わたしはかもめ2005年鴎の便り(8月)

便

8月1日

ボビー長期政権へ「長い間やりたい」[ニッカン]

◇監督本人が来季以降も指揮表明

好調ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が、3年契約の切れる来季以降も長期指揮を執ることが1日、確実になった。前日、球宴前後の長期ロードを終えた同監督は「長い間、ロッテでやりたいと思っている。そういう希望は(球団、本社側に)伝えた」と、既に来季以降について会談済みであることを明かした。

同監督は昨季、9年ぶりにロッテ監督に3年契約で就任。2年目の今年は、約1ヶ月前に重光昭夫オーナー代行、その後に球団側と話し合いを持ち、来季も指揮を執ることを確認した。ただ、球団側は「常勝ロッテ」をつくり上げるため、バレンタイン監督の長期政権を検討。球団幹部は「今年、来年ということではなく、長期的にチームを強化して欲しい。ソフトバンクの王監督のような存在になって欲しい。千葉マリン球場のボールパーク化にも意見を出していただきたい」とこれまでも語っていた。この構想にバレンタイン監督も応えた形で、双方の意見が合致。3年契約の切れる来季以降の長期政権が確実になった。

ファンの熱心な声援も、同監督に長期指揮を決意させる要因になっている。2日からは、本拠地千葉マリンで9連戦を迎える。首位ソフトバンク追撃への連戦を前に「ファンもホームでの戦いを楽しみにしている。地元のファンの前で戦うことをエキサイティングに思っている」と同監督。31年ぶりの日本一へ、シーズンの戦いに専念する。

◇イベントずらり

千葉マリン9連戦で、イベント面でもファンを盛り上げる。マスコットのマーくんのバースデーウイーク企画として、3〜9日はショートムービーをバックスクリーンで上映。5日は浴衣の来場者に割引。6日は水着、8日は名刺などを提示したサラリーマン、10日は女性に割引サービスを行う。球団営業も「お客さんで球場をいっぱいにして、バックアップしたい」と話した。

◇ベニーに制裁金5万円

パ・リーグの小池唯夫会長は1日、ロッテのベニー・アグバヤニ外野手(34)に厳重注意と制裁金5万円の処分を科した。ベニーは7月31日のソフトバンク13回戦(福岡ドーム)の1回、ストライクの判定に対し山村球審に抗議、暴言を吐いて退場処分を受けた。

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ロッテ夏のファンサービス!8日は橋幸夫と盆踊りだ[サンスポ]

千葉マリンではマツケンサンバより盆踊り!?ロッテでは8日の日本ハム戦に歌手の橋幸夫が来場。試合前に今年発売された『盆ダンス』を披露する。この曲は盆踊りのテイストで夏にぴったり。球場に詰め掛けたファンと一緒に踊って、盛り上がるのが目的だ。

橋さんは以前からロッテの大ファン。球団担当者は「マリーンズのために何かできればというお話があって、今回実現しました」と説明する。当日はチアパフォーマーのM☆Splash(スプラッシュ)が浴衣に着替えて登場。橋さんには背番号『84』の特注ユニホームが用意される。

球場外には屋台もあり、5回終了後には300発の花火も打ち上げられる予定。ビールに花火に浴衣に盆踊り。夏を体で感じながら野球観戦なんて、最高かも!?

◇浴衣、水着は割引き

2日から千葉マリンで9連戦がスタート。熱狂的なファンの多いロッテだが、実はホームでは24勝21敗と、勝ち星を稼いでない。しかし、バレンタイン監督は「ファンの前でプレーできるのは、エキサイティングだ」と約2週間ぶりの本拠地に期待。この間、球団は東京都交響楽団を招いたり、浴衣や水着で来場したファンを割引きにする企画を用意している。

◇ベニーに制裁金5万円

パ・リーグの小池唯夫会長(72)はロッテのベニー・アグバヤニ外野手(33)に厳重注意と制裁金5万円の処分を科した。ベニーは7月31日のソフトバンク13回戦(ヤフードーム)の1回、ストライクの判定に対し山村球審に抗議、暴言を吐いて退場処分を受けた。

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バレンタイン監督続行、永久政権樹立へ[報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が来季も続投、永久政権樹立の希望を球団側に伝えたことが1日、分かった。球脳はこの日までに、同監督に対して来季の続投要請と長期政権への意思確認を行った。バレンタイン監督は「長くこのチームでやりたいという希望は伝えた」と承諾する考えを示した。

