わたしはかもめ2005年鴎の便り(7月)

便

7月23日

全セ5−3全パ(甲子園)

セ・リーグが2点差を逃げ切り、5年前の3連勝以来の連勝を飾った。セは1回今岡の適時打で先制すると、岩村、前田の連続適時打で2点を追加。4回、パに李の球宴初HRで1点差に詰め寄られるが、その後今岡、前田のそれぞれこの日2本目となる適時打で得点を重ね、投手としての最年長出場となった工藤が打たれた6回の城島のソロだけに抑え、藤川に球宴初セーブがついた。球宴三冠王を狙った清原は無安打3三振。なおMVPは3安打2打点の前田が選ばれ、通算成績はセ・リーグの63勝73敗8分となった。

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全パ0002010003
全セ30011000x5
全セ落合監督
「勝ててよかった。ただ、できればもうこの仕事(球宴監督)はしたくないな(苦笑)。選手にケガをさせちゃいけない。無事に返すのがオレの仕事だったから。選手が頑張って、2試合ともいい試合をやってくれてよかったよ。」
全パ伊東監督
「連敗は残念だったけど、試合以外で楽しめたからよかった。新庄は出れる状態じゃなかったけど、甲子園は準地元だし、守って打席にも入りたいと言っていたからね。今年は交流戦もやったし、盛り上がるかどうかと思ったけど、オールスターのよさがあったね。」

◇パ圧倒1発競争

第2戦の試合前の本塁打競争は全パが圧勝した。“1番手”として登場したソフトバンクのズレータが、5スイング中3本と量産。ロッテ・フランコと李の1本ずつを合わせ、全パは計5発。全セは阪神金本の1発のみに終わった。「いいパフォーマンスが見せられれば嬉しい」と話していたズレータは、パ・リーグのナイン総出のハイタッチで迎えられ、笑顔いっぱいだった。

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薮田、見事!!岸和田魂

薮田が投手陣の最後を締めた。8回に登板して見事に3人を打ち取った。清原と同じ大阪・岸和田出身で「だんじり魂」を見せた。清原との対戦はなかったが「楽しめた。意外と平常心で投げることができた」と話した。小林宏は2回1失点だったが、前日22日の清水、渡辺俊、小林雅と合わせ、ロッテ勢は5人で計8回1失点と投手力を見せつけた。

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李がロッテ17年ぶり弾[報知]

アジアの大砲・李承Y(ロッテ)が日本を制圧した。4回無死二塁、下柳からバックスクリーン右に飛び込む特大の1発。韓国で7年連続球宴出場を果たしたスターが、日本でも存在感を見せつけた。日本シリーズ出場した場合、対戦することになる左腕からのアーチ。「厳しいところを攻めてくる投手相手。本塁打はビックリしました」。

前兆はあった。この日、自宅を出発する際、8月に出産予定の松静夫人から「今日は1本打つでしょうね」と言われた。「そういう時は必ずホームランが打てる」と喜んで、1発狙いに専念。ロッテ勢では88年の高沢以来、17年ぶりの本塁打となった。

優秀選手賞に輝き「記念のボールとバットは一生、大切にします」と喜んだ。夫人との約束を守り、虎狩りの“予行演習”も完了。李にとって、一石二鳥の球宴となった。

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李、狙って打った1号[スポニチ]

試合前に「今日は狙うよ」とアーチ宣言していたロッテの李承Yが4回無死二塁から下柳のスライダーをバックスクリーン右へ運んだ。「手応えはあったので入ると思った。今日の1日を忘れない。少しでもアピールできたかな」。

昨年のこの時期は2軍生活を余儀なくされた。韓国時代は球宴に97年から7年連続出場。それだけに、日本でも存在感を見せつけたかった。

この日の朝、千葉・浦安の自宅を出る時に8月に第1子を出産予定の松静夫人から「1本打ってきてね」と送り出された。記念のホームランボールとバットは愛妻へのお土産になった。

試合後は一緒に出場したロッテナイン10人と焼き肉パーティー。「おごり?今日はいい日だからね」。優秀選手賞で獲得した100万円で仲間と祝杯をあげた。

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全パ李が予告ホームラン[ニッカン]

