わたしはかもめ2005年鴎の便り(7月)

便

7月22日

全パ5−6全セ(インボイス)

セリーグが3点差を逆転し、オールスター初戦を制した。セは1回、巨人・清原の天井直撃適時打で先制するが、その裏日本ハム・小笠原のソロで同点。セは2回に横浜・金城の内野安打で勝ち越すが、3回4本の長短打で3点を取られ逆転。さらに4回にはこの日2本目となる楽天・礒部の適時打でリードを広げられる。3点を追うセは、5回に巨人・清原の歴代2位タイとなる通算13号ソロ、6回にも1点を返すと金城に決勝の2点適時二塁打が飛び出し逆転に成功、そのまま逃げ切った。なおMVPには横浜・金城が選ばれた。

123456789R
全セ1100130006
全パ1031000005
全セ落合監督
「これだけいいピッチャーが揃っていたら、楽だな。起用で1番気を使ったのは先発投手。シーズン中は感覚をあけて登板しているのに、ここでは(シーズン最終登板から)中1日とか2日で投げてもらわないといけない訳だから。任せたイニングを無事投げ終えて帰ってきてくれという気持ちで見ていたよ。古田の起用は予定通りだった。清原?アイツが『5回で勘弁してください』って言ってきたから、代えたんだ。」
全パ伊東監督
「接戦のいいゲームでよかった。個人的には、勝負より起用法で頭がいっぱいになった。8回に、見せ場をつくって盛り上げること(代打城島、代走新庄)ができてよかったんじゃないか。松坂といい、西口といい、打たれたのがうちの投手で申し訳ない。」

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ロッテ3投手、5回無失点[ニッカン]

全パのサブマリン渡辺俊が2回を2安打無失点と好投した。「シーズン中はなかなかやれないので狙った」と120キロ台の直球で3三振を奪った。「クルーンと100キロ差を目指した」という得意のスローカーブは99キロ。念願の清原との対戦は実現しなかったが「楽しめた」。ロッテ勢は清水も2回、小林雅も1回と3投手合わせて5回無失点に抑え、自慢の投手力を見せつけた。

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選手会、暫定ドラフト案に「NO」[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)の臨時大会が22日、都内のホテルで行われ、オーナー会議が承認した暫定ドラフト案に「NO」を出した。来年FAを短縮する3つの条件についても反対する方向で、選手会も同席する構造改革協議会での検討を希望した。選手会は独自案を提出する。また、来年3月に開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も「現状のままでは参加できない」と決議した。選手会も開催時期、方法について米国側と交渉していくことを確認した。

◇「クロス・ウエーバー」案、NPBとの協議会希望

選手会として最大の疑問は、改革の進め方にあった。古田会長は会見で「協議会で決める方法は昨年の合意事項。我々の意見は主張する」と語った。オーナー会議でドラフト案が承認されたが、まだ意見を出していない状況とあり、選手会は最終決定と認めなかった。今後独自の改革案をまとめ、NPBへ提示する。

昨年9月に2度目のストを回避する際、合意事項として構造改革協議会の設置が決まった。NPBと選手会が諸問題を徹底的に協議することを目的としており、選手会はストと引き換えに得た会を重要視している。その協議会を経ずに決定したNPBに対し、選手会は不信感を募らせていた。

内容への不満も多かった。古田会長は「不正の温床になるシステム(自由枠)はなくすべきではないか」。倫理行動宣言はできたが、罰則はなく「去年失望したファンを納得させられるか難しい。説得力に欠ける」と語った。

選手会案として「クロス・ウエーバー」という案が出た。将来性の高校生は上位球団から指名する、いわゆる逆ウエーバー。即戦力の大学、社会人は下位から指名するウエーバーとする案。古田会長は「弱い球団は即戦力が欲しいし、一方の育成面では強いチームを優先させる。これも1つの案」と説明した。

NPBは来季FAを8年に短縮する条件として

(1)
年俸減額制限を現行30%(1億円未満は25%)から50%に緩和
(2)
練習生など準支配下枠の導入
(3)
アジア枠の導入

を出した。これについても詳細に検討。1は緩和に異論はないが、40%程度を希望。2は、NPBが支配下枠を現行70人から65人に減らす案を持っていることに対し「野球人口の拡大という目的に反する」として反対。あくまで70人を維持した上での導入を希望する。3も現行の外国人枠を維持した上での導入を希望、という方向性を出した。いずれもNPB案との差は大きい。

