ロッテが日本シリーズ用のポスターを製作した。メッセージは全6通りで、早ければ20日にも球場など関係各所に張り出される予定。ファンに向けて「あなたたちこそ、僕たちの誇りだ。ともに、美酒に酔おう」などと、シーズン同様、共闘を呼びかけている。
日本シリーズでの登板を目指す黒木が自主練習でバント、ティー打撃に汗を流した。第3〜5戦は甲子園での試合となるため投手も打席に立つ。「あるかも分からないから。準備はしておかないと」と黒木。20日にフェニックスリーグ(宮崎)で登板する久保と共に、第5戦などで先発の可能性がある。
打線が固定されている阪神に対し、ロッテはシーズンを125通りのオーダーで戦った日替わり打線。先発に起用した選手数は違うが、打線の特長はよく似ている。両チームの本塁打と本塁打以外の得点を出すと
阪神 | ロッテ | |
---|---|---|
本塁打 | 245 | 229 |
その他 | 486 | 511 |
本塁打以外で挙げた得点はロッテが12球団最多で、阪神が2位。チームの得点圏打率が共に3割を超え、満塁での打率はロッテが3割9分3厘、阪神も3割5分3厘。両チーム共1発に頼らない、つなぎの野球で優勝した。
日替わり打線のロッテは50打点以上が7人いたが、阪神は、4番・金本と、5番・今岡が中心。2人で全得点の37%に当たる272打点を記録し、2人が揃って打点を挙げた試合は33勝4敗1分けの勝率8割9分2厘。逆に2人共打点0の試合は18勝22敗3分けの負け越しだった。ロッテ投手陣が、金本と今岡を抑えられるかがポイントになる。
主力打者の得点圏、満塁での打率とV打点 | |||||||
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阪神 | 得点圏 | 満塁 | V打点 | ロッテ | 得点圏 | 満塁 | V打点 |
今岡 | .371 | .600 | 19 | 西岡 | .377 | .429 | 4 |
金本 | .366 | .529 | 17 | 里崎 | .346 | .400 | 5 |
赤星 | .333 | .176 | 0 | 大塚 | .346 | .500 | 5 |
藤本 | .326 | .556 | 6 | 今江 | .336 | .353 | 7 |
関本 | .306 | .143 | 1 | 福浦 | .333 | .556 | 14 |
シーツ | .301 | .316 | 11 | 李 | .311 | .375 | 9 |
桧山 | .278 | .250 | 5 | サブロー | .310 | .556 | 4 |
濱中 | .270 | .600 | 2 | ベニー | .308 | .400 | 3 |
矢野 | .264 | .292 | 7 | 堀 | .308 | .500 | 5 |
鳥谷 | .259 | .333 | 8 | フランコ | .299 | .444 | 11 |
片岡 | .250 | .500 | 1 | 橋本 | .263 | .200 | 5 |
スペンサー | .200 | .100 | 2 | 小坂 | .225 | .250 | 4 |
チーム | .303 | .353 | - | チーム | .307 | .393 | - |
ロッテが日本シリーズ第1戦(22日・千葉マリン)に、清水直行投手(29)を先発させることが19日、分かった。勝ち頭の渡辺俊介投手(29)を第2戦。打撃力のある投手は甲子園での第3戦から第5戦にまわる。第2ステージで復活したエース右腕が、ロッテを日本一へと導く。
シリーズの行方はエースの魂に託された。この日、ロッテは千葉マリンで優勝決定後、初練習。バレンタイン監督はプレーオフの疲れを考慮して、自主練習の形をとった。「選手達には優勝の喜びが残っているが、徐々に準備を進めてくれている」と総括した裏では、着々とシリーズのローテーションを固めていた。
首脳陣は第1戦を清水、第2戦に渡辺俊を先発させる方針を決定。第3戦以降は、小林宏、セラフィニ、久保を投入する。井上投手コーチは「予告先発じゃないから、名前は言えない」と話すにとどめたが、既に先発陣には登板日を伝えた模様だ。
“開幕戦”を任されるのはエース・清水。プレーオフでの好投が決め手となった。後半戦は不調に苦しんだ右腕は、第2ステージ第2戦で復活。ソフトバンク打線をソロ2発だけの7回2失点に抑えた。6月3日の阪神戦では4回6失点(自責2)と崩れたが、復調した今なら不安はない。「球は走っていた。今度はシリーズに向けて、しっかり調整したい」と中8日、万全の状態で初戦に挑み、第6戦にも備える。
第2戦は満を持して渡辺俊を送り込む。今季は途中KOなしの安定感を誇るが、打撃は不得意。幕張の風を熟知していることも考慮し、千葉マリンでの第2戦と第7戦に起用する。サブマリンは「無駄な走者を出さないようにしたい」と警戒の色を強めた。
甲子園のマウンドには“最強の9番打者”として期待される小林宏、セラフィニ、久保を起用する。交流戦で打率3割を残した小林宏が第3戦に先発。プレーオフ登板なしの久保は、20日のフェニックス・リーグ中日戦(清武)で調整登板して第5戦に臨む。「久保の先発は試合を見てから」と井上投手コーチ。20日の内容次第では黒木の第5戦先発も検討している。
最強ローテは完成した。6人の2ケタ勝利投手のうち、5人を並べ猛虎封じを狙う。「交流戦で戦ったが、阪神は素晴らしいチーム。最後に対戦すると思っていた」とボビー。準備は整った。最強投手陣が猛虎の息の根を止める。
ロッテが日本シリーズへ向け、応援ポスターを完成させた。今季、ロッテのポスターは開幕前や交流戦、プレーオフと節目ごとに製作され恒例となっていた。今回は計7種類で、千葉マリン最寄りの海浜幕張駅などに早ければ20日から張りだされる。