普段は謙虚な李が、初出場の球宴で派手に変身した。4回無死二塁。下柳の真ん中スライダーをとらえると、ライナー性の打球はバックスクリーン右に飛び込んだ。特大の球宴1号2ラン。「嬉しい。手応え十分。忘れられない日になった」。試合前に「今日は狙います」と話していた。予告ホームランで、優秀選手賞にも輝いた。

韓国では球宴に7度出場もMVPは1度もない。来日1年目の昨年の球宴時は2軍で「寂しかった」。成長した今年はノビノビとプレーした。試合前、来月初めに第1子を出産予定で千葉の自宅にいる松静夫人から「今日は必ず1本打つでしょう」と電話で言われた。「そういう日は必ず本塁打が出る」という“予告”もあった。

ロッテの球宴本塁打は88年の高沢2軍打撃コーチ以来、17年ぶり。外国人選手では80年のリーまで遡る。チームメートもスタメン4人起用に応え、福浦が球宴初安打、フランコが2安打と「マリンガン打線」の本領を発揮。球団最多10人出場の球宴をいい形で締めくくった。李は「今後につながる」。後半戦へ、勢いをつけて臨む。

西岡
「結果は出せなかったけど、いい気分転換になった。2試合先発でありがたかった。」(2試合で計6打数無安打)

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ボビーが5つの改革案、試合のスピード化へ[報知]

◇12球団監督会議

プロ野球12球団監督会議(座長・仰木彬オリックス監督)が23日、兵庫・西宮市内のホテルで行われ、交流戦、使用球の統一、試合時間の短縮、投手の2段モーションの禁止などについて討議した。

会議では今月17日現在、米大リーグ球団で平均試合時間が3時間を超えている球団がないという実績を紹介。ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が試合のスピード化について独自の改革案を提示した。

(1)
打者は打席を外さない。予備のバットもネクストバッターズサークルに置いておく
(2)
出塁時にひじ当て、すね当てを外すときは一塁側のボールボーイを使う
(3)
投手交代は時間制限を設ける。監督やコーチがベンチを出た瞬間から時間を計り、スコアボードに表示する
(4)
投手がマウンドに行く時間を短くする。ブルペンがファウルゾーンにある球場を参考にする
(5)
走者がスライディングした際、土を払うためだけのタイムは必要ない

の5点。

他球団の監督も「決まりがあれば守る」という姿勢。日本プロ野球組織(NPB)では今後、実行委員会などで検討し、指標を示していくことを決めた。

◇その他の審議事項

交流戦
来季の1球団36試合を了承した。予備日に制限があったため中止にせず、激しい雨の中で試合を強行したことを疑問視。移動や日程に余裕を持たせる分割開催を含め改善を提案。12球団営業担当者会議で検討し、8月中をめどに開催方法を決める。
使用球の統一
1メーカー1種類を守り、縫い目が綿糸のボールに統一することを決議。NPBマークを変えて前タイプと区別し、秋季練習までに搬入する。中日、広島が麻糸のボールだが、他の10球団が綿だったため統一。
2段モーションの禁止
国際基準に違反している選手については各球団に通知。審判も秋季練習やキャンプに参加して修正を徹底する。個々の投手が試行錯誤の末に身につけたフォームもあり、修正を強制できなかったため10年遅れたという指摘も。

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バレンタイン&落合“共闘”で巨倒…12球団監督会議[サンスポ]

プロ野球の12球団監督会議が23日、兵庫・西宮市内のホテルで開催された。公認球の統一や2段モーションのほか、試合時間の短縮について話し合われたが、積極的な提案を重ねたロッテのボビー・バレンタイン監督(55)と中日・落合博満監督(51)が“共闘”し、選手の入場テーマ曲の短縮を主張した巨人・堀内恒夫監督(57)を「そんな瑣末なこと」と一蹴するなど、壮絶な“場外バトル”が繰り広げられた。

意欲の差が表れてしまった。

バレンタイン監督は(1)ネクストサークルを打席に近づける(2)サークルには予備のバットを用意(3)投手交代の際にはオーロラビジョンなどにバスケットボールの25秒ルールのように時計を表示する(4)スライディング後に土を払うためのタイムは認めない−などの具体案を次々と提示して、試合短縮を説いた。

