わたしはかもめ2005年鴎の便り(9月)

便

9月10日

西武4−8千葉ロッテ(インボイス)

ロッテが1996年以来9年ぶりの西武戦勝ち越しを決めた。ロッテは1点を追う3回、フランコの19号3ランで逆転。4回に再逆転を許すが5回、西岡の適時二塁打で同点、7回には西岡の適時打で勝ち越し、サブローの適時打でさらに2点を追加。先発清水は対西武戦5連勝で4年連続の2ケタ10勝をマーク。西武は1回のカブレラの適時打で先制、3回にフェルナンデスの3試合連続24号2ランで同点、4回中島の併殺打間で勝ち越すも西口が6回4失点で降板、救援陣が失点し西武ドームでの連勝が6で止まる。

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千葉ロッテ0030103108
西武1021000004
清水直
「悪い中でも勝ちを引き寄せられました。みんなでプレーオフに向けて戦っています。今日はバタバタしたけども、うまく投げることができました。点を取られた後、5、6回と自分のペースで投げられた事が良かったですね。その5、6回は早いカウントから打たせていけました。調子は良くないし、バランスも良くないです。それでも向かっていくしかない。それが自分のスタイルですから。(10勝10敗となり)これで自分の借金が返済できました。次頑張るだけです。残り試合とプレーオフはトーナメントと思ってやっていきます。」

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ロッテ31年ぶり4球団勝ち越し、清水10勝[ニッカン]

清水は西武に勝利を収めると、安堵の表情で選手を出迎えた。「野手のおかげ」と苦しい投球ながら10勝目、4年連続2ケタ勝利となった。1、3回と2死から失点した。だが「向かっていくしかない」と弱気にならず、5、6回は3人ずつで片付け、味方の反撃を呼んだ。「状態は良くないが、勝ちにつながる投球はできたと思う」と振り返った。

今季初めての西武戦登板で、しかも相手は西口。プレーオフで対戦すれば、再び投げ合う可能性があるが「そういう意識はなかった」と必死だった。昨年の開幕戦から、このカード5連勝。加えてチームも9年ぶりに西武戦勝ち越しを決めた。楽天、オリックス、日本ハムに続く勝ち越しで、シーズン4球団勝ち越しは日本一に輝いた74年以来、31年ぶりだ。

敵地の左翼スタンドを埋め尽くしたロッテファンの応援も後押しとなった。清水は今月から「みんなと一体となって戦いたい」と自分が企画した優勝祈願ミサンガを発売。それを自ら左腕に巻き、力投した。これで10勝10敗。「自分の借金を返済したし、後はトーナメントだと思ってやりたい」。ソフトバンクにも勝ち越して1位突破を狙う。

◇西岡貴重2打点

マリンガン打線が西口をマウンドから引きずり降ろし、14安打で逆転した。西岡が5回に同点二塁打、7回には勝ち越し打を放った。「今迄チャンスに打てず、何とかしたかった」と笑顔を見せた。バレンタイン監督は西口攻略に「際どいコースをカットしてボール球を見極めた。清水もガッツを表に出していた」と振り返った。

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1番・ベニーが的中[スポニチ]

2戦連続で1番に起用されたベニーが、ロッテのつながる打線を演出した。まずは3回。1死二塁で四球を選び、フランコの19号3ランを呼び込んだ。同点の7回は1死二塁から四球で歩き、勝ち越しのお膳立て。1安打2四球2得点と十分にリードオフマンの役割を果たした。