交流戦優勝を飾るなど、ロッテは10年ぶりのAクラス入りが確実。球団幹部は6月、「永久監督をお願いしたい気持ちでいる」との希望を話していた。

重光オーナー代行をはじめ、本社サイドも手腕を高く評価しており、球団首脳は7月中にバレンタイン監督と会談。既定路線となっている来季の続投に合意、同時に同監督は球団の永久政権構想についても積極的に受け入れる姿勢を明らかにした。

現在は3年契約の2年目で、若手の育成にも力を入れ始めている。4年目以降の契約交渉については今後、細部を詰めていくが“ボビー永久政権”実現の可能性は一気に高まった。

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日本球界に大きな転機!セが来季にもプレーオフ導入[サンスポ]

セ・リーグが早ければ来季にもパ・リーグに続いてプレーオフ制度を導入することが1日、明らかになった。都内で開かれた理事会では、プレーオフから日本シリーズに至る『ポストシーズンゲーム』の検討を始めることで一致。前後期、東西地区制のほか、交流戦王者にも出場権を与える案もあり、次回の理事会でセ・リーグ案を固め、パ・リーグに諮る方針。実現すれば、2リーグ分立後56年間にわたり、セ優勝Vsパ優勝の日本シリーズを頂点としてきた日本球界が、大きな転機を迎えることになる。

セ・リーグがプレーオフ導入へ大きく舵を切った。この日の理事会で日本シリーズまでの『ポストシーズンゲーム』構想が話し合われ、来季導入も視野に入れて検討することが確認された。

阪神・野崎球団取締役
「今迄より検討しやすい案だと思う。ことしは楽天の参入や交流戦もあったが、来年も何かやらないと。」

これまでプレーオフに否定的だった阪神・野崎球団取締役も、前向きな姿勢を見せた。7月4日の理事会で横浜が前後期制を軸としたプレーオフ導入を提案。この際には「パで1度失敗している」「来季からは無理」などの反対意見で先送りされたが、この1ヶ月間で、球界の地盤沈下を実感させられる事態が次々に起こっていた。

この日発表された巨人戦の7月の平均視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。中でも7月28日の阪神戦が今季最低の5.2%(同)をマークしたことで、パの低迷を対岸の火事としてきたセ球団も「真っ暗だ。巨人だけの問題でなく、全体にきている」(ヤクルト・倉島専務)と強い危機感を抱くこととなった。

視聴率の低迷は、1試合1億円ともいわれる巨人戦の放映権料の暴落につながりかねない。しかもこの日の実行委員会で、来季の交流戦も5月9日から6月18日まで集中開催する方針が内定。来年のこの時期はサッカーW杯とぶつかり、交流戦も頼みにできない。収入改善策を秋に求めるのは当然の流れだった。

実施方法としては

(1)
パの現行方式
(2)
セ優勝チームとそれを除く東西1位の横浜原案に選手会が主張する
(4)
セ・パ2位までのタスキ掛け

などがシンプルな案。さらに巨人・清武球団代表は

(3)
交流戦1位とワイルドカードを含め両リーグを統一した「ポストシーズンゲーム」

構想を主張している。

「リーグ優勝をセ、パで決めて、そこから先はポストシーズンを12球団(の成績上位)でやるという考え方。その先にアジアNO.1を決めるという見せ方はある」。

清武代表はアジアシリーズまで取り込んだ形を提案。リーグ優勝=日本シリーズ出場とはならないが、ペナント制覇チームとして、系列百貨店などでの優勝セールを含めて、ビジネスチャンスは残すことにもなる。

セは今後プレーオフ案を議論し、9月に2度開催される実行委員会でパ側に提案できれば、来季からの実施も不可能ではない。野球人気復活の起爆剤として期待されるプレーオフ導入。いまの球界に手をこまねいている暇はない。

◇王監督は

セ・リーグがプレーオフ導入に向けて本格検討を始めたことにソフトバンク・王監督もこの日、ヤフードームで「よかったね。パの方式にとらわれずにセ・パでしっかり話し合って欲しい」。歓迎の姿勢を示した。ただパ・リーグを巻き込んで行う案については「それをするとプレーオフでなくなるかも」と日本シリーズの存在意義がなくなることを心配、消極的な意見も口にしていた。

