わたしはかもめ2005年鴎の便り(8月)

便

8月21日

東北楽天6−10千葉ロッテ(フルキャスト)

ロッテは貯金を今季最多の31とし、73年以来32年ぶりの70勝に到達した。ロッテは1回にサブローの適時打で先制するが、楽天ロペスの適時打で逆転を許した後の2回、西岡、福浦の適時打、サブローの10号2ランで5点を奪い、逆転に成功。4回以降も李、里崎の適時打など4点を追加し、楽天を突き放した。楽天はパ・リーグで44年ぶりのシーズン2度目の2ケタ連敗となる10連敗を記録し、借金は今季最多の47。なお、ロッテと首位ソフトバンクのゲーム差は4.5のまま。

123456789R
千葉ロッテ15021100010
東北楽天2010001206

◇清水粘って9勝

エース清水が粘りの投球で9勝目をあげた。序盤に連打を許して3失点したが、立ち直った。6回で降板し「野手に助けられた。勝ち運がついてきたので、今後も丁寧に投げたい」と語った。「状態は良くない。バランスが崩れているので修正している。チームが苦しい時、勝てる投手になりたい」と気持ちを引き締めた。

サブロー
「4番に座ってから調子が良くなっているのはたまたまですよ。打順は意識していません。意識していたら打てていないと思います。長打が増えているのも不思議ですよね。全く狙ったことはありませんから。ホームランもヒットの延長と考えていますから。何番でもやることは一緒です。ゲームに出られるのであれば何番でもいいですよ。サイクルは意識していませんでした。でも、あれだけコールされると…(笑)。とにかく、次はソフトバンク戦ですからね。何としても勝ちたいです。」
バレンタイン監督
「サブローにはスターらしく活躍して欲しいとかねてから思っていたが、今まさにスターという存在になっている。4番に限らず、どこの打順でも適応できて任せられるバッターだ。」
清水直
「野手に助けられました。もう少し長いイニングを投げたかったです。中継ぎにも迷惑をかけてしまいました。7、8回はいきたかったんですけれど…。ただ、今日は悪いなりに抑えられたと思います。前回と今日と、勝たしてもらって勝ち運がきています。自分に流れが来ていると思います。チームが勝つことが1番。この流れで勝ちは拾っていけると思います。とにかくチームが勝てたことが嬉しいです。正直、自分の状態は良くないです。バランスが崩れています。ただ、今はバッターに助けてもらっていますが、しっかり立て直してチームが苦しい時に勝てるピッチングをしたいですね。」

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ロッテ32年ぶり70勝!サブロー3打点[ニッカン]

◇4割4番だ、サブロー4安打3打点

9回にロッテの4番サブローが6度目の打席に入ると、ファンから異例の「右中間!」「ツーベース!」コールが起こった。二塁打が出ればサイクル安打達成。「意識はしていなかったが、あの声援を聞いたら…」と苦笑いだ。最後は空振り三振に倒れたが、4番としてこのカード5連勝、そして球団32年ぶりの70勝到達に貢献した。初回に先制中前打。2回はバックスクリーンへ、楽天を突き放すプロ最多タイの10号2ラン。「完璧に打つことができた」と振り返った。6回は右越えの三塁打、8回も中前打。記録達成にあとワンベース足りなかったが、4安打3打点。17安打10点とマリンガン打線爆発を誘引した。

バレンタイン監督の期待に応えた。13日にプロ初の4番に座った。以後、この打順で7試合、32打数13安打の打率4割6厘、4本塁打の暴れぶりだ。「たまたまです。打順を気にしたら打てない。試合に出たら必死にやるだけ。今日は本当に疲れた」と力を出し切った。1発も「ヒットの延長」という。球宴後、一時期調子が落ち込んだ。それから890グラムのバットを一握り短く持ち、鋭いスイングに努め、この日もセンター返しを実践した。

バレンタイン監督の第1次政権時の95年に入団した。同監督は「サブローにはスターらしい活躍をして欲しいとかねてから思っていた。今まさにスターという存在になっている。どの打順でも任せられるバッターだ」と信頼している。

70勝は73年に前後期で35勝ずつして以来の快挙だ。「選手達は常に全力で、しかるべき努力をしている」と語った。このペースでいけば55年の球団最多85勝の更新も可能だ。23日からソフトバンク3連戦を迎えるが、サブローも「ここで勝ちたいね」と白星を積み重ねていくつもりだ。

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サブローが活躍、70勝に到達[スポニチ]

9回、サブローが打席に立つと右翼席から「ツーベース」コールが起こった。「意識していなかったが、あれだけ二塁打と言われればね」。2回に10号2ランを放つなど、あと二塁打でサイクル安打の快挙だったが、最後は空振り三振に終わった。それでも4安打3打点。十分過ぎる働きだ。

13日のオリックス戦(スカイマーク)から7戦連続で4番を務め、その間の打率は.406、4本塁打「打順はどこでも一緒。安打の延長が本塁打なだけ」と自然体を強調するが、風格さえ漂ってきた。

