わたしはかもめ2005年鴎の便り(11月)

便

11月7日

ロッテ隠し玉左腕古谷指名へ[ニッカン]

ロッテが18日の大学・社会人ドラフトで日本通運の古谷拓哉投手(24=駒大)を“隠し玉”で指名する可能性が高くなった。今夏の都市対抗では、優勝した三菱ふそう川崎との準々決勝で2回途中から2番手で登板。この回1死満塁のピンチを連続三振で切り抜け、7回途中まで無失点に抑える好投を演じてプロの目に留まった。ロッテ山下スカウトは「去年からずっと見ているが、今年の夏以降、急激に伸びた。体のバネ、腕の振り、しなやかさもある」と絶賛した。

社会人1年目の昨年は、オープン戦を含めて1度も先発がなかった“無名”の左腕だ。中日入りした川井、金剛の両投手が上にいたこともあるが、スピード不足がネックとなっていた。しかし春季キャンプからフォーム固めを黙々とこなし、今秋は最速145キロをマークするまでに成長。元々定評のあった多彩な変化球とのコンビネーションで投球の幅も広がった。 ロッテ関係者は「左投手を上位指名する予定」と話しており、若手左腕の補強は優先ポイントとなっている。ここにきて、同球団としては最高指名順となる3巡目の可能性も出てきた。

古谷拓哉(ふるや・たくや)
1981年(昭和56年)7月14日、北海道北見市生まれ。駒大岩見沢では2年夏(初戦敗退)と3年春(1勝)に連続甲子園出場。駒大では通算成績1勝7敗。180センチ、73キロ。左投げ左打ち。

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ボビー去就語らず、トライアウト視察[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)が7日、千葉・鎌ケ谷市のファイターズスタジアムでトライアウトを約2時間視察したが、来季去就については明言しなかった。メジャーの複数球団から興味を示されている中、来季を見据える補強の場に姿を現したものの「どこかの監督はやっているでしょう」とだけ答えた。その後、千葉マリンで瀬戸山球団代表と約1時間半の会談を行ったが、同代表も「契約の話はしていない。トライアウト、納会、ハワイの話ですよ」と語った。

バレンタイン監督は1日の重光オーナー代行との交渉で、3年契約で基本合意しているが、正式サインには至っていない。韓国出張中の同オーナー代行が帰国する10日以降に次回交渉が行われるとみられる。

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「ボビー続投」アジアシリーズ中にも決定[報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(55)と重光昭夫オーナー代行の会談が、10日以降にずれ込む見通しとなった。ロッテは10日からアジアシリーズを控えており、シリーズ中に来季残留が決まる可能性が出てきた。バレンタイン監督は7日、千葉マリンの監督室で瀬戸山代表と1時間半にわたる会談を行った。ボビー引き留めに、球団は出来高を含む3年総額15億円の大型契約を検討しているが、この日の会談では契約条件は提示されなかった模様。瀬戸山代表は「契約の話はしていません」と否定した。

1日のバレンタイン監督と重光代行のトップ会談は不調に終わっており、同監督は早期決着を望んでいる。だが、海外出張中の重光代行の帰国は10日以降となるため、直接交渉はアジアシリーズ開催中となる見込み。アジア一と共に、ボビーの続投が決定する可能性も十分ありそうだ。

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ロッテ「アジアシリーズ」ローテ決定[報知]

◇小林宏→清水→渡辺俊

ロッテが、10日に開幕する「コナミカップ アジアシリーズ 2005」のローテーションを決定したことが7日、分かった。第1戦の韓国・サムスン戦には好調の小林宏、第2戦の台湾代表・興農戦には清水を投入。決勝には渡辺俊を立て、アジアNO.1を目指す。

アジア王者への本気度が表れていた。井上投手コーチは「もちろん主戦級を使っていく。相手の強弱も考えてローテを決めた」と明言。「もしかしたら韓国より台湾の方が力があるかもしれない」とサムスン、興農を警戒した上でローテーションを決定した。

“開幕投手”はシーズン終盤から好調を維持する小林宏。最も警戒する台湾には、復調したエース・清水を送り込む。格下の中国戦は流動的だが、黒木、加藤のいずれかが先発する予定。「アジア一」の称号をかけた決勝戦には、抜群の安定感を誇る渡辺俊を起用する。大一番を任されるサブマリンは「アジアシリーズの重みは感じています。あとはこれから集中力をどこまで高めていけるかですね」と気合をみなぎらせた。