阪神・牧田俊洋球団社長
「(理事会では)具体案が色々と出されたということで、それを検討していこうということでした。ただ来シーズンから本当にできるのか、安易にポッとやって後戻りできないようなものになるのではいけない。」
中日・伊藤球団代表
「ペナントの重みを考えれば、中日としてはすぐに同意できない。落合監督も“ダメだ”と言っている。」
横浜・田中球団常務
「検討の方向で一致した。前回提案したときに比べれば何か考えようという雰囲気でよかった。」
広島・鈴木球団本部長
「広島としては球界として盛り上がるならいい。5割を切ったら、など懸念もある。」
既にプレーオフを実施しているパ・小池会長
「セがどうするのかを見た上で、(方式の統一など)パとしての態度を検討したい。」
ソフトバンク・角田球団代表
「レギュラーシーズンの1位は、優勝として区切りをつけて、胴上げするなりした方がいい。その上でプレーオフにシード権を与える形ならスッキリする。」

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G清武代表「セパ合同プレーオフ」提案[報知]

プロ野球のセ・リーグ理事会が1日、東京・銀座の連盟事務所で開かれ、プレーオフ制度導入を本格的に検討していくことで6球団の意見が一致した。

構造改革の作業部会で幹事を務める巨人・清武代表は「リーグ戦の価値を落とさないようにする。それとは別に日本一を決めるイベントへの選出権を決める。セだけのプレーオフじゃなく、12球団でやるという考え方」と、現行のパ・リーグ方式のプレーオフ制度ではなく、両リーグ合同での新制度導入を訴えた。

例えば

(1)
セ・パの優勝チームに両リーグのワイルドカード2球団を加えた、米大リーグのような日本シリーズの実現
(2)
セ・パの1位と交流戦1位、それ以外の中から勝率トップを加えた戦い

など複数が考えられているようだ。

現状では「時期尚早。146試合頑張ることに異議がある」(中日・伊藤代表)、「昭和25年からこの方法でやってきた。議論にも時間がかかる」(阪神・野崎連盟担当)など慎重論もあるが、清武代表は「1年かけてゆっくりより、今からガンガンやった方がいい」と言い、また、会議の議長を務めるヤクルト・倉島専務は「やらざるを得ないということでは一致している。来年できなければ再来年必ずやる、との心構えで議論する」と決意を話した。

リーグとして「導入」を正式決議していないため、理事会終了後のプロ野球実行委員会では議題に上がらなかった。今後は各球団が意見を持ち寄り、統一見解をまとめ、パ側の協力が必要となった場合は、議論の場を拡大していく。

◇パはアドバンテージ見直しへ

再来年シーズンまでのプレーオフ実施を決めているパ・リーグはこの日、理事会で来年以降のアドバンテージの見直しを議論した。

「(1位チームに)アドバンテージを与えると試合数が減り、営業的に厳しいという声がある」(楽天・井上取締役)などリーグ戦1位の価値の再考を求めた。「例えば上位チームにはDH制を許し、下位チームはなし。ひらめきだが、反応は良かった」とロッテ・瀬戸山代表が明かすように、試合数を減らさず、ルールでアドバンテージを与えようという声が強まっている。セが呼びかける合同プレーオフについては、小池パ会長(実行委員会議長)は「セ・リーグが(合同案を)決めたら考えないといけない」と静観の構えを見せた。

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セ・リーグもプレーオフ導入へ[スポニチ]

セ・リーグの理事会が1日、東京・銀座の連盟事務所で開かれ、来季からの実施を前提にプレーオフ制度導入を検討することになった。横浜などから東西地区別制が提案されたほか、パ・リーグを含めたセパ6球団による拡大プレーオフ案なども示された。同制度導入に否定的だった阪神が軟化。パ・リーグにも拡大プレーオフを支持する球団があり、早ければ9月5日の次回実行委員会で来季実施が決まる可能性もある。

理事会では横浜・田中連盟担当がセパ拡大プレーオフ案や、東西地区別案などの具体案を提示。巨人なども交流戦優勝チームに出場権を与える新たな案を示した。これまで反対派だった阪神も軟化したことで来季実施の気運が急速に高まった。

会議後、阪神・野崎連盟担当は「ウチが反対していたのは十分な検討時間がないまま実施してしまうのはどうかということ。十分に検討する時間が得られるならば、来年からプレーオフができれば面白いかもしれませんね」と来季実施に理解を示した。

セのプレーオフ導入は7月4日の実行委員会で横浜が提案。その後、プロ野球の中長期ビジョンを策定するワーキング・グループ(作業部会)が前後期の覇者に、それ以外のチームから通年最高勝率のチームがワイルドカードとして出場するセパ3球団ずつの拡大プレーオフを検討していることが明らかになった。

