9月7日9月7日ロッテが接戦を制し連敗を2でストップ、首位ソフトバンクとのゲーム差を4とした。ロッテは1点を追う3回にサブローの適時打、フランコの2点適時二塁打など、打者一巡の攻撃で5点を奪い逆転に成功。5回に同点とされるが、6回に1死一、三塁から小坂のセカンドゴロで勝ち越した。先発・久保は5回に追いつかれ降板するが、2人目の小野が2回を無失点に抑え2ヶ月ぶりの8勝目。4人目の小林雅が8月20日以来の26セーブ目を挙げた。楽天は同点とした後の6回以降1安打に抑えられ、1日で勝率2割台に逆戻り。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北楽天 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 6 |
ルーキー久保がまた10勝目を逃した。勝利投手まであと1人とした5回、藤井に同点打を浴びて降板した。8月3日に9勝目を挙げて以来、4度目の先発。13メートルの強風が吹き、守備陣の乱れもあって5失点中、自責点は1。久保は「点を取ってもらった野手に申し訳ない。次頑張るだけです」と答えていた。
小野が43日ぶりの勝利を挙げた。5回2死二、三塁のピンチを断ち切り2イニングを無安打。小野は「ソフトバンク戦（8月30日）で失敗してたので今日こそと思って投げた。いい流れに持ち込めてよかった」。バレンタイン監督は「こういう時期での1勝は大事。チームが必要としているのは今の位置」と今後も中継ぎを任せる。
福浦和也内野手は楽天戦（千葉）の5回に中前打で出塁後、退場した。5回表、山崎の打球を追った際に転倒、左ヒジを打撲し痛みが引かず大事を取った。病院には行かず、アイシング治療して様子を見る。
同点の5回2死二、三塁で登板した小野が2回を無安打に抑え、7月26日の西武戦（金沢）以来の8勝目を挙げた。「久し振りに自分の投球ができた。やっぱり1位でプレーオフに出たい」。8月末に山崎が右肩痛で離脱したことで先発から中継ぎに配置転換。バレンタイン監督は「昨年も中継ぎ経験があるし、して欲しい仕事をしてくれる」と今後もセットアッパーとして起用する方針。チームは自力で同率1位となる可能性が復活した。
先発の久保が楽天打線につかまり、5回途中で降板したが、リリーフ陣が好投。中継ぎ2試合目の小野は、2回を無安打に抑えて8勝目。「難しい場面ででないといけないので大変だけど、いい仕事ができました」と笑顔。昨季も先発、中継ぎをこなした右腕は「残り1ヶ月、色んな場面で勝利に貢献したい」と力強く話した。
福浦和也内野手（29）が楽天17回戦（千葉マリン）の5回の守備で、ファウルフライに飛び込んだ際、左ひじを打撲。痛みがひかないため、5回の第3打席後、交代した。病院には行かず、アイシング治療で様子を見る。
ロッテは3回、サブロー、フランコの連続適時打などで5点を奪い、逆転。楽天は5回に藤井の2点二塁打で同点に追いつくが、ロッテは6回1死一、三塁から小坂の二ゴロの間に勝ち越し。小野は8勝目。
腹の底から沸いてくる怒りから、久保は何度も顔をしかめた。これまで3戦3勝の楽天を相手に最大4点のリードを守りきれず、5回途中5失点KO。被安打はプロ入り最多の10を数えた。「点を取ってもらったのに、野手の人に申し訳ないです」8月3日の同カードで9勝目を挙げてから、2ケタ勝利はこれで4度目の足踏みだ。
台風14号の影響で球場の電光掲示板の風速表示は常時11〜13メートルを計測。凡フライは強風にあおられて、何度となく野手陣の落球、不運な安打を生んだ。それでも「風は強かったけど、相手も同じ条件なので関係ない」と言い訳は一切、口にしなかった。
目立った対抗馬も出現していないため、新人王の最有力候補には変わりないが、シーズンのクライマックス、プレーオフと来たるべき大一番に向けて不安はぬぐえない。「次回、頑張るだけです」快進撃を続けてきた久保が今、大きな試練を迎えている。
来年3月に米国で開催されるプロ野球の国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の参加問題で、日本プロ野球組織（NPB）は7日、労組・プロ野球選手会（古田敦也会長＝ヤクルト）と東京・内幸町のコミッショナー事務局で折衝を行い、改めて参加を促した。
