わたしはかもめ2005年鴎の便り(11月)

便

11月1日

ボビー3年契約じゃない、来期合意も…[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が1日、自身の契約内容について明らかにした。この日、ナインは千葉マリンでアジアシリーズ(10日開幕)に向けて練習。大リーグ・ドジャースなどの監督候補に挙げられる同監督は練習後、「来年についてロッテと合意しているが、契約書にサインはしていない」と話した。

監督本人によると、常々、球団関係者が話している「3年契約」が間違いだという。「初年度に1年契約をして、それが終わった時に2年目の契約をした。そこまでしか契約は進んでいない」と、自身の契約は単年だと主張した。その上で「11月30日まではロッテの監督としての契約がある。それ以前の招聘を考えているなら、巨人とか日本の他球団でも、大リーグ球団でもロッテの許可が必要。現時点でそれはない」と、外部からの接触を否定した。

バレンタイン監督は元々「球団に残りたい」と明言しており、残留は明白。ただ、チームは日本一となり、本当に新たに契約更新が必要な場合、それに見合った待遇も考慮しなければならない。球団側は、選手の年俸と共に、監督の評価についても再考を迫られそうだ。

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バレンタイン監督「ロッテとは単年契約」[スポニチ]

ドジャースなど大リーグ3球団の次期監督候補に挙がっているロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が1日、ロッテとは単年契約であることを明かし、来季の正式契約には至っていないことも明言した。球団側は3年契約との見解を示しているが、同監督は契約を破棄できる条項が存在すると主張。11月30日までに正式契約に至らなかった場合、ロッテと大リーグ球団の争奪戦に発展する可能性もある。

衝撃的な言葉だった。「米国に戻る場合はロッテとの契約を破棄できる」との米紙報道の真偽を問われたバレンタイン監督は「その通り。そういう条項がある」と認めると「皆さんに正しい報道をしてもらいたい」と切り出した。

バレンタイン監督
「そもそも私はロッテと3年契約など結んでいない。1番最初に1年、それが終わって次も1年の契約しかしていないし、そこまでしか契約は進んでいない。今年の契約も11月末で切れる。」

バレンタイン監督は昨年、9年ぶりに日本球界復帰。ロッテ側は「監督とは3年契約を結んでいる」(瀬戸山球団代表)としていた。しかし、バレンタイン監督は「瀬戸山さんは間違っている」と明言。契約の詳細は明らかにされていないが“ロッテ側が3年間は身分を保障する”との内容だったようで、契約延長の選択権は同監督自身にあるという認識だ。

31日にはドジャース、デビルレイズ、ナショナルズの3球団から監督要請があることを自ら明かした。基本的には来季もロッテに残留することで合意に達しているとしたが、正式契約には至っていない。バレンタイン監督は「11月30日まではロッテとの契約がある。(それまでに自身と接触するには)ロッテに承認を得なければならない」とも話したが、契約が切れる12月以降は「フリーエージェントになるから、そういうこともある」と他球団との交渉の可能性も示唆した。

現在、顧問弁護士が球団側と来季契約の条件面について交渉を続けている。だが「契約には色々な条項があり、その全てに合意できなければサインはしない」と強硬だ。

「ボビー・マジック」でロッテを31年ぶりの日本一に導いた名指揮官に対する大リーグの評価も高い。単に「タフ・ネゴシエーター」(辣腕交渉人)ぶりを発揮しているのか、それとも大リーグに心が傾きかけているのか…。「26番目の選手」達の願いは“ボビー、残ってよ”だ。

◇バレンタイン監督1問1答

≫31日は“とんでもないことが起これば”大リーグに復帰する可能性を示唆したが。
バレンタイン監督
「とんでもないこととは何であるか分からない。自分の身にふりかかってくることだから。」
≫ロッテとの交渉状況は。
バレンタイン監督
「合意しているけど、正式に契約書にサインしたものはない。私もやりたいと思っている。契約書の言葉(内容)次第になる。」
≫合意しているのなら監督をやるのか。
バレンタイン監督
「来年の監督をやるという契約書にはサインしていない。」
≫仲人で尊敬するドジャースのラソーダ特別顧問に声をかけられたら気持ちが揺れるか。
バレンタイン監督
「ラソーダ氏、そしてドジャースという組織にそう言ってもらえるのはとても光栄。でも自分がここ数日間考えている中に(ドジャース監督は)ない。」

