ロッテが25日、甲子園で行われる第3戦で31年ぶり日本一に王手をかける。交流戦MVPの小林宏之投手(27)が先発。交流戦でも打率3割と打撃センスも抜群で、DH制のない敵地甲子園での戦いにボビー・バレンタイン監督(55)が自信を持って投入した。8打席連続安打中のシリーズ男・今江ら打撃陣もナイター練習で快音を発した。
183センチ、76キロのスラリとした体形に、髪を編み上げたコーン・ロウスタイル。ロッテのイケメン右腕、小林宏がモデルばりのオーラを漂わせ、甲子園に乗り込んだ。ナイター照明の中、午後5時半からチーム練習が始まった。まずマウンドに登って感触を確かめた。「マウンドからホームベースまで近く感じた。明日?やるしかないでしょう」と静かに闘志を燃やした。
春日部共栄時代は甲子園出場を果たせなかった。交流戦でも登板機会がなく、オールスター戦でようやく投げることができた。「憧れの球場」という舞台が再びめぐってきた。投球はもちろん、9番目の野手として役割を果たす。交流戦では10打数3安打で二塁打3本、3打点と打撃センスは実証済み。さらに無傷の5勝と投打にわたる「セ・リーグ食い」の活躍で交流戦MVPを獲得した。
その運動神経を見込んだバレンタイン監督は、先発後の試合も総力戦になった場合に備え、代走要員などでベンチ入りさせたほど。DH制のない甲子園初戦に、これほどの適役はいない。この日も室内での打撃練習で快音を響かせた。今季、同学年のヤクルト岩村から譲り受けたバットを愛用している。「まずしっかり投げたい。打撃でも簡単にアウトを取られないよう粘りたい」と表情を引き締めた。阪神打線は「つながりがいいから怖い」と警戒したが、5月11日の交流戦でも8回途中1失点の好投で白星を飾った。
バレンタイン監督は「グレートアスリートだし、打撃でも頑張ってくれるだろう」と期待した。「甲子園は伝統ある素晴らしい野球の地。楽しみにしている」と話した。2連勝しても「リリーフ陣をまだ見ていないし、力は潜んでいるんじゃないか」と気を緩めない。プレーオフ第2ステージでは2連勝の後、思わぬ2連敗を喫した。今度は3連勝で敵地での日本一に王手をかける。
ロッテ投手交流戦打撃成績 | ||||
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名前 | 打-安 | 点 | 振 | 率 |
久保 | 6-2 | 2 | 1 | .333 |
小林宏 | 10-3 | 3 | 5 | .300 |
小野 | 7-1 | 0 | 3 | .143 |
渡辺俊 | 13-0 | 0 | 8 | .000 |
清水直 | 9-0 | 0 | 3 | .000 |
セラフィニ | 4-0 | 0 | 3 | .000 |
薮田 | 1-0 | 0 | 1 | .000 |
チーム | 50-6 | 5 | 24 | .120 |
岡田監督がロッテに“クレーム”を付け、第3戦予告先発の発表時刻を早めさせていたことを明かした。「向こうが『練習後に発表しましょう』と言うてきたから『それはアカンし、おかしい。練習前にしましょう』とマネージャーに電話させたんや」。阪神の甲子園練習は午後2時からで、ロッテは同5時半から。練習終了後では、あまりに時間が空く。予想は下柳と小林宏だったが、岡田監督ははっきりと敵を知り、イメージした上で打撃練習に取り組ませたい意向があった。
第5戦の先発候補に挙がる久保と黒木が揃って甲子園の室内ブルペンで投球練習を行った。30球を投げた久保が「明日(25日)は中継ぎで待機できるように、今日は軽めにしました」と、第3戦のブルペン入りの可能性を口にした。ただバレンタイン監督は「ウチには優秀な中継ぎがいるし、先発投手を中(救援)で投げさせることはしない」と話しており、第3戦リリーフ待機話は“煙幕”のよう。