今後は事務折衝を重ね、8月中旬に選手も参加する協議会を開催する。時間は少なくなっていくが、NPBの「妥協案」で妥協するムードはない。

オリックス川越
「(ドラフト制度について)こちらも譲歩しないといけないが、向こうも譲歩しないといけない部分もある。世間的に見れば、完全ウエーバーが分かりやすいし、公平。2年後、再度考えるということなんで、そういう意味で信用できない。FAは高卒9年、大卒7年とか、数字は例えばのす宇治ですが、在籍年数によって(取得)年数を変えてみては、という話も出てました。」
日本ハム小笠原
「(構造改革について)昨年、お互いに話そうということになりましたから。8、9月と話し合う機会はある訳ですし、選手会も1つの案を出したい。(WBCについて)国際大会ですし、しっかりしたものをつくってやっていかなければならないと思う。」

◇野崎選手関係委員長、変更範囲内なら可能

新たに選手関係委員長に就任した阪神野崎取締役は、選手会の様子を伝え聞き「昨年の流れからいって、構造改革協議会を通るべきは当然」と語った。「NPB側の意見はまとまったので、これでご理解いただきたいと選手会に話します」。今後の話し合いでドラフト案が変更される可能性については「オーナー会議で了承してもらえる範囲であれば不可能ではない」と、見解を述べた。

◇開催時期と運営方法に?

労組日本プロ野球選手会はWBCにも「NO」を出した。古田会長は会見で「現状では参加できないという決議をした」と語った。「野球における世界大会は重要という認識で、意義ある大会にするために交渉しようと確認した。現段階におけるWBCがサッカーW杯のようになるとは思えない」。問題点は大きく2点で

(1)
3月という開催時期。
(2)
大リーグと同選手会が主催する運営方法。

選手会は3月予選、7月本選という案を提示している。また各国が集まる運営委員会による運営を希望している。

オーナー側もソフトバンク孫オーナーを中心とする交渉団が渡米して直接交渉する考えを示しているが、選手会も米国側に働き掛けていく考え。古田会長は「9月でも10月でも昨年のように機会をつくり、最終的に決定すべき時は決める。(条件が)何も変わらなければ、することはないんじゃないですか。出ないで」。米国側は「来年の時期変更は不可能」としており、交渉は難航し長期化する見通しだ。

巨人上原
「(WBCについて)時期が1番の問題。(米国側の)言いなりになりたくはないというのがある。五輪もなくなるし、そういうところから、野球陰気を広げていかないと。予選と本戦を分ける分離開催は、僕は賛成です。」
中日井端
「(WBCについて)中日の主力選手の意見を聞いたが、みんな(参加に)反対でした。その意見を今日持ってきました。今のままでは参加はできないでしょう。選手の故障への補償や、代表に選出された選手が抜けることに対する保障など、もし、参加することになっても、クリアしないといけない問題が大き過ぎると思います。」

◇レンタル移籍、ユース…活発議論

構造改革についてはドラフトだけでなく、様々な案が出た。プレーオフやレンタル移籍、ユースといった案などが活発に出たという。古田会長は「構造改革といっているんですから、ドラフトで終わらずそこまで考えていかないといけない」と語った。また、今オフから許可される母校限定の高校生との練習について詳細を説明。年金制度についても話し合われた。

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WBCにも「NO」開催時期などに?[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会はWBCにも「NO」を出した。古田会長は会見で「現状では参加できないという決議をした」と語った。「野球における世界大会は重要という認識で、意義ある大会にするために交渉しようと確認した。現段階におけるWBCがサッカーW杯のようになるとは思えない」。問題点は大きく2点で

