日本一に沸くロッテが、選手に大盤振る舞いする。28日、千葉市内の球団で業務を行った瀬戸山隆三代表(51)は、球界では異例となる“海外納会”を発表した。これまで納会は千葉県内で行われるのが慣例だった。だが、今年は韓国屈指のリゾート地、済州島で行うことに決定。それとは別に、家族帯同の優勝旅行は米ハワイを候補地として調整しており、2度の海外旅行で、今季の躍進を祝うことになった。
瀬戸山代表は「済州島には、ロッテホテルに泊まって、6月にロッテがオープンさせた『スカイヒル・ゴルフコース』という素晴らしい場所でゴルフもできる。11月末でも暖かいらしいし、みんなで一緒に行って楽しみたい」と説明。そのため監督、コーチ、選手のほか、球団職員らも参加できるという。現地入りの際には「チャーター機を使ってもいい」(同代表)とも話しており、豪華な宴となりそうだ。
またロッテは日本一のご褒美として“優勝査定”の導入も検討している。瀬戸山代表は「個人成績に加えて、もちろん日本一ということも考慮されるんじゃないか」と明言した。バレンタイン監督は常々「個人プレーに走るから、個人成績に基づく出来高は好ましくない。それならチームの順位でオプション契約してくれ」という内容のことを話している。それだけに順位による報酬に異論はない。日本一となったナイン達は、身も心も暖かい冬を迎えそうだ。
日本一となったロッテの優勝パレードは11月20日、千葉市中心市街地、幕張新都心の2ヶ所で、計13万人を集めて行われることになった。この日、千葉市役所で説明会が行われた。これまで74年銚子商、75年習志野が甲子園で優勝した時にパレードをしたことがあるが、今回のように警備員を2000人も配置する大規模なものは、千葉では過去に例を見ない。実施は企業、個人からの協賛金で賄われ、3000円以上寄付した個人には、オリジナルの携帯ストラップもプレゼントされるという。
マリーンズの背番号「2」は、永久に不滅です!ロッテが大リーグ、デビルレイズの次期監督候補にも挙がったボビー・バレンタイン監督(55)の背番号「2」を、球団史上初の永久欠番とする方針を固めたことが28日、明らかになった。球団は日本一に輝いた采配と、ファンに親しまれた人柄を高く評価。ロッテの“ボビー伝説”の象徴として「2」がファンの心に刻まれる。
31年ぶりのリーグV、そして投打で阪神を圧倒しての日本一。その功労者であるバレンタイン監督に、ビッグな“ご褒美”が用意されることになった。日本一に輝くとともに浮上したのが指揮官の背番号「2」を永久欠番とするプランだ。重光オーナー代行が「球団としても(永久欠番を)検討していきます」と話せば、瀬戸山球団代表も「(永久欠番は)すごいいいこと。ボビーは強いロッテに変えてくれた」と前向きに話した。
永久欠番は巨人で「1」を背負っていた王、「3」の長嶋など、グラウンド内外でチームの人気上昇と発展に寄与した選手に与えられる球団からの最高待遇。過去に監督としての実績を評価されての欠番は例がない。ロッテではベンチ入りの25人に次ぐ選手を意味する「26」がファンの背番号として欠番となっているが、永久欠番は史上初めてのことになる。
背番号「2」はバレンタイン監督にとっても思い入れは強い。米国での監督時代にも愛用していた番号で、千葉マリンの選手・関係者用の駐車場でも、2番が“指定席”となっている。
今季は84勝(49敗)を挙げてシーズン2位。ソフトバンクとのプレーオフ第2ステージは第5戦までもつれた激闘を制し、日本シリーズは対照的に破竹の4連勝で、外国人監督初の日本一に輝いた。成績はもちろん、球団はバレンタイン監督のファンを大切にする人柄も評価。背番号「2」はファンの認知度も高い。
31日からはアジアシリーズへ向け、チームは練習を再開する。再び背番号「2」のユニホームに袖を通すバレンタイン監督。球団は指揮官の愛着ある番号をチームの歴史に残すことで、長期の“ボビー政権”を狙う。