腰痛の福浦と堀が順調な回復ぶりを見せた。この日、フリー打撃で2人とも鋭い当たりを飛ばした。バレンタイン監督も「2人とも、かなりよくなっている。明日(25日)様子を見たい」と話した。福浦はシートノックにも参加しており、25日の第3戦で2試合ぶりのスタメン復帰が濃厚。「大丈夫、いけます。昨日(23日)はジャグジーでゆっくりしましたから」と話していた。
8打席連続安打のシリーズ新記録を打ち立てたロッテ今江敏晃内野手(22)が、聖地での記録更新を狙う。日本シリーズ第1戦で4安打2打点と爆発し、前日23日の第2戦でも4安打。甲子園での打撃練習では2本のさく越えを含み快音を連発させた。「いつもと変わらず、リラックスしてます」と笑顔を見せていた。
今江にとって、甲子園はあまりいいイメージはない。甲子園で行われた阪神との交流戦。6月3、4日と2日続けて三塁の守備で失策をしている。これを「甲子園には魔物が棲んでいるかのようなプレーをしてしまった」と振り返る。しかし「1回やってるので、開き直っていけます」。記録更新については「行けるところまで行きたい。それよりチームが勝てばいい。ここで終わりたい」と話す。
バレンタイン監督は「彼はグレートな人物であり、グレートな選手である。シリーズ終了までにどこかでアウトになるかもしれないが、その後も強い気持ちを持ってヒットを打ってくれるはずだ」と期待する。開幕前にゴールデングラブ賞を目標に掲げていた「シリーズ男」が攻守でチームをもり立てる。
ロッテ連勝で幕を開けた日本シリーズは舞台を阪神の本拠地・甲子園に移し25日、第3戦を迎える。8打席連続安打更新の期待がかかるロッテ・今江敏晃内野手(22)は甲子園での苦い思い出の一掃を誓った。
絶好調の今こそ魔物は振り払う。8打席連続安打とシリーズ記録を更新中の今江はリラックスした表情で練習に励んだ。
「昔から甲子園に魔物がいるというけど、1度やらかしているから、もう大丈夫でしょう」。阪神との交流戦では12打数5安打と気を吐いたが、6月3、4日の試合では2日連続で失点につながる失策を犯している。
PL学園の主将を務めた高校時代も3年夏には部内暴力が発覚し大阪府大会から出場できなかった。2年夏は「4番・遊撃」で出場も3回戦で智弁和歌山に7−11と敗退。5打数無安打に終わると「1人で打つのではなく、全員で打っていくチームになって帰ってきたい」と号泣した。
あれから5年。ロッテで大きく成長し、聖地に戻ってきた。「ソフトバンク戦も圧倒的にアウエーだし、ドームの分だけ応援が響いていた。甲子園はそんなに凄いとは感じなかった」。帽子のツバには「頂点」の2文字。「(連続打席安打は)いけるところまでいって、できれば甲子園で優勝を決めたい」。かつての悪夢を振り払い、自らのバットで日本一をつかみ取る。
福浦と堀が第3戦に強行出場する。共に腰痛で福浦はシリーズ2戦目、堀は全2試合を欠場しているが、この日は2人ともチーム練習に参加。フリー打撃では快音を響かせた。プレーオフ第2ステージで持病が再発したベテランの堀は「腰はもう普通に戻りました」と笑顔。福浦も「腰は大丈夫。行け(出場しろ)と言われれば行く」と鼻息は荒かった。
バレンタイン監督は、本拠地で連勝した余裕からか終始リラックスムード。甲子園でのナイター練習を見守り「うちには戦えるプロフェッショナル達が集まっているね」と目を細めた。それでも、相手ファンの大歓声の中での決戦を前に「(阪神は)そんなに簡単に勝てる相手ではない。必死になってくるだろうからね」と気持ちを引き締めていた。
