わたしはかもめ2005年鴎の便り(8月)

便

8月20日

東北楽天2−4千葉ロッテ(フルキャスト)

ロッテが、対楽天4連勝で貯金を今季最多タイの30とし、対楽天の勝ち越しを決めた。ロッテは、4回に里崎の自身最多となる9号2ランで先制。6回に同点とされるが、7回に大塚が2点適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。先発セラフィニは、8回途中まで投げ被安打5奪三振5四死球3失点2で自身初の4連勝で8勝目を挙げた。楽天は、6回に礒部・沖原の連続適時打で同点に追いつくが、それ以降はロッテリリーフ陣に抑えられ今季2度目の9連敗。フルキャストでの連敗も今季3度目の4連敗とし、借金は今季ワーストの46。

123456789R
千葉ロッテ0002002004
東北楽天0000020002
セラフィニ
「これで、後半戦3連勝になったが、自分自身がいい投球をすれば、チームにプラスになるし、とにかくチームの勝利が1番に考えているので、チームの勝利が本当に嬉しいね。6回のもう1点も許せない場面での堀、西岡のダブルプレーが本当に大きかったよ。」
大塚
「結果を出すしかないですから。左ピッチャーの時にしっかり結果を出さないとと必死です。とにかく、チーム全体が一生懸命必死にやっています。風邪は熱は下がりました。でも、風邪なんて言っていられませんからね。」

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ロッテ10年ぶり69勝、大塚決勝二塁打[ニッカン]

ロッテの9番、大塚が値千金の決勝二塁打を放った。7回2死一、三塁。好投していた楽天有銘のスライダーに食らいついた。左翼線を抜ける勝ち越し2点適時打。4回に里崎の2ランで先制し、先発セラフィニも5回2死まで完璧な投球をしたが、6回に同点に追い付かれていた。その直後のV打。「嫌な流れになりつつある時だったので、嬉しい」と、照りつける太陽の下で気持ち良さそうに汗をぬぐった。

これでバレンタイン監督の95年第1次政権に早くも並ぶ、10年ぶりの69勝だ。当時、大塚は別府羽室台高から入団2年目。1軍出場はなかったが「あの時に比べて?よく分からないが、チーム全体が強くなっていると感じる」という。それもそのはず。シーズン終盤を迎えても外野の先発争いは熾烈だ。ベニーが故障で2軍治療中だが、代わりに昇格したパスクチが好調で、サブローは4番を任されている。大塚は「必死ですよ。相手の先発が左腕だったし、結果を出さないと残れないからね」。18日の西武戦で発熱していたが、気迫で乗り越えた。

5回には山崎の大きな中飛を、フェンス手前でジャンプしてもぎ捕った。帽子のつばに書かれた「状況判断」を攻守で実践。バレンタイン監督は「大きな仕事をした」と認めた。そして「10年前に並んだ?いいことだ。あの時より勝ち星をのばしてくれるだろう」と喜んだ。楽天に4連勝で、首位ソフトバンクと4.5差を守った。23日からの直接対決まで負ける訳にはいかない。

◇小林雅が25S

投手陣も必勝リレーを見せた。最高の立ち上がりを見せたセラフィニが4連勝で8勝目。「とにかくチームの勝利が1番」と語った。薮田を挟み、最後は小林雅が締めて25セーブ目を挙げた。18日の西武戦で延長12回裏にサヨナラ弾を浴びていた守護神は「勝って良かった」と笑顔でナインとハイタッチした。

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“ロッテの仕事人”大塚、攻守に貢献[スポニチ]

プロ12年目の“仕事人”大塚が攻守で大活躍した。中堅の守備では5回、山崎の大飛球をフェンス際でジャンプして好捕すれば、7回の打席では2死一、三塁から左翼線へ決勝二塁打。2日前には38度の発熱。それでも「もう大丈夫。試合に出たら必死にやるだけ」と頼もしい。これで今季69勝目。2位となった95年に勝ち星で並んだバレンタイン監督は「大塚が大きな仕事をしてくれた。勝ち星はもっと伸びる」とご機嫌だった。

