9月15日9月15日ロッテのボビー・バレンタイン監督（55）が15日、アメリカを襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者支援に立ち上がった。17日からの本拠地6連戦で、募金などチャリティー活動を行う。
きっかけはアメリカの友人の行動だった。「カトリーナ」はルイジアナ州ニューオーリンズ市などを襲い、避難民は40万人近くに達したとみられる。同監督の友人はヒューストンで4家族15人の被災者を目の当たりにした。同監督は「ハリケーンで普通の生活が全てなくなった人がいる。友人は瞬時に判断して助けることを決めた」と話し、「直接的に支援できるのであれば」と、この家族のために選手やファンへ募金を呼び掛けることにした。
また球団も6連戦で販売するプログラム（100円）の総売り上げの一部を義援金として、同被災地と台風14号の被害を受けたキャンプ地の鹿児島県へ送ると発表した。今年3月、同監督の提案で新潟県中越地震や台風23号災害、スマトラ沖地震の復興を支援するチャリティー戦が実現。シーズン終盤の大事な時期だが、今回も活動へ強い意思を示した。
ロッテは17、18日の西武戦（千葉マリン）でペ・ヨンジュン主演の映画「四月の雪」と「がんばれベアーズ ニューシーズン」の予告編を上映。先着順で映画関連グッズを配る。
ロッテが17日から始まる本拠地最後の6連戦でチャリティー興行。球団は、カードごとに販売している『マッチカードプログラム』（1部100円）の売り上げの一部を、ハリケーン「カトリーナ」の被災地や、台風14号で被害を受けたキャンプ地の鹿児島県に寄付する。バレンタイン監督も「困っている人を助けたい」と個人的に募金を呼び掛けるつもりだ。
ロッテは17、18日の西武戦（千葉マリン）で、内野席先着各1000人に、ペ・ヨンジュン（33）主演映画『四月の雪』（17日公開）のうちわをプレゼント。また、米映画『がんばれ！ベアーズ〈ニュー・シーズン〉』（23日公開）のフリスビーを、先着各250人の子供にプレゼントする。
ロッテは17日からの西武2連戦（千葉マリン）で、韓国人気俳優のペ・ヨンジュン主演の映画「四月の雪」（17日公開）の予告編を放映する。両日の内野席入場者の先着1000人には、同映画のうちわをプレゼント予定。女性ファンが押し寄せるのは確実で、球団関係者は「皆さんにスタジアムに来ていただきたいですね」と観客動員増に期待を膨らませた。
17、18日には、映画「がんばれ！ベアーズ/ニュー・シーズン」の予告編も放映。子供向けにフリスビーのプレゼントも用意している。プレーオフ逆転1位通過に向けて、1試合も落とせない戦いが続くロッテだけに、ファンの声援は何よりの力になる。主婦層、ちびっ子にも魅力的な同カード。試練の9連戦は超満員の中でスタートしそうだ。
労組・日本プロ野球選手会（古田敦也会長＝ヤクルト）が来年3月開催予定の「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」への参加を決断。16日、正式に発表する。選手会は14日に行われた日本プロ野球組織（NPB）との事務折衝で出場手当や補償などの最終案を示され、回答を保留していた。15日、松原事務局長が12球団の選手会長や、日本代表となる可能性がある主力選手に意見を聴取。参加の方向でまとまった。WBCの参加問題で選手会は開催時期や、米大リーグ機構（MLB）主導の大会運営に反発。7月22日の選手会総会では「現状なら不参加」との決議をしていた。16日にNPBと共に記者会見を行い、正式に参加を表明。今後は日本代表監督就任が事実上内定しているソフトバンク・王監督を中心に代表選手選考が行われる。