わたしはかもめ2005年鴎の便り(7月)

便

7月5日

北海道日本ハム8−1千葉ロッテ(東京ドーム)

日本ハムが3本のホームランで勝利し連敗を3で止めた。日本ハムは1回にセギノールの15号2ラン。1点差とされた5回には奈良原の2号ソロ、小笠原の2試合連続となる22号2ランでリードを広げ、8回にも稲葉と高橋信の適時打で3点を追加。5回途中で降板した先発立石を受けた4投手が5回以降を無失点に抑え、2人目の吉アが1回2/3を無失点に抑え03年7月2日ロッテ戦以来の勝利投手。ロッテは散発4安打でサブローの4号ソロのみの1点、首位ソフトバンクとのゲーム差は今季最大の4.5ゲーム差に広がった。

123456789R
千葉ロッテ0000100001
北海道日本ハム20003003x8
西岡
「自分のミスです…。」
西村コーチ
「冷静さを欠いていた。周囲が見えなかったようだね。あういう状況では周囲の声を聞いて判断しないといけない。ただ、難しい判断だったことは間違いない。この失敗をこれからに生かしていくことが大切。」
清水直
「同じことを繰り返してしまった…。情けない。打線が点を取ってくれているんだから、1−0で勝たないと…。チームがこういう状況だから、どうしても勝ちたかったのですが。四球を怖がらずに投げるとか考えないと。今日は責任が重大です…。」
バレンタイン監督
「(清水直は)いい真っ直ぐを投げているが、それと混ぜ合わせたいい変化球を投げていない。真っ直ぐが素直になりすぎてホームランにつながっている。西岡はアグレッシブでいい走者であるが、あのケースではいい状況判断ができていなかった。アグレッシブが度を過ぎた。それで流れを引き寄せられなかったかもしれない。」

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ロッテ完敗、あぁ4.5差[報知]

日本ハムは初回、セギノールの15号2ランで先制。1点差とされた5回には奈良原、小笠原の本塁打で3点を奪い突き放すと、8回にも3点を奪い連敗を3で止めた。2番手・吉崎が今季初勝利。ロッテは3発を浴びた清水が6敗目。

マウンド上で清水が何度も首をかしげた。頼みの直球が次々とスタンドへ運ばれる。「ショックです。チームが苦しい時に勝たないといけないのに…。責任重大です」と右腕はうな垂れた。5失点は全て3発の本塁打によるもの。エースで痛い星を落とし、ソフトバンクとのゲーム差は4.5に広がった。

リーグワーストの17被弾。「いい直球だが、変化球が多く投げられていない」とバレンタイン監督は、直球主体の投球が1発病の原因と分析。カウント3ボールからの痛打が目立ち、清水は「四球(を出さないこと)にこだわらないとか、何か考えないと」と反省の弁をもらした。

リーグ戦再開後、連勝なしが続くロッテ。バレンタイン監督は「日にちで言えば長いが、その間の試合数も少ないし、大変なことではない」と冷静に話したが、ソフトバンクは14連勝中。ライバルの背中を視界に残すには、勝ち続けるしかない。

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清水3被弾…プレーオフ“1敗”崖ッ縁[サンスポ]

東京ドームの左翼席を埋め尽くした“黒い軍団”の声援は最後まで届かなかった。エース・清水を先発させ、確実に勝ちにいった試合が、終わってみれば、1−8という惨敗。これでリーグ再開後は、3勝8敗。首位・ソフトバンクとのゲーム差は、今季最大の4.5にまで広がった。

バレンタイン監督
「清水はいい真っ直ぐを投げていたが、変化球がよくなかった。ストレート主体になり、本塁打を打たれてしまった。」

バレンタイン監督は、厳しい表情で振り返った。セギノール、奈良原、小笠原に本塁打を浴びる“1発病”。清水の被本塁打数はリーグワーストの『17』に増えた。「同じことの繰り返し。情けないの一言です」とエースは下を向いた。

5回にはまずい走塁もあった。サブローのソロアーチで1点差に迫った後の2死満塁。吉崎の2球目を中嶋がわずかに後逸。それを見た西岡が本塁へ突入したが、タッチアウト。現在盗塁トップの西岡が「走塁ミスです」と話せば、指揮官は「行き過ぎたアグレッシブさだったかもしれない」と振り返った。

「明日勝って、このカードを勝ち越すことが目標」とバレンタイン監督はゲキを飛ばした。

リーグ終了後、首位と5ゲーム差がついていれば、プレーオフでは1勝を献上することになる。31年ぶりの日本一を目指すロッテにとってはハンデを背負ってプレーオフに突入する訳にはいかない。4.5差は土俵際同然。踏ん張りどころだ。

