わたしはかもめ2005年鴎の便り(9月)

便

9月28日

北海道日本ハム3x−1千葉ロッテ(札幌ドーム)

日本ハムが最終戦をサヨナラ勝ちで飾り、5連勝でシーズンを締めくくった。日本ハムは1回に小笠原の37号ソロで先制、2回に同点とされると、その後は両チームとも得点を奪えず、2試合連続の延長戦に突入。迎えた11回、代打・田中賢が薮田から自身初のサヨナラHRとなる1号2ランを放った。ロッテは、55年以来のチーム記録シーズン85勝に並べなかった。先発渡辺俊は6回1失点で、ソフトバンク杉内に次ぐ防御率2.17で2位。なお日本ハムがこの日6三振を喫し、プロ野球ワースト記録のシーズン1151三振を記録した。

1234567891011R
千葉ロッテ010000000001
北海道日本ハム10000000002x3x
渡辺俊
「最初から防御率1位は無理だと思っていた。今日は対西武、対ソフトバンクのために試したいことを試した。本当に最後の試合だったら、防御率1位を狙いにいったけど、プレーオフが残っているからね。」
「到達したのは素直に嬉しいです。3割に届いて、少なからずチームに貢献できたかな。ただ、チームが1番だからね。規定打席は意識していなかったですよ。とりあえずホッとしました。」
フランコ
「今日は、レギュラーシーズン最終戦ということもあり試合前から気合が入っていたよ。今年1年、我々が築き上げてきた成績は非常に誇りに思っている。まだ、プレーオフもあるだけに、この1試合をいい形で終えて次の戦いに備えたいね。」
福浦
「インチキだけど何とか届きました。全部の打席で打つつもりで打席に入りました。1打席凡退して気持ち的にきつかったですね。まさか、そこから3本打てるとは思わなかったです。運も味方してくれました。3割届いたといっても、自分の気持ちの中では今1つ。シーズンで貢献できなかったので、この勢いでプレーオフはいきたいですね。後はプレーオフで優勝目指して頑張るだけです。」

ページトップ

50年ぶり85勝ならず

サヨナラ負けで最終戦を飾れず、快挙を逃した。勝てば85勝で55年の球団記録(毎日)に50年ぶりに並ぶチャンスを逃した。それでも収穫はあった。渡辺俊が好投。初回に小笠原にソロを打たれ、最優秀防御率のタイトルには届かなかったが、6回1失点に「タイトルが狙えたところにいただけに残念だけど、数字には満足」。この日は左打者相手に西武、ソフトバンクの選手を想定し「今シーズンで初めてゲームで自分の試したいことができた」。プレーオフ初先発の可能性は大きい。

ページトップ

パ・リーグ、レギュラーシーズン終了

ソフトバンク王監督
「40を超える貯金はキャンプインの時に考えていなかった。打つ方は日替わりにヒーローが出たし、バティスタ、カブレラが要所でいい仕事をした。投手陣がしっかりしていたのが連敗しなかった要因。投打のバランスが今までで最も良かった。」
ロッテ・バレンタイン監督
「いいシーズンだったと思う。成績は2位だが(内容は)2位だと思っていない。全力を尽くして、色々なところで1位で終われたと思う。交流戦初代王者となり、チャンピオンらしい戦いを続けた。どの選手も成長したと思う。」
西武伊東監督
「当初の計算とは違い、これだけ苦しむとは思わなかった。先発が安定せず、ミスで傷口が広がる試合が多かった。ただプレーオフ出場という最低限の目標は達成した。昨年もここから快進撃が始まったし、期待しています。」
オリックス仰木監督
「目標であった5割、プレーオフ進出ができなかったことが残念。統合初年度で難しいと言われたがシーズンが始まれば大して気を使うことはなかった。不足しているのは得点力、長打力。来年、再来年と選手の奮起を期待したい。」
日本ハム・ヒルマン監督
「今シーズンはなかなか勝てなかったり、浮き沈みがあったにもかかわらず北海道のファンの人達は変わらない声援を送ってくれた。皆さんにありがとうと感謝の気持ちを送りたい。」
楽天田尾監督
「ソフトバンクには絶対的な戦力、ロッテは投打ともバランスが良かった。それにグラウンドとファンの一体感が力になると感じた。楽天ファンも日本一の応援をしてくれる。これが続けばいつかいい結果が出るはずです。」
パ・リーグ表彰選手
首位打者和田一浩西武.322
本塁打王松中信彦福岡ソフトバンク462
打点王松中信彦福岡ソフトバンク1213
最多安打和田一浩西武153
最高出塁率松中信彦福岡ソフトバンク.4122
盗塁王西岡剛千葉ロッテ41
最優秀防御率杉内俊哉福岡ソフトバンク2.11
最多勝利杉内俊哉福岡ソフトバンク18
最優秀投手斉藤和巳福岡ソフトバンク.9412
最多奪三振松坂大輔西武2264
最多セーブ小林雅英千葉ロッテ29
最優秀中継ぎ投手菊地原毅オリックス36HP