◇ロッテ、年俸4億円で引き留めへ

ロッテは年俸の大幅アップでバレンタイン監督を引き留める。この日、瀬戸山球団代表は東京・初台のロッテ本社を訪れ、営業担当者と共に重光オーナー代行と営業会議を行い、今年の収支決算および来季以降の営業戦略などについて報告。会議上ではバレンタイン監督の来年の契約についても話し合われた模様だ。

31年ぶりの日本一に導いた手腕と観客動員増でも多大な貢献をしており「優勝した実績から監督の年俸が上がるのは間違いない」と球団関係者。今季年俸は2億5000万円と言われており、1億5000万円増の年俸4億円が検討されている。瀬戸山代表は千葉市内の球団事務所に終日戻らず、この日のボビー発言に対する回答はなかった。だが、これまでは「来年までの3年契約がある。それ以外は守秘義務があるから何も答えられない」と繰り返している。

◇林が契約

高校生ドラフト2巡目指名の福井商の右腕エース・林が、福井市内のホテルで入団交渉し契約金5000万円、年俸600万円で正式契約した。MAX145キロの北陸の怪腕は日本一軍団入りに「まずは体づくりに励み、早く1軍で活躍したい」と目標を語った。広島3巡目指名の斉藤とは同校で左右の両エースだっただけに「ライバルとして日本シリーズで戦いたい」と話した。

◇清水、ポスティング移籍か球団と話し合いへ

エース清水がアジアシリーズ後に、今オフにポスティング・システム(入札制度)を利用するかどうかについて球団と話し合う。「アジアシリーズが終わってから球団と話し合います。それまで待ってください」と話した清水は昨オフの契約更改交渉で大リーグ移籍を要求。今季は4年連続2ケタ10勝にプレーオフ、日本シリーズでもそれぞれ1勝し、日本一に貢献した。

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バレンタイン監督は残留基本線も「サインはまだしていない」[サンスポ]

来季の去就が注目されるバレンタイン監督は1日、「来季も監督をすることで合意はしているが、サインはまだしていない」と、残留が基本路線としながら正式契約には至っていないことを明らかにした。球団側が否定していた「米大リーグ球団から監督就任の打診があった際にはロッテとの契約を破棄できる」との条項があることを認めた上で、現在監督候補として報道されているドジャースについて「光栄だが、今自分の頭には(指揮を執りたい気持ちは)ない」と話した。

◇高校生D2巡目・林と契約

ロッテが高校生ドラフトで2巡目指名した福井商の林啓介投手(18)=1メートル84、78キロ、右投げ右打ち=の入団が決まった。宮田編成部長と山下スカウトが福井市内のホテルで交渉し、契約金5000万円、年俸600万円で契約を結んだ。

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えっ!?ボビーの契約「今月で切れる」[報知]

◇ロッテ主張「3年」を完全否定

去就が注目されるロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が1日、2006年までの3年契約を主張する球団の見解を否定。「現在の契約は今月末で切れる」と話し、11月中にロッテとの再契約が成立しない場合、米球団との交渉に踏み切る考えを示した。また、球団側は11月中であってもメジャーからの面談の申請があれば応じる方針。バレンタイン監督、ロッテともに来季の続投を基本線としているが、予断を許さない状況になった。

確実視されていたボビー続投には、タイムリミットが存在した。バレンタイン監督はこの日、千葉マリンでの練習後、ロッテとの契約について言及。「まだ(来季の)正式なサインはしていない。3年契約というのは間違い。今の契約は今月で切れる」と、11月をもってロッテとの契約が満了するとの見解を示した。

過熱する“ボビー狂騒曲”のさなか、監督自ら契約内容を暴露する異例の事態が発生した。球団はこれまで、一貫して04年からの3年契約を主張していたが、バレンタイン監督は完全否定。現在の契約には、米球団からオファーがあった場合、ロッテとの契約を破棄できる条項が含まれていることも明言した。今後、メジャー球団と交渉する可能性についても触れ、「今月中にロッテと次の契約を交わさなければ、そうなるだろう」と話した。

