わたしはかもめ2005年鴎の便り(7月)

便

7月24日

フレッシュオールスター

◇全セ4−4全パ(宮崎)

今年からセ・パ対抗戦となったフレッシュオールスターは引き分けに終わった。パ・リーグは2回、鶴岡(日本ハム)の1号ソロで先制すると、3回に大松(ロッテ)の1号2ラン、6回には江川(ソフトバンク)の適時二塁打で加点した。セ・リーグは3回武山(湘南)の1号ソロ、5回には梶本の適時三塁打、8回にも比嘉(広島)の適時打で追い上げると9回にピッチャー内(ロッテ)の暴投で同点に追いついた。MVPは先制の本塁打など2安打の鶴岡が、捕手としては01年の里崎(ロッテ)以来の受賞。

123456789R
全パ0120010004
全セ0010100114

◇大松、野間口から1発

ロッテのルーキー大松が3回、右翼席に2ランを放ち、優秀選手賞に選ばれた。巨人野間口の抜けたフォークを鋭く振りぬいたが「直球狙いだったけど、うまく当たった。気持ち良かった」とニッコリ。広角に長打を飛ばせる技術でファームでは4番を任された。球宴前に昇格したばかりだけに、首位ソフトバンク追撃の秘密兵器になりたいところだ。

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黒木「千葉復帰」へ意欲[ニッカン]

ロッテ黒木知宏投手が「千葉復帰」へ意欲を見せた。24日、ボーダフォン幕張店の1日店長を務めた。開幕後、初の球団イベント参加で、200人のファンが集まった。「お客さんが熱心に来てくれて(1軍)復帰を待ち望んでいるのがヒシヒシと伝わってきた。(千葉)マリンで待っているという気持ちを感じた」と感激した。

チームは好調を維持している。入団11年目を迎えるが「今が1番強いんじゃないか」という。完全復活を期す今季は、1軍昇格がまだない。浦和球場での先発が続いている。しかし17日のイースタン日本ハム戦では5回2/3を3点で抑えた。着実にステップアップしている。

「チームで(1、2軍の)入れ替えがないのが本当に強い証拠。いつまでと決めずにやっていく」と焦らずに1軍昇格を狙う。この日のイベントのように、チームと共に地元密着を目指す幕張の企業も増えてきた。「企業がついてくるのはありがたい。野球で返していきたい」と発奮材料にするつもりだ。

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下位指名・大松、ビッグネーム野間口討ち![スポニチ]

流れ落ちる汗が心地よい。歓声を浴びながらダイヤモンドを駆け抜けると、大松(ロッテ)から笑みがこぼれた。

大松
「直球を待っていた。最後も直球だと思ったけれども…。うまくバットに当たってくれました。」

3回、2死二塁で全セの2番手・野間口(巨人)のチェンジアップに自然と反応した。完璧にとらえた打球は、南国独特の湿度の高い空気を切り裂いて右翼席まで届いた。

昨秋、東海大からドラフト5巡目で入団。脚光を浴びた上位指名ではないが、日米大学野球選手権では不動の4番を任された実力者だ。球団OBで3000本安打を達成した張本勲氏(本紙評論家)と同じ背番号10。広角に打てるパワーヒッターは2軍で打率.308、8本塁打。12日に1軍初昇格し、西武戦(インボイス西武)でバレンタイン監督はすぐに7番で先発出場させた。

結局、1軍では3試合で7打数1安打。17日のオリックス戦(千葉マリン)でプロ初安打こそ記録したが、不完全燃焼で18日に再び2軍に降格した。それでも貴重な経験となったことに変わりはない。「1軍のボールはスピードガン以上に切れている。とらえたと思った打球もファウルになっていた」と、打席での始動を早め、さらにスイングスピードを上げる練習を繰り返した。

この日、コーチとしてベンチに入った古賀2軍監督は「もう1発見たかった。ただ、直球はまだファウルになっているよ」ともうワンランク上を期待する。だから優秀選手賞で50万円を獲得しても、大松自身も納得しなかった。「課題がありますからね」。真のスラッガーに成長して、今度は真のオールスター出場を狙う。

◇野間口、チェンジアップ勝負を後悔

巨人・野間口は2番手で登板して2回を2安打2失点(自責0)。3回に大松に2ランを許し、1点を追う展開に水を差してしまった。試合を左右する致命的な被弾を浴びただけに「最後は同点に追いついてくれてよかった」と苦笑い。大松にはタイミングを外そうとした128キロのチェンジアップを打たれ「真っすぐを投げておけばよかった」と敗戦投手のような弁を並べていた。

