わたしはかもめ2005年鴎の便り(8月)

便

8月12日

オリックス3−11千葉ロッテ(スカイマーク)

ロッテが16安打、今季20度目の2ケタ得点となる11得点を挙げ連敗を2で止めた。ロッテは1回、今江、サブロー、フランコの3連続適時打で3点、さらにパスクチの3号3ランでこの回一挙6点を取り先制すると、2回、堀の2号ソロで1点を追加。5回、6回にもフランコの15号2ランなどで加点した。先発セラフィニは7回を7安打、7奪三振、3失点で自身3連勝の7勝目。オリックスは先発・スチュワートが5回を9失点で降板するなど投手陣がつかまり、今季9度目の2ケタ失点。連勝は5でストップし、貯金は2となった。

123456789R
千葉ロッテ61002200011
オリックス0200100003
パスクチ
「ホームランは初球のストレートを狙っていた訳ではないよ。ただ、練習で調子が良かったので、打てるボールを積極的に打っていこうとは思っていた。先月からスイングが良くなっていたからね。昨日1日休んでリラックスできたことがよかったと思うよ。ファームでは特別なことはしなかったけれど、ただ、よく見て相手のピッチャーを良く理解するように心がけているね。」
セラフィニ
「コントロールは良くなかったけれど、打線が大量点を取ってくれたので、楽に投げることが出来ました。バットが振れている選手がいたので、安心はできなかった。(これから先発、中継ぎとフル回転の可能性もあるが)気にしていない。監督から要請されるポジションで自分の仕事をするだけ。別にストレスもないよ。」
バレンタイン監督
「初回の6点がいい兆候になって、どのバッターもよく振れていた。その中でもパスクチが4安打した。チームの勝利に貢献しもらうために1軍に上げているが、期待通りに貢献してくれた。李の赤ちゃんがチームに幸運を運んでくれた。子供が生まれた最初のゲームで勝ったので、彼にとってもいい兆候になったんじゃないか。」

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李パパ祝いだ!ロッテ3発11点大勝[ニッカン]

ロッテのマリンガン打線が、李の第一子誕生を祝った。いきなりの爆発だ。1回表2死一、二塁から今江が先制タイムリー。「とにかく先制したかった」と振り返った。好調を維持して18試合連続安打。初の5番抜擢に応えた。これにチームが乗った。サブローも2点目の適時打。さらにパスクチが左翼へ3号3ランと打者10人、2死から6点のビッグイニングだ。

2回には堀がバックスクリーン左へ2号ソロ。「スンちゃん(李)に子供が生まれたということで、彼のためにも勝ちたかった」と話した。5回もフランコが15号2ラン。「李のためにも頑張りたいと思って打席に立った」と発奮した。

李にとって待望の長男だ。前日11日に神戸入り。だが松静夫人(23)が産気づいたという連絡が入ると、いてもたってもいられなくなった。午後11時、神戸から千葉・浦安の病院まで約600キロ。約14万円払って、高速道路を7時間かけてタクシーを飛ばし、早朝に駆けつけた。そのかいあって午前9時9分、3110グラムの男児が誕生。「最初の子供が海外で生まれ、とても感慨深いです。チームにもありがとうと言いたい」。帰路は新幹線で神戸に戻り、試合開始前に球場に到着した。

相手先発が左腕で李の出番はなかったが、チームは3発16安打で11点と大勝。順当ならプレーオフで対戦するオリックスに先勝した。バレンタイン監督も「李の赤ちゃんが幸運を運んで来てくれた」と喜んだ。「チームはファミリー」という指揮官の言葉通り、ど派手な出産祝いとなった。

セラフィニ
「大量点をもらって、楽に投げることができた。」(最速153キロの速球で7回3失点で7勝目)

◇パスクチ3号

パスクチが貴重な3号3ランと好守で、チームの連敗を2で止めた。初回に左翼へ文句なしの1発。「最近、打てていなかったので嬉しい。たまっていたモヤモヤが吹っ飛んだ」。3回の守備では198センチの身長を生かした。左翼でガルシアの外野フェンスを越えそうな大飛球をジャンプしてもぎ捕った。

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ロッテ、李Jr誕生祝いの大勝[スポニチ]

大量11点の猛攻にバレンタイン監督は笑った。「ベビーが幸運を運んできてくれたんだ」。李承Yに子供ができた。前夜車で千葉に駆けつけ、朝の出産を見届けた。球場入りは試合1時間前。新米パパをナインは拍手で出迎えた。「スンちゃんのために勝つぞ」と堀が言った。ナインはすぐにまとまる。この一丸性がロッテの強みだ。

