わたしはかもめ2005年鴎の便り(9月)

便

9月5日

プレーオフは格安マリン

2位以上確定のロッテのプレーオフで、千葉マリン球場がチームカラーの白一色に染まる。28日からチケットを発売(23日までに順位決定していない場合は10月3日から)する。席種を2種類に絞り、内野指定席(内野1階スタンド)は全て3000円。内野応援席(自由=内野2階スタンド)と外野応援席(自由=外野スタンド)は1500円(子供1000円)と破格の安さにした。内野応援席でも鳴り物、ジャンプ応援が可能になり、360度ロッテ応援席になる。2位での第1ステージ(10月8日〜)、1位での第2ステージ(同12日〜)も料金は同じ。ファン全員に白紙を渡して掲げたり、ジェット風船を白くして球場を埋め尽くす計画もある。荒木広報部長は「1人でも多く来て欲しい」とアシストする。

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メジャー流でメジャーにする!

◇本格イラストでグッズ発売

ロッテが現在首位打者の今江敏晃(22)盗塁王の西岡剛(21)両内野手をメジャー流で売り出すことが5日、分かった。専門のイラストレーターに依頼していた2人のイラストが完成。期待の若手らしく、ファッション性あふれるポップな感じに仕上がった。このイラストを使って今月中からTシャツなどを皮切りにグッズを発売する予定で、知名度アップも図る。

今江は打率3割2分9厘、西岡は36盗塁でリーグ1位とチームの快進撃の象徴となっていた。北村商品開発担当は「何とか独自色あふれる売り出し方をしたかった」と説明した。今後は首振り人形などメジャー流の商品も企画する。

豪快なイメージから「ゴリ」の愛称で親しまれる今江は「嬉しいですね。活躍すればグッズも増える訳だし、負けないように頑張りたい」と笑顔を見せた。俊足が持ち味の西岡も「光栄ですね」と語った。球団の売出しを発奮材料に、優勝とタイトル獲得を目指す。

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パ1位祝うぞ

パ・リーグ理事会では、レギュラーシーズン1位チームをたたえる意思統一がされた。1位となってもプレーオフがあるため、昨年は祝勝ムードがなかった。1位の価値を高めようという意見が事務局、球団から相次いだ。2位以上が確定しているロッテ瀬戸山球団代表は「ロッテが1位になったら、ビールかけをやりますよ」と、祝勝会を行う意向を示した。

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“ジャンプ応援”プレーオフで360度解禁[スポニチ]

千葉マリンの名物、右翼席の“ジャンプ応援”がプレーオフでは360度解禁される。ロッテは28日からプレーオフチケットを発売。1階内野席は全て指定席となり、料金はバックネット裏も含め一律3000円。内野2階席と外野席は全て自由席で1500円(子供は1000円)。名称をそれぞれ内野応援席、外野応援席と期間限定で変更する。

これまで鳴り物やジャンプ応援は外野席でしか許されなかったが、「内野応援席」が導入されることで、内外野の応援席で全て可能となる。さらにサッカー日本代表がスタジアムを真っ青に染めるように、球団側は応援席に白いボードを用意することも検討。「たくさんの人に足を運んでもらうことが1番」(営業担当者)とスタンドを真っ白に染める構えだ。

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ロッテ激安チケットでPOファン総動員[報知]

ロッテが再び“ファン総動員作戦”を決行する。ロッテは5日、主催するプレーオフチケットの発売要項を決定。バックネット裏を含めた内野指定席を3000円、内野2階と外野は「応援席」と題し1500円の激安価格で販売して、球場中をロッテ・ファンで埋め尽くすつもりだ。

熱きファンの集結を呼びかけ、スタジアムジャックを図る。ロッテは6月28、29日のソフトバンク戦(千葉マリン)でも、全席1500円均一の大安売りを断行。プレーオフでも同様の価格破壊を実施する。千葉マリンのバックネット裏は、シーズン中は5200円。ソフトバンクはプレーオフのネット裏(SS席)を8000円で販売する。集客が見込めるプレーオフは割高に設定するのが通常だが、ファン優先の方針で激安販売を決めた。

