わたしはかもめ2005年鴎の便り(9月)

便

9月4日

千葉ロッテ2−6北海道日本ハム(千葉マリン)

日本ハムが逆転勝ちで、連敗を2で止め、3位オリックスとのゲーム差2.5をキープした。日本ハムは1点を追う4回、セギノールの27号ソロで同点とすると、金子の適時打で勝ち越し。さらに坪井の2点適時打でこの回4点を挙げ逆転。5回、7回にも加点し、立石−武田−トーマス−建山の無四球リレーで逃げ切った。先発・立石は5回を被安打7、1失点で中継ぎ含め4連勝。先発では、昨年6月15日ロッテ戦以来の白星。ロッテは、毎回の13安打を放つが2点しか奪えず、逆転負け。ソフトバンクとのゲーム差が5に広がった。

123456789R
北海道日本ハム0004101006
千葉ロッテ1000000012

◇ソフト5差

毎回の13安打を放ったものの好機に攻め切れず、ソフトバンクとのゲーム差が5に戻った。ここ3戦で6併殺とマリンガン打線がつながらなかった。12勝をマークしていた小林宏も踏ん張れなかった。「全体的にコントロールが悪かった。何とか修正したかったのですが…。勝負球が甘く入ってしまった」と反省していた。

小林宏
「全体的にコントロールが悪かったです。何とか修正したかったのですが…。もう少し踏ん張り、4回も最少失点で切り抜けたかったのですが、勝負球が甘く入ってしまいました。次回の登板までにしっかり調整していきたいです。」
今江
「実感も何も4の1だから…。昨日も今日も、ランナーがいる時に打ててないから。最後のヒットも形はグチャグチャだった。ヒットになってラッキーという感じ。ランナーがいない時しか打てない状況ですから。ただ、今日も3打席凡退して、調子がいい時のバッティングをイメージして、ボールの見方を変えました。それが良かったかな。良くないのにヒットが出ているということは大きいです。首位打者は、獲れるものならば獲りたいけれど、まだまだです…。」

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「首位打者とる」今江が初のトップ[ニッカン]

◇ロッテ4年目今江敏晃首位打者です

チーム119試合目の最終第4打席で、今江がとうとう首位打者に立った。9回裏。日本ハム建山の真ん中高め直球を見逃さず、打球はしぶとく三遊間を抜けた。「何とか塁に出ようと思った」と意地を見せた。それまで3打席はいずれも凡退。4打数無安打の西武石井義を抜き、3割2分9厘2毛とわずか「4毛差」ながら、今季初めて打率トップに立った。

打線が好機を逸しての黒星に「首位打者?実感がないですね。嬉しさはない。ランナーがいない時しか打てなかった」と笑顔はなかった。だがチームにとって明るいニュースに変わりはない。PL学園から入団4年目、8月26日に22歳になったばかり。今季は三塁の定位置をつかみ、チーム最多117試合に出場して、ヒットを積み重ねた。

イチローはオリックス時代の94年、入団3年目の21歳で首位打者に輝いた。右打者でタイプは違うが、進化を求める姿は同じだ。この日も凡退から「顔がボールについていかないように」修正し、距離感を保ってヒットにつなげた。「常に新しいことを取り入れたい」と貪欲だ。首位打者のタイトルへ「ここまで来たらとりたい。ここからが勝負」と素直に闘志を燃やした。

◇朝井、桜井とPL

今江敏明(いまえ・としあき)
1983年(昭58)8月26日、京都府生まれ。PL学園(大阪)で00年夏に4番・遊撃手で甲子園出場。チームメートは朝井(楽天)、桜井(阪神)ら。01年のドラフト3巡目でロッテに入団。昨オフ、背番号を「25」からミスターロッテの「8」に変更。04年の成績は41試合に出場し、打率は2割5分7厘(136打数35安打)、1本塁打、18打点。179センチ、80キロ。右投げ右打ち。

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今江、初の“首位打者”[スポニチ]

今江が初めて“首位打者”に立った。9回の4打席目に建山から左前打。4打数1安打で打率.3292とし、ソフトバンク戦で4打数無安打に終わった石井義(西武)を4毛差上回った。「実感はない。ただ調子よくないのに1本出たのは大きい」。打席ではボールを追いかけないように頭を動かさないことを注意している22歳は無欲で初タイトルに挑戦する。

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今江が4毛差で打率トップに立つ[サンスポ]

9回に左前打を放った今江が打率を.3292とし、西武・石井義の.3288を4毛かわして打率トップに立った。後半戦は22試合連続安打をマークするなど絶好調。プロ4年目の22歳は「もちろん(首位打者を)取りたいけど、これからが勝負。自分のバッティングをどれだけできるかです」と気を引き締めていた。

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22歳・今江パ打率トップ[報知]

◇1956年豊田に次ぐ右打者の年少記録あるぞ

投打のかみ合った日本ハムが快勝。セギノールの27号ソロで同点とした4回に金子、坪井の適時打も飛び出し、一挙4点を奪って逆転。4投手のリレーで逃げ切った。立石は4勝目。ロッテは13安打で2得点の拙攻が響いた。

無限の可能性を秘めた22歳が、ついに頂点をとらえた。9回無死から左前安打を放った今江が、打率3割2分9厘2毛となり、4毛差で西武の石井義をかわし、今季初めてパ・リーグの打率トップに浮上した。

約半世紀ぶりの快挙が近づいた。右打者で22歳の首位打者となれば、21歳で獲得した1956年の豊田泰光(西鉄)以来。「最近は走者なしでしか打ててない」と悔しさを見せながら、「調子が悪い中で1本出ているのは大きいですね」と少しだけ表情を緩めた。開幕前の目標打率は2割8分。「毎日新しいことを取り入れている」という向上心が実を結び、数字は夏場から上昇の一途をたどった。

チームは13安打で2得点の拙攻で首位ソフトバンクと再び5ゲーム差に開いたが、バレンタイン監督は「今江はいい打撃を続けているしトップに立つのは当然」と秘蔵っ子の打率トップ浮上を喜んだ。「首位打者?取りたいことは取りたいです」と今江。残り17試合。優勝とタイトル、2つの勲章を求めてどん欲に突き進む。

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今江4の1で首位打者浮上[ニッカン]

今江が9回の左前打で打率を3割2分9厘2毛とし、4毛差で石井義(西武)をかわして打率トップに立った。PL学園(大阪)から入団して今季が4年目。バレンタイン監督に将来性を見込まれチーム最多の117試合に出場している。監督の期待に応える今江は「4打数1安打では首位打者の実感もない」と言いながらも「調子がよくなくても1本出ているのが大きい」と笑顔。最後の打席まで諦めずに安打を放つ集中力が今江の成長の証しだ。

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ロッテ3併殺でリズムつくれず…5差後退[ニッカン]

ロッテは下位日本ハムに敗れ、首位ソフトバンクに5ゲーム差と離された。打線は毎回の13安打を放ちながら2点止まり。先発小林宏が7回途中10安打6失点と負けるべくして負けた試合だった。バレンタイン監督は「併殺でつながりをたたれた」。3度の併殺で攻撃のリズムをつくれなかったことを悔やんだ。1回の先制後の得点は9回フランコの1発のみと、要所で出ない一打にお手上げの様子。6敗目の小林宏は「勝負球が甘く入った」と反省した。4回に4失点した後、5回も本塁打を浴びるなど修正できず「次回までにしっかり調整したい」と、厳しい表情で雪辱を誓った。

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