ロッテは8日から練習場所を決戦の地・東京ドームに移して、シリーズに備える。「日本は世界で唯一、野球がNO.1スポーツである国。誇りを持ってシリーズを戦いたい」とバレンタイン監督。目指すは交流戦、リーグ優勝、日本一に続く“年間4冠”。最強投手陣を擁して、初代王者の称号を手に入れる。

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ロッテ優勝パレード、幕張新都心でも[スポニチ]

31年ぶりの優勝を果たしたロッテの優勝パレードの概要が7日、千葉市の「千葉ロッテマリーンズ優勝パレード実行委員会」から発表された。開催は20日で、コースは千葉市内の国道14号・広小路交差点から千葉県庁までの中心市街地コースと、バレンタイン監督の自宅がある幕張ベイタウンから千葉マリンまでの幕張都心コース。当初は規制が厳しい幕張新都心での開催が危ぶまれていただけに、球団の荒木企画広報部長は「球場がある幕張でパレードが開催できるのは嬉しい」と話した。

◇ボビー契約進展なし

メジャー3球団の監督候補で来季去就が微妙なバレンタイン監督は、千葉マリンの監督室で瀬戸山球団代表と会談。だが、会談後は報道陣に対応せず、同代表も「契約の話はしていない」と多くを語らなかった。12球団トライアウトを視察した際には来季について「どこかのチームの監督はすると思う」と意味深な発言を残していた指揮官。8日にも重光オーナー代行との2回目の残留交渉が行われる予定だったが、同代表は「(オーナー代行が韓国出張から帰国する)10日以降じゃないか」とずれ込む可能性を示唆した。

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ロッテのVパレード正式に決まる[ニッカン]

千葉ロッテマリーンズ優勝パレード実行委員会(千葉市)は7日、同市内で行うパレードのコースと時間を正式に決めた。20日に2コースで行われ、まず午前10時に国道14号の広小路交差点を出発し、20分後に県庁に到着する予定。その後、幕張新都心へ移動。午前11時20分に幕張ベイタウン(富士見通り)出発して、千葉マリンスタジアムを目指す。午後0時20分からは千葉マリンスタジアム前広場で、優勝報告セレモニーも行われる。

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06年の交流戦日程発表…5・9開幕戦で阪神vsロッテが激突[サンスポ]

来季の交流戦の試合日程が7日、セ、パ両連盟から発表された。実施2年目となる来季も、今季と同様に1カード6試合(ホーム、ビジター各3試合)で、各球団36試合(計216試合)。日程は5月9日(火)から6月18日(日)までの6週間の集中開催で行い、19日から22日までを雨天中止などの予備日程とした。

実施2年目となり、新鮮味が薄れるという懸念もある交流戦。しかし、監督交代や選手の移籍などもあり、注目対決は目白押しだ。

◇開幕から日本シリーズの再戦

5月9日からの開幕カードでは、阪神とロッテが甲子園で激突。いきなり今季日本シリーズの再戦となった。今季の交流戦では3勝2敗1分けと優位に立ったロッテが、日本シリーズを圧勝した。

◇古田・野村の師弟対決

ヤクルト・古田選手兼任監督は、開幕で西武・伊東監督との“名捕手対決”。注目される楽天・野村監督(現シダックス監督、サンケイスポーツ専属評論家)との“師弟対決”は、5月16日からフルスタ宮城で3連戦、23日から長野、神宮で3連戦を行う。2週連続で同じ曜日にぶつかる「折り返し」のカードとなり、同じ先発投手での対戦となる可能性が大。監督の“知恵比べ”になりそうだ。

◇リベンジ?

巨人から戦力外通告を受けた清原が、現在入団交渉中のオリックスに移籍すれば、5月9日の開幕戦(スカイマーク)で対決する。今季は古巣・西武を相手に3本塁打しているが、来季のリベンジマッチは交流戦?

◇地方開催

本拠地以外での開催は、今季の4試合から8試合へと倍増。巨人は6月13日に福島でオリックス戦を行うが、福島での巨人戦は平成2年6月5日の大洋戦以来、16年ぶり。今季は交流戦で動員が伸び悩んだヤクルトが長野、横浜は平塚、静岡でそれぞれ試合を組んだ。

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来季交流戦いきなり阪神−ロッテ[報知]

◇5月9日開幕

来季のセ・パ交流戦の試合日程が7日、両リーグから発表された。5月9日の開幕カードでは今年の日本シリーズで対戦した阪神とロッテがいきなり激突。巨人は、清原の移籍先として有力視されるオリックスと対戦する。