今季最後となるポスターは、ファンへのメッセージが込められたもので、「あと4勝。ノドを潰す覚悟でスタジアムに来てくれ。全てのプレーを僕達と一緒に戦ってくれ」などと、26番目の戦士達へ呼びかけている。荒木企画広報部長は「ここまで来られたのはファンの力あってこそ。一緒に戦って欲しいという願いで作りました」と説明。現場と営業が一体となり、シリーズへ向け着々と準備を整えている。
必ず走り勝つ!!ロッテの核弾頭・西岡剛内野手(21)が19日、日本シリーズ(22日開幕、千葉マリン)で、阪神・赤星憲広外野手(29)に“恩返し”することを誓った。シリーズの勝負を左右する盗塁王対決で、赤星からテクニックを“盗んだ”西岡が本家を上回る快足を見せる。
セ・パの盗塁王対決が、シリーズの明暗を分ける。西岡vs赤星。両リーグを代表する韋駄天の対決は、ファンにとっても、しびれる対決になりそうだ。
今季初タイトルの西岡は、5年連続王座に君臨する赤星を立てて、まずは控えめな発言。しかし、パ・リーグを代表する核弾頭として、簡単に引き下がるつもりはない。今年41盗塁をマークし、プレーオフでも走りまくった自分の足が、チームを勝利に導くことを知っているからだ。
実は今春の鹿児島キャンプで、ロッテの選手が走塁の“お手本”として研究したのが、赤星のスライディング技術だった。トップスピードで走る距離をできるだけ長くして、滑る距離は短く、勢いを殺さないようにベースに到達する。西岡も技術を盗もうと、食い入るようにビデオの画面を見つめた。「勉強になりました」。吸収したものを実戦で発揮、結果を残した。
特にスタートダッシュの4月終了時で10盗塁、4三塁打、打率.340。4月の月間MVPを受賞した。そのときセで同賞を受賞したのが、なんとあの赤星。「ぜひ勝負したい。そして、12球団で1番になりたい」。憧れはいつからか、ライバル心に変わっていた。
京都府出身、大阪桐蔭高出の西岡にとって、タイガースは憧れのチームでもある。「小さい頃から、阪神戦を見に行っていた。対戦するなんて信じられないけど、勝ちたいです」。目指すは、自分をプロ野球選手へと導いてくれた“タテジマ”と、盗塁王へと育ててくれた赤星への“恩返し”。真っ向勝負のスピード対決で勝つことが、31年ぶりの日本一につながっている。
里崎が赤星の盗塁を警戒した。「とにかく塁に出さないことが1番。盗塁されたくないですから」。一方、袴田バッテリーコーチは「かきまわされたくないけど、塁に出られたって、ウチの捕手が普通にやれば大丈夫」と自信をのぞかせた。
ルーキー久保のシリーズ第5戦先発が有力となった。20日、フェニックスリーグ・中日戦で先発。プレーオフでは中継ぎ待機していたが、また先発の調整に戻った。31年ぶりのリーグVを経験し「最高に嬉しかった」と振り返る右腕に、大きな仕事が待っている。
ロッテ・黒木知宏投手(31)は、第2子(二女)の名前を「花菜(はな)」と命名した。
造幣局は19日、阪神とロッテのリーグ優勝を記念した貨幣セットの通信販売を始めた。はがきで申し込みを受け付ける。1円から500円の未使用硬貨6種類と各チームのロゴをデザインした銅製年銘板を収納。各セット2200円で、それぞれ先着順で5万セットを販売。申し込みは1チームにつき1人5セットまで。申込先は阪神貨幣セットは〒539-0016、大阪中央郵便局造幣局セリーグセット係。ロッテ貨幣セットは〒539-0025、同パリーグセット係。いずれも申し込みは11月4日消印有効。問い合わせはハローダイヤル(0570)008886。
阪神は既に丸裸だ。メッツ時代からバレンタイン監督の右腕としてデータ収集に尽力してきたロッテの統計アナリスト、ポール・プポ氏(58)が、阪神のシーズン全146試合のビデオ分析を既に終えていることが分かった。年間の全投球、全プレーから導き出される膨大な量のデータは、日本シリーズでも「ボビー流」日替わり打線や、投手交代の心強い目安となる。一方、阪神は7年ぶりの「屋外シリーズ」を前に寒さ対策を万全にして臨む。
千葉マリン球場での自主練習となったこの日、統計アナリストのプポ氏は、ロブソン打撃コーチ、ランペン内野守備走塁コーチと共に“通勤用”の自転車で球場入りした。ペダルをこぐ足取りこそ軽かったが、ある部分だけは疲れ切っていた。
「目がこんなになっちゃったよ」。眼鏡を外したプポ氏は苦笑い。そこには充血で赤くなった両目があった。無理もない。ソフトバンクとの熾烈な戦いのさなかも、球場のテレビにかじりつき、阪神の今季全試合のビデオを見続けていたのだ。
全146試合、全プレー、全投球。「最低100時間以上は見たね。早送りするにしても、全て同じアングルの映像だから気が狂っちゃうんだよ」。だが同じ150キロの直球でも投手によってコース、角度、球筋が違い、打者のスイングも1球ごとに微妙に変化する。「だから実際の映像を見ないと、詳しいデータは集まらないんだ」と同氏は説明する。いわゆる数字だけでは分からない部分まで、プポ氏は分析するのだ。
今シーズンを125通りの打順で戦ったロッテ。“ボビー・マジック”ともいわれるが、投手交代も含めてデータに基づく起用法がベースとなっている。実はソフトバンクとの決戦前にも、プポ氏は相手の全試合をビデオ観戦し分析。それが第5戦で決勝打を放った里崎の5番起用などにつながった。
近年、常勝チームとなった大リーグ・アスレチックスのビーンGMが、出塁率と長打率を重視した選手獲得法で注目されている。同GMを描いた書籍「マネーボール」も話題となった。だが、00年にワールドシリーズ出場を果たしたメッツ時代を含め、長くバレンタイン監督を支えてきたプポ氏は「そんなこと、ボビーは何年も前からやっていたよ」。その基本となるデータは阪神についても全て集まった。日本シリーズへ準備は万全だ。
