わたしはかもめ2005年鴎の便り(9月)

便

9月26日

今江が首位打者、渡辺俊が最優秀防御率、タイトル奪取狙う

27日からの日本ハム戦で個人タイトル逆転奪取を狙う。首位打者を狙う今江は現在3割1分6厘の2位で、トップの西武和田に6厘差。前日25日までの楽天戦で左太ももを痛め、先発を回避したが「もう痛みはない。(首位打者争いは)なるようになる」。渡辺俊も防御率1位のソフトバンク杉内に僅差の2位。28日最終戦に先発予定で「試合に勝って、なおかつタイトルがとれれば」。小林雅の最多セーブが確実で、西岡の盗塁王も濃厚。タイトル奪取で勢いをつけてプレーオフに臨む。

◇杉内中継ぎで待機

杉内が投手2冠死守へ、28日のチーム最終戦(対楽天)に中継ぎ待機する。現在、18勝で最多勝はほぼ確定。防御率も2.11でリーグトップだが、2位のロッテ渡辺俊が次回先発予定の日本ハム戦(28日、札幌ドーム)で7回1/3以上を無失点に抑えれば逆転を許す。杉内は「投げる機会があれば頑張りたい。終わったときに(両タイトルを)取れていたら嬉しいです」と話した。

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NPBが検討中の「準支配下枠」四国アイランドリーグと協力発足へ

日本プロ野球組織(NPB)が、検討中の「準支配下枠」を、四国アイランドリーグと協力して発足させる可能性が出てきた。26日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われた実行委員会に同リーグ石毛宏典代表取締役が出席。来年ドラフトから所属選手のプロ入りに際し「高校卒業から3年、大学卒業から2年」という制限が適用されることについて「プロ入りしやすい環境にして欲しい」と訴えた。NPBは今後、育成を目的とした準支配下枠とリンクさせて検討していくことになった。

準支配下枠は社会人チームの減少などを受け、将来の有望選手を受け入れる目的で検討されている。現状で各球団が、さらなる下部組織を結成することは難しいため、社会人チームなどに選手を預けるという案が持ち上がっていた。石毛取締役は「うちでも受け入れることはできる。うちはプロに選手を送り出すことが目的。NPBには仲間として、利用するところは利用してほしい」と語った。

実行委員会は、今年は高校卒業選手を準支配下枠で受け入れることは断念した。ただ、11月21日の大学、社会人ドラフトで同時に準支配下枠選手の選考もする方向で話を詰めていく。

◇実行委員会その他の審議事項

(1)ユニホーム広告
これまで2ヶ所に定められていたが、パ・リーグからの要請を受けヘルメット、上着、ズボンの3ヶ所を限度に認められることになった。
(2)スピードアップ
試合時間短縮へ具体案を検討。
(3)寄付
台風14号で被害を受けた宮崎県に義援金500万円を送る。
(4)ワールド・ベースボール・クラシック
最強チーム結成へ各球団の全面的な協力体制を確認。日本代表合宿は来年2月20日から。
(5)助成金
日本野球機構はキャッチボールができる公園づくりを目指す事業に対し国土交通省に来年から3年間、2000万円ずつの助成金を贈ることを確認。

◇PO見直し11月討論

パ・リーグのプレーオフ見直しは、次回11月の理事会で徹底討論されることになった。この日の理事会では「具体的な案まで出ませんでした。次回には結論を出したいと思います」(小池会長)。ソフトバンクからアドバンテージの見直しなどが提案されている。

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ボビー挑発、西武・和田休むな![報知]

◇今江逆転首位打者へ

ロッテ・バレンタイン監督が27日現在、リーグ打率トップに立つ西武・和田に対してシーズン残り2試合の“出場勧告”を行った。首位打者獲得のため、終盤に欠場させる配慮は普通に行われているが、指揮官の発言は、選手時代の経験に裏付けられていた。

1970年、当時ドジャース傘下3Aのスポケン・インディアンスでプレーしていたバレンタイン監督は、熾烈な首位打者争いを展開。最終戦、ライバルがタイトルを確信して途中交代したのを尻目に、ボビーは3打席連続安打を放ち、逆転でリーディングヒッターの座についた。和田のオリックス2連戦の出場は未定だが「和田が休むことがあれば驚くし、非常に残念だ」と、指揮官の言葉には“逃げ切り”がアダになることをにおわせていた。

ライバルを思いやるだけでなく、バレンタイン監督は和田と6厘差の2位につける今江の逆転にも自信を持つ。同監督が首位打者をとったシーズンは全試合フルイニング出場。激戦を経てもなおハイアベレージを維持した自信から「その日(最終戦)に安打を打つのは難しくなかった」という。今江も、毎試合のように先発オーダーを変えるロッテの中で、ここまで最多の130試合に出場。「今江は私と似たような状況だ」ボビーの瞳には、愛弟子が自身と同じ道を歩む姿が映し出されている。

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バレンタイン監督がエール…今江の首位打者に期待[サンスポ]

打率.316で、現在リーグ2位のロッテ・今江のタイトル獲得にボビーも期待。トップの西武・和田は.322。和田が残り試合を欠場すると仮定すると、2試合共に出場濃厚の今江は、7打数5安打で上回る。高いハードルに今江は「もう無理ですよ」と苦笑い。しかし、ドジャース傘下3Aの選手時代、最終戦で首位打者を獲得した経験のあるバレンタイン監督は「簡単ではないが、頑張って欲しい」とエールを送っていた。

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2・20にキャンプイン…WBC日本代表30数人召集へ[サンスポ]

プロ野球の実行委員会が26日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれた。来年3月の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の日本代表について、最強チームを編成することで12球団が合意し、大会選手枠の30選手(うち投手13人)を数人超える代表候補を来年2月20日からの代表キャンプに招集することになった。

実行委員会の議長を務めるパ・小池会長は委員会終了後「今後は選手の補完を何人増やすのかなど、具体策を協議する。(代表候補としての選出)そういうことになるでしょう」と話した。

代表監督を要請されているソフトバンク・王監督は「最強チームの結成」を監督就任の条件としており、その要望に応えることになる。11月中に代表候補を確定し、2月20日から25日まで代表候補キャンプ。その後、国内球団との壮行試合で代表を絞り込み、3月3日からのアジアラウンド(東京ドーム)に臨む。

◇実行委員会でその他決定事項

準支配下選手
大学・社会人選手を対象に、導入へむけた結論を11月のドラフトまでに出す。高校生については時間的余裕がないことから今季は見送った
四国リーグ
四国独立リーグの石毛宏典代表が、アマ選手に準ずる同リーグ選手へのドラフト指名制限の修正を訴えた
ユニホーム広告
現行のヘルメット、とユニホーム上着各1の計2ヶ所から、ズボン1を加えた3ヶ所を最大許容範囲として了承
義援金
台風14号による深刻な被害を受けた宮崎県へ、社団法人・日本プロ野球機構から500万円
助成金
「キャッチボールができる公園作り」を推進するため、機構から国土交通省へ毎年2000万円ずつ3年間。1年間で10ヶ所の公園作りを目指す

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WBC直前キャンプは2・20スタート[ニッカン]

野球の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC、06年3月開催)に参加する日本代表チームの直前キャンプが2月20日からスタートすることになった。プロ野球の実行委員会が26日、都内で行われ決定したもので、期間中には壮行試合も開催する予定。

検討中の準支配下選手制度の導入については、高校生ドラフト(10月3日)までは日数が少ないため、高校生は今年は実施対象から外した。大学、社会人に関しては11月のドラフトまでに結論を出す方針。

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