米大リーグ・デビルレイズがバレンタイン監督を次期監督として招聘する方針を固めたという報道について、瀬戸山球団代表はこの日「メジャーからは何も話は来てないし、来たとしても(来年までの)3年契約を結んでいると答えるだけ」と語った。契約条項に「米国に戻る場合は契約を破棄できる」との米紙報道もあるが「契約内容には守秘義務があるから何も言えない」と同代表。タンパリングともいえる大リーグ球団の動きにも「こっちは何も騒ぎたくない」と無視する姿勢だ。
バレンタイン監督を次期監督候補とした大リーグ、デビルレイズが通算548本塁打を誇るマイク・シュミット氏(56)と28日(日本時間29日)に面談を行うことが決まった。バレンタイン監督と並行して、シュミット氏とも交渉を進める考えだ。シュミット氏はフィリーズ一筋で18年間プレーし、リーグMVP3度、本塁打王を8度獲得。殿堂入りも果たしているが、メジャー球団の監督経験はなく、今季はフィリーズの臨時打撃コーチを務めた。
高校生ドラフトでロッテに1巡目指名された青森山田の柳田将利投手(18)が同校で入団交渉を行い、契約金8000万円、年俸700万円で契約した。MAX149キロの速球だけでなく高校通算36本塁打を誇る柳田は、バレンタイン監督から二刀流での育成を伝えられており「将来は日本一のピッチャーになりたい。バッターとしてもアピールしたい」。背番号は未定だが、左投げ左打ちの二刀流に合わせヤンキースのランディ・ジョンソンとマリナーズ・イチローが付けている「51」が有力だ。巨人から同じく1巡目指名された大阪桐蔭・辻内に対しても「辻内より早く1勝したい」とライバル心をむきだしにした。
ロッテの優勝パレードが11月20日に行われることが28日、決定した。「千葉ロッテマリーンズ優勝パレード実行委員会」によるとコースは2カ所。千葉市中心部の約0.6キロと千葉マリンスタジアム周辺の約1.7キロとなる。当日は午前9時半に同市の中央公園付近をスタートし、正午までの予定。ロッテカラーに装飾されたトラック2、3台にバレンタイン監督やナインが分乗。堂本暁子県知事が同乗する案も検討されており、最高約13万人の人出を見込んでいる。パレード費用約5000万円は企業と個人からの協賛金で賄う方針。個人で1口3000円を寄付すると、ロッテ優勝記念の携帯ストラップ(非売品)が贈られる。
これも日本一効果?球団の納会が韓国・済州島で行われることが決まった。昨年まで千葉・鴨川だったが「優勝した年の納め会。盛大に騒ごうということ」と瀬戸山球団代表。済州島は日本から1番近いリゾートアイランドでロッテが経営するホテルとゴルフ場があり、環境は抜群。ハワイを予定している優勝旅行(12月中旬)が今年1軍に在籍経験のある選手に限定されるため、全選手を集めた慰安旅行を検討していた。11月26、27日頃から2泊3日を予定し、全球団職員も全て参加する豪華ツアーとなる。
ロッテが11月末に予定されている球団納会を、韓国・済州島で行うことが28日、分かった。優勝旅行とは別に、納会まで海外というのは前代未聞の大盤振る舞い。31年ぶりのリーグ優勝&日本一の労を労ったものだ。また、優勝パレードが11月20日に千葉市街地と幕張新都心の2ヶ所で開かれることが決定した。
日本一軍団はやることもでかい。場所は韓国の南方に位置する済州島。前代未聞の海外納会だ。瀬戸山球団代表は「今年1年の功績を称えたものです。ご苦労さまの意味を込めて」と説明。1、2軍全選手、首脳陣、スタッフ、球団職員らが“夢の島”へと乗り込む。済州島にはロッテが所有するホテル「ロッテ済州」、6月に造られたばかりのゴルフ場「スカイヒルゴルフコース」がある。例年は千葉・鴨川市内のホテルでの開催だが、強さを身につけたロッテは、地元から海外へと飛躍を遂げた。
さらに同代表は、報道陣も無料で招待すると明言。「マスコミの皆さんにもお世話になりましたからね」。現地には、ゴルフ場の他にカジノや乗馬場もある。チャーター機による島への移動も検討中とあって、最高の贅沢が満喫できそうだ。