バレンタインを次期監督候補にリストアップしているメジャー球団は、ドジャース、デビルレイズ、ナショナルズ。現在、球団に正式なオファーは届いていないが、12月以降は本人との直接交渉が可能になるという。仮に11月中にロッテとの契約が成立しなければ、メジャー復帰が現実味を帯びてくる。

しかし、現時点では続投の可能性が極めて高い。バレンタイン監督は「ロッテからは来年もやって欲しいと言われているし、自分もやりたいと思っている」と本音を明かした。ロッテの環境面にも好感を抱いており、最終的なサインこそ済んでいないが、「来年もロッテで監督することで合意はしている」と説明。恩師のラソーダ氏がオーナー特別顧問を務めるドジャースについても「光栄だが、今の私の頭にはない」と否定した。付帯条項など細部が折り合えば、ロッテと正式契約の運びとなる。

この日夜、重光オーナー代行とバレンタイン監督は都内で会談。同代行は改めて続投を要請したとみられる。リミットまで、あと29日。ボビー抜きで常勝軍団の構築はあり得ない。条件面の上積みも視野に入れながら、ロッテが日本一監督の引き留めにかかる。

◇球団側争奪戦に自信今月中でも面談許可

ロッテはメジャーの“挑戦”を堂々、受けて立つ。ロッテ・濱本英輔球団社長(69)は1日、米球団からバレンタイン監督の面談を申し込まれた場合、「儀礼的な申し込みは、拒む理由はないでしょう」と契約期間内の11月であっても、メジャーとの面談を許可する方針を示した。

球団は来季の続投を信じて疑わない。濱本社長は「監督も来年もやると言ってくれている」と両者の意見は一致していることを強調。11月まで残る契約をタテにバレンタイン監督を拘束した場合、来季の指揮への影響が懸念されることから、面談を認める方針を打ち出した。

球団はバレンタイン監督が続投を望んでいると判断しており、“争奪戦”に自信を持つ。「他のオファーに耳を傾けないのはおかしい」と話すボビーの意向を尊重し、球団に面談の申請があり次第、同監督に報告することになる。

◇アジア制覇へマジック再び2軍新人竹原と大松起用へ

アジアシリーズでも、ボビーマジックが炸裂する。バレンタイン監督はこの日、千葉マリンでの1軍練習に、ルーキー・竹原直隆(25)、大松尚逸両外野手(23)のコナミカップ・アジアシリーズ出場について、「登録メンバーに入れば可能性はある」と話した。

今季の1軍戦出場は竹原が2、大松が3試合にとどまったが、ともにチーム初のファーム日本一を勝ち取った原動力だ。竹原はイースタンの本塁打王(23本)で、大松も本塁打、打点共に3位(14本塁打、55打点)の好成績。この日、視察に訪れた古賀2軍監督と談笑したボビーも、2人の成長ぶりを聞かされたのか、報道陣に「ロッテはファームも日本一になったんだよ」とアピールするなど、ご機嫌だった。「1軍で戦うためにやっている」と竹原。ファームの“2大大砲”が、ロッテをアジア制覇に近づける。

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バレンタイン監督、ロッテとの契約まだ[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)は1日、来季残留が基本線も球団との正式契約には至っていないことを明らかにした。「来季も(ロッテの)監督をすることで合意はしているがサインはまだしていない」と話した。また現在、米国内で監督候補として報道されているドジャースなどについては「光栄だが、いま自分の頭にはない」とした。

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“アジア”を解析

プレーオフでソフトバンクを、日本シリーズで阪神を丸裸にしたように、アジアシリーズで対戦するサムスン(韓国)の研究も進んでいる。統計アナリストのプポ氏は「今、やっている最中だよ。でも力的にはロッテが上かな。優勝したいよね」と話した。バレンタイン監督は「まだ情報が来ていないので、分析はしていない。できるだけ早く情報が来るのを期待しているよ」と、プポ氏らデータ解析班の出す結果を基に、ゲームプランを立てるつもりだ。

◇2巡目林啓介投手(18=福井商)

宮田編成部長と山下スカウトが福井市内のホテルで交渉し、契約金5000万円、年俸600万円(共に推定)で契約を結んだ。

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