9月6日9月6日楽天が今季2度目の完封勝ち、対ロッテの連敗を5で止めた。楽天は両チーム無得点で迎えた8回、1死満塁から山崎が2点適時打を放ち2点を先制、これが決勝点となった。先発岩隈は7回1/3を投げ、4安打で9勝目。ロッテは、先発セラフィニが4回までパーフェクトに抑えるが、8回連打を浴び降板、2人目の薮田が山崎に痛打された。セラフィニは7月2日以来の黒星、自身の連勝も5で止まった。なお今江が4打数1安打.328で首位打者をキープした。ロッテは今季7度目の完封負け、ソフトバンクとのゲーム差は5と変わらず。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
楽天・岩隈の前に打線が沈黙。8回途中からは継投にかわされ今季7度目の零敗に、バレンタイン監督は「岩隈はピンチで“ここ”というところに投げてきた」と脱帽した。先発・セラフィニが7回まで3安打無失点に抑えながら8回のピンチで代えた薮田が手痛い連打。9回には守護神・小林雅を投入する執念も実らず、バレンタイン監督は「相手に必要な場面でヒットが出て、うちは出なかった」と悔しさを押し殺していた。
5連勝中だった楽天相手に、まさかの完敗を喫した。硬い表情でベンチから出てきたバレンタイン監督は「どちらの先発もいい内容だった。得点が必要な場面で相手にヒットが出て、うちに出なかっただけ」。2点リードを許した9回、登板間隔の空いた小林雅を投入するなど勝利への執念を見せたが、届かなかった。首位・ソフトバンクも敗れたため、ゲーム差「5」は変わらない。
パ・リーグは、11月3日に静岡県草薙総合運動場野球場で行われる東西対抗の実施要項を発表した。試合開始は正午。東軍は日本ハム、楽天、ロッテで日本ハムのヒルマン監督が率いる。西軍は西武、オリックス、ソフトバンクが組み、西武の伊東監督が指揮を執る。出場選手は10月中旬に発表される。東西対抗は平成15年まで14年連続（15度）で開催していたが、昨年はプロ野球の再編問題の影響で中止となっていた。
ロッテは、7回まで無失点のセラフィニを8回1死一、二塁で薮田に代えた継投策が裏目に出た。
薮田はまず吉岡に中前打された。打ち取った当たりが中前に落ちるツキのなさもあったが、続く山崎には高めに抜けた変化球を左前に運ばれて2失点。薮田は「チームに申し訳ない」。バレンタイン監督は「うちに安打が出なかった」と貧打を敗因に挙げて右腕をかばったが、精彩を欠く投球内容に厳しい表情だった。