[注]最優秀投手は13勝以上で最高勝率の投手。HPはホールドと救援勝利の合計。

西岡
「目標にしてきたタイトルなので、とても嬉しい。」
小林雅
「自分の力だけの記録ではなく、みんながそういう状況をつくってくれた。」
パ・ホールドポイント5傑
1菊地原36
2吉武34
3加藤29
4薮田26
5藤田25

◇動員825万人

パ・リーグは、交流戦を含む今季の観客動員数を発表し、全408試合で825万2042人(1試合平均2万226人)となった。昨季パは1068万4000人と発表したが、今季から観客数の水増しをやめ、実数発表に変更したため各球団とも減少した。

パ・リーグ観客動員数
球団名試合観客数1試合平均昨年前年比(%)
福岡ソフトバンク682,115,97731,1173,070,000−31.1
北海道日本ハム681,365,64320,0831,616,000−15.5
オリックス681,356,15619,9431,415,000−4.2
千葉ロッテ681,334,01419,6181,596,000−16.4
西武681,103,14816,2231,649,000−33.1
東北楽天68977,10414,369
合計4088,252,04220,22610,684,000−22.8

ページトップ

ロッテ84勝、ボビー「誇りに思う」[ニッカン]

ロッテはレギュラー・シーズン最終戦をサヨナラ負けで落とし、最終成績84勝49敗3分けで球団記録の85勝には一歩届かなかった。

85勝到達なら球団では50年ぶりという快挙だったが、バレンタイン監督は「シーズン前に84勝すると言っても、信じてもらえなかっただろう。選手はシーズンを通して間違いなく成長してくれた。努力を誇りに思う」。精一杯戦ったナインを褒め、結果にも満足した様子だった。

ページトップ

西岡41盗塁でタイトル獲得[報知]

ロッテのスピードスター・西岡がプロ3年目で盗塁王に輝いた。シーズン41盗塁で堂々の戴冠。「プロ入り3年以内に取りたいと思っていたし、嬉しいです」と素直に喜びを表した。

開幕前の宣言通りのタイトル獲得。元盗塁王・高橋慶彦1、2軍巡回コーチとの師弟関係が素質開花につながった。失敗を恐れない積極性を説くマンツーマン指導が実り、スチールを量産。「走ってアウトになると思わなくなった。慶彦さんへの恩返しのタイトルです」と恩師に感謝した。

ロッテでは抑えの小林雅も最多セーブ投手賞に輝き、初タイトルを手に入れた。最終戦では今江、堀に加え、福浦、フランコが打率3割に到達。バレンタイン監督は「選手が努力した結果だよ」と満足そうに振り返った。

ページトップ

渡辺俊は最優秀防御率ならず…1回被弾でジ・エンド[サンスポ]

逆転で最優秀防御率を狙った渡辺俊だったが、叶わなかった。7回1/3無失点ならソフトバンク・杉内を上回る計算だったが、1回に小笠原の37号ソロを浴びてジ・エンド。サブマリンは「残念ですが、数字には満足しています」と振り返った。チームも延長でサヨナラ負け。球団記録の85勝(昭和30年)にあと1勝及ばなかった。

最多盗塁のロッテ・西岡
「プロ3年目以内に取りたかったので嬉しい。後半戦に出塁率が落ちて50盗塁できなかったので、来季は達成したい。」
最多セーブのロッテ・小林雅
「初めてのことであまり実感がない。30セーブ以上挙げても取れない年があったけど、何かの巡り合わせを感じる。」
ロッテ・バレンタイン監督
「非常にいいシーズンを送ることができた。選手達は少しでも上を目指そうと努力し、成長してきた。」

◇9年ぶり6度目の優勝…イースタン・リーグ

ロッテが9年ぶり6度目の優勝を決めた。優勝へのマジックナンバーを「2」としていたロッテは巨人に2−1で勝ち、2位のインボイスが日本ハムに敗れた。ロッテはウエスタン・リーグ優勝の阪神とファーム日本選手権(10月8日・スカイマーク)を争う。