1メートル83、体重100キロ。今季は右太腿痛などに悩まされ、規定打席に達していないが、昨季は35発を放った大砲。一般的な1番打者のイメージとは大きく異なる。

ところが、その発想を逆手にとったのがバレンタイン監督だ。

バレンタイン監督
「ベニーは長打があるので、投手は初球から簡単にストライクは取れない。ボールを見極めることのできる打者だし、そうすれば必然と出塁は多くなる。」

7日の楽天戦(千葉マリン)で、指揮官は初めて1番に起用。3回にはベニーの四球をきっかけに打者9人の攻撃も見せた。ここまで狙いは見事に的中している。

「00年のワールドシリーズでも起用しているし、適性は十分分かっている」。メッツ時代からの師弟関係があるからこその大胆起用。それが西口攻略につながった。

◇清水、4年連続10勝目

エース清水が6回1/3を9安打4失点。苦しみながらも4年連続となる10勝目をマークした。「気持ちだけは向かっていった。悪いなりに勝利を引き寄せられてよかった」。グラブをはめた左手首には、自らがデザインして発売へとこぎつけた「優勝祈願ミサンガ」。プレーオフ進出は決まっているが「ファンと同じものを着けて目標へ一丸となりたい」とキッパリ。首位ソフトバンクとは4ゲーム差。逆転1位はまだ諦めない。

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ロッテ31年ぶり4球団に勝ち越し[報知]

◇レオキラー清水4年連続10勝

ロッテが14安打で打ち勝ち、今季の西武戦勝ち越しを決めた。5回、西岡の左中間二塁打で同点とすると、7回にも西岡の勝ち越し適時打などで3点を奪った。清水は4年連続の10勝到達。西武は西口以下、投手陣が精彩を欠いた。

最後は気迫に活路を見いだした。清水が原点に帰って勝利をもぎ取った。「調子はよくないし、バランスも悪い。もう向かっていくしかない。それが自分のスタイルだから」。6回1/3 4失点。4年連続10勝を決めたエースの左手には、優勝祈願ミサンガが輝いていた。

苦しみながら、粘り切った。4回までに4失点したが5、6回を3者凡退。清水の立ち直りに呼応して、打線は7回に勝ち越した。「バタバタしたけど、野手に助けられました」。西武には昨年から5連勝。プレーオフに向けてキラーが復活した。

好調なチームにあって、背番号18は波に乗りきれずにいた。エース級との対戦が相次ぎ、打線の援護に恵まれない日も多かった。「今季も簡単な試合はなかったが、しっかり踏ん張って勝ちをつかめる投手」とバレンタイン監督は清水の貢献度を評価した。

ロッテは今季西武戦の勝ち越しが決定し、優勝した74年以来31年ぶりにパ・リーグ4球団に勝ち越した。「プレーオフの相手はどこでもいい。どのチームにもいい試合をしているから」と強気なボビー。西口を攻略し、エース・清水が復権した今、プレーオフへの死角はなくなりつつある。

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清水が4失点も10勝目…4年連続2ケタ勝利[サンスポ]

清水が6回1/3を9安打4失点と苦しみながら、10勝目(10敗)を挙げた。エースは「悪い中、勝ちを引き寄せることができた。調子はよくなかったけど、野手に助けられました」とほっとした表情。これで4年連続2ケタ勝利。バレンタイン監督は「これまでやさしい試合はなかった。点を失いながらも、踏ん張ってくれた」と区切りの勝利を喜んでいた。

◇李が残留へ…来季も日本でのプレーを希望

李承Y内野手(29)が来季以降も日本でのプレーを望んでいることが10日、分かった。韓国LGなどで監督を務め、現在ロッテで李を指導している金星根コーディネーターが「これからも日本でプレーしたいと言っている」と明かしたもの。李は今季でロッテとの2年契約が終了するが、チームに残留する可能性が高まった。

ただ、球団側との具体的な交渉は、まだ行われておらず、宮田編成部長は「ありがたいが、今はシーズン中。1選手の契約について発言するときではないので」と話すにとどまった。

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西岡、貴重な2打席連続タイムリー[ニッカン]

ロッテの西岡剛内野手(21)が、2打席連続タイムリーを放ち、チームの逆転勝利に貢献した。1点を追う5回に左中間への同点二塁打。さらに7回には右前へ勝ち越し打を放った。夏場から調子を落としていたが、西岡は「7回はスライダーを待っていたのに、真っすぐに体が反応した。それだけ調子がいいということだと思う」と復調の手応えを感じ取っていた。

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