日本シリーズでもファンが1番大切です。ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)は19日、ルールで予告先発が認められない場合でも、自軍だけは予告先発を行うことを明言した。千葉マリンでの自主練習後、報道陣に囲まれた同監督は「ルールで決めるかどうかは、どちらでも構わない。うちは先発を発表するよ。交流戦でも秘密にしていたことはなかったし、結果だって良かったから」と話した。
シーズン中から「交流戦でも、ファンが見たい投手を見ることができるように、予告先発をすべきだ。米国時代からオレは予告しなかったことはない」と話してきた。シリーズを前にしても、その姿勢は変わらなかった。ただ、この日は「まだ第1戦の先発投手に話をしていない」と、実際に初戦の投手を明かすことはなかった。
岡田監督は、ロッテ・バレンタイン監督が提案した「予告先発制」に明確な返答を避けた。「明後日(21日)までに考えるわ」と日本シリーズ監督会議まで結論を先送りにし、「相手に合わせる必要はないやり」と後ろ向きな姿勢を見せた。既に開幕戦の井川先発は「そら当然よ」と隠そうともしないが、2戦目以降は予告するメリットがない。ボビーの呼び掛け明言を避けていた。
スポーツニッポン新聞社と社団法人・電池工業会が共催する「2005年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の選考委員会が19日、東京・越中島のスポーツニッポン新聞社で開かれ、セは阪神の藤川球児投手(25)−矢野輝弘捕手(36)、パはロッテの渡辺俊介投手(29)−里崎智也捕手(29)がそれぞれ選ばれた。各選手には賞金100万円がそれぞれ贈られる。表彰式は12月6日に東京・芝の東京プリンスホテルで行われる。初受賞の渡辺俊は22日の日本シリーズ第1戦(千葉マリン)の先発へ弾みをつけた。
日本シリーズへ向けた本拠地での練習中に吉報を受けた渡辺俊は、複雑な表情を浮かべた。「うちは捕手が2人ですから…」。今季は里崎と橋本が捕手で併用された。そして女房役で受賞したのは里崎。チームメートを思いやる渡辺らしい第一声だったが名誉あるバッテリー賞に「選ばれると思ってなかったので嬉しい」と素直に喜んだ。
今季はチームトップの15勝。プレーオフでも西武との第1ステージで開幕投手を務めるなど計2試合、14回を1失点だった。1年を通して安定感抜群の右腕は、22日のシリーズ開幕投手の大役を務めることが確実だ。
勝算はある。今季は交流戦期間の6月5月に阪神と対戦して9回4安打1失点(延長12回引き分け)。ただ、この試合は甲子園だった。シリーズ第1、2戦の舞台は千葉マリン。中堅から本塁方向へ吹く“マリン風”が大きな武器となる。この風はバックネット裏のスタンドに反射してマウンドでは逆風になるため、地上スレスレから投げ込む直球がさらに浮き上がり、シンカーは沈む。スライダー、カーブも鋭く曲がるのだ。
警戒する打者に赤星、金本を挙げたが「基本はいつも通りの投球をしたい。変化球を曲げ過ぎないよう気をつけたい」と本拠地で初対戦となる阪神相手に自信を見せた。
気になる天候も把握済み。この日は曇天だったが、週末に向けて回復する見込みで「このまま大きな気圧の変化がなければ週末は千葉で4、5メートル、球場で7、8メートルの風が吹く」と、気象予報士も顔負けの表情で語った。
今季はホームで9勝、防御率1.90(ビジターは2.50)と絶対的な自信を持つ。「阪神打線を驚かせることができるかも」。“マリンの風使い”は、新たな勲章を得た里崎とのパ最強バッテリーで虎を幻惑する。
恋女房の里崎も「僕の欲しかった賞で目標の1つだったので光栄。僕1人の力ではなく、チームみんなのおかげです」と喜んだ。ソフトバンクとのプレーオフ第2ステージでは2本塁打に最終戦で逆転二塁打と大活躍。日本シリーズ初戦でも渡辺俊とのバッテリーが濃厚だが「阪神はうちとよく似たチームでどこからでも点が取れる。(リードを)交流戦での対戦を基本ベースにやっていきたい」と語った。
ロッテの31年ぶりの優勝の余韻が漂う中での選考会は「ミスター・ロッテ」有藤氏が終始、主導権を握って行われた。パの選考に入ると、開口一番「優勝に導いたのは渡辺俊−里崎」と強力に推薦。豊田氏から「成績からすれば杉内−城島。里崎は出場試合数が…」と反論されたが、有藤氏の「清き1票をお願いします!」の熱弁に心を打たれたためか?大勢は渡辺俊−里崎に。ロッテのバッテリーとして初の受賞が決定した。
一方のセは阪神の「藤川−矢野」「下柳−矢野」に意見は分かれたが「バッテリーには長持ちが必要」(槙原氏)「長持ちプラス力強さもある」(広澤氏)と若手が「藤川−矢野」をプッシュ。「アピール度抜群」という中畑氏も賛成し「年齢的に最後のチャンス」の理由で下柳を推薦した田淵、豊田両氏を最終的に押し切った。
コミッショナー事務局は19日、今年度のフリーエージェント(FA)資格選手69人を公示した。今年新たに資格を取得した選手はソフトバンク・城島、オリックス・谷、西武・豊田ら11人で、再び取得したのは3度目の中日・川相、谷繁ら4人、残る54人は昨年度以前からの資格継続者。有資格者のうち日本シリーズ終了の翌日から土、日、祭日をのぞく7日間以内にFA権行使を表明。期間終了後にFA宣言選手として公示され、公示の翌日から全球団と交渉できる。
所属 | 選手 | 年齢 | 状況 | |
---|---|---|---|---|
阪神 | 石毛博史 | 35 | 現役引退 | |
久慈照嘉 | 36 | 残留見込み | ||
町田公二郎 | 35 | 残留見込み | ||
再 | 矢野輝弘 | 36 | 残留見込み | |