(1)
3月という開催時期。
(2)
大リーグと同選手会が主催する運営方法。

選手会は3月予選、7月本選という案を提示している。また各国が集まる運営委員会による運営を希望している。

オーナー側もソフトバンク孫オーナーを中心とする交渉団が渡米して直接交渉する考えを示しているが、選手会も米国側に働き掛けていく考え。古田会長は「9月でも10月でも昨年のように機会をつくり、最終的に決定すべき時は決める。(条件が)何も変わらなければ、することはないんじゃないですか。出ないで」。米国側は「来年の時期変更は不可能」としており、交渉は難航し長期化する見通しだ。

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選手会“譲歩なければWBC不参加”[スポニチ]

労組・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は22日、東京・立川市内のホテルで総会を開き、来年3月開催予定の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」への参加問題を協議。開催時期などが変更されない限り参加を見送ることを決議した。また構造改革協議会の議論を経ることなくオーナー会議で新ドラフト制度が承認されたことに反発。8月下旬の構造改革協議会で対案を示すことを決めた。

古田会長は強い口調でWBCへの“条件付き不参加”を表明した。

古田会長
「現段階では参加できないと決議しました。3月開催は選手にとって調整しにくい。我々もこれが日本代表だというガチンコ勝負をやりたいと思っている。それには開催時期は大切なこと。3月は時期的によくないと思っている。」

選手会は4月26日に大リーグ機構(MLB)がWBCの概要を発表した直後から開催時期などを理由に反発。日本プロ野球組織(NPB)が6月20日に参加で合意した後も難色を示してきた。選手会が問題視しているのは

(1)
アジア予選と米国での本大会が開幕直前の3月に開催される
(2)
大会が国際的な組織委員会ではなくMLBとMLB選手会主催で行われる

点だ。

古田会長は「調整不十分な選手が集まっても意味はない。(国際組織主催ではない)WBCはサッカーのW杯と比較して、いいものだとは思えない」と強調した。19日のオーナー会議でオリックス・宮内オーナーが委員長となって交渉団を結成。MLB側と再交渉することが決まった。

今後、選手会では“オーナー交渉”の行方を見ながら独自ルートで「3月予選、7月本選」とする開催時期の変更案や、第2回大会以降の国際組織委の設立などを要求する。MLB側の譲歩があった場合には9月上旬にも12球団選手会長を集め臨時運営委員会を開催。参加の可否を再度協議するというが「(譲歩が)なければ何もしない。出ないということです」(古田会長)と強硬だ。

ただ、五輪から野球が除外されたこともあり、WBC不参加となればファンの反発は避けられない。出席した一部選手が「最終的には出ない訳にはいかないでしょう」と語っているように、今回の決議はMLBに対する牽制との見方もある。選手会が自らの手で世界への扉を閉ざすのか。最終決断が注目される。

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選手会WBC不参加へ…開催時期などに不満[サンスポ]

労働組合・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は22日、東京・立川市内のホテルで臨時大会を開き、来年3月にMLBと同選手会の主催で開催される国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」について「現段階では参加できない」と決議した。

臨時大会では、国別対抗戦の重要性は認めながら開催時期などで不満が続出。事前にチームでアンケートを取り、「反対が多かった」(中日・井端選手会長)などの声が挙がった。

選手会は参加の条件として

(1)
開催時期を3月と7月の分離開催にする
(2)
MLB主導の運営方法の見直し

などを求め、独自ルートで交渉を進めることとし、条件が見直されなければ不参加とすることを決めた。

大会後に会見した古田会長は「運営はMLBの利益優先で、時期はメジャーにしても調整しにくい。ファンのためにもしっかりした代表メンバーで真剣勝負したい」と説明。「現段階」とした決議について「現在の条件という意味。何も変わらなければ(選手会として再決議など)何もすることがない」と強調した。

WBCについて主催のMLBと同選手会は11日に開催要項を発表し、3月開催は決定済み。また運営方法については、すでNPB(日本プロ野球組織)に対して「第2回大会(09年)以降に、真剣に検討する」との回答を寄せている。

19日のオーナー会議では、専門委員会(委員長=オリックス・宮内義彦オーナー)がMLBと直接交渉をすることを決めた。選手会は「オーナーの議論の行方も見守りたい」としたが、第2回以降の改善を決めるなどの譲歩がなければ、不参加となる可能性は高い。