◇武山、大きな1発

湘南の武山が“1発”で優秀選手賞を射止めた。3回に左翼席にソロを運び「しっかり打てたのでよかったです」。今季のイースタン・リーグでは、ここまでわずか1本塁打しか放っていなかっただけに「最高です。無心でした」と興奮気味だった。

◇梶本、パワー快打

ヤクルト・梶本が3打数2安打1打点の活躍で優秀選手賞を受賞した。「去年は青木さんがMVPを獲ったので、続けて賞をもらえたのはチームとしてよかったです」。前夜は今春のキャンプを張った宮崎・西都に足を運び、好物のホルモン焼きを食べた。スタミナ源を蓄えて暴れ回り「シーズンを通しても結果を残していきたい」と気を引き締めていた。

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高野連・脇村会長、新ドラフト案に同調[スポニチ]

日本プロ野球組織(NPB)の長谷川事務局長は24日、大阪市内の日本高校野球連盟(高野連)を訪れ、今秋導入の新しいドラフト制度案について理解と協力を求めた。大学生・社会人(11月18日)と分離し、高校生は10月3日に開催する新制度に脇村高野連会長は「高校生の進路が早く確定するのは現場も希望しており、歓迎したい」と了承した。来年以降はさらに早めた9月に開催する案にも同調した。

高野連は早期開催に応じ「プロ志望届」の提出期限を10月31日から9月20日に早める意向で8月5日の全国理事会で承認を諮る。国体出場選手は特別措置として会期終了(今年は10月26日)後の交渉解禁で合意した。

かねてから完全ウエーバー制を主張する高野連はあらためて自由獲得枠(希望入団枠)撤廃の要望を伝えた。

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新ドラフト制度を高野連に説明[ニッカン]

今秋から導入される高校生と大学生・社会人を分離して開催する新ドラフト制度について、長谷川一雄コミッショナー事務局長が24日、大阪市内の日本高野連を訪れ、脇村春夫会長らに説明した。

高校生対象のドラフト会議は、今年は10月3日に開催される。このため、高野連では10月末が締め切りだったプロ志望届の期限を9月20日に繰り上げる方針を伝えた。さらに10月下旬の国体に出場する選手は指名しても国体終了まで接触しないように要望。

また、来年のドラフトについて、国体開催の3日前から終了日までの期間には行わないように要請、プロ側が求めた国体前の実施については容認の意向を示した。

また、あらためて完全ウエーバー制が理想とし、希望入団枠(現自由獲得枠)の撤廃を要望した。脇村会長は「高校生の進路決定の問題もあるので(早期開催は)非常にありがたいと申し上げた」と話した。

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高野連会長が今秋からの分離ドラフト実施を了承[サンスポ]

NPB(日本プロ野球組織)コミッショナー事務局の長谷川一雄事務局長は24日、大阪市の日本高等学校野球連盟(日本高野連)を訪問した。同事務局長から高校生の分離ドラフトの説明を受けた日本高野連・脇村春夫会長は、今秋からの実施について了解した。

高校生ドラフトが10月3日実施予定となったため、日本高野連は高校生の「プロ野球志望届」の提出期間を全国高等学校野球選手権大会終了翌日から9月20日までに早めることを、8月5日の全国理事会に諮る。10月下旬の国体出場選手がドラフト指名を受けた場合、国体終了後までプロ側は接触できないこととし、来年以降の高校生ドラフトは国体競技開催3日前から終了日(競技は9月30日から10月4日)を避けるようプロ側に申し入れた。

脇村会長は「高校サイドも進路が早めに確定するのは結構なことでありがたい」と分離ドラフトを歓迎した上で「高野連としては完全ウエーバーが理想。自由獲得枠(希望入団枠)が1つ残ったが、2年間の暫定期間の後はウエーバーにして欲しい」と要望した。

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分離ドラフト、高野連も了承

コミッショナー事務局の長谷川一雄事務局長が24日、大阪市内の日本高野連を訪問し、オーナー会議で承認された今秋から導入する分離ドラフトの説明を行った。高校生ドラフトは従来よりも早い10月3日に開催。高野連の脇村春夫会長は「進路のこともあるし、分離がいいと言っていた。我々としては、結構なことと喜んでいる」と了承した。2年前に改正した「プロ野球志望届」は今年も実施。9月20日を提出期限とする方針を同事務局長に伝えた。また来年のドラフトは国体前に実施することも認める方向だ。ただ高野連サイドはあくまで完全ウエーバー制を理想に掲げている。今後も自由獲得枠を撤廃するよう要望した。

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