9月18日9月18日西武が14安打8得点で快勝し、3位をキープした。西武は1回、カブレラの適時二塁打で先制。3、6、8回にも1点づつを加えると、9回には、フェルナンデス、カブレラの連続適時二塁打で4点を追加し点差を広げた。先発の宮越は2回途中で、里崎の打球を受け負傷退場したが、2人目の山岸が5回1/3を無安打6奪三振に抑えるピッチングで、プロ初勝利を挙げた。ロッテは、9回に大塚の自身初となる代打7号HRと、サブローの13号2ランで3点を返すが、反撃及ばず連勝は3でストップし、貯金は33となった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 西武 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 8 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 |
反撃が遅かった。9回、大塚の代打本塁打、4番サブローの2ランでライトスタンドを盛り上げたが、8点差をはね返すのはさすがに無理があった。中盤は3回から8回まで無安打と沈黙。バレンタイン監督は「（5回2失点の）加藤は決して悪い内容とは思わない。打線がしっかり打っていれば追いつけた展開」と打撃陣に奮起を求めた。
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労組日本プロ野球選手会の古田敦也会長（40＝ヤクルト）が、昨年9月18、19日に決行した史上初のストライキからちょうど1年を迎えた18日、1年間の収穫とさらなる改革の必要性を強調した。この日の阪神戦（甲子園）は、左太もも肉離れからの復帰直後とあり出番はなし。1年前のこの日も同じ阪神戦で「あの時は神宮やったけどね」と感慨を口にした。ファンとの距離感について「縮まった？もちろんですよ」と実感も強調した。
今後に向けても「ルールやシステムを盛り上がるものにしないといけない」と、さらなる構造改革への意欲は変わらない。具体的にはプレシーズンマッチなど新形式試合の設置や、移籍の活性化について触れ「移籍があった方が面白いし、力を出せない人が活躍できる場をつくった方が全体のレベルアップになる」と、あらためて制度改革の必要性を訴えた。
ロッテは9回に2本塁打で3点を返したものの時既に遅し。3投手が14安打を浴びる大敗でソフトバンクとのゲーム差は再び5と開いた。バレンタイン監督は「山岸はすばらしかった」と完璧に抑えられた相手投手に脱帽。それでも19日からは首位攻防4連戦。最後のヤマ場を前に指揮官は「この日程が決まったときから楽しみにしていた」と気持ちを切り替えていた。
9回の2本塁打で零封は逃れたが完敗。打線は2回途中、打球を受けて降板した宮越を救援した新人山岸に7回まで無安打に抑えられた。首位ソフトバンクとは5差となり、19日からの4連戦（千葉マリン）で追いつくことができなくなった。バレンタイン監督は「零封を逃れたのは、選手のプライドのためにはよかったが、（もっと）打てば取り返せていたと思う」と悔しさをのぞかせた。
伏兵の前に手も足も出なかった。苦手の宮越は“KO”したが、代わった山岸に対して計16人の打者が挑んで、1人の走者も出せずじまい。5回以降は4連続を含む6三振を喫する惨状だった。9回に星野から13号2ランを放った4番・サブローも「（山岸は）いい投手ですよ。全部の球種が良かった」と脱帽。バレンタイン監督も「今日は素晴らしい投球だった」と、ため息をついた。ペナント最後の大一番、ソフトバンク4連戦を前に首位とのゲーム差はまたも「5」に開いた。
ロッテは9回に2本塁打で完封負けを免れるのが精一杯だった。2回途中で、西武先発の宮越が打球を受け降板。しかし打線は、この後を救援した新人山岸に7回まで無安打となす術がなかった。首位ソフトバンクとは5ゲーム差となり、19日からの4連戦では追いつくことができなくなった。
バレンタイン監督は「零封を逃れたのは、選手のプライドのためにはよかったが、（もっと）打てば取り返せていたと思う」と敗戦は打線と指摘。首位決戦では、打線の奮起が待たれる。