巨人、ヤクルトなどは導入に積極的だったが、阪神、中日、広島が難色を示していた。しかし反対派の阪神が軟化したことで来季実施を前提として本格検討することで方向が定まった。今後、具体案を詰めることになるが「もしプレーオフをやるのならセパ同じ形式でやるのは望ましいでしょう」(中日・伊藤球団代表)という意見もあり、大リーグのポストシーズン制を想定したセパ拡大プレーオフ支持に傾きつつある。

早ければ9月5日の理事会でリーグ内の意見を統一。その後に開かれる実行委員会でパ・リーグにセ・リーグ案を示し協力を求めることになる。パ・リーグ内でも拡大プレーオフに理解を示す球団もあり、拡大プレーオフ実施でセパが合意する可能性は高い。

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セのプレーオフ検討継続へ[ニッカン]

セ・リーグ理事会が1日、東京・銀座の連盟事務所で行われ、プレーオフ導入について検討された。前回7月4日の理事会で横浜から提案され、この日も継続して議論された。まだ各球団で意見がまとまっていないため、午後から行われた実行委員会には報告されなかった。具体的な方法もまとまっていないが、東西に地区を分けて実施する、パ・リーグを含めて大リーグのようなプレーオフ制を確立するなどの案が出た。推進派は来季からの導入を目指しており、今後も検討を続けていく。

◇前向きな議論

実施が決まった訳ではない。具体的な方法論も見えてはいない。しかし、理事会を終えた各球団代表からは熱っぽいコメントが続いた。ヤクルト倉島専務は「来年に間に合うかは分からないけど、できなかったとしても再来年はやるぐらいの心構えで議論していきたい。慎重な意見もあるけど必ずやらなければ、で一致している」。巨人清武代表は「リーグ優勝は優勝で胴上げもして優勝セールもできる。その後に日本一を争う考え方ができるのでは」と語った。導入へ前向きな雰囲気は伝わってきた。

慎重な意見としては「試合数が減る」「リーグ戦の価値が下がる」「過去の伝統もある」などが出た。しかし、提案した横浜田中常務が「前回は考えていこうという雰囲気までいかなかったが、今回は違った。セも色々と考えていく時期なんだと思う」と語ったように、現状への危機感が高まっていることは間違いない。巨人戦を抱えるメリットだけでは苦しくなっており、新たな試みにもチャレンジしていく姿勢が見えてきた。

具体案として、横浜は「東西プレーオフ制」を提示した。セを東西3球団ずつに分け、1位球団が東地区なら西地区の1位球団(西が1位なら東1位)とプレーオフを行い、優勝が決まるというもの。また、パも巻き込む形として、各リーグの2位までの4球団に、交流戦の1位、両リーグ3位で勝率の高い方を加えた計6球団で争うという新しいプレーオフ制も議論された。ドラフト改革は各球団の利害だけで決まったが、今度こそ球界を盛り上げるという目的で議論して欲しいものだ。

セ・リーグ豊蔵会長
「プロ野球が少しでも変わったと思ってもらえるよう色々な角度から改革を議論している。野球界に対する危機感はそれぞれが持っている。ただ、それをどうするかは決まっていません。時間をかけて検討していこうというものです。」

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高校生ドラフト順は9・26終了順位で決定[ニッカン]

実行委員会が1日開かれ、分離ドラフトの方法などが検討された。10月3日に行う高校生ドラフトでは、高野連に所属する選手を対象とすることになった。例えば昨年の阪神辻本は米高校出身で大学、社会人ドラフトになるが、希望枠は認められない。また同ドラフト時はシーズン中で順位が確定しておらず、9月26日終了時の順位でウエーバー順を決める。希望枠の回避は同30日正午で締め切り公示するなどの方法が確認された。今後、高野連などと協議した後に正式発表される。

また交流戦は今季同様に分離せず開催となった。その他、08年球宴開催が決まっていた新潟が、昨年の中越地震など相次ぐ災害から復旧優先のため辞退したことなどが報告された。08年開催地は次回実行委員会で決める。

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新ドラフト、9・26の順位でウエーバー[スポニチ]

実行委員会では今秋導入の新ドラフト制度の日程面など詳細を詰めた。

シーズン途中の10月3日に高校生ドラフトを行うため、ウエーバー順を決める成績順位は9月26日時点の暫定順位を採用する。セ・パの優先権はオールスター戦で2勝したセ側で確定している。