小林宏が、25日のシリーズ第3戦に先発する。阪神の主催ゲームで指名打者制がないため、この日の甲子園でのナイター練習では打撃、走塁練習なども行った。甲子園での登板は7月のオールスター以来となるが「(阪神ファンの)ヤジがすごいと思うけど、マウンドに上がれば聞こえないと思う。もう、やるだけですよ」と闘志を燃やしていた。
甲子園球場がロッテの私設応援団に“集団ジャンプ”の自粛を要請した。ロッテファンのジャンプ応援は千葉マリンの名物だが、80歳を迎えた甲子園は老朽化が進んでいる上、座席幅が狭く将棋倒しの危険性もあるからだ。先週中に自粛を申し入れた球場関係者は「まずは事故防止。千葉マリンも揺れていたと聞いた。ああいう新しい建物でも揺れるのであれば、甲子園は80年ですから」と説明していた。
ボビー・マジックで連勝。もう、31年ぶりの日本一はもらった?いや、敵地初戦を前にバレンタイン監督はセの王者を警戒した。
社交辞令ではない。まだ見ぬ敵−。阪神が誇るリリーフ陣の“JFK”だ。この2試合は、中盤までに大量リードの理想的なゲーム展開で、虎の切り札を封印してきた。
しかし、このままスンナリいくはずもない。いつかはJFKにバトンをつなげられる。その敵をできるだけ出さないために、この日の練習では、一、三塁線のボールの転がり具合を確かめるなど、細かい部分に時間を割いた。
練習中は、三角コーンをメガホンがわりに声を張り上げ周囲を笑わせたり、選手に後ろから抱きつき日本語で話しかけたり…。バレンタイン監督はいつもと変わらない様子。しかし、頭と腹の中では笑っていない。
「甲子園にはいつも来たいと思う。野球の聖地だからね」。そう、その敵地で猛虎を叩く。
日本サッカー協会の川淵キャプテンがラジオの収録の中で、千葉市民として日本野球機構に苦言を呈した。日本シリーズ第2戦で、観客席の約半分を阪神ファンが占め、球場外に入場できなかったロッテのファンが集ったことを問題視。主催する日本野球機構に対し「ロッテを支えてきたのは地元のファンなのに。地元ファンを大事にしない機構は何を考えているんだ。千葉市民として納得がいかない」と話した。
敵地で日本一王手だ。25日の日本シリーズ第3戦(甲子園)に先発するロッテ・小林宏之投手(27)が投打の活躍を誓い、清水、渡辺俊に続き、開幕からの3連続完投勝利を目指す。達成すれば、昭和32年西鉄(対巨人)以来、48年ぶりシリーズ史上2度目の快挙。ボビー・バレンタイン監督(55)は猛虎に警戒を強めるが、勢いはロッテ。聖地でも強さをみせつける。
敵地・甲子園で眠れる虎は起こさない。小林宏が憧れの甲子園で、一気に王手をかける。
決戦前日のナイター練習では、キャッチボールなど軽めの調整。大きな目がより輝きを増した。
重圧のかかる敵地初戦も、この男にとっては、楽しみ以外の何物でもない。春日部共栄高時代には叶わなかった甲子園のマウンド。7月23日の球宴第2戦で初めて聖地のマウンドに立ったが、そのときはわずか2回。今回のマウンドが、本当の意味での“甲子園初舞台”になる。
晴れ舞台に相応しい条件が揃った。第1戦の清水、第2戦の渡辺俊に続いて開幕からの3試合連続完投勝利となれば、シリーズ史上2度目。しかも、前回は「神様、仏様、稲尾様」といわれた伝説の4連勝の前年にあたる昭和32年の西鉄以来、実に48年ぶりの快挙だ。
投げるだけではない。敵地でDH制はなし。ロッテ投手陣の中で、打撃センスはピカイチの小林宏。交流戦では、10打数3安打3打点。しかも3二塁打の長打マシン。「基本はバント。でも簡単にアウトにならないように粘っていきたい」。打つほうでもヤル気満々だ。