経費は現段階では不明。しかし例年、納会には選手、関係者が120〜130人参加。これに各社の担当記者が約20人。日程は2泊3日が有力で、1人10万円前後かかるとすると、球団側の出費は1500万円程度になる見込みだ。 大盤振る舞いはファンも同じだ。この日、千葉市が中心の「優勝パレード実行委員会」がパレードの概要を発表。2ヶ所合わせて沿道には計13万人が詰めかける予定だが、千葉県史上最大規模のパレードをサポートするのは、一般市民であり県民だ。
2000人の警備員の配置、オープンカーの装飾などにかかる費用は約5000万円。自治体が1円の援助金も出さない中で、企業、個人から協賛金を募ることになった。日本一の勢いに乗せられて、カンパするファンの続出は確実だ。
「(費用が)集まらないことは考えていないです」と同委員会関係者。栄光を勝ち取ったロッテも、そしてファンも財布のひもをゆるめて、オフを満喫する。
高校生ドラフトで1巡目指名した青森・青森山田高の柳田将利投手(18)と契約金8000万円、年俸700万円(金額は推定)で正式契約。背番号は未定。青森市内の同校で会見した柳田は「日本一のチームに入団でき感激。日本一のピッチャーを目指す」と力強く宣言。巨人から同じく1巡目指名された大阪桐蔭・辻内に対し、早くもライバル心をむき出しにし「辻内より早く1勝したい」と話した。
コミッショナー事務局は28日、日本シリーズの選手分配金を発表した。日本一のロッテは9609万318円、敗れた阪神は6406万212円。シリーズ出場有資格40選手で割ると、1人当たりはロッテが約240万円、阪神が約160万円となる。選手分配金は第4戦までの入場料収入から共通経費を引いた額の28%(勝者16.8%、敗者11.2%)が所属球団を通じて渡される。
ロッテは、高校生ドラフトで1巡目指名した柳田将利投手(18)=青森山田、1メートル76、99キロ、左投げ左打ち=と正式契約。契約金8000万円、年俸700万円で、背番号は未定。青森市内の同校で会見した柳田は「日本一のチームに入団できて感激。(巨人1巡目指名の)辻内(大阪桐蔭)より早く1勝したい」と話した。
日本野球機構は28日、日本シリーズの試合収入を発表し、日本一となったロッテの選手分配金は9609万318円、敗れた阪神は6406万212円だった。球団内での配分は各球団に委ねられている。出場資格40人、首脳陣を含めた50人で割った場合、1人当たりでロッテ約192万円、阪神約128万円となる。両球団には各1億2732万123円、機構には1億2558万2513円が分配される。今シリーズは第4戦で終了したため機構配分は7試合行った昨年の3億1782万6726円から約60%、約1億9200万円の減少となった。試合収入の分配は勝ちチームに16.8%、負けチームに11.2%と野球協約で定められている。
国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は28日、ローザンヌ(スイス)での理事会終了後に記者会見し、2012年ロンドン五輪への復帰を目指す野球とソフトボールについて「総会の決定を再考できるのは総会だけ。どうなるかを見守りたい」と述べた。来年2月のIOC総会(トリノ)で発議がなされれば、再投票などの見直しも可能であるとの立場を示したもので、来年7月のシンガポールでのIOC総会で両競技が復活する可能性もある。
日本シリーズの選手分配金は、勝ったロッテが9609万318円、敗れた阪神は6406万212円となった。プロ野球コミッショナー事務局が28日、発表したもので、分配金をシリーズ出場有資格40選手で割ると1人当たりはロッテが約240万円、阪神が約160万円となる。選手分配金は第4戦までの入場料収入から共通経費を引いた額の28%(勝者16.8%、敗者11.2%)が所属球団を通じて渡される。また、球団への分配金はともに1億2732万123円と発表された。
鶴岡啓一千葉市長が委員長を務める「千葉ロッテマリーンズ優勝パレード実行委員会」が28日、ロッテの優勝パレードを11月20日に行うと発表した。コースは、千葉市中心部の約0.6キロと千葉マリンスタジアム周辺約1.7キロの2ヶ所。午前9時半に中央公園付近をスタートし、移動を挟んで正午までの予定。パレードカーのトラック2、3台にバレンタイン監督や選手が分乗する。雨天決行で、最高約13万人の人出を見込んでいる。