チケットは1位、2位進出にかかわらず、28日から同価格で発売。23日までに順位が決定していない場合は、10月3日からの販売開始となる。荒木企画広報部長は「チームをここまで応援してくれたファンへの感謝を込め、この価格に設定しました」と話した。

現在、首位ソフトバンクとは5ゲーム差。現時点では2位進出の可能性が高く、第1ステージでは15ゲーム差以上も差をつけた3位チームと対戦することになる。今季の快進撃を無駄にしないためにも、第2ステージ進出は至上命題。「26番目の戦士」の総動員は、ロッテにとってこれ以上ない力となる。

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セ・プレーオフ07年導入へ、来季は見送り[ニッカン]

セ・リーグは5日、東京・銀座の連盟事務所で理事会を開き、来季のプレーオフ導入を見送ることを決めた。細部の検討や球場確保など、時間が足りない点を挙げた。

ただ理事長のヤクルト倉島専務は「07年にはやる方向でまとまった。各球団の意見を集約して、いい案が出てきたらパ・リーグにも提案し、まとまってということもあるかもしれない」と2年後開催の可能性を探っていくことを明かした。

今後は横浜田中常務を中心としてプレーオフ検討会を発足させる。同常務は「セ、パひっくるめて球界の発展を考えていかなくてはいけない」と具体的な方法などを探りながら、来春までの意見集約を目指す。

これまでプレーオフ導入に反対の立場をとってきた中日伊藤代表は「うちとしては現在のパのような制度では好ましくないと考える。全く違う形ならば検討します」と語った。パ・リーグ小池会長は「セと歩調を合わせる考えはある」と両リーグが同じ方法で新たなプレーオフ制を検討することになる。

◇MLB飛び入り「WBC参加して」

大リーグ機構(MLB)ジャパンのジム・スモール・マネジングディレクターが5日、実行委員会に飛び入り参加し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加を訴えた。同氏は「選手会との問題があることは分かっている。しかし、こちらも厳しいタイムスケジュールの中で作業している。少しでも早く参加するという返事が欲しい」と要望した。実行委員会を終えた小池議長(パ・リーグ会長は「4、5日のうちに返事が欲しいということだった」と説明。また、今月中に固めることになっている監督などスタッフ、選手の人選について、巨人清武代表は「早急に決めないといけない」と語るなど、26日の実行委員会で煮詰めることになった。

◇その他の決定事項

(1)
06年度の開幕はセが3月31日、パが同25日。
(2)
オールスター戦の日程は06年=神宮、宮崎サンマリン、07年=東京ドーム、フルキャスト宮城、08年=オリックス主催球場、横浜、09年=札幌ドーム、広島。
(3)
米ルイジアナ州ニューオリングで起きたハリケーン被害に、500蔓延の義援金。
(4)
試合時間を短縮するための叩き台を作成。
(5)
四国4県知事から連盟で9月9日にドラフト特別措置に関する要望を受ける。

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セ、07年からプレーオフ導入[スポニチ]

セ・リーグは5日、東京・銀座の連盟事務所で理事会を開き、再来年からプレーオフ制度を導入する方向で合意した。来年に関しては十分な議論ができていないなどの理由で阪神、中日などが反対、導入を見送った。実現すればセ・リーグでは初めての試みで、今後は連盟内にプレーオフ検討会(仮称)を設けて具体案をまとめる。

プレーオフについては7月の理事会で、横浜や巨人が積極的な姿勢を示すなどして協議を続けてきた。セ・リーグが描くプレーオフはリーグ独自に行うのではなく、パ・リーグを巻き込んだ12球団によるポストシーズンゲームだ。これは労組日本プロ野球選手会(古田会長)が提案する各リーグから3チームが出場する「日本チャンピオンシップ」案と通じる。

この案について、巨人・清武球団代表は「プレーオフだけだと幅が狭くなる。日本シリーズも含め、ポストシーズン試合の検討会となる。パ・リーグにも働き掛ける。リーグ優勝はリーグ優勝で決め、その上で3チーム内外で戦う」と説明。来年については十分な協議がされていないことなどから阪神、中日などが反対して先送りとなったが、その分だけ準備期間も取れることになる。パ・リーグ側も村田事務局長が「柔軟に対応したい」と話すなど、セの案に応じる姿勢を示したことから実現性は高い。