5月11日の交流戦・阪神戦(千葉マリン)では、7回9安打1失点で勝ち投手。「内角を思い切り攻めていきたい」と、本職での勝利の青写真もできあがっている。投げて、打つ。高校時代は夢に終わった、甲子園での“エースで4番”を実現するときがきた。
「ボクも俊介みたいに下から投げればいいですかね、フフッ」。第2戦完封のサブマリン・渡辺俊を引き合いに出し、ジョークも飛び出した。神様、仏様、稲尾様の時代から48年。今年のロッテは清水様、渡辺俊様、そして小林宏様…。史上2度目の快挙で、31年ぶりの日本一に王手をかける。
8打席連続安打の日本シリーズ新記録継続中の今江はリラックスした表情。「たまたま。新しい気持ちでいきたい」と話した。ただ甲子園については「あまり好きじゃない。魔物がすんでいるというし…」。交流戦では失点に絡む悪送球もあったが「声援自体は福岡の方が響くし、すごいという感じはない。できればここで終わりたい」と強気だった。
腰痛のため第2戦を欠場した福浦が、一通りの練習メニューをこなした。バレンタイン監督からは、第3戦以降の出場を通達されており、「大丈夫。いい感じです」。また、腰痛で今シリーズは出場していない堀も、フリー打撃に参加。守備練習もこなし「言われたところで仕事をするだけ」と出場に意欲を燃やした。
日本シリーズ1、2戦で“無傷”の8打席連続安打という新記録を打ち立てたロッテ・今江敏晃内野手(22)が、甲子園入りした24日、MVP奪取を宣言した。一方、屈辱の連敗スタートとなった阪神・岡田彰布監督(47)は、272打点を挙げた金本、今岡と心中する覚悟。甲子園に舞台を移す25日の第3戦はロッテ・小林宏、阪神・下柳が先発。ロッテが勝てば、31年ぶりの日本一へ、一気に王手がかかる。
「10割打者」に向けて視線が集中する。背番号8の一挙手一投足に合わせて、カメラのシャッター音が響き渡った。過熱する“今江狂想曲”。しかし、周囲のけん騒にもヒーローは「ありがとうございます」と屈託のない笑顔を振りまいた。
千葉マリンでの2試合は、史上13人目となるシリーズ初打席初本塁打を手始めに、8打席連続安打という新記録を打ち立てた。そんな絶好調男の標的は定まった。チームの日本一を最優先しながらも「MVP?もちろん狙いたいですよ」ときっぱり言い切った。2連勝への貢献度は文句なしにチームNO.1。2003年のフレッシュオールスターに続く、プロ2度目の栄誉に向けて視界は良好だ。
因縁の地に、最高の思い出を刻みつける。6月3〜5日、甲子園での対阪神戦。今江はいずれも失点につながる2つの失策を犯した。原因は、馴染みの薄い縫い目の低い球。この日も、阪神の使用球を手にすると、「これや、これ。このボールで暴投したんですよ」と苦笑いを浮かべた。だが、絶好調男には忌まわしき過去はもはや関係ない。「既に1回やらかしてますからね。思い切ってやれると思いますよ」今江は甲子園の“魔物”退治に自信を見せた。
まな弟子の大活躍にバレンタイン監督も目を細める。「どこかでアウトになる時は絶対にあると思う」と話した上で「それからも、強い気持ちを持って打席に入るのが今江だと思っている」と全幅の信頼を寄せている。
帽子のひさしに書かれている「頂点」の2文字。「ここまで来たら頂点になって終わりたい。(安打)記録もいけるところまでいきたい」チームの日本一、そしてMVPへの道は、己のバットで切り開く。
第3戦に先発する小林宏は甲子園で最終調整。「マウンドからホームまでが近く感じた。やるしかないです」と、決戦を前に気持ちを引き締めた。