サブロー
「あのホームランで、ロッテにいい流れが来てくれればよかったんだけど…。」(5回に4号ソロ)

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交流戦Vのロッテ、パ再開後3勝8敗[ニッカン]

◇エース清水1発病

とても交流戦の覇者には見えない。ロッテはエース清水で完敗した。先月15日以来、連勝できない。リーグ戦再開後は3勝8敗だ。バレンタイン監督は「(連勝なしは)日にちでいうと長いが、試合が少ないから大したことはない」と話した。

エースは1発病に苦しんでいる。この日は初回のセギノールの2ランに始まり、被本塁打3。通算17本でリーグワーストをキープ?した。「チームがこんな状況なんで何とかしたかったんですが…。同じ繰り返しで情けないの一言です」と振り返った。

打線も5安打1点と勢いがない。5回、サブローのの4号本塁打の直後、西岡が三盗を決めたまでは良かったが、本塁を狙い走塁死。小坂も初回に盗塁死と足にも勢いがない。小坂は3打数無安打、盗塁死にバント失敗、今季初の併殺打まで記録した。

バレンタイン監督は「明日(6日)も試合はある。連戦を勝ち越すのが目標。それを目指します」。先を見据えて戦う余裕はないようだ。

サブロー
「塁に出ることだけ考えていたが、完璧に打つことができた。最高の当たりが出ました。」

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清水「情けない」[スポニチ]

ロッテはエース清水が3発を被弾し7回途中で5失点KO。打線もサブローの4号ソロによる1点だけで、首位ソフトバンクとは4.5ゲーム差だ。これで6月15日以来連勝がないが、バレンタイン監督は「それほど大変なことではない。清水はいい直球を投げているが、うまく変化球を投げてないね」。今季6敗目の清水は「情けないの一言です」と溜息をついて球場を後にした。

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ロッテ完敗、走塁ミスで流れ変わった[ニッカン]

ロッテ最後の打者、今江が三振に倒れても、誰もベンチから動けなかった。投打ともに振るわず7点差の完敗。不甲斐ない内容に、チームの雰囲気は暗く沈んだ。

拙攻があった。5回に1点差としてなお2死満塁で、相手捕手がボールをこぼしたところで三走の西岡が本塁を突いてタッチアウト。打席には勝負強い福浦が立っていただけに、バレンタイン監督は「あれで流れを引き寄せられなかったのかもしれない」。普段はミスを責めない指揮官が、珍しく敗因を選手に求めた。

エース清水が、流れをさらに悪くする。逸機の直後の5回に2発を浴びて3失点。被本塁打数がリーグワーストの17本となった清水は「同じ形の繰り返し」と肩を落とした。

不振のロッテは交流戦の最終カードから連勝がない。指揮官は「明日勝てば、このカードは勝ち越し。それが目標でもある」と気丈に振る舞った。

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久保が月間MVP…3試合3勝、防御率0.69[サンスポ]

セ、パ両リーグは5日、6月の月間最優秀選手賞(MVP)を発表し、パは3試合に先発して3勝したロッテの新人、久保康友投手(24)、野手でリーグトップの9本塁打を放ったソフトバンクのフリオ・ズレータ内野手(30)がそれぞれ初受賞した。セ、パを通じてルーキーの受賞は2シーズンぶり。セも阪神の藤川球児投手(25)、広島の新井貴浩内野手(28)がともに初受賞した。

3試合で3勝0敗、規定投球回に達している投手で防御率が0点台だったのはただ1人の0.69。ロッテのルーキー久保が文句なしの成績で受賞した。

久保
「正直驚いています。何とかゲームをつくることができた。防御率が良かったことは、自分でも評価できます。」

入団初年度の投手の受賞は、平成15年7月の新垣(当時ダイエー)以来。球団では平成2年9月の小宮山、同4年4月の河本に次いで3人目の快挙となった。

同じ松坂世代では松坂(平成11年7月)、新垣、村田(15年9月)がルーキーイヤーに受賞。もっとも久保は新人とはいえ、社会人(松下電器)を経験した24歳。1ヶ月の数字に満足することなく、さらに大きな目標を掲げた。

久保
「目標は、個人としては新人王。チームとしては日本一。とにかく勝ちにこだわりたい。」

7月最初の登板となった4日の日本ハム戦は白星こそつかなかったが、6回2失点と好投。盤石だった投手陣が、リーグ戦再開後は崩れかけているだけに、ルーキー右腕にかかる期待は大きい。