ページトップ

ロッテ弟お先にV[報知]

◇イースタンで9年ぶり6度目

123456789R
巨人0100000001
千葉ロッテ20000000x2

イースタン・リーグでロッテが9年ぶり6度目の優勝。優勝マジックを「2」としていた28日、巨人に2−1で勝利。2位のインボイスが敗れ、残り試合に全勝しても勝率で上回る可能性がなくなったため、5試合を残して優勝を決めた。シーズン序盤は加藤、黒木の2枚看板が活躍。打撃では竹原、大松のコンビが中軸を形成。左腕の成瀬、三塁の青野といった若手も成長。古賀2軍監督は「1軍の調子がよく、いい刺激を受けた結果。ロッテの選手全体がレベルアップした証し」と振り返った。バレンタイン監督は「1軍を支えてくれた彼らに心からおめでとう、と言いたい」と祝福。ロッテはウエスタン・リーグ優勝の阪神とファーム日本選手権(10月8日・スカイマーク)を争う。

ページトップ

ロッテ吉兆、まずイースタン優勝[スポニチ]

イースタン・リーグは28日、ロッテが9年ぶり6度目の優勝を決めた。優勝へのマジックを「2」としていたロッテは巨人に2−1で勝ち、5試合を残して54勝36敗1分け。2位のインボイスが日本ハムに敗れ50勝41敗2分けとなり、残り3試合に全勝しても勝率でロッテを上回れない。ロッテはウエスタン・リーグ優勝の阪神とファーム日本選手権(10月8日、スカイマーク)を争う。

ページトップ

ロッテが9年ぶりにイースタン制覇[ニッカン]

ロッテが28日、9年ぶり6度目のイースタン・リーグ優勝を決めた。

優勝へのマジックを2としていたロッテは巨人に2−1で勝ち、5試合を残して54勝36敗1分けとした。マジック対象の2位インボイスが日本ハムに敗れ50勝41敗2分けとなり、残り3試合に全勝しても勝率でロッテを上回れなくなった。ロッテはウエスタン・リーグ優勝の阪神とファーム日本選手権(10月8日・スカイマーク)を争う。

古賀2軍監督
「今回の優勝は素直に嬉しいです。1軍の調子が良かったのでファームの選手がいい刺激を受けた結果だと思う。ロッテの選手全体のレベルアップした証の優勝だと思います。」

ページトップ

プレーオフ第2Sは全てナイター[ニッカン]

パ・リーグは28日、プレーオフの試合開始時間を発表した。10月8日から始まる第1ステージ(3回戦制)のロッテ−西武(千葉マリン)は第2戦までが午後2時で、第3戦は午後6時開始。ソフトバンクと第1ステージの勝者が12日から福岡ドームでリーグ優勝を懸けて争う第2ステージ(5回戦制)は全て午後6時にプレーボールする。

パ・プレーオフの主な規則
第1、第2ステージともに延長12回を終えて同点の場合は引き分け。引き分け絡みで勝利数が同数ならレギュラーシーズン上位球団がステージ勝者となる。西武が第1ステージを勝ち上がった場合、レギュラーシーズンでソフトバンクから5ゲーム差以上をつけられたため、第2ステージはソフトバンクが1勝した状態からはじめる。

ページトップ

10・22パ本拠から、シリーズ要項発表[ニッカン]

コミッショナー事務局は28日、日本シリーズ開催要項を発表した。10月22日にパ・リーグ本拠地から始まる。試合開始時間はセで阪神が優勝した場合(甲子園)は午後6時15分、パはソフトバンク(福岡ドーム)ロッテ(千葉マリン)の場合が午後6時15分、西武(西武ドーム)は午後6時10分。

ページトップ

日本シリーズ開催要項を発表…パ本拠地で10月22日から[サンスポ]

プロ野球の日本シリーズ運営委員会は28日、今年度の日本シリーズ開催要項を発表した。10月22日からパ・リーグ優勝チームの本拠地で2試合(1、2戦)行い、移動日をはさんで25日の第3戦から3試合(3、4、5戦)をセ・リーグ優勝チームの本拠地で行う。6戦以降にもつれた場合は、1日移動日をはさみ29日から2試合を再度パの本拠地球場で行う。試合開始はインボイスドーム(午後6時15分)以外はいずれも午後6時10分。延長は第7戦までの各試合では15回で打ち切りとし、8戦以降は制限を設けない。

ページトップ