わたしはかもめ2005年鴎の便り(10月)

便

10月1日

ロッテ必勝投手布陣[報知]

◇清水、久保、中継ぎ待機

ロッテがプレーオフで豪華先発陣を中継ぎ待機させることになった。清水、久保の両右腕が10月3日のイースタン、対巨人戦に調整登板することが決定。清水は「先発?多分ないでしょう。プレーオフでは打者1人でも投げて貢献したい」と中継ぎ登板を覚悟。久保や小野と共にブルペンに待機する。

清水は今季10勝11敗。「こんなに悪い年はなかった」と話すように、本来の投球にはほど遠い内容だ。第1ステージの先発は好調の渡辺俊、小林宏、セラフィニが有力。清水はファームでの内容次第では第1ステージ第3戦に先発する可能性も残されているが、現時点では第1ステージは中継ぎ待機。第2ステージ初戦で先発復帰となりそうだ。

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エースもブルペン待機で西武撃破へ[スポニチ]

エースもブルペン待機だ!バレンタイン・ロッテが8日から始まる西武との第1ステージ(千葉マリン)でエース清水、小野、ルーキー久保の10勝トリオをリリーフ待機させることが1日、分かった。3試合の短期決戦で守護神・小林雅らの最強リリーフ陣をさらに分厚くし、連覇を狙う西武の息の根を止める。

わずか3試合、2勝すれば第2Sに進める短期決戦に井上投手コーチはきっぱり言った。

「先発していた投手がリリーフに回ることもあります」。バレンタイン監督は15勝の渡辺俊、12勝の小林宏、11勝のセラフィニの3人を先発に予定。それでも清水、小野、久保の3人が余っている。この10勝トリオを使わない手はないという発想だ。特にソフトバンクとの第2Sで先発を予定しているエース清水までブルペンでスタンバイさせるというのだ。

清水は4年連続2ケタ勝利も今季は勤続疲労に悩まされた。そのため第1Sでの先発は回避することになったが「(第1Sで)1球でも打者1人でも投げたいし、チームの勝利に貢献したい」と泣かせるセリフだ。それだけじゃない。シーズン終盤で2勝を挙げて復活した元エース黒木についても「中継ぎに入る可能性はある」(井上コーチ)と豪華メンバーを用意する。

しかもロッテには藤田、薮田、小林雅と阪神のJFKに負けないパ屈指のリリーフトリオ“YFK”も控えており、盤石の態勢だ。これなら先発が早々と崩れても素早い継投で立て直しができる。西武には18.5ゲーム差をつけた。借金チームに負けることは決して許されない。最強リリーフ陣で活路を見いだす。

◇西武、プレーオフメンバー実戦形式で絞り込み

西武がプレーオフメンバーを“ガチンコ勝負”で決める。ロッテとの決戦に向けて5日に紅白戦実施を決めた伊東監督は「メンバーの絞り込み?野手だけじゃなくて投手もそう。時間はあるし実戦の中でやっていきたい」。カブレラ不在が決まった打線で確定しているのは和田、フェルナンデスで中軸を組むことだけ。残るメンバーを実戦形式の練習の中で絞り込む意向を示した。指揮官は「とにかく調子のいい選手を使う」と明言しているが、現在はプレーオフ登録枠の28人を超える30人で練習中。5日にはケガで2軍調整中の高木浩も合流するだけに競争はさらに激化する。

今季は中軸以外のメンバーを固定できずに3位に低迷した。最後の最後まで“チーム内競争”で連覇を目指す。

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ロッテなら杉内、西武なら斉藤[スポニチ]

ソフトバンクの尾花投手コーチは、プレーオフ第2ステージの開幕投手に、相手がロッテなら最多勝左腕・杉内、西武ならエース斉藤を起用する考えを明かした。「ロッテなら(最大)5試合、西武なら4試合(アドバンテージの1勝分含む)やることになる。相手によって戦い方も変わるからね」と同コーチ。両投手は6日の広島戦(練習試合)に登板後、杉内なら第1、第5戦に中4日で先発できる。右肩痛の不安を抱く斉藤は第2戦に先発後、22日の日本シリーズ開幕戦に先発予定だ。左右両輪がいるからこそ可能なツープラトン方式だった。

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第1S突破へフル回転、清水中継ぎ待機

西武とプレーオフ第1ステージ(8日〜)を戦うロッテのエース清水直行投手(29)が、ワンポイント登板も辞さない構えを見せた。1日、千葉マリンでブルペン調整を行い「シーズンは最悪でしたからね。プレーオフでは何とか貢献したい。1人でも投げることができればいい」と話した。

今季は開幕投手に指名を受けながら敗戦。チームが快進撃を続ける中、前年04年と同じ10勝11敗と負け越しでシーズンを終えた。防御率もチーム4番目。短期決戦での先発に固執せず、チームへの貢献を最優先する。3日のイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ球場)で5回をメドに登板し、フル回転の準備に入る。

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ソフトB、V奪回ローテ完成!

12日から始まるプレーオフ第2ステージに向け「日本一奪回ローテーション」を編成した。1勝分のアドバンテージがある西武がきた場合は第4戦で終了するため、プレーオフ、日本シリーズ共に開幕は斉藤。ただロッテの場合はプレーオフ初戦に杉内の起用を示唆。第5戦があっても杉内を中4日で起用でき、斉藤は万全の態勢で日本シリーズに臨める。斉藤は「去年の悔しさはもう味わいたくない。今年こそは(日本シリーズに)勝ち上がらないと」と鼻息を荒くした。

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