「サブローにはスターらしく活躍して欲しいと期待していた。今はどの打順でも任せられる」とバレンタイン監督。初めて指揮した95年にデビューしたドラフト1位ルーキーのバットが、シーズン1季制としては71年以来となる34年ぶりの70勝に導いた。

◇清水「勝ち運きてる」9勝目

エース清水が6回を8安打3失点。苦しみながらも9勝目を挙げた。持ち味の制球に苦しみ、走者を背負いながらの投球。「調子はよくなかったが、悪いなりに抑えられた」と照れ笑い。「野手に助けられ、今は勝ち運が来ている」と17安打で10得点の打線に感謝していた。

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32年ぶりの快挙!ロッテが10得点大勝で70勝到達[サンスポ]

ソフトバンクが3位確定なら、こちらロッテは17安打10得点の猛攻で70勝到達。前後期制だった昭和48年に70勝(前35勝、後35勝)して以来の快挙だ。“32年ぶり”の記録にバレンタイン監督は「常に全力でプレーしてくれている。しかるべき努力の結果だ」と選手をたたえた。

主役は4安打3打点の4番サブロー。二塁打が出ればサイクル安打達成という9回2死では、右翼席から「ツーベース!」「右中間!!」の大声援。空振り三振に倒れ「意識しないようにしていたのに、あれだけ言われたら…」とニガ笑い。それでも4番に座った最近7試合で打率.406、4本塁打と中軸の役割を果たしている。

3位以内確定マジックが「4」になったこの日、ソフトバンクの“いち抜け”が決まった。ライバルに先を越された形だが、4.5差の首位争いは継続中。23日から本拠地での直接対決で3タテを狙う。

◇エース清水が9勝目

エースがやっとの思いで、勝ち星をゲットした。清水が6回8安打3失点で9勝目。3回までに8安打、2四球を許すなど、序盤は苦しいピッチングが続いたが、なんとか持ちこたえた。「悪いなりに抑えられたけど、もっとイニングを投げないと…。野手に助けられました」と勝利にも、気持ちを引き締めていた。

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ロッテ32年ぶり70勝[報知]

ロッテが打ち勝って70勝に到達。1点を追う2回、西岡、福浦の連続適時打とサブローの2ランで一挙5点。その後も福浦の適時打などで加点した。清水は6回3失点で9勝目。

右翼席からの「ツーベース」コールに応えることはできなかった。9回に迎えた第6打席。カウント2−3からの8球目、低めの変化球にサブローのバットは空を切った。二塁打が出ればサイクルヒット達成の場面。期待を込めたロッテ・ファンの声援は、ため息へと変わった。

それでも、主砲としての働きが色あせることはなかった。初回に中前安打で先制点を叩き出すと、2回にはバックスクリーンへ自己最多タイとなる中押しの10号2ラン。6回に右翼フェンス直撃の三塁打を放ってダメ押しの10点目を呼んだ4安打3打点の活躍は、堂々たる「4番」のものだった。

「サイクルは意識してなかったけど、あれだけ『ツーベース』って言われたらね」と苦笑いのサブロー。「打順を意識すると打てなくなる。試合に出れれば何番でもいい。後半戦から指1本、バットを短く持っているのがいいのかも」4番に座ってからの7試合で打率4割6厘、4本塁打。その間、チームも6勝1敗と「無欲」を強調する主砲がチームを勝利へと導いている。

これでバレンタイン第1次政権下の95年を上回る70勝に到達。シーズン70勝したのは前期35勝、後期35勝を挙げた73年以来、32年ぶりだ。「選手は常に全力で戦って、いい仕事をしてくれている。(70勝は)選手達がしかるべき努力をしてきた、その結果だ」とバレンタイン監督は頼もしい選手達に目を細めた。

連勝で貯金は今季最多の31。週明けの23日からは本拠地・千葉マリンに首位・ソフトバンクを迎え撃つ。プレーオフを有利に戦うため、あくまで頂点を狙うのは首脳陣、選手、スタッフの共通した思い。眼前の敵を打ち砕く態勢は整った。

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ロッテ70勝!ナインたたえる指揮官[ニッカン]

ロッテが楽天相手に2連勝し、23日からのソフトバンク3連戦に備えた。バレンタイン監督は「明日休みを楽しんで、次の日は試合。その相手がソフトバンクということ。全力を尽くすのは変わらない」と4.5ゲーム差で首位を追い掛ける闘志は胸の内に隠した。この日の勝利で1973年(前・後期の合計)以来の70勝に到達したことについても「常にいい仕事をしている選手が、1つ1つ積み上げたもの」と、ナインをたたえた。

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元プロ3人に拡大

◇社会人来年1月

社会人野球を統括する日本野球連盟は21日、東京都内で理事会を開き、プロ野球経験者の1チームの選手登録人数の制限を現行の2から3に拡大することを決めた。元プロ選手の受け皿をさらに広げるのが狙い。これに伴い、プロ経験者と外国人選手を加えた総数の制限も3から4に増やす。これはクラブチームも同様で、いずれも来年1月1日から実施する。また、都市対抗大会で優勝したチームが所属する地区は翌年の大会で出場枠を1つ増やすことも決定した。都市対抗大会来年の日程は8月25日から9月5日までに決まった。

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