一方で落合監督は、「面白い試合を見せるためには、時間が必要な場合もある。ムダをなくすことが必要」と主張。その話し合いの中で、堀内監督が「入場テーマが長すぎる」と持論を口にした。すると突然、落合監督が声をあげたという。

バレンタイン監督
「オチアイが“テーマソングなんてどうでもいい。瑣末なことだ”と言ったんだ。」

バレンタイン監督が明かした。堀内監督は打者の入場テーマ曲短縮を昨年のキャンプ中から提案してきた。清原の「とんぼ」もワンフレーズで切ったが、現在では元に戻っている。2年ごしで主張してきた持論を、「瑣末」と一蹴されるのは屈辱的。だがプレーにかかわる部分で主張を続けた両者にとって、確かにテーマ曲は本筋ではなかった。

前回1月27日の監督会議に、落合監督は「所用」の講演で欠席。そのとき、堀内監督は「本当なら用事がなければ出てくるべき。全員で話し合うことはそうないんだから」と苦言を呈していた。この日の落合監督は、2回分の鬱憤を晴らすかのように発言を続け、最後には「決まったことには従うが、言うべきことは言う」と胸を張った。

とんだ中日・ロッテ連合軍vs巨人の場外バトル。堀内監督には、強烈なカウンターパンチだったに違いない。

◇監督会議の協議事項

交流戦
今季は雨天中止で9連戦になることもあったため、過密日程の解消を要望。セ、パ両連盟が日程確定の際に参考にする
公認球
来季から全球団で、ボールの縫い糸を縫い目が高くなる「綿糸」に統一
試合時間の短縮
両連盟の記録部と審判部に対し、時間短縮のためのルール作りを要望
投手の「2段モーション」
国際化に対応し、来季からルール通りに2段モーションを禁止することで合意。対象の投手は今秋以降、フォームを修正する

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2段モーション、来季から厳禁[スポニチ]

12球団監督会議(座長=オリックス・仰木彬監督)が23日、西宮市内のホテルで開かれ、投手の2段モーションを厳禁とする実行委員会の提言を受け入れた。今オフに指導を徹底し、来季から不正投球として禁止する。投球動作の中断や変更を禁じた野球規則の厳格適用で、国際化の一環で対応が迫られていた。また試合時間の短縮、公認使用球の統一などを討議した。

座長を務めたオリックス・仰木監督が「国際試合でルール違反。日本も国際基準に沿うようにしたい」と2段モーションの規制を受け入れた。

今オフの秋季練習、キャンプで審判員の指導の下、修正し、来季から厳禁する。野球規則上(別掲)の不正投球(ボーク)を厳格に適用する。

いったん下ろした足を再び上げる2段モーションは、今や日本プロ野球界に蔓延している。両リーグ審判部が今月、12球団に配布した「注意すべき投手」は約120人に上った。この日は具体名を挙げての討議は控えられたが、既にクルーン(横浜)や岩隈(楽天)らが注意を受けている。

会議は西武・荒木、阪神・久保投手コーチらも同席。習得したフォーム修正は困難が予想され「投手にとっては死活問題」(ソフトバンク・王監督)「明確な基準はあるのか」(横浜・牛島監督)と紛糾の後、「ルール通りにする」(巨人・堀内監督)で一致した。

球界10年来の懸案で、プロアマ合同規則委員会で最初に問題視されたのは96年1月。昨年のアテネ五輪では日本代表の数投手が国際審判員から疑問視された。ロッテ・バレンタイン監督が「米国人にはできない。日本人の器用さが生んだ技術」と話すように、独得のローカルルールにメスが入った。

◇交流戦、日程面で検討の余地あり

ロッテ・バレンタイン監督が試合時間短縮で数々の提案を行った。野球規則で定められている次打者席の位置を打席に近づける特例を設けたり、選手交代の制限時間を定め「残り○秒」とスコアボードに表示する…など。「アイデアはいくらでもある」と同監督。また、史上初めて導入された交流戦については「よりよくするために日程面で検討の余地あり、となった」と仰木監督。さらに公認使用球の縫い糸を来季から綿に統一することも決めた。