◇ドラフト、FA改革については8月に独自案提出へ

オーナー会議(19日)で承認されたドラフトとFAの改革について選手会は8月末の構造改革協議会で独自案を提出する。「昨年のストの妥結文書で、構造改革協議会で互いに決めると約束している。対案を持って臨みたい」と古田。この日は大学・社会人は下位球団から、高校生は上位球団からという「クロスウエーバー方式」のドラフト案、またFA短縮の条件になる年俸の減額制限50%への緩和案に「飲むことは難しい」などの意見が出た。

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交流戦と球宴の差別化を図れ[サンスポ]

右翼席では何度もパ・リーグの連盟歌が鳴り響いた。今年もセとパのオールスターを見ることができた。しかし、球宴を取り巻く状況は微妙に変化した。交流戦がセとパの真剣勝負の舞台として設けられたからだ。

「不思議な感じがするね。今年はもう対戦している訳だから。まあ基本的に選手は打ちたいし、抑えたい。それなりに真剣勝負だよ。問題は周り(ファン)が飽きないかどうかだ」。 全パ・伊東監督は苦笑まじりに「改革元年」の球宴を見つめていた。全セの先発、上原(巨人)は5球団を相手に登板、この日の全パのスタメンのうち、和田(西武)以外全員と対戦している。

この日の入場券は平日ナイターだったこともあり、前日まで3000枚以上も売れ残っていた。交流戦終了から1カ月強でのお祭りがマイナス効果を生んだことも否定できない。「本当に2試合必要かファンに聞いてみるべきだと思う。交流戦で真剣勝負を楽しんでくれているなら、1試合でいいかもしれない」と中間発表ではファン投票選出圏内にいた阪神・桧山は疑問を投げかける。

オールスターは日本シリーズと並ぶNPBの貴重な収入源で、その価値を高める努力も必要だ。しかも今季は過密日程の中での2試合開催。全セ・落合監督は五十嵐、藤川、石井弘、岩瀬、クルーンといった各球団の中継ぎと抑えを第1戦に集中登板させ、後半戦開幕を公平に迎えさせるよう配慮した。1試合にしてしまえば、こんな配慮をしなくてもすむ。

もっとも、出場した選手には別の声もある。全パの4番手で登板した渡辺俊は「交流戦は勝ち負け重視だから駆け引きがあって、敬遠しなきゃいけない場面もある。要はお客さんを楽しませるような勝負をすることでしょう」と提言した。

結論は1つだ。豪速球、技巧派、長打力、俊足…。スター達が、その個性を如何なく発揮できる舞台作りをするべき。そうすれば、ファンも交流戦にない贅沢な観戦経験ができて、差別化が図れるはずだ。

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選手会、新ドラフト&WBCに「NO」[報知]

◇労組・日本プロ野球選手会が臨時大会

労組・日本プロ野球選手会(古田敦也選手会長=ヤクルト)が22日、東京・立川市内のホテルで臨時大会を開いた。会議には12球団から30選手が出席。ドラフト制度改革について、19日の12球団オーナー会議で決定した高校、大学・社会人分離開催を了承せず、8月中に開かれる構造改革協議会に選手会独自案を提示することを決めた。また、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)については「現状では参加できない」と決議。開催時期、運営形態の見直しを今後も求めていく。

オーナー会議で了承された新ドラフト方式に、選手会が異を唱えた。臨時大会の中で「オーナー会議の後に発表されたものが全てなのか」「もう決まったのか」という疑問の声が相次いだ。その声を受けるまでもなく、既に選手会は代案を用意していた。

「あれ(オーナー会議での了承案)が全てじゃない。去年から構造改革協議会で互いに話し合って決める、と言っていた。我々も意見を出していこうと思う」古田会長は8月中旬以降に開かれる構造改革協議会の席で、独自の改革案を提示することを明言した。

オーナー会議で出された様々な提案にも難色を示した。

(1)
年俸減額規制を50%に変更
(2)
準支配下選手制度等の導入
(3)
アジア選手枠を創設する

の3点を選手会側が受け入れることで、フリーエージェント(FA)権取得年数を国内移籍に限り、9年から8年に短縮する提案も「(減額)幅が大きい」「働き場所を失う」との意見が大勢を占めた。「オーナー会議で出たものがベストではないと思っている」と妥協を許さない姿勢を示した。