試合数は来季も今季同様、各カード、ホームとビジター各3試合の計6試合で、総試合数は計216試合。巨人は6月13日にオリックス戦を福島で予定しており、福島での巨人の主催試合は90年6月5日の大洋(現横浜)戦以来16年ぶりになる。

今季の交流戦はゴールデンウイーク明けからスタートし、ウイークデーに終了したが、来季は週末の6月18日に終了するように日程調整した。なお、6月19日から22日の4日間は、予備日になる。

◇セ、プレーオフ検討委が会合

セ・リーグの第1回「ポストシーズンゲーム検討委員会」(田中浩委員長=横浜球団常務)が7日、東京・銀座の連盟事務所で開かれた。

セ理事会で2007年シーズンからプレーオフ導入を視野に入れて検討していくことを決議し、同委員会を結成。この日は、各球団の営業、広報担当者ら実務者が合計16人集まり、28日の第2回会議で具体的案を持ち寄ることを決めた。

田中委員長はパ・リーグとの拡大プレーオフ構想について「パも今の形が完全ではない、一緒にできれば、と話していた。セ・リーグにとって何が面白いのかを考えていきたい」と可能性を広げて検討していく構え。今後は来年3月中をめどに具体案を詰め、セ理事会に報告。導入するか否かの判断も含めて協議していく。

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来季交流戦、阪神vsロッテで開幕[スポニチ]

導入2年目となる来年度の交流戦日程が7日、セ・パ両リーグから発表された。今年同様、各カードともホーム・ビジター各3試合(計6試合)で、1球団36試合、総試合数は216試合。5月9日から6月18日まで組まれ、月曜日は予備日、最後の6月19〜22日は予備期間とした。開幕カードには今年の日本シリーズ再現となる阪神−ロッテ戦が組まれ、師弟対決が注目となる野村−古田両新監督の楽天−ヤクルトは5月16日からと23日からの各3連戦。また巨人が福島で公式戦(6月13日、オリックス戦)を行うのは90年以来16年ぶりとなる。

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来季の交流戦は5月9日から[ニッカン]

セ、パ両リーグは7日、来季の交流戦の日程を発表した。5月9日に開幕し、6月18日までを予定。試合数は今季と同様に各カード6試合(ホーム、ビジター各3試合)で1チーム36試合を戦い、合計で216試合が行われる。降雨などで中止となった場合は各週月曜日と6月19〜22日に組み込まれる。

開幕カードは10月の日本シリーズで対戦した阪神−ロッテ(甲子園)のほか、ヤクルト−西武(神宮)横浜−楽天(横浜)日本ハム−中日(札幌ドーム)オリックス−巨人(スカイ)ソフトバンク−広島(福岡ドーム)の計6試合。6月13日には、90年6月以来の福島での巨人戦となる巨人−オリックス戦も予定されている。

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プレーオフはパと統一方式を希望…セ検討委が初会合[サンスポ]

セ・リーグの「ポストシーズンゲーム検討委員会」(委員長・田中浩横浜球団常務)の初会合が7日、東京・銀座のセ連盟事務所で開かれた。

セでも平成19年度にプレーオフを導入しようという機運が高まっており、6球団の営業担当者らが叩き台を作り、来年3月の理事会に諮る。次回28日の同委員会では、プレーオフ実施に否定的な中日も含め、6球団が個別の実施案を持ち寄ることが決まった。

来季のプレーオフは今季同様にパのみで行うが、「パの今のシステムも完全ではないし、両リーグが一緒にやれればいい」と田中委員長はセ・パ統一方式での実施を希望した。パは、来季の実施方法を10日の理事会から協議する。

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12球団統一形式を検討〜セPO委[スポニチ]

07年からプレーオフ制度導入を目指すセ・リーグのポストシーズン試合検討委員会(委員長=横浜・田中浩球団常務)の第1回会合が7日、東京・銀座のセ・リーグ事務所で開かれた。6球団担当者や連盟関係者16人が出席、ポストシーズン試合についての基本理念などを話し合った。次回28日の第2回会合で、各球団が試合方式など具体案を提示する。田中委員長は「委員会で出てきた案を理事会に諮り、パ・リーグにも働きかけていきたい。できれば12球団統一の形式でやれればいいと考えている。来年3月には案を固めたい」と話した。

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FA権利行使の手続き期間終了…9日から契約交渉可能に[サンスポ]

フリーエージェント(FA)有資格者が今オフに権利行使するための手続き期間が7日、終了した。FA権行使を明言しているのは、ソフトバンク・城島、西武・豊田らで、8日にコミッショナーからFA宣言選手として公示され、翌9日から所属していた球団だけでなく、国内外のチームと契約交渉が可能となる。