◇今季2度目9連敗

楽天は2度の好機に追加点を奪えず今季2度目の9連敗。ソフトバンク、オリックスに続いてロッテにも負け越しが決まった。6回、同点に追いついて、なお1死満塁で鷹野が二ゴロ併殺。2点を追う8回は無死一、二塁からクリーンアップが凡退し、反撃の芽をつぶした。田尾監督は「抑えられるか打たれるかの差が出た」と厳しい表情。8回を4失点、10奪三振の有銘にも「もっと向かっていかないと」と苦言を呈した。

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ロッテ貫禄勝利!バレンタイン第1次政権に並ぶ69勝目[サンスポ]

「アシタモ、カチマショー!!」。試合後のベンチにいつものボビーの声が響き渡った。追いつかれても、すぐさま勝ち越す貫禄の勝利。「カチマショー」とボビーのモノマネをする選手が後を絶たず、ベンチのお祭り騒ぎが収まらない。

この日は先発したセラフィニが後半戦負けなしの3連勝をマーク。左腕は「自分の投球をすればそれだけチームにプラスになる。本当に嬉しいよ」と勝利を喜んだ。

これで平成7年のバレンタイン第1次政権に並ぶ69勝目。「並べたのはいいこと。もちろん、そのときよりは勝ち星が伸びると思うよ」とボビーも満足げだ。 過去10年でAクラスに入ったのはこの年だけだが、それでも首位に12ゲーム差をつけられた。現在ソフトバンクと4.5差。23日からは千葉マリンでの直接対決も控えている。プレーオフに向けて、ロッテはまだ1位通過を狙える位置にいる。

◇大塚が値千金の2点適時二塁打

同点に追いつかれた直後の7回。大塚が左翼線に、値千金の2点適時二塁打を放った。首位打者争いしている今江の犠打で広がったチャンスだけに「今江がしっかりバントを決めてくれたので、なんとしても点をとりたかった」。守っても5回に山崎の中堅への大飛球をジャンピングキャッチ。攻守に存在感をアピールした。

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大塚、ラッキー決勝打[報知]

◇ボビー1次政権の69勝に並ぶ

ロッテが対楽天4連勝。同点の7回、2死一、三塁から大塚が2点適時二塁打を放って勝ち越し。先発したセラフィニの後を薮田、小林雅とつないで逃げ切った。セラフィニが8勝目。楽天は好機にあと1本が出ず、今季2度目の9連敗。

最後は地力の差を見せつけ、貯金を今季最多タイの30に戻した。同点に追いつかれた直後の7回。2死一、三塁から大塚が三塁線を破り、決勝点を叩き出した。「何とかヒットを打つことだけを考えた。タイミングをずらされたけどバウンドが変わったでしょ?ラッキーだった」と大塚。第1次政権時の95年の勝ち星(69勝)に並ぶ1勝に、バレンタイン監督も「大塚は非常に大きな仕事をしてくれた。(勝ち星が)並べたことはよいこと。あのときより勝ち星は伸びると思う」と満足げ。

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バレンタイン監督「小林がよく投げた」[ニッカン]

ロッテが楽天を突き放し、首位ソフトバンクとのゲーム差4.5をキープした。 バレンタイン監督は大塚の決勝打を称えた後、救援した小林雅の25セーブ目を喜んだ。18日の西武戦でサヨナラ本塁打を浴びた直後の登板だっただけに「厳しい状況に立っていたが、よく気持ちを取り直した」と小林雅の投球に満足げな表情を見せた。

この日の勝利で、シーズン65勝目。95年のシーズン勝ち星と並び「それは結構。今年の方が勝利が伸びると思うから」と快勝に終始笑顔だった。好調を続けるロッテ。次のカードはソフトバンクとの直接対決。10勝3敗と大きく勝ち越す楽天に連勝し、首位決戦に臨みたい。

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