わたしはかもめ2005年鴎の便り(9月)

便

9月25日

東北楽天8−11千葉ロッテ(フルキャスト)

ロッテが20安打で11点を奪い、貯金を今季最多タイの36とし、単独2位が確定した。同点で迎えた8回、ロッテはフランコの今日4打点目となる適時二塁打などで勝ち越しに成功。1点差に詰め寄られた9回にも得点を挙げ突き放した。1回を無失点に抑えた4人目の小野が4年ぶり3度目の2ケタ勝利をマーク。これでロッテは63年の南海以来3チーム目の2ケタ勝利投手が6人となった。一方楽天は8回1点差に詰めよるが、投手陣が崩れ借金は今季ワーストの57。シーズン敗戦記録の歴代単独8位となる95敗目を喫した。

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千葉ロッテ20001024211
東北楽天0112100308
フランコ
「とにかく強い打球を打つことだけを心がけたよ。負けられない試合だというのは分かっていた。その試合でチームの勝利に貢献できたことは良かったね。」
小野
「10勝は意識していなかったのですが、こういう結果になって素直に嬉しいですね。今日も早い回から準備をしていました。とにかく流れを切りたくなかったので、勝ちにつながるようにと心がけました。先発の時に死球を出してから(危険球退場)持ち味を出せなくなってしまいました。でも、中継ぎはそういうことは言っていられないので、中継ぎに回ってから上手く切り替えができたことが大きかったと思います。チームとしては、まだ5ゲーム差ということがあるので頑張らないと。それにあと2つ勝って、チームのシーズン最多勝利の球団記録を塗り替えたいですね。プレーオフでは、与えらたところで頑張るだけです。」
今江
「足は大丈夫です。問題ありません。タイトルなんて見えていないですよ(笑)。そんなことを考えないで、気楽に打てる方がいいです。6打数5安打ですか?厳しいですよ。」

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ロッテ2位、42年ぶり10勝以上投手6人[ニッカン]

レギュラーシーズン2位が確定したが、ロッテの今季の快進撃を示す記録が生まれた。小野の粘投が、10勝投手6人というプロ野球タイ記録をもたらした。7回表に同点に追い付き、その裏から登板。打者3人をいずれもキレのあるシュートで凡打に打ち取った。8回に打線が4点を奪って勝ち越し、渡辺俊、小林宏、清水、セラフィニ、久保に続く、自身01年以来の10勝目を挙げた。63年の南海以来、42年ぶりの記録に「すごいですね。素直に嬉しい」と笑顔を見せた。

開幕からローテーション入りした。終盤で日程的に先発陣に余裕が出たことで、8月30日から中継ぎに回り7試合目のマウンド。計10回1/3をヒットわずか2本、自責点ゼロで3勝だ。中継ぎが厚みを増したことで、チームも競り合いに強くなった。8月5日のオリックス戦でシュートが抜け、19球で危険球退場。その影響で、以後2試合先発も、持ち味の内角をえぐる投球が陰をひそめた。

だが中継ぎで「攻めていかなきゃいけない。気持ちの切り替えができた」と復活した。残り2試合勝てば球団最多勝だ。「記録を塗り替えたい。5ゲーム離されないようにしたい」と、ソフトバンクのアドバンテージ阻止のためにも負けられない。

◇63年の南海以来

小野が10勝目を挙げ、今季のロッテは2ケタ勝利が6人目。同一球団で2ケタ勝利が6人は、56年南海、63年南海に次いで42年ぶり3度目のプロ野球タイ記録となった。プレーオフで優勝の可能性があるロッテだが、レギュラーシーズンの成績は2位。56、63年南海も2ケタ勝利が6人いながら2位に終わり、優勝を逃している(56、63年共に優勝は西鉄)。

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小野3人ピシャリ!6人目の2ケタ勝利[スポニチ]

同点の7回、マウンドに上がった4番手・小野が打者3人をピシャリ。直後の8回には打線が4安打で4点。8月末にセットアッパーへと転向した右腕に10勝目が転がり込んだ。渡辺俊、小林宏、清水、セラフィニ、久保に続く6人目の2ケタ勝利。56、63年南海が記録したプロ野球記録に42年ぶりに並んだ。「中継ぎになったところでこだわりは捨てた。でも素直に嬉しい」。かつての“サンデー晋吾”も30歳。自身の10勝到達も4年ぶりとあって笑顔だ。