ロッテは28日、高校生ドラフトで1巡目指名した青森山田の柳田将利投手(18)と正式契約した。契約金8000万円、年俸700万円で、背番号は未定。青森市内の同校で会見した柳田は「日本一のチームに入団でき感激。日本一のピッチャーを目指す」と力強く宣言。巨人から同じく1巡目指名された大阪桐蔭の辻内投手に対し、早くもライバル心をむき出しにし「辻内より早く1勝したい」と話した。ロッテの宮田編成部長は「体のしなやかさやバネは辻内にも負けない。高校生として最高クラスの評価をした」と期待を込めた。(金額は推定)
コミッショナー事務局は28日、日本シリーズの試合収入分配を発表した。監督、コーチ、選手に分配される選手資金は勝ったロッテが9606万318円、負けた阪神は6406万212円。球団に入る出場球団資金は両球団共1億2732万123円だった。ちなみに昨年は第7戦まで戦ったことから、球団資金は2億9118万2873円と多かった。なお、日本野球機構に入る機構資金は1億2558万2513円。
ロッテは28日、高校生ドラフト1巡目指名柳田将利投手(18=青森山田)と正式契約した。この日午前、宮田編成部長と井辺スカウトが青森市の同校を訪問。契約金8000万円、年俸700万円(いずれも推定)で、背番号は未定。
31年ぶりの日本一達成から2日後、今季、高校生屈指の左腕の入団が決まった。最速149キロの剛椀に加え、打者としても高校通算36本塁打を誇る。ロッテの指名選手で契約第1号となった柳田は「日本一のチームに入れて光栄です。プロ生活に不安はない。日本一の投手になりたい」と意欲を見せた。巨人から同じく1巡目指名された辻内崇伸投手(17=大阪桐蔭)にはライバル心を見せ「辻内より早く1勝したい」と話した。宮田スカウトを通じて、バレンタイン監督の「(投手と打者の)2人を取るようなもの」という期待のメッセージが送られた。今後は12月中旬の入団発表を経て、来年1月の合同自主トレからプロとしてスタートを切る。
ロッテの日本一に、スカウティング能力は欠かすことができない。日本シリーズMVPとなった今江や、打線をリードした西岡、シーズン10勝の新人久保ら、多くはスカウトが足を使って獲得してきた。
そもそもロッテにはこれまでハンディがあった。弱小球団なのでアマチュアの監督、選手から敬遠された。瀬戸山代表が就任するまで、経費削減のために契約金がかかる即戦力は取れなかった。そのため他チームが目を付けない有望高校生を集めた。日本一を決めたシリーズ第4戦のスタメン中、日本の大学、社会人出身者はいなかった。
西岡、久保を担当した松本スカウトは、足しげく学校、社会人チームの球場を回り選手を獲得。「グラウンドに出入りするときに、必ずグラウンドに最敬礼する。その姿を見ると松本君に任せようと思う」(PL学園・河野前監督)というほど、関係者らからの信頼を得た。
宮田編成部長の存在も見逃せない。雑誌編集者から転身した異色の同部長は、まず選手の位置別、年齢別の構成図を作成。スムーズな世代交代、チーム力のバランスを保つため、その隙間を埋めていった。そして注目したのが社会人屈指の右腕だった久保。問題は、瀬戸山体制となり金銭的バックアップはあったが、横浜、ヤクルト相手に自由枠での獲得競争ができるのかということだった。
ここでも勝因は誠意だった。即ローテ入りをアピール材料にする他球団に対し、ロッテは「ウチの投手陣は良い。競争して先発を奪ってください」と意欲を刺激した。練習試合にバレンタイン監督本人を視察に送り込み、熱意を伝えた。
そして、そんな選手達には同監督が最適だった。日替わり打線などで注目されたが、決してそれだけが持ち味ではない。「今年のメンバーを見て、どういう野球ができるか考えたんだ」という臨機応変さは、それほど注目されずにきた高卒選手にも、社会人屈伸の投手にも、合っていた。
11月3日に行われる、パ・リーグオールスター東西対抗に出場する選手が変更された。