NPBから監督、選手の選考方法や参加報酬、補償などの説明が行われ、選手会も意見を述べたが結論は持ち越された。NPBは9日に行われる国際事業合同委員会で選手会の意見について検討し、来週、両者は再度話し合いを行う。
これまで、開催時期などの条件面に難色を示していた選手会だが、微妙に変化が生じている。選手会の松原事務局長は「3月開催で話し合っている」と開催時期について妥協点があることを示唆。阪神の野崎代表（選手関係委員会委員長）も「知恵を絞っていけば歩み寄れる。選手会とは敵対関係にはない」と参加に向けて手応えをつかんだ様子だった。
日本プロ野球組織（NPB）は、公式ホームページ（HP）のオンラインショップで12球団の監督、選手がメッセージを書き込んだ「フルスイング 2005 “誓いの白球”」の予約販売を開始した。NPBの統一スローガン「フルスイング！プロ野球。」のシンボルとして作製された直径2.3メートルの巨大な白球のミニチュアで、定価は税込みで5000円。
労組・日本プロ野球選手会（古田敦也会長＝ヤクルト）の合意が得られず、世界16ヶ国・地域による野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」（WBC）の参加を保留している問題で、早ければ来週中にも日本の出場が決まる可能性が高まった。
日本プロ野球組織（NPB）の選手関係委員会が7日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で選手会と事務折衝を行い、NPB側が条件面での合意に手応えを見せた。
会議では3月開催に伴う出場選手への補償や大会の手当て、代表キャンプの時期、チーム編成スケジュールなどを協議。選手会はNPBの条件提示に合意していないが、野崎委員長（阪神連盟担当）は「個人的には知恵を絞れば歩み寄れる範囲」と条件面の溝が埋まりつつあることを示唆した。
選手会の松原事務局長は「3月開催の条件整備が整えば」と説明。主張してきた「3月予選、7月本戦」案は第2回大会（2009年）の実現を目指す。
NPBは今後、9日の国際関係・事業合同委員会で条件面の見直しを協議。来週中に再度、選手会と事務折衝し、合意を目指す。
同点の5回2死二、三塁のピンチで登板したロッテ小野が、2回を無得点に抑え8勝目を挙げた。8月初旬に危険球で退場処分を受けてから不振に陥り、中継ぎに降格した右腕は「本当に久し振りだね」と喜びをかみしめた。8月中は「死球を意識しないようにしようとしても、体が言うことを利かなかった」と苦しんだ小野だが、この日の好投で吹っ切れた様子。「あと1ヶ月間、任された場所で全力を尽くす」と力強く再出発を誓った。
来年3月に初開催される野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」（WBC）の参加問題について、日本プロ野球組織（NPB）と日本プロ野球選手会は７日、東京都内で事務折衝を行い、選手会が求めている故障時の補償問題などを話し合ったが、結論は出ず、来週再協議することになった。NPBは過去に参加した五輪などの国際大会を基準に補償や出場手当、チーム編成などを説明し、意見交換した。選手会の松原事務局長は「（日本の開幕前の）3月に開催する上で、大事なことを確認しあっている」と話した。
日本プロ野球組織（NPB）は7日、公式サイトのオンラインショップで12球団の監督、選手がメッセージを書き込んだ「フルスイング2005 誓いの白球」の予約販売を開始した。NPBの統一スローガン「フルスイング！プロ野球。」のシンボルとして作製された直径2.3メートルの巨大な白球を約1/13のサイズにしたミニチュアの球で、定価は税込みで5000円。
日本プロ野球組織（NPB）と労組日本プロ野球選手会（古田敦也会長）が7日、東京・内幸町のコミッショナー事務局でジム折衝をした。来年3月に開催するワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への出場に関し、出場選手への参加手当などについてNPBの案を示して意見を交換。現状では選手会が参加に同意していないため出場を決めかねている。