7投手をつぎ込む継投で今季84勝目。「同点での小野投入はチームに勝利をつけるため。その結果、小野が10勝となった」とバレンタイン監督。首位ソフトバンクが勝利し、シーズン2位が確定したが小野は「残り2試合勝って、球団記録を抜きたい」と力強い。毎日時代の55年にマークした85勝を塗り替えてプレーオフへと殴り込む。

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ロッテが球団最多85勝に王手!レギュラーシーズン2位確定[サンスポ]

パ・リーグは25日、ソフトバンクのレギュラーシーズン単独1位、ロッテの2位が確定した。両チームが同率1位で並ぶ可能性が消えたため、3位西武のプレーオフ進出も決まった。プレーオフは、第1ステージ(3回戦制)は10月8日からロッテ−西武(千葉マリン)で開催。勝者が12日からの第2ステージ(5回戦制)でソフトバンクとリーグ優勝をかけ、ヤフードームで対戦する。

レギュラーシーズンの2位が確定。プレーオフ第1ステージは西武が相手だが。バレンタイン監督は「まだ札幌(日本ハム戦)が残っている。その2試合に全力を尽くすだけ」。この日の勝利で84勝。昭和30年の球団記録、シーズン85勝にリーチをかけたばかりか、ソフトバンクとは3差。プレーオフでアドバンテージを与えないためにも、気の抜けない戦いとなる。

◇サブローが岩隈撃ち

サブローが4番の仕事をやってのけた。1回、岩隈のスライダーを左翼席に運ぶ14号2ラン。「甘い球を逃さず打つことができた。昨日嫌な負け方をしていたから、先制できてよかったね」と笑顔。この日、チームも今季2番目の20安打をマークして、主砲に続いた。

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小野で6人ソロッテ2ケタ勝利[報知]

ロッテが20安打11得点で乱打戦を制した。5−5で迎えた8回、2死満塁からフランコの2点二塁打で勝ち越し。李承Yも2点適時打を放つと、9回に2点を加えて逃げ切った。4番手の小野が10勝目。

壮絶な乱打戦の果てに輝いた勝利投手。自身4年ぶり3度目の10勝到達に小野は「意識はしてなかったけど、素直に嬉しいですね」と、照れ笑いを浮かべた。渡辺俊、小林宏、清水、セラフィニ、久保に続く6人目の2ケタ勝利投手の誕生は、1963年の南海以来、プロ野球史上3度目の大偉業。「投手力の高さがこういう結果として表れたね」。右腕はもう1度、笑ってみせた。

2点ビハインドを追いついた7回に、4番手で登板。140キロ超の自慢のシュートで楽天の上位打線を簡単に3人で料理。直後の8回に攻撃陣が爆発。打者9人、4安打2四球で一挙4点を勝ち越した。

今季は開幕から先発ローテの一角を占めていたが、山アの右肩痛による登録抹消により、8月28日のソフトバンク戦(ヤフードーム)から中継ぎに回った。そこから7試合、10回1/3を投げて自責点は0(失点1)。安打もわずかに2本。「厳しい場面に出て、試合の流れをもってこれていると思う」。中継ぎでつかみ取った3勝を、背番号29は誇らし気に胸を張った。

大記録達成の一方で、ソフトバンクの勝利によりレギュラーシーズン1位の夢は消えた。だが、ロッテ・ナインにモチベーションの低下はない。「5ゲーム差だけはつかないようにしないとね。あと2つ勝って球団記録(85勝)も塗り替えたい」と小野。最後まで崩さないファイティングポーズが、栄光への軌跡となる。

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ドラフト、広島が指名順位トップ[ニッカン]

10月3日に実施されるプロ野球高校生ドラフトのウエーバーによる指名順位が25日決まり、広島がトップの権利を得た。1巡目の入札抽選で敗れた「外れ1位」の指名などに適用される。ドラフト1週間前にあたる26日現在の暫定順位が基準だが、同日は試合がなく、25日の成績で確定。今年のオールスターで2勝したセ・リーグの最下位チームからで広島、楽天、巨人、日本ハム、ヤクルト、オリックス、横浜、西武、中日、ロッテ、阪神、ソフトバンクの順となった。

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ソフトバンク球団代表、見直し案も

ソフトバンク角田球団代表が、26日のパ・リーグ理事会で、プレーオフについてあらためて見直すべき点を指摘する考えを示した。「無条件でシーズン1位チームにアドバンテージを与えられないとおかしい。1位になれば1勝分とすればいい。もし、ウチが今年3位だったとしても、同じことを言っている」と話した。また「セと一緒に両リーグの優勝チームに交流戦1位チームなども加わって『日本一王座決定戦』としてやればいいのでは」と話した。

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