わたしはかもめ2005年鴎の便り(7月)

便

7月26日

千葉ロッテ3−2西武(金沢)

ロッテが逆転勝利で今季6度目の4連勝を飾った。ロッテは1−0とリードされて迎えた5回、堀の2点適時二塁打で逆転に成功。さらに続く福浦の適時打で点差を2点に広げた。先発の小野は7回を投げ、被安打5、1失点で7勝目を挙げ規定投球回数に達し、防御率2.61でリーグ4位に浮上。一方、西武は2回に和田の21号ソロで先制し、22イニングぶりの得点を挙げたが、その後打線が繋がらず、9回相手のエラーで1点を返すのみに終わり、今季7度目の3連敗で借金が7となった。

123456789R
西武0100000012
千葉ロッテ00003000x3

◇小野が2ヶ月ぶりの7勝目

7回1失点と好投の小野が、6月1日以来の7勝目を挙げ、ロッテを4連勝に導いた。9回は1点差となる冷や汗の展開に「正直、また勝てないんじゃないかと思った」と胸をなで下ろした。この日は交流戦後に「遊びで覚えた」という沈む変化球で今季最多の8奪三振をマーク。「縦の変化球が増えて投球の幅が広がった」と新球に手応えをつかんだ様子だった。

小野
「正直、今日も勝てないんじゃないかと思いました(笑)。ゲームがどうしてもやりたかった。16分中断があったけれど、やりたいという強い気持ちがあったので、気持ちがきれることはなかったです。ホームランを打たれたボールは甘く入ってしまいました。それ以外は良かったですね。フォークみたいな落ちるボールを投げています。抜いているので空振りが取れるボールです。たての変化ができればピッチングの幅が広がりますからね。それに、自分でここ何試合か内容が上がってきていることも分かっていたので、自分のピッチングができればと思っていました。とにかく勝てて良かったです。」
里崎
「伊達に太っている訳ではないですから(笑)。打っていなかったから守備で貢献しないと申し訳ないから。西岡選手がいいボールを投げてくれました。タイミングはセーフかなという感じだったので、どこまでブロックし切れるか。タイミングは際どかったけど上手くいきました。」
「タイミングを狂わされていたけれど、上手くバットの先に乗せて、いいところに落ちてくれました。前進守備だったので楽な気持ちで打とうと思っていました。」

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ロッテ4連勝!本塁補殺でゲームセット[ニッカン]

最初も最後もドタバタを乗り越え、ロッテが4連勝を飾った。9回に守護神の小林雅が登板も、守備の乱れで1点差。9回1死三塁から西武高木浩に中飛を打たれたが、大塚−西岡−里崎の中継で本塁併殺。ベンチ最前列で試合終了を見届けた先発小野は、笑顔を見せた。「正直、勝てないかと思った」と本音を漏らしたが、7回1失点の力投を天は見放さなかった。

台風で雨が降る中、先発した。始球式後、最初の投球練習を始めた。さあこれから、という時に雨が強まり、試合開始が延期。両チームの選手はベンチへ引きあげた。16分後、ようやくプレーボール。福山、長野に続く地方球場登板だった。「後半戦開幕を任されて勝ちたかった。石川に来て試合がないのは寂しい。(待機中も)集中力を切らさなかった」と振り返った。

チェンジアップ系の新球で空振りさせ、8奪三振。6月4日以来の7勝目だ。小野は球宴の休み中に千葉・勝浦に家族で出掛け、バーベキューで気分転換した。バレンタイン監督は「小野は持てる球種を繰り出した。チームが勢いづいた」とたたえた。台風一過でロッテが球宴後も主役を狙う。

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ロッテ4連勝!ボビーご機嫌[報知]

ロッテは1点を追う5回、堀、福浦の連続適時打で3点を奪って逆転。小野から薮田、最後は小林雅につないで逃げ切り、球宴を挟んで4連勝。小野は7勝目。

加賀百万石の厳かな雰囲気と夫人の愛情が、ボビーに活力を与えた。試合前、バレンタイン監督はメアリー夫人と日本三大庭園の1つ、「兼六園」で熱々デート。「日本には素晴らしく綺麗な場所がたくさんある。できるだけ多く体験したいんだよ」。台風7号の影響で中止が予想された試合でも、西武の猛追を退けて後半戦白星スタートを切った。

ロッテの逆転を待つように、金沢の雨はピタリとやんでいた。1点を追う5回、堀の逆転2点二塁打など4連打で一気に逆転。先発の小野は最大9メートルの強風を味方に7回1失点。今季最多の8奪三振で、6月1日以来の7勝目を挙げた。

バレンタイン監督は、6月11日の中日戦(ナゴヤドーム)の試合前にも「愛・地球博」へ出かけて快勝。「奥さんがたくさん買い物をしても、勝利につながればよしとするよ。彼女は勝利を好むからね」と最高のプレゼントに成功してご機嫌のボビー。チームは球宴を挟んで4連勝。「これでまた勢いがつけばいいね」。マイペースを崩さない指揮官に導かれ、ロッテが息を吹き返した。

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小野7回1失点で7勝目!防御率リーグ4位に[サンスポ]

後半戦の“開幕投手”に指名された小野が7回1失点で7勝目。この日で規定投球回に到達し、防御率2.61でリーグ4位に躍り出た。「是が非でも勝ちたかった」と小野。前日は来日中のメアリー夫人と兼六園などを金沢観光を楽しんだバレンタイン監督。「小野は素晴らしい内容だった。日本には綺麗な場所がたくさんあるね」とご機嫌だった。

バレンタイン監督
「しばらく勝ってなかったから良かった。(球宴で)5日間休みだったからだけどね。」

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ボビー劇的4連勝に、キス3連発[スポニチ]

9回、1点差に詰め寄られ、なおも1死三塁。高木浩の中飛を捕球した大塚から西岡が中継し、捕手・里崎が好ブロックでホームを死守した。劇的な勝利にバレンタイン監督は「とてもいい試合だった。大塚、西岡の送球はとても素早かった」と興奮した。これで球宴を挟んで4連勝。来日中で遠征に同伴したメアリー夫人とキス3連発で喜びを爆発させた。

◇西武、「しらけた」憤死

9回、1点差に詰め寄ってなお1死三塁。高木浩の中飛が同点犠飛かと思われたが三塁走者・石井義が本塁憤死。巻き返しを誓った後半戦で黒星スタートに伊東監督は「しらけたな、最後は。あんなスライディングじゃいかんよ。ブロックするのは当たり前なんだから」と消極的な走塁に顔をしかめた。前夜は金沢市内で選手全員参加の決起集会敢行も効果なし。3連敗で借金は7に増えた。

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