中日 | 落合英二 | 36 | 残留見込み | |
立浪和義 | 36 | 残留見込み | ||
山本昌 | 40 | 残留見込み | ||
初 | 井上一樹 | 34 | 残留見込み | |
再 | 川相昌弘 | 41 | 残留見込み | |
再 | 谷繁元信 | 34 | 残留 | |
初 | 野口茂樹 | 31 | 行使する見込み | |
横浜 | 石井琢郎 | 35 | 残留見込み | |
佐伯貴弘 | 35 | 残留見込み | ||
種田仁 | 34 | 残留見込み | ||
万永貴司 | 33 | 残留見込み | ||
ヤクルト | 土橋勝征 | 36 | 残留見込み | |
古田敦也 | 40 | 残留 | ||
宮本慎也 | 34 | 残留見込み | ||
山本樹 | 35 | 戦力外 | ||
初 | 山部太 | 34 | 残留見込み | |
読売 | 江藤智 | 35 | 残留見込み | |
清原和博 | 38 | 戦力外 | ||
工藤公康 | 42 | 残留見込み | ||
小久保裕紀 | 34 | 残留見込み | ||
ローズ | 37 | 戦力外 | ||
再 | 前田幸長 | 35 | 残留 | |
広島東洋 | 浅井樹 | 33 | 残留見込み | |
緒方孝市 | 36 | 残留見込み | ||
木村拓也 | 33 | 残留見込み | ||
佐々岡真司 | 38 | 残留見込み | ||
高橋建 | 36 | 残留見込み | ||
前田智徳 | 34 | 残留見込み | ||
千葉ロッテ | 垣内哲也 | 35 | 残留見込み | |
初芝清 | 38 | 現役引退 | ||
堀幸一 | 36 | 残留見込み | ||
諸積兼司 | 36 | 残留見込み | ||
初 | 井上純 | 35 | 残留見込み | |
福岡ソフトバンク | 井出竜也 | 34 | 残留見込み | |
大道典嘉 | 35 | 残留見込み | ||
田口昌徳 | 35 | 残留見込み | ||
鳥越裕介 | 34 | 残留見込み | ||
吉田修司 | 38 | 戦力外 | ||
初 | 城島健司 | 29 | 行使する見込み | |
西武 | 上田浩明 | 36 | 現役引退 | |
西口文也 | 33 | 残留 | ||
初 | 石井貴 | 34 | トレード志願 | |
初 | 高木浩之 | 33 | 未定 | |
初 | 豊田清 | 34 | 未定 | |
オリックス | 的山哲也 | 35 | 残留見込み | |
水口栄二 | 36 | 残留見込み | ||
吉原孝介 | 36 | 残留見込み | ||
初 | 谷佳知 | 32 | 未定 | |
北海道日本ハム | 上田佳範 | 31 | 戦力外 | |
金子誠 | 29 | 残留見込み | ||
田中幸雄 | 37 | 残留見込み | ||
中嶋聡 | 36 | 残留見込み | ||
初 | 岩本勉 | 34 | 戦力外 | |
東北楽天 | 飯田哲也 | 37 | 残留見込み | |
大島公一 | 38 | 現役引退 | ||
河本育之 | 37 | 残留見込み | ||
紀藤真琴 | 40 | 現役引退 | ||
小池秀郎 | 36 | 戦力外 | ||
酒井忠晴 | 35 | 残留見込み | ||
関川浩一 | 36 | 残留見込み | ||
高村祐 | 36 | 戦力外 | ||
中村武志 | 38 | 戦力外 | ||
星野おさむ | 35 | 戦力外 | ||
吉田豊彦 | 39 | 残留見込み | ||
初 | 金田政彦 | 36 | 残留見込み |
今季、FA権を取得したが、権利を行使せずトレード移籍を志願している西武・石井貴が、来週にも球団側に“再直訴”することが分かった。
既に13日の話し合いでは出場機会を求めてトレード移籍を志願しているが、現状を把握する一方、移籍成立へ向けて再度、球団に直訴する話し合いになる。
石井貴は在京球団を希望しており、試合に出場できるならば先発、中継ぎにはこだわらないという。
西武の守護神・豊田は13日に球団と話し合い、「話を聞いただけ」(豊田)とFA権の行使については態度を保留した。この話し合い以降、大きな動きはないが、「1番評価してくれる球団でやりたい」としており、行使しての移籍も視野に入れている。球団は慰留する方針だが、巨人が興味を示しているといわれる。
楽天によるTBS株大量保有問題で、有線放送大手の「USEN」がTBSの持つ横浜ベイスターズ株の買収に名乗りを上げる意向を固めたことが19日、明らかになった。これに対し、TBS側は「売るつもりは全くない」と態度を硬化させている。しかし、このままの状態では複数球団の株式保有を禁止した野球協約183条に抵触する可能性が高く、最終的にはTBSが球団売却という決断を迫られることになりそうだ。
楽天が15%超のTBS株を保有し、経営統合を提案したことで避けられない状況になっていた横浜売却問題に、USENが名乗りを上げた。ブロードバンド(高速大容量)事業拡大を進めている同社は、18日付で組織改編を行い、「グループ事業調整室」を新設。宇野康秀社長(42)は、以前からプロ野球中継のブロードバンド配信に積極的で、コンテンツを拡充させたい意向を示してきた。USEN関係者は「(TBSと)話をさせてもらえる立場になったら、買収を前向きに検討させていただきたい」と、球界参入に意欲を示した。
また、楽天の三木谷浩史社長(40)が、13日にTBS株の大量取得を公表する直前に、「(横浜ベイスターズの)売却先を見つけた」と複数の政財界関係者に語っていたことがこの日までに判明。楽天本社は「そういう事実はありません」と否定しているが、USENが「売却先」の意中の企業であることは確実だ。