初回6点はその堀が切り込み、今江以下が適時打を連ね、仕上げは1軍復帰のパスクチの3ラン。3月27日以来の3号など計4安打した大砲は2軍生活で「投手をよく理解するようになった」。3回にはガルシアの本塁打性の打球をジャンプ好捕する美技も見せた。

2回は堀が2号ソロ。5回に2ランを放ったフランコも「承Yのためにと集中していた」と、ベンチで控える李にガッツポーズした。大勝後、輪の中心には「ありがとう」と笑う李がいた。

◇誕生

ロッテ・李承Y内野手(27)の松静夫人(23)が千葉県浦安市内の病院で3110グラムの男児(第1子)を出産した。母子共に健康。

◇ガルシア不発

2戦連続3本塁打を記録していたガルシアにアーチはなく2本の二塁打。3回2死、左翼への大飛球を放ったが、フェンス際でパスクチが好捕。「惜しかったのもあったが、少し距離が足りなかった」と冷静に分析した。試合は制球に苦しむスチュワートが初回にいきなりの6失点。仰木監督は「力んで力んでという感じ。持ち味が出てこないといかん」と苦言を呈していた。

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ロッテ打線が大爆発11得点!パスクチ4安打大当たり[サンスポ]

1回にいきなり6点。前回の3連戦でわずか4得点のロッテ打線が敵地で雪辱した。今江は1回2死一、二塁から中前タイムリーを放ち、これで18試合連続安打。ベニーに代わって1軍に昇格しているパスクチも3ランを含む4安打と大当たりで「チームに貢献するのが仕事。今日はできたかな」と充実感いっぱい。バレンタイン監督も「(今後に向けて)いい兆候だ」と不敵に笑った。

李承Y
「子供のために(これからも)全力プレーしたい。」(夫人の第一子出産に立ち会うため、千葉からとんぼ帰りで神戸に戻った)

◇李夫人が第一子出産

ロッテ・李承Y内野手(28)の夫人の松静さん(23)が千葉県浦安市内の病院で長男(第一子)を出産。3110グラムで母子共に健康。

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李に長男誕生!ロッテ祝砲11点[報知]

ロッテは初回、今江、サブロー、フランコの3者連続適時打とパスクチの3号3ランで6点を先行。その後も加点して計11点を奪った。7回3失点のセラフィニは7勝目。

最高のプレゼントを、アジアの大砲はえびす顔で受け取った。この日、長男が誕生した李承Yに、ナインが勝利を届けた。バレンタイン監督が「赤ちゃんがチームに幸運を運んできてくれた」と振り返るように、猛打で11点を奪取。ロッテが一丸となり“李承ヨプ2世”の誕生を祝福した。

夫婦愛が活力源になった。初回、今江、サブロー、フランコの3者連続タイムリーにパスクチの3ランが飛び出し、一挙6点。主砲のベニーを欠く中で、打線は16安打11得点と爆発。2号アーチを放った堀は「スンちゃん(李)に子供が産まれたので、今日は何としても勝ちたかった」と粋なコメントで祝福。ダメ押し2ランのフランコも「李のためにも頑張りたかった」と喜んだ。

11日夜に松静夫人(23)が産気づき、李は滞在先の神戸からタクシーで千葉・浦安市の病院へ向かった。その距離、約600キロ。約13万円をかけて車を走らせ、出産には間に合った。ジュニアの顔を目に焼き付け、再び新幹線で神戸へ逆戻り。試合開始1時間前に球場に入った。「ありがたいです。責任が伴うし、子供のために全力でプレーしたいです」と決意を新たにした李。これからは、かけるアーチが愛する妻子への最高のプレゼントになる。

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今江が点火、ロッテ初回に猛攻6点[ニッカン]

ロッテがオリックス・スチュワートの不安定な立ち上がりにつけ込み、1回に6点を奪って事実上、勝負を決めた。前回の3連戦でわずか4得点の打線が、敵地で雪辱した。

火をつけたのは、2死一、二塁から中前適時打を放った今江。これで18試合連続安打と絶好調で、リーグで唯一負け越しているオリックス相手にも「苦手意識にとらわれるとやっていけない。しっかりバットを振ることだけを考えた」と、外角直球を中前に運び先制点をたたき出した。続くサブロー、フランコも連続適時打し、仕上げに故障で離脱中の主砲ベニーに代わって1軍に昇格しているパスクチが3ラン。

今季12度の対戦は、最高でも5点しか奪えなかった打線が、この日は16安打11点の猛攻。芽生えそうになった苦手意識を大勝で振り払った選手に、バレンタイン監督は「(今後に向けて)いい兆候だ」と満足そうだった。

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