わたしはかもめ2005年鴎の便り(6月)

便

6月30日

渡辺俊、西武戦復帰先発

右ひじ違和感で登録を抹消されていたロッテのサブマリン渡辺俊介投手が1日の西武戦で復帰先発する。6月30日は千葉マリンでキャッチボール、ランニングに汗を流し「ひじは大丈夫。ばっちりです。月も替わるし、新たな気持ちで働きます」と今後はフル回転を宣言した。交流戦まで9勝を挙げ、球宴中間発表でも先発部門で1位となった。だが12日の中日戦後に右ひじに張りを訴えて20日に登録抹消。中18日での登板になる。

西武については「おかわり君(中村)にも気を付けたい。データがないから、投球の中で探っていく。コーナーと緩急をつけていきたい」とポイントをあげた。チームはソフトバンクとの首位攻防戦に連敗し、リーグ戦再開から1勝5敗。しかし「ソフトバンクが勝ちすぎているだけ」と焦りはない。昨年から幾度となく危機を救った「連敗ストッパー」となるつもりだ。

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交流戦V資金でロッテ「26」バス運行[ニッカン]

◇交流戦V賞金2500万円活用

交流戦で優勝し賞金5000万円を獲得したロッテが、ファンのための「ラッピングバス」を運行することが6月30日、明らかになった。賞金はチーム、球団で2500万円ずつ分割するが、球団割り当て分を多くのファンが満喫できるバスに活用することになった。

現在、試合日に球場最寄りのJR海浜幕張駅から約1キロの千葉マリン球場まで4台のシャトルバスが巡回しているが、これを増便。ファンの背番号「26」のデザインでラッピングする。料金100円は同じだが、車内の企業広告を外し、選手ポスター、グッズなど「まるごとロッテ」にする。さらに球団チアパフォーマー「M☆Splash」のメンバーがバスガイドを務めることも検討。8月から運行する見込みだ。

球団はこれまで「優勝できたのも熱烈なファンのおかげ。喜びを分かち合える使い道を考えたい」としてきた。バスについて「これからも1人でも多くのファンに球場へ足を運んでもらいたい。一緒にチームを盛り上げたい」と球団関係者は語った。期間は今年に限らず、バスの耐久年数まで。チームと共に優勝への道を走り続けることになる。

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誕生!2500万円!マリーンズバス[報知]

◇ロッテ太っ腹!交流戦賞金球団取り分全額投入

ロッテが交流戦優勝賞金5000万円のうち、球団収入分である2500万円全額を利用して「マリーンズ・バス」を運行させることが30日、明らかになった。京成バスが運行するJR海浜幕張駅〜千葉マリン間の臨時バスが、ファンのために欠番となっている背番号「26」をコンセプトとしたデザインに変身する。また、チアパフォーマー「M☆Splash」がバスガイドを務めるプランも計画中。賞金全額を大盤振る舞いして、首位奪還へさらなるファン増員を狙う。

夢の「マリーンズ号」が発車する。海浜幕張駅発と千葉マリン球場間を往復する「京成バス」全便を丸ごとマリーンズ・デザインに“ラッピング”。8月に運行を始め、車両の寿命が来るまで半永久的に走り続ける。交流戦初代王者は熱きファンへの感謝を込めて、惜しみなく大金を使い切った。

有言実行の太っ腹企画だ。優勝賞金5000万円は現場と球団で折半され、現場の2500万円はバレンタイン監督を除く1、2軍全選手、コーチ、裏方らで分配。球団側は「ファンのために使いたい」(瀬戸山球団代表)という公言通り、球団職員の臨時報酬は0円として、全額をバス改装に投入することを決め、このほどバス会社側から快諾も得られた。

デザインはファンを強く意識したものになる。バスの外装は、今季からファンの欠番となった「26」を強調。右翼席に掲げられるビッグフラッグをモチーフに「MARINES IS MY LIFE」と記される。バスの台数は未定だが、全便内装も広告などを排除して、ロッテ一色のバスに仕立て上げる。球団幹部は「雰囲気を満喫できるバスにして、多くの方に球場に足を運んでいただきたい」と話した。

さらに、人気急上昇中の球団チアパフォーマー「M☆Splash」がバスガイドを務め、運転手はロッテのユニホームを着用する計画も検討している。運賃は100円で据え置きだが、セクシー美女が球場へといざなうことで、駅から1キロの道のりが至福の時間となりそうだ。

濱本球団社長が「26番目の戦士が選手を動かしている」と話すように、球団はファンを重要な戦力と考えている。ソフトバンク追撃へファンの集結は不可欠。「マリーンズ号」の運行でスタジアムが埋め尽くされれば、真夏の反撃は必ず実現する。