USENと楽天の結びつきは深い。宇野社長は、三木谷社長らIT企業が拠点とする六本木ヒルズの「ヒルズ族」と親交があり、2001年には楽天と共同で動画配信サービスの「ショウタイム」を設立。人的交流でも宇野社長は楽天の社外取締役、逆に楽天本社執行役員でもある島田亨・楽天球団社長はUSEN関連会社からヘッドハンティングされるなど、良好な関係を築いてきた。
一方、USENはコンテンツ拡充のため、横浜球団との連携も積極的に進めてきた。ネット上のテレビ局ともいえる無料動画サイト「GyaO(ギャオ)」では、今夏から横浜の全試合を無料中継することで合意。1試合を試験中継したが、地上波中継への影響を心配したTBSサイドの意向で、白紙に戻された経緯があった。
一連の楽天サイドの動きに対し、TBSの若林貴世志オーナー(63)=TBS副社長=はこの日、「こちらは球団を売るつもりはない。球団は一商品という訳ではない」と不快感をあらわにした。しかし、一時はマルハから球団株を引き継ぐことで合意したニッポン放送が、当時は子会社だったフジテレビのヤクルト球団株保有を指摘されたため、急きょ、TBSが引き受けざるを得なかったのは事実。赤字が続く球団保有には、今でも局内に否定的な意見があり、水面下で売却話が持ち上がったこともあった。
三木谷社長も、若林オーナーも「2つの球団を持つことは好ましくない」という立場では一致している。最終的にはTBSがベイスターズ売却という決断を迫られることになりそうだ。
楽天によるTBS株の大量保有で、球団売却が取りざたされている横浜の峰岸進社長(63)は19日、楽天が球団を売却するのが「世間的な常識」と、逆に楽天側に球団売却を迫った。
複数球団の株式保有を禁じた野球協約183条に抵触する可能性が高い楽天によるTBS株大量保有問題。若林貴世志オーナー(63=TBS副社長)や峰岸社長は、これまでも球団売却を否定。楽天が解決すべきとのスタンスを取ってきた。しかしこの日、一部で楽天の三木谷浩史社長(40)が、「横浜の売却先が見つかった」と政財界関係者に話していたとの報道が出たことに、峰岸社長は憤りを隠せなかった。
「まだ売ると決まっていないのに、そういう話をするのは常識では考えられない。あらゆることで順番が違っている」と声を荒らげた。さらに、楽天という単語こそ出さなかったが、「それ(協約違反)を承知でいらした方(楽天)が売却するんじゃないですか。ルールや世間的常識は、そうじゃないですか」と話し、楽天側が球団を売却するのが筋との見解を示した。
若林オーナーもこの日、球団売却を改めて否定。今季の報告のため東京・赤坂のTBS本社を訪れた牛島和彦監督(44)と峰岸社長に、「協約に抵触するからといって、うちが球団を売らなきゃいけないということにはならない。球団は持ち続けるから心配しないでください」と説明した。この問題は21日の実行委員会で話し合われるが、峰岸社長は「今の協約はどうにでも解釈できる部分がある。そこをキチっとしておかないと」と指摘。協約改正を求める可能性も出てきた。
楽天の三木谷浩史社長(40)がTBS傘下のプロ野球球団、横浜ベイスターズについて「売却先を見つけた」と複数の政財界関係者に語っていたことが19日、分かった。これを受けて、売却先の有力候補として挙がっている情報通信大手のUSEN(宇野康秀社長)の幹部が、サンケイスポーツの取材に対し「環境が整ったら前向きに検討したい」と初めて明言した。
13日にTBSの筆頭株主となり、経営統合を提案したと発表した楽天。関係者によると、三木谷社長は12日以前から政財界関係者などに対し「ベイスターズの売却先を確保した」と説明していたという。
三木谷社長は13日の記者会見では、プロ球団問題について「1つの企業が複数の球団を持つことは好ましくない」と発言する一方で、楽天と横浜の合併を否定。つまりTBSに経営統合を提案する前から、横浜の売却を水面下で画策していたことになる。
この日、その有力な売却先候補と見られるUSENの本社幹部も、サンケイスポーツの取材に対して「楽天からそういう意思表示はない」とした上で、球団買収を含めたプロ野球界進出を前向きに考えていることを初めて明かした。
「プロ野球界はコンテンツとして大きな魅力がある。楽天さんがはっきり意思表示をし、環境が整ったら前向きに検討したいと思います」。楽天とTBSの間で横浜売却が決まり、オーナー会議で承認され、ファンにも納得された上での話というが、同幹部は「3カ月後になるか、1年後になるか分からないが、そのタイミングが来たら考えたい」という。
同社は4月からインターネット無料放送『GYAO(ギャオ)』を立ち上げ、映画や音楽ライブなどを配信。2年後には、ソフトを充実させて300億円規模の営業収益を目指している。
同幹部によると、USENは今年、パ・リーグの試合をインターネット中継したが、アクセス数が配信ソフトの中でNo.1だったという。将来的にも重要なコンテンツと位置づけており(1)球団を買収する(2)放映権を買う(3)資本提携する−などのパターン別に球界進出を検討している。
USENは20日に決算報告が行われるが、動向から目が離せない状況が続きそうだ。
楽天の国重副社長は、TBSが経営統合の申し入れに対して質問書を送ってきたことについて「1日も早く同じテーブルに着いて協議を始めたいと回答書に書き加える」と述べた。TBSは質問書の中で、楽天に対してTBS株をこれ以上買い増ししないよう約束することを求めている。楽天側は20日までに質問書に対して回答をする方針。また、三木谷社長が政財界関係者に横浜の売却先を確保したと説明していたことについては、「あり得ない話だ」と否定した。