今後は連盟内に設置されるプレーオフ検討会で来年5、6月の交流戦時期をメドにして具体案をまとめる予定。プレーオフ検討会の座長となる横浜・田中常務は「基本的にはプロ野球をもう1度、盛り上げようと12球団の考えは一致したところがある」と話し、さらに「セ、パも統一したものにしたい。セ・リーグ全体、そして12球団で発展していければいい」と基本理念を掲げていた。

◇四国アイランドリーグのドラフト対象年限を再考

実行委がドラフトでの四国アイランドリーグの“アマ扱い”を見直すことが濃厚になった。これまでNPBでは来季のドラフトから四国リーグ所属選手を高卒3年、大卒2年を経過しなければ指名対象としないことを決めていた。しかし、同リーグの石毛宏典代表から1年ごとに指名対象とするよう要望書が提出され、9日には四国4県の知事が連盟で同様の要望書を出すことになっている。これを受けて実行委では次回会議に石毛代表を招き、同リーグの実情などを聴取。ドラフト対象年限を再考することになった。

◇WBC日本代表監督に王監督が浮上

来年3月開催予定の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表監督にプロ野球の現役監督が就任する可能性が出てきた。5日、都内で実行委員会が開かれ、大リーグ機構(MLB)のジム・スモールMLBジャパン代表が出席。12球団代表者に参加を強く要請した。これを受けて日本プロ野球組織(NPB)は実行委後、国際・事業合同委員会を開き、日本が参加した場合のチーム構成や、補償問題などを話し合った。

事業委員会の清武委員長(巨人球団代表)は「9月中に陣容を固めなければいけない。(日本代表監督を)現役(監督)から選ぶかどうか、今は何も言えない」と否定しなかった。今後、検討を続けるが現役から選出する場合にはソフトバンク・王監督が有力候補として浮上しそうだ。

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セ07年開催決議、拡大プレーオフも[報知]

プロ野球セ・リーグ理事会(倉島今朝徳理事長=ヤクルト球団専務)が5日、東京・銀座の連盟事務所で開かれ、2007年シーズンをめどにプレーオフ制度を導入することを決議した。パ・リーグを巻き込んだ拡大案に発展する可能性もある。また、理事会後に東京・内幸町のコミッショナー事務局で実行委員会が開かれ、米大リーグ機構(MLB)日本事務所のジム・スモール代表が「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の正式参加を保留している問題について、近日中の最終回答を求めた。

何かやらなければ―というセ6球団共通の危機意識が、プレーオフ導入に結びついた。今後は横浜の田中球団常務を座長としてポストシーズン検討委員会を設置。具体的な方法論を検討、来季の交流戦の時期を期限として1本化していく。

会議では来季導入を目指す声もあがったが、中日の伊藤球団代表が例えば5割を割った3位チームの扱いを巡って十分な議論がなされていないことを指摘し、パ方式に反論。ほかにも球場の確保や日程、交流戦との兼ね合いなどが問題になり「作業的に難しい」(田中常務)と満場一致せず、今後の検討課題となった。セ理事会の倉島理事(ヤクルト球団専務)は「ただ(来季から)やりました、ではファンに受け入れられるかどうか分からない」と説明した。

パ・リーグを巻き込んだ拡大プレーオフ案については、阪神の野崎連盟担当は「できればセ・パ同じ方法が望ましい。いい案ができたらパに持って行く」と前向き。球団レベルで考えているアイデアはペナントレース優勝チーム、2位チーム、交流戦優勝チームでのトーナメント案やパとの「たすきがけ」案など、様々。胴上げや優勝セールなどペナント優勝チームの価値を尊重しながら、2位以下のチームにもプレーオフ進出のチャンスを与えられる方法を模索していく。

この日、並行して行われたパ・リーグ理事会では来季のプレーオフ実施を確認するとともにアドバンテージの見直しを検討。小池パ会長は「セ・リーグと協力してやっていこうという方向」と拡大案実現の可能性を示唆した。