◇ロッテ今季の主なファンサービス

毎日花火打ち上げ
夏季のナイターでは連日、300発の打ち上げ花火を敢行。
OLデー
4月8日の日本ハム戦で、OLを内野自由席に無料招待。
カメラデー、キッズデー
週1度、選手との写真撮影、子供のベースランニングを実施。
1500円均一
6月28、29日のソフトバンク戦では全席1500円で開放。ビールも半額の300円に値下げして、リーグ戦平日最多の動員をマーク。
ハリウッド・デー
7月1日の西武戦では映画「スター・ウォーズ」の出演俳優2人が来場する予定。最も優れた仮装をしたファンに特典がつくため、問い合わせが殺到した。
アメリカン・デー
7月3日は、米国の独立記念日に先駆け、屋外でのバーベキュー大会などを実施。

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サブマリン・渡辺俊がロッテを救う…1日に登録即先発[サンスポ]

右ひじの違和感で出場選手登録を抹消されていた渡辺俊介投手が、7月1日の西武戦(千葉マリン)で、登録即先発を果たす。この日はチームが全体休日のなか、ただ1人、球場で汗を流した渡辺俊。文字通り、サブマリンが連敗中のチームを浮上させる。

帰ってきたウルトラマンならぬサブマリン。快進撃を支えた主役が、チームの危機に戻ってきた。

「たくさんの人に心配をかけました。早く投げたかった。働きます」。この日は千葉マリンでキャッチボールやランニングなど約1時間半の調整を行い、復帰戦に備えた。

6月20日、右ひじに張りを感じてバレンタイン監督に相談。「投げられる状態だった」が、交流戦終了後の2週間は6試合しか組まれておらず、先発を飛ばされるのは1度とあって、監督が大事をとって抹消した。

チームはリーグ戦再開後1勝5敗。しかも本拠地では4連敗と下降気味。そこで“連敗ストッパー”の登場だ。渡辺俊は昨季、10連敗など5度にわたって連敗を止め、今季は最初の連敗もストップ。チームを盛り上げている。

復帰戦の相手は西武。“おかわりクン”こと中村とは対戦がなく「打っている映像はニュースで見ているので、打ち取られている映像(ビデオ)を見てイメージします」と対策は十分だ。

「全て順調。言い訳はなにもありません。勝ちにこだわります」。サブマリンがロッテを再び、浮上させる。

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ロッテ日本S出場ならテレ東が第2、7戦放送[報知]

ロッテが31年ぶりに日本シリーズに進出した場合、テレビ東京が第2戦と第7戦の放映権を獲得することが29日、分かった。同局の菅谷定彦社長(66)がこの日、定例会見で明かした。

同局は伝統的にロッテと友好関係があり、1974年の日本シリーズ・ロッテ−中日第5戦を放送した実績がある。また2003年にはダイエー−阪神第7戦の放映権を獲得して29年ぶりに日本シリーズ中継を行い、平均視聴率20.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得している。

菅谷社長は「シリーズは2、7戦を取ることで球団と話がついた。ロッテは最近失速気味だが、ぜひ頑張って欲しい」とエールを送った。また、同社長はロッテのプレーオフの放映権獲得にも意欲を見せた。

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NPBが国別対抗戦条件付で参加と回答[ニッカン]

NPB(日本プロ野球組織)は30日、来年3月に初開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)に条件付きで参加することをMLB(米大リーグ機構)に文書で回答した。

20日の実行委員会で参加する方針を決めたNPBは、米国側が定めた回答期限の30日に電子メールで回答した。球界では国際化に賛同する一方で、米国偏重の利益配分や開催時期を問題視する意見も多い。

また、開催時期の変更などを要望している日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は同日、WBCへの参加の是非は7月22日の選手会総会で出すことをあらためて表明した。

回答書の内容は公表されなかったが、ソフトバンクの角田球団代表は「選手会側との調整が済んでいないという背景説明を盛り込んだ。これをどう判断するかは米国任せ」と話した。ヤクルトの倉島球団専務は、第2回大会以降の運営方法などの見直しを参加の付帯条件にしたという。

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WBC参加へ回答書を送付[報知]

日本プロ野球組織(NPB)は30日、国別対抗戦「第1回ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)=来年3月、米国などで開催=に参加する姿勢を示した回答書を米大リーグ機構(MLB)に送付した。6月20日の実行委員会での決議を受けてのもので、今後は第2回大会以降の組織委員会設立などを求め、交渉を続けていく。

これに対し、労組・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)はこの日、改めて開催時期やエキシビションマッチになる懸念などを理由に慎重論を文書で表明。7月22日の臨時大会で姿勢を打ち出す方針を固めている。

このためNPBの回答書は選手会との折衝を続けていることや、最終的な返答が7月22日以降になることを盛り込んだものと見られる。この日、ソフトバンクの角田球団代表は日本代表編成委員会に出席後、「NPBは参加する方向だが、選手会との話し合いが残っているという背景を説明している。(回答を)MLBがどう判断するかは分からない」と説明した。日本の代替国にはニカラグアが挙がっているという。