◇ファーム月間MVP

イースタン、ウエスタン両リーグは6月の月間MVPにイースタンがインボイスの松坂健太外野手(19)、ウエスタンが阪神の赤松真人外野手(22)を選んだ。

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初月間MVPロッテ久保「驚きが1番」[ニッカン]

新人では2シーズンぶりに月間MVPを受賞したロッテの久保康友投手(24)が、「驚きが1番」と受賞に戸惑い気味だった。6月の成績は3勝0敗、防御率0.69で、初めてのシーズンの今季も5月12日の阪神戦以外負けなしの7勝1敗と絶好調だ。だが「まだ各チームとの対戦が1度ずつ。これからだと思う」と浮かれた様子はない。1番の目標に新人王の獲得を掲げている久保は「これからもゲームをつくることに重点を置いてやっていく」と、気を引き締めていた。

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セ藤川&新井、パ久保&ズレータ[報知]

◇6月月間MVP

セ・パ両リーグが5日、6月の月間MVPを発表。パはロッテの新人・久保康友投手(24)が投手賞、ソフトバンクのJ・ズレータ内野手(30)が打者賞を初受賞。セは阪神の藤川球児投手(24)が投手賞、広島の新井貴浩内野手(28)が打者賞を、こちらも揃って初受賞した。

新人王候補の久保は3試合で1完封を含む3勝0敗、防御率0.69と安定。21試合に出場したズレータは9本塁打、長打率7割9分2厘、出塁率4割7分1厘の3部門で月間トップだった。ホークスの外国人選手の受賞は89年8月(ダイエー時代)のバナザード以来16年ぶり2度目。

藤川は15試合に登板して3勝、防御率1.62。8試合連続を含む10ホールドを記録。新井は22試合で打率4割1分3厘、10本塁打の月間2冠を達成。6月22日から28日まで6試合連続で本塁打を放った。

受賞選手には賞金30万円と記念品が贈られる。

また、6月のイースタン・リーグMVPにインボイスの松坂健太外野手(19)、ウエスタン・リーグMVPに阪神の赤松真人外野手(22)が選ばれた。

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W杯は条件付き参加で再回答[ニッカン]

日本プロ野球組織(NPB)は5日、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に条件付きで参加する意向を米大リーグ機構(MLB)に再回答した。NPBは、運営方法などの見直しを要求する文書を6月30日に送付し、その中で開催時期の変更を要望する日本プロ野球選手会とも協議中である現状などを説明。それに対し、MLB側からは参加の確約を求める返答が届いていた。

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セ・パ6球団の拡大プレーオフ検討[スポニチ]

プロ野球の中長期ビジョンを策定するワーキンググループ(作業部会)がセ・パ6球団による拡大プレーオフ案を検討していることが5日、明らかになった。セ・リーグ、パ・リーグを前後期制とし、前後期それぞれの覇者と、それ以外のチームの中から通年最高勝率のチームがワイルドカードとして出場。3チームでリーグチャンピオンシップを行い最終的にリーグ王者同士が日本シリーズで対決するプランを軸に調整が行われている。

パは昨年からプレーオフを導入したが、セは導入に否定的だった。だが4日の理事会で横浜が前後期覇者によるプレーオフ導入を提案。渡辺前オーナー(現球団会長)がパのプレーオフを痛烈に批判してきた巨人も方針を転換し前向きな姿勢を示した。この日、作業部会の中心的存在である巨人・清武球団代表は「小さなものとして考えて欲しくない。セ・リーグのプレーオフとして考えるのか、全体の中でのものと考えるのか」とパを巻き込んだ拡大プレーオフの可能性を示唆し「はっきり言えるのは、これまでにないものを来年も提供したいということ」と強い意欲を示した。

作業部会は13日の12球団代表者会議でドラフト改革などの具体案を示すことになっており、拡大プレーオフ案も盛り込まれることは確実だ。ただ、パでは来季以降も1シーズン、1、2、3位が出場する現在のプレーオフを継続する方針。来季から拡大プレーオフを導入する場合には、セは前後期制、パは現在の形を維持した変則開催になる可能性もある。

◇ドラフトについての話し合いも

都内で開かれた作業部会では、ドラフトについて近い将来のウエーバー制導入を前提としたFA年限短縮や、現行2人以内とされている他球団の獲得選手の人数制限などを中心に話し合った。巨人・清武代表は「ウエーバーを含め、多岐にわたって検討している。球団の存亡にかかわることでもあり一方的に決める訳にはいかない」。巨人はこれまで自由獲得枠存続を念頭に改革案を検討していたが、ウエーバー制も視野に入れるなど柔軟な姿勢に転換したとの見方もある。瀬戸山座長は「13日の会議でキッチリしたものが出せるか分からないが、方向性を出せればいい」と話した。