楽天とTBSの経営統合をめぐる問題で、TBS傘下の横浜ベイスターズの買収に名乗りを上げている有線放送大手のUSENが19日、あらためて球団買収に前向きな姿勢を打ち出した。また、ラジオ番組に出演した巨人・渡辺恒雄球団会長(79)も楽天とTBSの経営統合が成立した場合、横浜が売却されるとの見通しを示した。
14日に横浜ベイスターズの買収に乗り出していることが明らかになったUSEN関係者はこの日、「(TBSと)話をさせてもらえる立場になったら、買収を前向きに検討させていただきたい」とあらためて球界参入に強い意欲を示した。
13日に楽天がTBS株式の15.46%を保有する筆頭株主となり1企業が複数球団の株式を保有することを禁止している野球協約に抵触する恐れが出ていた。楽天と横浜の扱いが注目される中、三木谷社長は「1企業が複数のオーナーシップを持っているのはあまり好ましくない」と発言。また楽天に次ぐ7.45%の株式を保有している村上ファンドを率いる村上世彰氏もTBSに対して横浜の売却を提案していた。
USENは昨年も西武の買収を検討するなど、プロ野球経営に強い関心を示してきた。今夏、横浜の主催試合のインターネット中継を計画した経緯もあり、関係者は「ブロードバンド上のコンテンツとして非常に魅力がある」と買収の目的を説明。USENの宇野康秀社長は楽天本社の社外取締役を務めるなど、楽天とは深い関係にある。
この日は楽天の三木谷社長がTBS株式の大量取得を公表する直前に、横浜の「売却先を見つけた」などと複数の政財界関係者に語っていたことも判明。その動きに合わせるようにニッポン放送に出演した渡辺球団会長は「実は事前に三木谷氏、TBSの砂原会長の両者から相談があった。両方とも親しいから正直、弱っている」と発言。さらに「(経営統合した場合は)三木谷氏は横浜ベイスターズをどこかに売却するでしょう。楽天は売らないけれど」と横浜の売却を示唆した。
TBS側は球団売却の可能性を完全否定しているが、球団は今季、観客動員が12球団最低の約97万人にとどまり、赤字は昨季より約5億円増の約15億円といわれている。
楽天とTBSの経営統合問題で、有線放送大手のUSEN(本社東京)が、横浜が球団譲渡に踏み切った場合に名乗りを挙げる意向でいることが19日、分かった。同社の幹部が「前向きに検討させていただきたい」と語った。横浜球団の親会社のTBS株を大量取得した楽天は、横浜球団売却の方向性を示している。一方、横浜若林貴世志オーナー(63)と峰岸進球団社長(63)は、楽天の動きに強く反発した。
楽天のTBS株大量取得から発生した球団売却問題が、大きく動き始めた。野球協約第183条では複数球団の株式保有などが原則禁止されており、楽天と横浜両球団の扱いが11月4日のオーナー会議でどう判断されるか注目されている。この日、USEN幹部は「楽天とTBSがどうするのか。オーナー会議でどうなるか。USENは外部にいる訳で(球団売却問題で)『いかがなものですか』と言うのは失礼」と前置きした上で、「そういう(横浜球団買収)話ができる相手として、うちが認められれば、その時点では考えます」と慎重な言い回しで球界参入への意欲を示した。
横浜球団売却の方向となった場合、USENが有力候補となりそうだ。この日、楽天三木谷社長がTBS株式の大量取得を公表した今月13日以前に「横浜の売却先は決まっている」と政財界関係者に漏らしていたことが明らかになった。三木谷社長に近い財界関係者は、この発言が示す売却先は「USEN」と指摘した。三木谷社長とUSEN宇野康秀社長(42)は同世代で、業界内で近い間柄にもある。TBSに経営統合を提案する前に、球団売却構想を相談していても不思議ではない状況だ。
またTBS関係者によると、実は昨年10月にUSEN側から80億円で球団買収の話が持ちかけられたが、TBS側が球団買収の際に投じた金額と開きが大きく、断わった経緯があるという。さらに、今夏にはUSENが横浜の主催試合のインターネット中継を計画した経緯もある。USEN幹部は、魅力あるコンテンツかを問われ「それはそうです」と話した。
11月のオーナー会議の結論次第で、USENが横浜買収へと動く可能性は高くなってきた。
楽天幹部が19日、横浜球団売却の可能性を暗に示した。TBSとの経営統合実現が大前提と前置きした上で「今のルールでは楽天か横浜の売却、両者の合併と3つの選択肢しかない。新球団の楽天は売らない、球団数縮小につながる合併もない。そうなれば、横浜の身売りもあるということ」と話した。
三木谷オーナーが売却先について話したとされるが、幹部は「経営者として、あらゆる可能性を検討するのは当然。横浜の赤字経営、球団事情についての調査も進めています」と、含みをもたせた。
二重保有は認識しているが、そのルールが不完全であることを問題視。21日の実行委員会では、協約の見直しを求める。ある球団幹部は「Jリーグの協約も手本にしたい」と当日は参考資料を作成し、時代に適応した協約改正を働きかけていく。
また島田球団社長はTBSに経営統合を提案した直後、三木谷オーナーから球団について「安心して、軸をブラさずに経営を続けて欲しい」と言われたことを明かした。
横浜若林貴世志オーナー(63)が19日、都内で取材に応じ、TBS株を大量取得し、売却騒動の発端となった楽天に対して強い不快感を示した。同時に、横浜球団保持の姿勢をあらためて強調した。この日午後、牛島監督、峰岸球団社長ら球団首脳が東京・赤坂のTBS本社を訪問。オーナーへのシーズン報告を行った。会見には姿を見せなかったが、チームへの強い思いを、30分以上にわたり激白した。
現時点で楽天から売却などの打診はないという。にもかかわらず、あたかも身売りが決まったかのような報道が続くことに表情を曇らせた。
