わたしはかもめ2005年鴎の便り(7月)

便

7月16日

千葉ロッテ1−2オリックス(千葉マリン)

オリックスが4人の継投でロッテ打線を1点に抑え、今季5度目の3連勝。1対1の同点で迎えた9回、オリックスは4番ガルシアの10号ソロで勝ち越しに成功、最終回は大久保が抑え逃げ切った。オリックス3人目加藤は4勝目をマーク、4人目大久保は15セーブ目を挙げた。ロッテは5回に1点先制したものの、オリックスの継投の前に7者連続三振を含む11三振、散発6安打に抑えられ連敗。なお7回、谷の本塁クロスプレーの判定に抗議したオリックス仰木監督が今季2度目の退場処分。

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オリックス0000001012
千葉ロッテ0000100001
小野
「徐々に調子が上がってきていたので、何とか今日はいいピッチングができると思ってマウンドに上がりました。とにかく絶対先に点を与えないように一生懸命投げました。7回は自分が作ってしまったピンチだったし、球数も少なかったし、6連戦の真ん中なので何とか投げたかったのですが…。リリーフ陣に申し訳ないです。」
薮田
「チームに迷惑をかけて申し訳ないです…。」
バレンタイン監督
「どのゲームも全てチームで戦っているから、敗因は全てチームだ。ピッチャーはいいピッチングをしたが、チャンスで1本出なかった。打線は、多少スランプに陥っている状態だ。点を取ることが難しくなっているが、間もなく点を取れるようになると思う。」

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小野は不完全降板

先発小野が途中降板を悔やんだ。6回まで3安打完封ペースも7回、後藤に二塁打を打たれ1死二、三塁としたところで交代を告げられた。わずか78球と余力を残しての降板に「自分でつくったピンチだったし、球数も少なかったし、6連戦の真ん中なので投げたかった」と不完全燃焼だった。

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ロッテ、あぁ連敗…[報知]

◇ノータッチなのにアウト、同点ピンチを審判救うも

オリックスが逆転で3連勝。7回に暴投で同点とすると、9回2死からガルシアの中堅への10号ソロで勝ち越し。3位を守った。加藤は4勝目。ロッテは7回以降無安打で連敗。両軍の対戦成績は4勝4敗の五分になった。

審判の“アシスト”を受けても、勝利は遠かった。1点リードの7回1死二、三塁のピンチに、遊ゴロで本塁を狙った谷はタッチアウト。だが、VTRを見る限りはノータッチだった。しかし、直後に山崎の暴投で1点を献上し、9回に薮田が被弾。バレンタイン監督は「クロスプレーはどちらともとれた。その後に捕手が投球を捕れず、守りきれなかったのは残念」と悔やんだ。

打撃陣の不調も深刻だ。6回から7者連続三振を喫するなど計11三振で、2試合でわずか1得点。「スランプに陥っていて、点をとるのが難しくなっている」と、ボビーは打撃力低下を認めざるを得なかった。

リーグ戦再開後に限れば、借金は7。17日は連敗ストップを、日曜日7勝1敗、防御率1.62の渡辺俊に託す。幸運が舞い込んでも勝てない以上、もはや縁起に頼るしかない。

◇仰木監督暴言退場

オリックスの仰木彬監督(70)が、16日のロッテ8回戦(千葉マリン)で、審判への暴言で退場処分を受けた。7回1死二、三塁、サイモンの遊ゴロで、本塁生還を狙った三塁走者・谷がタッチアウト。この判定を不服として抗議した際、山崎球審に対して暴言を吐いた。同監督の退場は、投手交代をめぐる抗議が遅延行為とされた6月4日の広島戦(広島)に続き今季2度目。今季の退場者はパ・リーグ7人目、両リーグ11人目(13度目)。

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投打噛み合わず敗戦もバレンタイン監督は楽観的[サンスポ]

5度先頭打者が出塁しながら、1点どまり。6回からは7者連続三振を喫し、バレンタイン監督も「多少のスランプに陥っている。点を取るのが難しい」と認めるしかなかった。前日(15日)の清水に続き、小野も好投が報われず、投打の歯車が噛み合わないが、「間もなく簡単に得点できるようになるだろう」と楽観的だった。

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里崎守り切れず[スポニチ]

天国から地獄に落ちた。1−0の7回1死二、三塁でサイモンの遊ゴロを小坂が本塁送球。捕手の里崎は追いタッチにも見えたがアウトと判定された。だが続く代打・北川の場面で3番手・山崎の3球目を里崎が左後方にはじき同点に(記録は暴投)。9回に4番手・薮田がガルシアに決勝ソロを被弾し、バレンタイン監督は「キャッチャーが捕り損ねて守り切れなくて残念」と悔しがった。

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黒木、8月に登板も[スポニチ]

黒木が8月にも今季初登板する可能性が高まった。昨オフに右ひじを手術し3月からイースタン戦に登板。10日のインボイス戦では7回無失点と好投した。好調だった先発陣も疲労が見え始め「後半戦から休ませながらやっていきたい」と井上投手コーチ。代役として黒木と加藤を候補に挙げ「黒木はあと2、3回、7イニングをコンスタントに投げられれば」と1軍昇格への条件を示した。

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ドラフト改革、高野連“期限”は8・5[スポニチ]

混迷するドラフト制度改革で、日本高校野球連盟(高野連=脇村春夫会長)が日本プロ野球組織(NPB)に新制度合意の最終期限を「8月5日」と通達していることが16日までに明らかになった。高野連は改革原案にある高校生分割開催に賛意を示す一方、長期化する現状を案じていた。

高野連はプロ側にドラフト制度改革の期限を示していた。田名部和裕参事は「甲子園大会の開幕前日、8月5日に開く全国理事会で新しい制度を説明したい。これはNPBも承知しているタイミングです」と話した。

期限まで残り3週間を切り、時間がない。13日の代表者会議でも「3年後ウエーバー制」か「3年後再検討」かで紛糾。FA補償など具体的論議に入れなかったとも伝わっている。19日のオーナー会議は「中間報告にとどまる」と多くの代表が語る。今月下旬には労組・選手会との協議も控える。

高野連とNPBは昨年1月、ドラフトに関する覚書を締結。「制度内容を変更する場合、NPBは事前に高野連に説明し理解を得る」と申し合わせた。両者の関係改善へ前提となる原則だ。

高野連は「基本はウエーバー制。早期に進路が決まるのは歓迎」(田名部参事)。経過報告を受けた原案「高校生分割開催、入札抽選方式」には賛成の声が多い。内部のプロアマ健全化委員会は今月12日までに「そろそろ決まるのでは」と「原案通りなら前向き返答」の構えを整えていた。ところが、依然として決定の連絡はなく、委員の間から「間に合うのだろうか」と案じる声も聞かれ始めた。

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