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横浜・峰岸社長怒り爆発[報知]

◇オーナー会議で2重保有問題先送りに不満

横浜・峰岸進球団社長(63)が7日、横浜市内の球団事務所で取材に応じ、4日に行われたオーナー会議で議論された楽天による球団2重保有問題の決議が見送られたことを受け、議長のオリックス・宮内義彦オーナー(70)と楽天・三木谷浩史オーナー(40)を痛烈に批判した。同時に今回の騒動を振り返り、改めて野球協約第183条の適用を強く訴えた。

着地点の見えなかったオーナー会議の結末に、峰岸社長は怒り心頭だ。その矛先はまず議長として会議を仕切った宮内オーナーに向けられた。

「白黒はっきりしてもらいたかった。彼はディベート(討論)でいい成績をとったんだろう」と劣勢だった三木谷オーナーに助け舟を出し、巧みに会議をまとめ、決議を先送りしたことを皮肉った。

さらにオリックスが阪神電鉄の筆頭株主である村上ファンドの株を45%保有している問題について言及。オリックス・小泉球団社長が「投資目的」として協約には抵触しないと主張。だが峰岸社長は「45%の株式を持っているのなら(村上ファンドを)コントロールする意思がある。『出資』と『株』(の大量取得)は意味合いが違う。言っていることが詭弁だ」と憤慨した。同様の問題を抱える横浜にとって、その“無関係”を装うスタンスは納得ができない。

そして怒りは「本丸」へ。TBSと楽天の親会社の経営統合問題に際し、三木谷オーナーが「野球が人質にされている」と発言したことを受けて「それは自分も承知でしていることでしょう。彼はちっとも野球を愛していない」。野球よりも経営を先行する姿勢に「(野球は)ビジネスと文化のバランスが大事。あの人にはそういうバランスがない」と批判した。

野球協約の改正が検討される中「(協約は)そこで同意する決めごと。その中のルールでやりましょうよ。犬や猿じゃないんだから」と、過激な言葉を使って、他球団の株式所有を禁じる野球協約183条の違反状態を解消するよう訴えた。他球団の株式保有騒動も、横浜の怒りもそう簡単には収まりそうもない。

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横浜球団社長がオリ&楽天オーナー批判[スポニチ]

横浜の峰岸球団社長がオリックス・宮内オーナーを痛烈批判した。宮内オーナーが議長を務めたオーナー会議で楽天のTBS株取得問題が継続審議となったが「ずるいね。白黒はっきりして欲しかった。(オリックスが村上ファンド)株をある程度持つことはコントロールしようということ」と話し、“野球を人質にしている”と発言した楽天・三木谷オーナーにも「ああいう言い方を聞くと野球を愛しているとは思えない」と声を荒らげた。

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ロッテ、次はアジア王者

アジアNO.1の座をかけた真剣勝負がいよいよ始まる。日本、韓国、台湾のプロ野球リーグの優勝チームと、中国選抜チームが参加する「KONAMI CUPアジアシリーズ2005」が10日、東京ドームで開幕。日本からの出場は31年ぶりにリーグを制し、日本一となった千葉ロッテ・マリーンズ。日本王者が、初代アジア王座を狙う。

初代アジア王者は既に視野に入っていた。ロッテを31年ぶりの頂点に導いたボビー・バレンタイン監督は胸を張った。日本シリーズで阪神を一方的な4連勝で下し、日本一に立った時だった。「世界のどのチームとも渡り合えるチーム。今すぐにでも戦えるところに行きたい!」。日本一では満足しない。アジアNO.1の座を獲得する自信に満ち溢れていた。

韓国、台湾の両リーグの王者を迎える。中国は08年北京五輪の強化が進む中、選抜チームが参戦。ロッテより先に国内リーグを制した韓国・サムスンのチーム関係者が来日した。日本シリーズを偵察、情報収集に努めるなど「本気度」が分かろうというもの。ロッテにとって簡単に勝てる相手ではないし、何より対戦相手3チームの情報、データが不足する。

だがロッテにはどんな相手、状況にも対応できる「柔軟さ」「選手層の厚さ」がある。レギュラーシーズは136試合を125通りのオーダーで戦った。プレーオフでは計7試合で5通りの打線を組み、パ・リーグを制した。日本シリーズでは4試合で全て違うオーダーで臨んだ。阪神を翻弄、試合のペースをつかんだ。