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監督会議で試合時間短縮へルールづくり[ニッカン]

◇試合時間短縮ボビーの教え、12球団監督会議でアイデア披露

12球団監督会議(座長・オリックス仰木監督)が23日、西宮市内のホテルで行われ、試合時間の短縮に向けてルールづくりをする方針が確認された。大リーグ経験も豊富なロッテ・バレンタイン監督を中心に「選手交代の際に時間制限を設ける」「次打者席を近づける」など様々なアイデアが出た。これを具体的に明文化し、短縮に向けて足並みを揃えていく。また、使用球はメーカーに規制は設けないが、縫い糸を綿製で統一することになった。

前半戦の平均試合時間はセ・リーグが3時間18分で、パ・リーグが3時間19分。これに対して大リーグ30球団それぞれの平均試合時間は、最長でも2時間59分と、3時間に届く球団はない。会議では、こうした数字が示された上で、大リーグ監督の経験も持つバレンタイン監督が時短への具体案を提案した。

(1)
1度打席に入ったら出てはいけない。
(2)
バットが折れた時のため、次打者席に予備を置いておく。
(3)
ボールボーイが一塁ベース脇にいて、速やかにヒジ当てなどを受け取る。
(4)
選手交代の際には時間制限を設ける。投手交代もブルペンから時間をカウントして時間短縮する。
(5)
時間制限は、例えば30秒に設定したらスコアボードに時間を表示し「30」から1つ1つ数字を減らし、観客にも示す。
(6)
走者が滑り込んだ際、ユニホームの土を払うのにタイムは必要ない。

大リーグでも実行されていないものも入っており、同監督の独自案といえる。しかし、時短は長年の課題としてきたが、昨年はセが3時間20分、パが3時間29分と、それぞれ最長となった。「白熱した試合ならば必ずしも時短せずともいいのでは」という意見も出たが、試合の質を下げない部分で時短を目指そうと確認された。

今でも申し合わせ事項に時短のための奨励事項が明記されているが「迅速に」「速やかに」「かけ足で」など、曖昧な表現ばかり。来季に向け、可能な限り具体的にルールづくりをしていく。

◇40分早いメジャー

試合時間メモ
昨年の平均試合時間はセ・リーグ3時間20分、パ・リーグ3時間29分。パ・リーグは01年の2時間23分を上回り最長、セ・リーグも96年と並び最長だった。メジャーでは02年2時間52分、03年2時間46分、04年2時間47分と2時間台が続いているが、日本で平均3時間を切ったのは、セ・リーグは87年、パ・リーグは95年が最後。なお、今季の前半戦終了時点はセ・リーグ3時間18分、パ・リーグ3時間19分。
最近10年の平均試合時間
セ・リーグパ・リーグ
963時間20分3時間5分
973時間18分3時間10分
983時間19分3時間20分
993時間19分3時間15分
003時間17分3時間19分
013時間17分3時間23分
023時間14分3時間12分
033時間12分3時間22分
043時間20分3時間29分
053時間18分3時間19分