高校生のプロ志望届は9月20日締め切り、大学生・社会人ドラフト(11月18日)で各球団が希望入団枠を使用するかどうかは9月30日に公表する。

高校生ドラフトの対象は日本高野連に所属する高校の3年生とし、中学生や留学生は含まない。

新ドラフトは来年までの暫定制度で、野球協約の改正は行わず、別途規約を設けて対応する。

◇新潟県 地震、台風被害でオールスター戦開催を返上

新潟県が08年のオールスター戦開催を返上し、実行委員会で了承された。同県庁で会見した泉田裕彦知事(42)は昨年の新潟県中越地震、台風水害で被害を受け「災害からの復興が最重要課題」と総工費70億〜80億円といわれる新球場建設のメドが立たず断念した。機構側は「条件が整えば再申請も受け付ける」としている。実行委員会では来年は7月21日神宮、22日サンマリンスタジアム宮崎での開催を決め、07年以降のフルスタ宮城や広島新球場での開催を検討した。

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高校生ウエーバー指名順は9・26時点の順位[報知]

10月3日に行われる高校生ドラフトのウエーバー指名順は、9月26日時点の順位で決定することになった。今年の球宴でセ・リーグが勝ち越したため、その時点でセの最下位球団から指名を行う。

プロ入りを希望する高校生が各都道府県の高野連に提出する「プロ志望届」の締め切りを9月20日とし、夏の甲子園終了翌日から受けつける。高校生の入札抽選を回避する球団の申し出、及び大学生・社会人を対象にした希望入団枠を使用するかどうかの申し出は9月30日の正午までとし、その日のうちに公示される。指名選手の合計人数をこれまでと変わらず120人とすること、海外の中学を卒業して阪神に指名された昨年の辻本のケースは大学・社会人扱いとすることも確認された。

また、オーナー会議で承認された新ドラフト案に対し、選手会は代案を19日の構造改革協議会小委員会に提出することにしているが、「オーナー会議の決定は最終決定」、「選手会の意見にも耳を傾けるべき」と、代案を尊重するかどうかについて各球団で温度差が浮き彫りになってきている。

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来季交流戦は5・9〜6・18まで[ニッカン]

プロ野球実行委員会が1日、都内で開かれ、来季のセ、パ両リーグ交流戦を5月9日から6月18日まで開催する方針を固めた。交流戦の日程に関しては、新鮮さを高めるため2回に分けて実施する意見もあったが、球場の使用状況などから今季と同じく、ゴールデンウイーク明けからの集中開催に決まった。今秋から導入される新ドラフト制度の運営方法も協議し、10月3日の高校生ドラフトの指名順位は9月26日終了時点の暫定順位を採用。大学生・社会人を対象にした希望入団枠を使用するかどうかは9月30日までに届け出ることも決めた。このほか、来季のオールスターゲームは7月21日に神宮球場、22日にサンマリンスタジアム宮崎での開催が決定。また、08年開催が内定していた新潟県は球場建設が進まず、開催を断念したことも報告された。

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セ理事会でプレーオフ検討[ニッカン]

プロ野球セ・リーグの理事会が1日、東京都内で行われ、早ければ来季からの導入を視野に入れてプレーオフ制度の実施方法などの検討を始めた。理事会では、横浜などから東西に分ける地区別制採用の具体案が出されたほか、パ・リーグを含めて大リーグのようなポストシーズン制の実施案も提出された。ただ、「リーグ戦の価値が下がる」「来季からの実施は難しい」との慎重論もあり、継続審議していくことになった。

パ・リーグはレギュラーシーズンの上位3チームによるプレーオフを昨季から実施している。

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10月3日高校生ドラフト順、9月26日時点の成績で決定

◇来季交流戦分離せず

実行委員会が1日開かれ、分離ドラフトの方法などが検討された。10月3日に行う高校生ドラフトでは、高野連に所属する選手を対象とすることになった。例えば昨年の阪神辻本は米高校出身で大学、社会人ドラフトになるが、希望枠は認められない。また同ドラフト時はシーズン中で順位が確定しておらず、9月26日終了時の順位でウエーバー順を決める。希望枠の回避は同30日正午で締め切り公示するなどの方法が確認された。今後、高野連などと協議した後に正式発表される。

また交流戦は今季同様に分離せず開催となった。その他、08年球宴開催が決まっていた新潟が、昨年の中越地震など相次ぐ災害から復旧優先のため辞退したことなどが報告された。08年開催地は次回実行委員会で決める。

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