峰岸球団社長も会見で「ずいぶん迷惑な話」と露骨に批判。「協約に反することを承知でいらした方が、売却するんじゃないか。それがルールというか、世間的常識ではないか」と徹底抗戦の構えだ。若林オーナーは「今は迂闊なことは言えない」と慎重だが、11月4日のオーナー会議では「その時の雰囲気に合わせ」思いを伝えるつもりだ。
楽天の三木谷浩史社長が、TBS株式の大量取得を公表する直前に、TBS傘下にある横浜ベイスターズの「売却先を見つけた」などと複数の政財界関係者に語っていたことが19日、分かった。TBSに対し共同持ち株会社による経営統合を提案する前から、楽天側が横浜売却を水面下で画策していたことになる。TBS側は、こうした楽天の動きに強く反発、横浜売却を否定している。
楽天は、今月13日にTBSの筆頭株主となり、経営統合を提案したと発表した。関係筋による三木谷社長は12日以前から、政財界関係者などに対し、横浜の売却先を確保したと説明していた。三木谷社長は13日の記者会見では、プロ野球球団問題について「1つの企業が複数の球団を持つことは好ましくない」と発言。16日の民放のテレビ番組では楽天が所有する東北楽天ゴールデンイーグルスと横浜の合併を否定、横浜売却の可能性については「まだ15%しか(TBS株を)持っていないので、それを言うのは早い」と発言していた。
コミッショナー事務局は19日、フリーエージェント(FA)資格選手を公示した。初めて取得したのはソフトバンク城島、オリックス谷ら11人。継続保有選手も含め69選手が公示された。FA権を行使する場合は日本シリーズが終了した翌日から土、日、祝日を除く7日間以内に在籍球団に更新の意思を表明。コミッショナー事務局から「FA宣言選手」として公示された翌日から、国内外全ての球団と交渉可能になる。
2005年度FA資格選手 | |||
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球団 | 名前 | 位置 | |
阪神 | ▲ | 石毛博史 | 投 |
◎ | 矢野輝弘 | 捕 | |
久慈照嘉 | 内 | ||
町田公二郎 | 外 | ||
中日 | 落合英二 | 投 | |
山本昌 | 投 | ||
○ | 野口茂樹 | 投 | |
立浪和義 | 内 | ||
○ | 井上一樹 | 外 | |
◎ | 川相昌弘 | 内 | |
◎ | 谷繁元信 | 捕 | |
横浜 | 万永貴司 | 内 | |
種田仁 | 内 | ||
石井琢郎 | 内 | ||
佐伯貴弘 | 内 | ||
ヤクルト | ○ | 山部太 | 投 |
山本樹 | 投 | ||
古田敦也 | 捕 | ||
土橋勝征 | 内 | ||
宮本慎也 | 内 | ||
巨人 | ◎ | 前田幸長 | 投 |
工藤公康 | 投 | ||
清原和博 | 内 | ||
小久保裕紀 | 内 | ||
江藤智 | 内 | ||
ローズ | 外 | ||
広島 | 佐々岡真司 | 投 | |
高橋建 | 投 | ||
浅井樹 | 内 | ||
木村拓也 | 外 | ||
緒方孝市 | 外 | ||
前田智徳 | 外 | ||
ロッテ | 堀幸一 | 内 | |
▲ | 初芝清 | 内 | |
諸積兼司 | 外 | ||
垣内哲也 | 外 | ||
○ | 井上純 | 外 | |
福岡ソフトバンク | 吉田修司 | 投 | |
○ | 城島健司 | 捕 | |
田口昌徳 | 捕 | ||
鳥越裕介 | 内 | ||
井出竜也 | 外 | ||
大道典嘉 | 外 | ||
西武 | 西口文也 | 投 | |
○ | 豊田清 | 投 | |
○ | 石井貴 | 投 | |
○ | 高木浩之 | 内 | |
▲ | 上田浩明 | 内 | |
オリックス | 的山哲也 | 捕 | |
吉原孝介 | 捕 | ||
水口栄二 | 内 | ||
○ | 谷佳知 | 外 | |
日本ハム | ○ | 岩本勉 | 投 |
中嶋聡 | 捕 | ||
田中幸雄 | 内 | ||
金子誠 | 内 | ||
上田佳範 | 外 | ||
楽天 | 河本育之 | 投 | |
高村祐 | 投 | ||
○ | 金田政彦 | 投 | |
▲ | 紀藤真琴 | 投 | |
小池秀郎 | 投 | ||
吉田豊彦 | 投 | ||
中村武志 | 捕 | ||
酒井忠晴 | 内 | ||
▲ | 大島公一 | 内 | |
星野おさむ | 内 | ||
飯田哲也 | 外 | ||
関川浩一 | 外 |
○は今年初取得、◎は再取得。▲は引退表明選手。
コミッショナー事務局は19日、12球団の選手が高校時代の甲子園出場経験の有無で2チームに分かれて戦うベストプレーヤーマッチ(11月5日・札幌ドーム)の出場予定選手を発表した。甲子園出場選手チームは伊東監督(西武)が指揮し、松坂(西武)今岡(阪神)高橋由(巨人)らがメンバー入り。落合監督(中日)が率いる未出場選手チームは小林雅(ロッテ)松中(ソフトバンク)金本(阪神)らで編成された。
甲子園出場選手 | 甲子園未出場選手 | |||||
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名前 | 所属 | 出身高校 | 位置 | 名前 | 所属 | 出身高校 |
伊東勤 | 西 | 熊本工 | 監督 | 落合博満 | 中 | 秋田工 |
岡田彰布 | 神 | 北陽 | コーチ | バレンタイン | ロ | - |
王貞治 | ソ | 早実 | ヒルマン | 日 | - | |
藤川球児 | 神 | 高知商 | 投手 | 下柳剛 | 神 | |
川上憲伸 | 中 | 徳島商 | 三浦大輔 | 横 | 高田商 | |
朝倉健太 | 中 | 東邦 | 林昌範 | 巨 | 市船橋 | |
藤井秀悟 | ヤ | 今治西 | 永川勝浩 | 広 | 新庄 | |
野間口貴彦 | 巨 | 関西創価 | 小林雅英 | ロ | 都留 | |