◇その他の議題&合意事項

公認球も統一
来季から縫い糸は綿製で統一することが確認された。現在は広島、中日が麻製を使っている。メーカーの規制はしない。なお、アマも含めた統一を目指す。
2段モーション禁止の確認
既に実行委員会で決定しており、監督にも説明あれた。秋季キャンプに審判員が派遣され、フォーム変更を余儀なくされる投手に基準などを説明する。
交流戦の意見交換
予備日が制限されていたため強い雨でも強行開催する試合が多かったなどと意見が出た。両リーグ連盟は日程作成の参考にすると約束した。
ソフトバンク王監督
「(2段モーションは)ウチにも何人かは対象がいるようなので、シーズン中にリストを出してくださいと言った。秋から練習して、来年に備えられるようにしないといけないから(試合時間短縮は)米国の例が色々と紹介されて…。なるほどと思うところがあった。」
ロッテ・バレンタイン監督
「(試合時間短縮について積極的な提案をし)ほかの監督も聞いていたが、どう受け止めたかは分からない。ルールを守らせる立場の人に聞いてもらいたい。(2段モーションについて)会議で名前は取り上げていない。」
オリックス・仰木監督
「(投手モーションについて)ペナントに影響が出るから、それはシーズが終わってから。ただ、国際ルールに抵触する人はだいぶおるらしいね。オリックスにも影響?ウチの選手は直した方がええんちゃうか。」
西武・伊東監督
「2段モーションは、今リストをもらった。モーションでも禁止事項を書いてある文章をもらったが、文章ではは分からない。シーズンが終了して、もう1度、集まって確認することになっている。」
日本ハム・白井ヘッドコーチ
「2段モーションの選手に対して指摘はあった。(改善すれば)問題はないと思う。」(米国へ一時帰国中のヒルマン監督の代行として監督会議に出席)
楽天田尾監督
「試合後に監督から審判に対し、意見が言える形にしたらどうかというのは伝えた。ほかに、支配下選手以外にプロ野球を目指す選手を球団が研修生のような形で採用できないかとの意見があった。例えば、打撃投手をやりながらとか、社会人野球の門戸が狭くなっている中で、そういう枠を持つのもいいのではとの意見だった。」
阪神岡田監督
「投手のモーションについても来季から徹底するということだからね。球児(藤川)でも2段モーションやなく一時停止みたいなもの。秋から微調整すればいいことやし、うちの投手で問題になる投手はいないと思うよ。」
中日落合監督
「決まったことに従う。それだけ。(2段モーションについては)秋のキャンプまでにしっかりとしてもの(ルール)ができてくるんじゃないだろうか。」
横浜牛島監督
「仰木監督が代表で説明すると言ってますから何もいえません。2段モーションばかりではなく、ほかにも色々な話題はあった。(三浦、クルーンが該当者だが)まあ、それについても勘弁して。」
ヤクルト若松監督
「交流戦の日程の問題を言いました。ウチの場合は休みがなくて、9連戦になりましたから。2段モーションの話をじっくりやった。上の方で決めて、現場の意見はこうですよ、と色々な話をした。(該当の)名前は早く出してもらわないと。」
巨人堀内監督
「(2段モーションについて)話しましたよ。根来さん(コミッショナー)に聞いてください。これはもう、通達だから。やるということです。ルール通りやりましょうということです。」
広島山本監督
「2段モーションやボールの統一の話をした。特に、うちから意見を言ったということはなかった。説明を受けた。」

◇落合監督「審判6人制」

中日落合監督は会議中、2段モーション禁止の議論の中で持論を展開し、審判6人制の復活と、予備の公式記録員によるビデオ判定の導入を訴えた。同席した伊藤球団代表は「監督は2段モーションの禁止は選手生命にかかわる重大な問題とした上で、メジャーで2段モーションで投げていると投手の具体名を挙げました。国際試合に合わせるだけではなく、日本独自の方法もあるのではないかと主張していました」と明かした。

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高校生ドラフト、球宴連勝のセに優先権[ニッカン]

今秋から導入される分離ドラフトで先に実施される高校生ドラフトのウエーバーの優先権が23日、オールスター戦を2連勝したセ・リーグに確定した。高校生と大学生・社会人に分けて2回実施する新ドラフトは7月19日のオーナー会議で承認された。ウエーバーの優先権はオールスター戦(2試合)、フレッシュオールスター戦(1試合)を勝ち越したリーグに与えられることになった。指名順位は高校生対象のドラフトが10月3日に実施予定で最終順位が確定していないため暫定順位を採用する。ただし、日本プロ野球選手会は新ドラフト制度に反対しており、8月下旬に開催する予定の構造改革協議会で議論される見込み。

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楽天の本拠地・宮城に来年室内練習場[ニッカン]

楽天の本拠地フルキャストスタジアム宮城に隣接して室内練習場が建設されることが23日、明らかになった。宮城野原公園総合運動場内のテニスコートを公園内の別の場所に移し、宮城県はその跡地を球団に有料で貸与。球団が練習場を建設する計画で、来年の開幕までに完成する予定。同球場はこれまで、試合前が雨天の場合、スタンド下のブルペンで打撃練習などを行っていた。広さ不十分のため、他球団からも改善が求められていた。同県が球団側の要望を受け入れた形で、近く発表される。

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