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プロ野球選手会がWBCの大会運営を批判[スポニチ]

日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は30日、「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に関する声明を発表。開催時期や大リーグ(MLB)などが主催する大会運営を批判し、あらためて不参加もあり得る強硬な姿勢を示した。声明では来年3月中にアジア予選と本戦を行うMLB案ではなく、3月のアジア予選後、本大会はシーズンを中断し7月に行うという選手会案を示している。また次回大会からMLB主催ではなく、国際組織委の設置などを求めている。

WBC参加問題は6月20日の実行委員会で12球団が参加の方向で一致。MLB側が参加可否の回答期限としていたこの日、日本プロ野球組織(NPB)として、参加の方針をMLBに文書で伝えた。文書では選手会が開催時期に難色を示し、22日の選手会総会まで結論を保留していることも添えられている。選手会の松原事務局長は「早めに選手会の主張、姿勢を示した方がいいということ」と説明した。

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W杯は必要だが…選手会・古田会長[サンスポ]

日本プロ野球選手会の古田敦也会長(39)=ヤクルト=が30日、東京ドームでの巨人戦後、「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の危険性を訴えた。

「野球にもW杯は必要だし、立ち上げたい。ただWBCには招待するMLBの都合しかなく、世界選手権とはコンセプトが違う。“1回出てみて”という声もあるけど、大会を1度立ち上げると大きな利権が生まれてしまう。危険なんです」。

選手会の懸念は開催時期、MLB主催の運営形式、野球普及への理念の3点だ。3月開催には選手の調整が難しいことに加え、サッカーW杯イヤーの盛り上がりに掻き消される可能性も否定できないという。「例えば同時期にブラジルと親善試合を組まれたら、完全に食われるでしょう。サッカーは夜中に10%以上の視聴率を取る。3月予選、7月本大会を我々は提案しているけど、6月にサッカーが終わって、じゃあ野球を応援しようという形がいいと思うから」と説明した。

「もちろん周りの声は聞く。“それでもいい”という意見が多かったら、また考える。ただ野球にとってW杯は、最後に残された大きなイベント。ひどい内容になったら取り返しがつかない。NPB(日本プロ野球組織)ももっと交渉して欲しいし、もっと怒っていい話だと思う」。

WBC出場の回答期限とされたこの日、NPBは主催者に「参加する方向」としつつ、「選手会の合意は得られていない」と併記した文書を送付した。選手会もこの日、WBCについての見解を文書で表明。WBCの正式発表は11日だが、NPBは第2回大会以降の「確約」へむけ、交渉を続け、選手会はあくまで22日の総会で結論を出す。残された時間で収穫がなければ、選手会が参加を拒否する可能性が高まってくる。

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日本プロ野球組織が大リーグに回答書

◇W杯参加明言せず

日本プロ野球組織(NPB)は6月30日、来年3月に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場に関する回答書を大リーグ機構と同選手会に提出した。米国側からは最終回答を要求されていたが、どちらとも断定しなかった。同20日の実行委員会で「参加の方向」と確認したが、労組日本プロ野球選手会(古田敦也会長)の同意も得られていない。こうした現状と共に、あらためて米国主導の運営方法について、第2回大会以降の改善の確約を求めたようだ。

選手会もこの日「ファンならびに報道関係の皆様へ」と題した文書を報道陣に配布した。開催時期や方法に疑問を呈した上で、22日の選手会総会で結論を出したい考えに理解を求めた。これまで選手会が各球団の選手から意見を聞いたところ、主に開幕直前という時期の問題から参加に難色を示す声が多かった。

NPBは米国主導ではなく、各国役員で構成する運営委員会が主体となる開催を要望。来年の第1回大会は時間的な問題からも改善が難しいため、第2回大会以降の改善確約を求める。時期的な問題についても3月に予選を行い、7月に本戦を行う方法を提案。米国側は米国時間11日に詳細発表を予定しているが、それまでに日本が参加を最終決定することはない。NPB、選手会とも大会意義は認めており、日本の最終決断は交渉次第となる。

◇古田改めて異議

古田会長はこの日、東京ドームでの巨人戦後に現状でのWBC開催にあらためて異議を唱えた。MLB主導の現状に「サッカーのW杯をプレミアリーグが開催するようなもの。それならW杯とは区別しないといけない」と強く批判。3月開催も、選手の調整の難しさや「せめてサッカーのW杯が6月に終わってからやらないと」と競合の不安も指摘した。「準備不足だと思います。慎重にやらないと取り返しのつかないことになる」。MLB選手会とも連絡を取り、6月30日までの回答を求められたが拒否したことも明かした。

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