発売される。オリジナルデザインで千葉限定発売。売上げの一部で、地元の少年野球チームに野球用具などが寄贈される。

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ワーキングチーム、改革素案を作成

球界問題を検討するワーキングチーム(作業部会)が28日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、7月4日実行委員会に向けて構造改革の素案作りを行った。中心となる巨人清武代表は「テーマがたくさんあるので選手枠の問題1つを取っても簡単にはいかない」と語った。実行委員会で素案を示し、各球団に持ち帰って検討してもらい、同13日代表者会議で大筋をまとめたい考え。同19日オーナー会議へ向け、構造改革は本格化していく。

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