プレーオフ第1Sでは守りの要である捕手・里崎が体調を崩し、戦線離脱したが、橋本がバックアップ。シリーズでは小坂、堀、福浦らが相次いでダウンも「代役」がきっちりと穴を埋める。主力の欠場はチームの大きな動揺にも、混乱にもつながらなかった。不動のオーダーでは主力のアクシデントはそのまま戦力ダウンに直結する危険もはらむ。が、変幻自在な戦いぶりが当然のロッテには、その不安がない。初顔合わせとなるアジアシリーズでもその長所は、心強い。

投手も同じ。レギュラーシーズンでは2ケタ投手が6人も誕生した。救援陣も加え、右−左、本格派−技巧派とバランスがいい。その「威力」は、短期決戦のプレーオフ、日本シリーズで証明したばかりだ。守備もリーグNO.1の安定感があり、守りからの破綻もない。

韓国からはサムスンが参戦する。「古巣との対戦でも試合のある限り、勝ちにいく。韓国ファンや古巣にこの2年間、日本でつけた実力を見せたい」というのは韓国時代、サムスンに在籍した、李だ。日本シリーズでは先発出場した3試合で全て本塁打を放った左の大砲は全開宣言する。

バレンタイン監督のアジア王座獲得の号令は日本一を達成したナインの緊張感を保たせている。日本シリーズで見せた圧倒的な強さをアジアシリーズでも見せつけることになりそうだ。

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セ・リーグPO導入へ検討開始

07年からの導入を目指したセ・リーグのポストシーズンゲーム検討委員会(委員長・横浜田中常務)が7日、東京・銀座の連盟事務所で行われた。

各球団の営業担当者ら16人が、初めて顔を合わせ今後の検討方法など基本姿勢を確認し合った。横浜など数球団は独自案を持って参加してきたが、次回28日に全球団が案を示すことになったため、具体的な議論はされなかった。田中委員長は「07年からやるとなれば、どのような方法が考えられるかを検討し、理事会に報告するのが会の役割です」と話し、「来年の開幕までには具体案を理事会に上げたい」と目標期日を設定していた。基本的には交流戦を含めたリーグ戦で順位を決め、ポストシーズンで日本シリーズ出場権を争うという考え方をしている。

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[アジア王座へ−代表チームの素顔]日本・ロッテ[読売新聞]

アジアシリーズの初代日本代表は、31年ぶりに日本一に輝いたロッテ。4ヶ国・地域の代表を紹介する締めくくりとして、バレンタイン監督に大会への意気込みなどを聞いた。

≫アジアシリーズ開催の意義をどう考えるか。
バレンタイン監督
「4ヶ国・地域の球界のリーダーが、それぞれの将来と野球ファンのことを考えている表れだろう。今回の最大の目的は、アジアの国々で野球というものを、より多く露出させて認知してもらうことだと考える。」
≫監督は開幕前から「アジアシリーズに行こう」と呼びかけていた。
バレンタイン監督
「ロッテは、韓国にも球団を持ち、野球を世界に広げようとしてきた組織。最初の大会なので、ぜひ、ロッテが、かかわりたいと思っていた。最初の代表になれたのは素晴らしいことだ。交流戦で優勝し、パ・リーグと日本シリーズにも優勝できたが、今、もう1つの優勝も目の前にある。万全の調整を進めたい。」
≫初代王者の本命と見られるが、重圧は?
バレンタイン監督
「東京ドームでは経験があるし、地元開催ということでファンも応援してくれるだろう。重圧は我々ではなく、相手にかかるのではないか。」
≫他の3代表に対する印象は?
バレンタイン監督
「まだ情報を得ていないので、今の時点で印象というものは全くない。」
≫厳しい戦いが続いたが、現状で選手のコンディションをどう見るか。
バレンタイン監督
「いい動きを見せてくれている。状態はいい。日本シリーズの後、しばらく休んだので、疲れもとれているだろう。」
≫福浦、セラフィニら故障者がいるが…。
バレンタイン監督
「今年は選手を入れ替えながら戦ってきた。今回も、その通りにできると思うし、シーズン中と変わらないエキサイティングな野球をお見せできると思う。」
≫もちろん、アジアナンバーワンを狙う?
バレンタイン監督
「今回はあまりにも試合数が少なく、1試合ずつ戦ってチャンピオンと言えるかどうか定かではないし、何が起こるか分からない。しかし、アジア及び世界の真のチャンピオンを決めるための第一歩だ。大切なのは、4ヶ国・地域のリーグが合同で1つの大会を作り上げようとしている点。これが、将来、他のリーグを含めたより大きな大会に発展することを期待している。」

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