わたしはかもめ2005年鴎の便り(7月)

便

7月17日

千葉ロッテ1−3オリックス(千葉マリン)

オリックスが4投手の継投で接戦を制し今季2度目の4連勝、4度目の同一カード3連勝で借金を4に減らした。オリックスは3回に平野の適時打で先制すると、5回に阿部真の適時三塁打、7回にも阿部真の犠飛で加点した。先発のケビンは5回1失点で3勝目。9回を抑えた大久保がリーグ2位タイの16セーブ目をマーク。一方ロッテは、先発渡辺俊が3失点完投も今季自身初の連敗。打線は2併殺などの拙攻が響き5回の西岡の犠性フライによる1点に抑えられ今季2度目の3連敗。千葉マリンで5連敗となった。

123456789R
オリックス0010101003
千葉ロッテ0000100001
渡辺俊
「調子は悪くなかったです。追い込んでから先に点を取られてしまった。それだけが悔やまれます。少し高めに浮いてしまいましたね。(守備の乱れは)タイムリーではないから。その後抑えればいいことだし…。ただ、簡単に取られてしまいました。とにかく、最初の1点を先に取られたことがダメです。いつも先に点を取られないように意識をしているのですが…。打線の援護は関係ないです。いつもと同じ。0に抑えられることができる場面はありました。ちょっと詰めが甘かったですね。抑えられると思っていました。」
大松
「状態が上がってきていたので打てそうな感じはありました。これまで焦りもあって、結果が欲しくて当てにいっていました。今日は開き直って何でもいいという気持ちもありました。1軍のピッチャーは簡単に打てるコースに投げてくれないということ。失投を打ち損じないようにしないといけないですね。今日打てなければ1軍は終わりと思っていたので、結果を出せて良かったです。守備と走塁が自分の課題。全てが毎日勉強です。もっと勉強していきたいですね。」
バレンタイン監督
「今江のいい当たりが併殺になった以外は、ピッチャーのいいボールを打たされてアウトになった。もう少し打席でいいボールを待っても良かったのかも知れない。特にモチベーションが低くなっているということはない。ベニーがいないと打線がしっくりきていないということがあるのかも知れない。打線というのは流れがある。今、いいことが起きていないが、後からいいことが起きるはず。もちろん、先制しようと努力しているし、最後の点も入れたいと思っている。」

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ロッテ交流戦後5勝13敗1分[報知]

オリックスは3回2死三塁、平野の左前安打で先制すると、5回は阿部真の適時三塁打で加点。6回から菊地原、萩原、大久保の継投策でロッテの反撃をしのぎ、今季2度目の4連勝。打線不振のロッテは、リーグ戦で今季初の同一カード3連敗。

ロッテ打線から交流戦王者の輝きは失われてしまった。今季9敗のケビンを打ちあぐね、救援陣には手も足も出ない。散発6安打で1得点。リーグ戦初の同一カード3連敗を喫し、バレンタイン監督は伏し目がちにベンチをあとにした。

「相手投手のいい球に手を出している。もう少し我慢して、甘い球を待ってもいい」。敗戦の将は、貧打に珍しく苦言を呈した。3連戦はVTRを再生したように、大振りの繰り返し。この日も9三振で、3連戦の三振数は29。27イニングでわずか2得点に終わり、本拠地で屈辱の3タテを許した。

交流戦後、5勝13敗1分けと低迷するロッテ。指揮官は「特にモチベーションがなくなったとは感じていない」と話すが、首位ソフトバンクとは6ゲーム、3位オリックスとは実に12.5差。意欲も危機感も芽生えにくい状況にある。

18日からは移動日なしで札幌ドームでの日本ハムとの3連戦に挑む。「明日こそ相手より多く点を取るしかない」と湿りきった打線の奮起を期待したボビー。梅雨とは無縁の涼しい北海道で“燃え尽き症候群”からの脱却を図る。

◇背水ケビン好投5回1失点3勝

負ければ今後の登板機会すら保証されていなかった助っ人右腕のケビンが5回4安打1失点。「暑かったが早めに追い込むことができた」。崖っぷちで今季3勝目をつかんだ。「後半戦もチャンスはある?う〜ん。今日は良かったと思う」と仰木監督。ローテーションの保証こそ得られなかったが、戦力外のピンチは免れた。これでプレーオフに進出すれば第1ステージで対戦することが濃厚なロッテに3連戦3連勝。「ロッテも打線が下降気味やが、まさか3連勝とはね」と指揮官は笑いが止まらなかった。

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渡辺俊3失点完投も…打撃陣が見殺し[サンスポ]

先発陣が好投しながら、援護できない展開でオリックス3連戦に3連敗。渡辺俊が3失点完投の粘りを見せたが、打線が足を引っ張った。この日は拙守も失点につながり「野球は良かったり悪かったり。あとでいいことがあるはずだ」とバレンタイン監督。ただ、交流戦以降5勝13敗1分けと波に乗れないチームに表情は硬いままだった。