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ドラフト改革めぐり混乱[サンスポ]

球界の中長期的問題を議論するNPB(日本プロ野球組織)の作業部会が5日、都内で会合を開いた。ドラフト改革などを集中審議する13日の12球団代表者会議へ向け叩き台作りも大詰めに入った。

ドラフトについては、自由獲得枠を「1」に減らし、高校生と大学生・社会人を分離する提案が主力になっている。自由枠を減らし、2つの“1位指名”を保証することで「競争か共存か」で割れた議論の折衷案にしたい意向だった。さらにこの日は、FA権の取得年数との関連が議論された。自由枠が削減されれば、FA取得年数は海外移籍は現行の9年を維持したまま、国内移籍は8、7年と段階的に短縮する案が出ている。

ところが会議を終えた楽天・井上球団取締役は「ウエーバーという方向性がある。その方向で改善していく。完成形とそこまでの経過をどうするか」と突然、段階的に完全ウエーバーに進んでいくかのような発言をした。巨人・清武球団代表は「それはない」と否定。数時間後に井上氏も「作業部会がウエーバーを念頭に進めている訳ではない」と発言を訂正する一幕があった。

選手層の薄さに悩む楽天はウエーバーを希望している。MLBの完全ウエーバーが、代理人と有力球団による独立リーグへの迂回などによる囲い込みなど、抜け道だらけで事実上機能していないことは調査済みのはず。作業部会はその上で自由競争の余地を残した折衷案作りをしている。だがいまだに自チームのエゴが顔を出す。将来像へ向けた基本認識にズレが生じたままでは、改革もままならない。

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月間MVP発表

セ、パ両リーグは5日、6月の月間最優秀選手賞(MVP)を発表し、パの投手部門は3試合に先発して3勝したロッテのルーキー久保康友投手(24)、同野手部門はリーグトップの9本塁打を放ったソフトバンクのフリオ・ズレータ内野手(30)がそれぞれ初受賞した。セ、パを通じてルーキーが選ばれるのは2シーズンぶり。セも阪神の中継ぎエース藤川球児投手(24)、広島新井貴浩内野手(28)が共に初受賞した。藤川は中継ぎで15試合に登板し、3勝するなどチームの首位に貢献。新井は6試合連続を含むリーグ1位の10本塁打、同じくトップの打率4割1分3厘などが評価された。

またイースタン、ウエスタン両リーグが制定する「日刊スポーツ月間MVP」の6月度受賞選手も発表。イが5本塁打を放ったインボイス松坂健太外野手(19)、ウは打率4割5分1厘をマークした阪神赤松真人外野手(22)が選ばれた。

久保
「驚きが1番でした。先に点をやらない投球を意識している。今迄通りゲームをつくる投球をしていきたい。新人王目標は変わっていません。」
ズレータ
「光栄です。日本の野球がよく分かり、慣れてきた。サムライ精神で打席に入っているし、研究もよくしている結果だと思う。」
藤川
「何で自分なのかなと最初は思った。チームに対する評価だと思う。中継ぎが注目されるのは、なかなかない。その中で評価されたのは、ありがたい。」
新井
「自分が1番ビックリしています。MVPの賞金(30万円)は子供(長男・亮規浩=あきひろ)に全部あげます。まだ10ヶ月ですけどね。」

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段階を踏んでドラフト改革

球界問題について話し合うワーキングチーム(作業部会)が5日、東京・内幸町のコミッショナー事務局でドラフト制度などについて話し合った。この日は様々なパターンについて問題点などを整理。13日の12球団代表者会議までに作業部会としての素案を出す予定になっているが、巨人清武代表は「素案を出すことが目的ではない。ある球団の存亡にかかわる案を一方的に出す訳にはいかない」と語った。今後も代表者会議や実行委員会で検討を重ねていくため、まだ着地点は見えてこない。ただロッテ瀬戸山代表が「今年は暫定で来年もう少し緩めていくということもある。一気に変えるのは大混乱する」と語ったように、段階的な変革が濃厚となっている。

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W杯、NPB最終回答まだ

日本プロ野球組織(NPB)は5日、大リーグ機構(MLB)と同選手会(MLBPA)へ、来年3月に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関する対応を記した文書を提出。参加する方向だが、選手会が賛同していない現状では最終回答ができないと記した。選手会は22日の選手会総会で結論を出したいとしている。米国側は現時時間11日に記者発表する予定で、6日も再度、返答をしてくる見込み。

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