◇実行委その他の審議事項

来季開幕戦
パが3月25日(土)、セが同31日(金)に決定。セは来季も今季と同様、146試合制、パは未定。
球宴スケジュール
09年までの球宴開催地を決定。06年は神宮とサンマリンスタジアム宮崎。07年は東京ドームとフルキャスト宮城。宮城での開催は92年以来15年ぶり。水害、地震の影響で新潟が開催を辞退した08年はスカイマークもしくは大阪ドームと横浜スタジアム。09年は新球場完成予定の広島と札幌ドーム。
海外球団との試合承認
阪神と中国・上海棒球団、湘南と米独立リーグ・サムライベアーズ、サーパス・上海棒球団、阪神2軍・サムライベアーズの試合を承認。
義援金
ハリケーン「カトリーナ」で被災した米南部へ、日本野球機構から義援金500万円を日本赤十字社を通じて寄付。

◇WBC参加要求、MLB代表が実行委出席

日本プロ野球組織(NPB)の招きで出席したスモール代表は、会議の冒頭、数日中の参加表明を強く求めた。NPBは「3月予選、7月本戦」案や運営委員会の見直しを求める労組・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)の同意が得られず、正式な返答を先送りにしている。これに対し、スモール代表はキューバを含め日本を除く15ヶ国が参加を表明していることを明かし、グッズの製作や広告、球場確保などの時間的な問題から日本に参加を迫っている。

スモール代表は「運営委員会の議席はMLBとMLB選手会が過半数とならないよう見直した。3月と7月案についても、第2回大会(2009年)へ向けて運営委員会で協議する」と歩み寄りを強調した。

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WBCの参加表明は近日中に…MLB側が早期の決着求める[サンスポ]

日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会が5日都内で開かれ、出席したMLBジャパンのジム・スモール代表が、来年3月の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」について、近日中の参加表明を求めた。NPBは参加に難色を示している労働組合日本プロ野球選手会に対し、監督の人選方法や出場手当などの詳細を伝えて、参加を促す。

実行委に招かれたスモール代表は、6ヶ月後の大会のプロモーション、グッズ制作などの期限が迫っていることを強調。「NPBと選手会との問題は理解しているが、できるだけ早く回答をお願いしたい」と促した。

MLB側は、09年予定の第2回大会の開催時期検討と運営委に日本や韓国の委員枠を増やすことを提案し、NPBも参加方針を固めた。しかし、選手会は補償問題などで難色を示している。日本が出場を辞退すればニカラグアが代替出場。豪州が加わるアジアラウンドは、台湾で開催される。

実行委後には、国際関係・事業委員会の合同会議で補償問題について議論。出場手当200万円、故障時の補償金1億円としたアテネ五輪と同等とすることを決めた。また監督についても「今月中に固めたい」(巨人・清武球団代表)とし、今週中に選手会との事務折衝を行って出場への理解を求める。

◇07年からセもプレーオフ導入

セ・リーグの理事会は、再来年からの「ポストシーズンゲーム」実施検討で各球団が合意した。来季からのプレーオフ導入は中日、阪神などが十分に議論されていないことを理由に反対して見送られたが「リーグ優勝は認め、パにも参加してもらって新たな形を作る」(阪神・野崎取締役)方向で合意。セ、パの1、2位に加え、ワイルドカード(交流戦勝率1位、勝率の高い3位など)2チームが参加してのトーナメントなどを検討し、パ側に提案する。

◇その他の決定事項

来季開幕
パは3月25日、セは3月31日に決定。
球宴
来年を神宮と宮崎、平成19年は東京ドームとフルスタ宮城、20年はスカイマーク(または大阪ドーム)と横浜、21年に札幌ドームと広島新球場(開業予定)で実施。
四国独立リーグ
来年のドラフト以降も全選手を指名対象としていることを求める四国4県知事の要望書が、9日に真鍋香川県知事から根来コミッショナーに手渡される。次回26日の実行委員会に石毛代表を出席して現状を聞く。
義援金
米国の大型ハリケーン「カトリーナ」の被災地に、日本赤十字社を通じて500万円をおくる。

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