久保康友 | ロ | 関大一 | 斉藤和巳 | ソ | 南京都 | |
杉内俊哉 | ソ | 鹿児島実 | 三井浩二 | 西 | 足寄 | |
松坂大輔 | 西 | 横浜 | 菊地原毅 | オ | 相武台 | |
ダルビッシュ有 | 日 | 東北 | 江尻慎太郎 | 日 | 仙台二 | |
一場靖弘 | 楽 | 桐生一 | 岩隈久志 | 楽 | 堀越 | |
橋本将 | ロ | 宇和島東 | 捕手 | 相川亮二 | 横 | 東京学館 |
實松一成 | 日 | 佐賀学園 | 里崎智也 | ロ | 鳴門工 | |
藤井彰人 | 楽 | 近大付 | 日高剛 | オ | 九州国際大付 | |
今岡誠 | 神 | PL学園 | 内野手 | 岩村明憲 | ヤ | 宇和島東 |
荒木雅博 | 中 | 熊本工 | 新井貴浩 | 広 | 広島工 | |
佐伯貴弘 | 横 | 尽誠学園 | 小坂誠 | ロ | 柴田 | |
宮本慎也 | ヤ | PL学園 | 松中信彦 | ソ | 八代一 | |
西岡剛 | ロ | 大阪桐蔭 | 川ア宗則 | ソ | 鹿児島工 | |
平野恵一 | オ | 桐蔭学園 | 小笠原道大 | 日 | 暁星国際 | |
北川博敏 | オ | 大宮東 | 木元邦之 | 日 | 京都西 | |
赤星憲広 | 神 | 大府 | 外野手 | 金本知憲 | 神 | 広陵 |
福留孝介 | 中 | PL学園 | 青木宣親 | ヤ | 日向 | |
高橋由伸 | 巨 | 桐蔭学園 | 清水隆行 | 巨 | 浦和学院 | |
和田一浩 | 西 | 県岐阜商 | 矢野謙次 | 巨 | 国学院久我山 | |
礒部公一 | 楽 | 西条農 | 稲葉篤紀 | 日 | 中京 |
楽天とTBSの経営統合問題で、有線放送大手のUSEN(本社東京)が、横浜が球団譲渡に踏み切った場合に名乗りを挙げる意向でいることが19日、分かった。同社の幹部が「前向きに検討させていただきたい」と語った。横浜球団の親会社のTBS株を大量取得した楽天は、横浜球団売却の方向性を示している。一方、横浜若林貴世志オーナー(63)と峰岸進球団社長(63)は、楽天の動きに強く反発した。
楽天のTBS株大量取得から発生した球団売却問題が、大きく動き始めた。野球協約第183条では複数球団の株式保有などが原則禁止されており、楽天と横浜両球団の扱いが11月4日のオーナー会議でどう判断されるか注目されている。この日、USEN幹部は「楽天とTBSがどうするのか。オーナー会議でどうなるか。USENは外部にいる訳で(球団売却問題で)『いかがなものですか』と言うのは失礼」と前置きした上で、「そういう(横浜球団買収)話ができる相手として、うちが認められれば、その時点では考えます」と慎重な言い回しで球界参入への意欲を示した。
横浜球団売却の方向となった場合、USENが有力候補となりそうだ。この日、楽天三木谷社長がTBS株式の大量取得を公表した今月13日以前に「横浜の売却先は決まっている」と政財界関係者に漏らしていたことが明らかになった。三木谷社長に近い財界関係者は、この発言が示す売却先は「USEN」と指摘した。三木谷社長とUSEN宇野康秀社長(42)は同世代で、業界内で近い間柄にもある。TBSに経営統合を提案する前に、球団売却構想を相談していても不思議ではない状況だ。
またTBS関係者によると、実は昨年10月にUSEN側から80億円で球団買収の話が持ちかけられたが、TBS側が球団買収の際に投じた金額と開きが大きく、断わった経緯があるという。さらに、今夏にはUSENが横浜の主催試合のインターネット中継を計画した経緯もある。USEN幹部は、魅力あるコンテンツかを問われ「それはそうです」と話した。
11月のオーナー会議の結論次第で、USENが横浜買収へと動く可能性は高くなってきた。
楽天幹部が19日、横浜球団売却の可能性を暗に示した。TBSとの経営統合実現が大前提と前置きした上で「今のルールでは楽天か横浜の売却、両者の合併と3つの選択肢しかない。新球団の楽天は売らない、球団数縮小につながる合併もない。そうなれば、横浜の身売りもあるということ」と話した。
三木谷オーナーが売却先について話したとされるが、幹部は「経営者として、あらゆる可能性を検討するのは当然。横浜の赤字経営、球団事情についての調査も進めています」と、含みをもたせた。
二重保有は認識しているが、そのルールが不完全であることを問題視。21日の実行委員会では、協約の見直しを求める。ある球団幹部は「Jリーグの協約も手本にしたい」と当日は参考資料を作成し、時代に適応した協約改正を働きかけていく。
また島田球団社長はTBSに経営統合を提案した直後、三木谷オーナーから球団について「安心して、軸をブラさずに経営を続けて欲しい」と言われたことを明かした。
横浜若林貴世志オーナー(63)が19日、都内で取材に応じ、TBS株を大量取得し、売却騒動の発端となった楽天に対して強い不快感を示した。同時に、横浜球団保持の姿勢をあらためて強調した。この日午後、牛島監督、峰岸球団社長ら球団首脳が東京・赤坂のTBS本社を訪問。オーナーへのシーズン報告を行った。会見には姿を見せなかったが、チームへの強い思いを、30分以上にわたり激白した。
現時点で楽天から売却などの打診はないという。にもかかわらず、あたかも身売りが決まったかのような報道が続くことに表情を曇らせた。
峰岸球団社長も会見で「ずいぶん迷惑な話」と露骨に批判。「協約に反することを承知でいらした方が、売却するんじゃないか。それがルールというか、世間的常識ではないか」と徹底抗戦の構えだ。若林オーナーは「今は迂闊なことは言えない」と慎重だが、11月4日のオーナー会議では「その時の雰囲気に合わせ」思いを伝えるつもりだ。