「9番打者」としての役目も担う。小林宏は交流戦で打率3割を記録し、セ・リーグ投手陣の脅威となった。「投球が優先です」とあくまで本業が第一だが、ヤクルト・岩村からもらったバットを2本持参。「簡単にアウトになるよりは、ちょっとでも粘れればいい。投手が出塁して1番につなげれば嫌でしょうしね」と打撃練習も念入り。バレンタイン監督も「彼は良い競技者。良い打撃をしてくれればと思っている」と期待を寄せた。
阪神に悪い印象は全くない。唯一の対戦となった5月11日の交流戦(千葉マリン)では7回0/3を9安打1失点で勝利。「やじは気にならない。試合に入れば大丈夫。クリーンアップを打たせたら調子に乗らせてしまう。内角を攻めていかないといけない」。小林宏がその右腕とバットでチームを3連勝へと導く。
地元千葉で2連勝スタートしたロッテが一気に31年ぶり日本一に王手をかけるのか。本拠地に戻った阪神が巻き返しに出るのか。プロ野球日本シリーズは舞台を甲子園球場に移し、25日に第3戦が行われる。移動後練習となった24日はそれぞれ甲子園で調整。先発は阪神が下柳、ロッテが小林宏と発表された。阪神は2試合連続無安打の金本、今岡ら野手陣がフリー打撃などで入念に調整。下柳はブルペン入りして登板に備えた。ロッテはナイター練習で体を動かした。三塁側の室内では小林宏、セラフィニ、黒木、久保ら投手陣が打撃練習を行い、コーチ陣が一、三塁線付近でボールの転がり具合の確認する場面も見られた。
本拠地で2連勝し波に乗るロッテは24日、甲子園で午後5時半から2時間のナイター練習を行った。不慣れな球場のため、クッションボールの処理など守備に時間を割いた。フリー打撃では8打席連続安打のシリーズ新記録をマークした今江や西岡が快音を連発。今江が「新しい気持ちでいきたい」と言えば、西岡も「甲子園はやはりいい。チャンスがあれば走る」と語るなど気負いは全くない。
甲子園ではスタンドのほとんどを埋め尽くす熱狂的な阪神ファンの応援も敵に回すが、バレンタイン監督は「チームにはプロフェッショナルが揃っている。明日からも全力で戦ってくれるだろう」。激戦だったソフトバンクとのプレーオフ第2ステージを制し、成長し続けるチームに全幅の信頼を寄せた。
国際野球連盟(IBAF)は24日、スイス・ローザンヌで「五輪野球サミット」を開催、野球の12年ロンドン五輪での復活を国際オリンピック委員会(IOC)に働き掛けること決めた。
会議には、米大リーグ、日本プロ野球組織(NPB)の関係者に加え、IOC理事のバスケス・ラーニャ氏(各国五輪委員会連合会長)ら有力IOC委員も出席したが、具体的な方策の検討には至らなかった。長谷川一雄NPBコミッショナー事務局長も「みんなで協力しようということだけで、何かが決まったかというと何も決まっていない」と不満のコメントを残した。野球は今年7月のIOC総会で12年五輪からの除外が決まったが、復活へ向けて来年2月のトリノ冬季五輪前の総会で再投票に持ち込むことを目指している。
日本サッカー協会川淵三郎キャプテン(会長=68)が24日、日本シリーズを主催する日本野球機構に苦言を呈した。第2戦を観戦し、スタンドの約半部を阪神ファンが埋めてロッテファンが球場外に溢れたことに、千葉市民でもある同キャプテンは「ロッテが地域密着でやってきたことを無視してるし、ホームの意味を考えていない。(機構は)ロッテファンのために席を空けてやるべき。怒りを覚えたよ」と声を荒げた。阪神がシリーズまで日程が空いたこと、プレーオフで上位球団に試合主催や放送権など営業面のアドバンテージが与えられる制度にも「下位球団にタダでやれという、こんなばかな話もない」と切り込むなど、球界の構造改革の必要性を訴えた。