大松
「1本出たけど、守備がまずかったんで…。次頑張ります。」(プロ初安打も7回に拙守)
データBOX
ロッテが15日からのオリックス3連戦で3連敗。同一カードで3タテされたのは5月13−15日のヤクルト戦(千葉マリン)に次いで今季2度目、パ・リーグ球団相手では初。交流戦前、交流戦では1カードずつだった負け越しが、交流戦終了後はこれで5カード目と多い。また、打線はオリックス投手陣の前に6安打で1得点。このカード9試合でチーム打率は.213と低く、総得点22点は1試合平均2.4点と少ない。

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ロッテ交流戦明け散々…パ球団に初3連敗[ニッカン]

交流戦Vの反動が一気にきた。9回1死一塁、1発出れば同点の場面でロッテ李は一塁への併殺打。つながりに欠く打線を象徴するような幕切れだった。オリックスにまさかの3連敗。交流戦でヤクルト相手に3連敗はあったが、パ・リーグ相手に3タテを食らうのは今季初の屈辱となる。

敗因は貧打線に尽きる。投手陣は3試合で6失点。3失点完投の渡辺俊は「先に点を与えた自分が悪い」と自らを責めたが、打線は3試合で2点しか奪えなかった。5回攻撃時に円陣を招集したバレンタイン監督の願いも届かなかった。「ベニーがいないとしっくりこない」と主砲の戦線離脱を悔やみ、「打てない?その通りです」と声には張りがなかった。「もう少し打席で我慢して、打てる球を待ってもいい」と珍しく苦言も呈した。

リーグ戦再開後の成績に限れば5勝13敗1分。勝率3割にも満たない。まだ3位集団の足音は聞こえないが、1位ソフトバンクの姿は遠くなりつつある。バレンタイン監督は「それはない」と否定したが、モチベーションの維持は容易ではない。「野球のシーズンには、ホットな時期もあればそうでない時期もある。いずれ流れは変わる」。夏到来が、チームを再び熱くさせることを祈っていた。

大松
「打てそうな感じがあった。1本出て気持ちが楽になりました。」(5回、叩きつけ一塁手の頭上を越えるプロ初安打)

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渡辺俊粘投も…同一カード3連敗[スポニチ]

今季2度目の同一カード3連敗。渡辺俊は9回を9安打3失点と粘ったが「調子は悪くなかった。ただ先に点を取られてしまったので…」と悔しさを噛み締めた。交流戦後は5勝13敗1分け。しかも先制点を許した14試合は2勝12敗と精彩がない。バレンタイン監督は「先制点はいつも奪いたいが打線とは流れがあるもの。ただベニーがいないとしっくりしないな」と右太腿痛で離脱した主砲の不在を嘆いていた。

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貧打ロッテ、3試合で2点じゃ勝てないよ[ニッカン]

ロッテは先発陣が好投しながら、打線が援護できない展開が続き、オリックス3連戦に3連敗を喫した。初戦が0−1、第2戦が1−2、この日も渡辺俊が3失点で完投したが、打線が援護できなかった。

5回の攻撃前には、バレンタイン監督が異例の円陣を組み、2、3回の得点機で凡退していた打線にハッパをかけたが、得点は犠飛による1点だけに終わった。淡泊な攻めに「もう少しいい球を待ってもいいかなと思う」と、ボールの見極めが十分でないことに不満を漏らした。

また、この日は拙守が失点につながる悪循環。5回は左翼の李、7回は新人の中堅・大松が揃って飛球の目測を誤って長打にしてしまい、その後に追加点を許した。指揮官は「野球は調子が良かったり悪かったり。あとでいいことがあるはずだ」と話すが、交流戦以降5勝13敗1分けと波に乗れず、表情は険しかった。

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ホークスがプレーオフ改革提案へ[報知]

ソフトバンクは、19日のオーナー会議の前に行われるパ・リーグ理事会で、プレーオフ制度のアドバンテージの改善を提案することが17日、分かった。現状の5ゲーム差で第2ステージの1勝分を、来季から1.5ゲーム差で同1勝分とし、5ゲーム差なら2勝分のアドバンテージとする新ルールを主張する。

今季もここまで2位以下を大きく引き離し、プレーオフ進出が決定的。角田雅司球団代表(53)は「反対されるだろうけど、強いところが主張しないといけない。1.5ゲームで1勝、5ゲームなら2勝。そこまで差をつければ、1つ勝つだけで優勝ぐらいのハンデをつけるべき」と来季からの新制度の必要性を説明した。プレーオフ元年の昨季は昨季は、レギュラーシーズンで4.5ゲーム差の2位・西武に優勝をさらわれただけに、他球団に切実に訴えかけていく。

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