選手会が理想とするのは完全ウエーバー制。分離ドラフト自体には評価を与えながら、自由獲得枠(希望入団枠)が残ることは、不正の温床になると考えている。また、ドラフトとFAはリンクするものととらえ、完全ウエーバー制導入ならば取得年数を「高校出は9年、大学出は7年、社会人出は5年」とする案も出された。

日本野球機構(NPB)の選手関係委員会の野崎委員長(阪神)は内容を聞き「(構造改革)協議会で話し合うのは当然のこと」とし、「(オーナー側に)了承してもらえれば不可能ではない」とオーナー会議で1度は決定したドラフト制度の再変更も可能との見方を示した。「一生懸命考えた案というのは分かるが、時間をかけようということ」と選手会の松原徹事務局長。選手会は8月上旬までに改革案を12球団の選手会に諮り、最終的な意見を集約することにしている。

◇国際大会必要性は全員一致

選手会はWBCについて「第1回大会から開催要項の見直しがない限り、参加しない」という方向性を確認した。先のオーナー会議では、オリックス・宮内オーナーを委員長とする交渉団が開催要項変更の交渉をMLB側と行っていくことが発表されたが、それとは別に、選手会は山崎、石渡両顧問弁護士を窓口に、先方と交渉を行っていくことも明らかにした。 2012年のロンドン五輪から野球が除外されることもあり、国際大会の必要性という点では全員が一致。しかし、WBCの3月開催には難色を示す意見が多く

(1)
3月予選、7月に本戦を行うこと
(2)
MLB主体の運営形式からの変更を求めてMLB、選手会側に要望を出す

ということで一致した。

◇古田改革案

古田会長は会見後、ドラフトを中心とした野球界の構造改革について、いくつかの私見を披露した。

(1)クロスウエーバー制度
ドラフトを大学、社会人らの「即戦力ドラフト」と高校生の「育成ドラフト」に分離。即戦力は前年下位球団、育成は上位球団から指名する。「弱いチームは即戦力が欲しいだろうし、強いチームを何でも不利にするのはどうか」と各球団のニーズと戦力均衡を同時に満たす方法を提示。
(2)球界の底辺拡大
四国アイランドリーグなど、他の組織のチームを加え、新たな下部リーグを作る。「イースタン、ウエスタンを2軍という位置づけではなく、色んなチームが入れるようにする。そこで勝てば、1軍と試合ができるとか」と、Jリーグのような入れ替え制を見据えている。
(3)ユースの設立
プロによる選手育成を行う。「ユースは作った方がいい。現役選手が指導に行ったら刺激になる」。
(4)ポストシーズン統一
パ・リーグだけのプレーオフを疑問視。「セも含めてトーナメントになる案を出したい」。

これら私案は選手会内部で継続審議、構造改革協議会などでNPB側へ提示していくことを考えている。

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WBC参加に古田「オーナー交渉見守る」[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会の古田敦也選手会長(ヤクルト)は22日、臨時大会に会見し「野球が五輪から外れ、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は意義のある大会にしないといけない。オーナー会議でも交渉を続けるということなので、それを見守りながら独自のルートでも交渉していきたい」と慎重に話した。

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選手会、WBC参加結論を先送り[ニッカン]

労組日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)は22日、東京・立川市内のホテルで臨時大会を開き、来年3月に初開催されるW杯「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)参加問題については、開催時期や米国主導の運営への不満から「現在の条件のままでは参加できない」と決議したが、オーナー会議が米側との交渉に乗り出すため、参加の可否に関する最終結論は先送りした。

選手会は3月にアジア予選、7月に本選の開催を求めており、古田会長は「調整が不十分な選手がやることは大会の価値を下げかねない。(米主導の運営は)真剣勝負、野球の普及という点からも変わるべき」と指摘した。

また、19日のオーナー会議で決まった新ドラフト制度については、高校生の分離方式は評価したが、希望入団枠の設定を疑問視。8月下旬の構造改革協議会で独自のドラフト案を提出することを決議した。

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